2008年03月18日

●「これで良かった」かな (ラグビー日本選手権決勝)


日曜の午後は、秩父宮ラグビー場で日本選手権決勝。サントリーサンゴリアス 18-40 三洋電機ワイルドナイツ。国内シーズンの締めくくりとなる大一番は、トップリーグプレーオフ決勝の再戦に。リーグ戦を全勝した三洋電機と、その三洋を撃破してリーグ優勝を飾ったサントリー。まさに現在の日本ラグビー界の頂点を競う対戦である。試合は、リベンジに燃える三洋が終始アグレッシブな姿勢を貫き、快勝で初の日本一に輝いた。


立ち上がり、サントリーがハーフウェー付近でモールを形成した時には、またしても勝負重視の「ファイナルラグビー」が繰り返されるかに思えた。「勝つこと」に徹したサントリーがやはりタイトルを奪うのか、と。だが、今日の試合においては、初タイトルとリーグ戦の復讐に燃える三洋電機の気迫がサントリーの「計算」を上回った。モールを押されながらも何とかもちこたえ、トニー・ブラウンのロングキックで押し戻す。6分には田邉がPGを決めて先制。

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2008年03月03日

●猫とワセダとイエモッツ (山口旅行記その2)


土曜日。午前中は一番上の子の高校の卒業式やら何やらがあって家の大人は出払ってしまい、残りの子供たちと留守番。ポチにあれこれちょっかいを出してパンチ(&引っかき攻撃)をくらったり。世の中には「犬派」と「猫派」がいるようで、僕はどちらかといえば前者なんだけど、猫という存在もかなり好きではある。特にポチは愛想がそこそこ良く、べっぴんさんだからなおさらだ。あとは、一緒に散歩ができればいいんだけどな……。

ちなみにこのポチ、可愛さとともに山奥育ちのワイルドな面も備えており、しばしば小動物を獲ってくるとか。特に小鳥関係の被害は著しく、この地方では今度の春はウグイスが鳴かないのではないかと心配されているそうな(笑)。そういや、昔、飼っている犬(「ゴン」という名前だった)がよくタヌキを獲ってきた、という話を聞いたことがある。あと、ゴンの後に番犬を勤めていた「チビチビ」君が、侵入してきたイノシシと格闘して撃退したことがあった。

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2008年02月24日

●「決勝戦」の重みと難しさ (ラグビーMS杯決勝)


午後、秩父宮ラグビー場でトップリーグプレーオフ(マイクロソフト杯)決勝を観戦。三洋電機ワイルドナイツ 10-14 サントリーサンゴリアス。いよいよ今季の王者が決まる一戦は、リーグ全勝、準決勝も東芝相手に劇的な逆転勝ちを収めた三洋と、昨季同じ舞台であと一歩届かず東芝に敗れたサントリーの対戦に。試合は大一番にふさわしくロースコアのしのぎ合いとなったが、「勝ちに徹した」サントリーが強力防御で三洋を押さえ込み、見事初優勝。


東京に「春一番」の吹いた翌日だけあって、この日もピッチには終始強い風が吹きつけた。

前半は風上に立った三洋がSOトニー・ブラウンのロングキックを武器に攻め込んでいく形に。いきなり3分、ブラウンのPGが決まって先制。その後もほとんどの時間帯サントリー陣で試合が進んでいく。しかし、三洋はなかなか決定機を作れない。理由はおおむね2つ。まずはラインアウトでの劣勢。サントリーは東芝以上に入念な対策を立ててきたらしく、完全に球筋を読まれた三洋はマイボールをほとんどキープできない。

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2008年02月18日

●勝負とはなんと残酷で、切なくて、美しいのだろう (ラグビーMS杯準決勝)


昨日の午後は、秩父宮ラグビー場でトップリーグプレーオフ(マイクロソフトカップ)準決勝。三洋電機ワイルドナイツ 25-21 東芝ブレイブルーパス。リーグで4位に沈んだ「3連覇王者」東芝が、リーグ戦全勝の偉業を成し遂げた三洋電機に挑む一戦。勢いに乗る三洋が一発勝負の舞台でその強さを発揮できるか否かが注目だったが……元王者の意地と挑戦魂がリーグ戦の劣勢を覆したかに見えた展開から、あっと驚きの結果に。


前半は完全な東芝ペースとなった。おそらく相当念入りな研究をしていたのだろう、ラインアウトではことごとく球筋を読み切って三洋ボールの半分程度を奪取し、守備の局面では反則スレスレの出足としつこい絡みで素早い展開を許さない。ピッチの悪さから両チームともキックを選択することが多かったのだが、これも驚くべき事に(トニー・ブラウン相手に!)東芝が互角以上に渡り合う。ワンプレーごとに東芝の気迫が圧倒しているように見えた。

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2008年02月05日

●「展開、接近、連続」と「接近、展開、連続」

先々週のチリ戦、そしてボスニア・ヘルツェゴビナ戦と、岡ちゃんが監督に復帰しオシム爺さんも皆の前に姿を現して、とうとう08年の日本代表キャンペーンが始まった。まあ、当然のことながら船出直後だけに不明瞭な部分も大きいのだが、やたら取り上げられているのは「接近、展開、連続」という言葉である。スポーツ新聞の報道によれば、岡田監督が同じ早稲田出身の故・大西鐵之祐さんのラグビー理論から引用したものだという。

前にも書いたとおり、ラグビーファンとしては大西さんの名前やその理論の一端が紹介されることは素直に嬉しい。ただ、同時に、それをそのままの形でサッカーに当てはめることについては、正直首を傾げる部分がないではない。それは、まず第一にサッカーとラグビーの競技特性の違いに発するものであり、続いて「日本人の優位性」をどう認識するかの問題でもある。
 
 
まず、大西鐵之祐さんの「展開、接近、連続」について。

これは、他の球技に比べて激しい肉体的接触が頻発するラグビーにおいて、小柄で俊敏な日本人がどう戦っていくか、という問題意識に由来する戦法だ。時代を問わず、密集プレイや一対一のぶつかり合いにおいて体格や体重に恵まれない日本チームは、程度の差はあれ欧州や南半球の強豪に対して「力負け」するのが通例である。その状況を打破すべく、大西さん(及び背景としてのワセダの伝統)が編み出したのがこの方法論。

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2008年02月03日

●ユキには勝てまへんでした (トップリーグ最終節延期とか)


今日はラグビートップリーグ最終節、しかも秩父宮ではNEC×三洋電機にサントリー×トヨタと豪華カードということで、雪の予報も「屋根のあるメインスタンドなら大丈夫!」とさほど気にせずに早起きして出かける準備……までしたのだが、交通機関を確認しようとネットに接続したところ、JRFUから延期を知らせるメールが。うーん、ホカロンを山ほど(寒冷地用、靴の中敷タイプ、貼る用の3種)用意して備えていたのに、残念。

ラグビーはサッカーと同様、荒天で中止することは珍しいスポーツだ。台風直撃や落雷ならともかく、多少の雪なら強行するのが普通だから。例えば85年大学選手権決勝の慶明戦、87年の早明戦あたりは名勝負として強く印象に残っている。サッカーでも、本山らの東福岡と中田浩二らの帝京が戦った高校選手権決勝は雪景色でカラーボールを使ってやっていたような。まあ、今回は翌週が空き日だったのも大きかったのかな。

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2008年01月27日

●まんまるたこ焼き、まんまる笑顔 (サントリー×ヤマハ)


昨日の午後、秩父宮ラグビー場でトップリーグ第12節。サントリーサンゴリアス 31-7 ヤマハ発動機ジュビロ。プレーオフでの戦いに向けて調子を上げていきたい2位サントリーと、神鋼・三洋に連敗して苦しい状況に追い込まれた5位ヤマハとの一戦。ベスト布陣を取り戻しつつあるサントリーが素晴らしいパフォーマンスを発揮し、ファンも監督も満面の笑みを浮かべたくなるような快勝でマイクロソフトカップ進出を決めた。


冒頭の写真は、試合前に食べたたこ焼き。競技場入口の屋台で売っているもの。作り置きだったようだがきちんと湯気もたつくらい暖かく、中がトロリとしていて美味しかった。たこの大きさも下品すぎず、しかし小麦粉の中に埋没しない存在感があって良し。500円也。

試合は序盤から双方が積極的に地上戦を挑み合う展開となったが、ペースを握ったのはサントリー。この日はタックルの成功率が高く、ヤマハの前進を確実に阻止し、攻めてはWTB山下やFB有賀のパワフルなランでゲインを重ねる。セットプレーも安定しており、一方的な攻勢が続く。3分、ゴール前の密集からPR尾崎が飛び出してトライ。11分には有賀の突破からSO菅藤がゴール内へゴロパントを入れて山下が走るも、惜しくもトライならず。

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2008年01月19日

●大逆転秩父宮とウルトラマン、飛行機雲に月


午後、秩父宮ラグビー場でトップリーグ第11節。NECグリーンロケッツ 33-21 東芝ブレイブルーパス。プレーオフ4枠へ向けたサバイバル継続中、2位と6位の直接対決。首都圏チーム同士の対戦カードだけに当然盛り上がりが予想されたのだが……観客動員もプレー内容もやや物足りないながら、「展開の綾」に救われた試合となった。


序盤は双方FWを前面に押し立てゴリゴリ押そうとするが、ほぼ互角と見るや今度はパス展開のやり合いに。NECはBKのタレントで劣る上に動きの連動性もイマイチで、数的不利な形でDFの壁に当たってばかり。東芝も攻撃にかかる時の切り替えの早さや連動性はさすがながら、SO廣瀬を筆頭にパスの精度が悪く、ハンドリングエラーも多い。じれったい攻防が続く。

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2008年01月13日

●サンゴリアス、じれったい勝利 (NEC×サントリー)


午後、柏の葉公園競技場でラグビートップリーグ第10節。NECグリーンロケッツ 8-19 サントリーサンゴリアス。トップリーグのレギュラーシーズンもいよいよ大詰め間近、ここから「トップ7」同士の対決は全てプレーオフ進出のかかった大一番と呼んで差し支えないだろう。強風下で行われた実質NECホームの一戦は、サントリーが拙攻に苦しみながらも攻撃力の優位を生かして接戦をものにした。


冷たく厳しく吹き付ける風の中、前半は風上に立ったNECがまず攻めたてた……と思うのだが、実は最初の10分ほどは試合を観ていないのである。いや、競技場にはなんとかキックオフ前に着いたんだけど、腹減ってたんで売店のカレーライスの列に並んでたら遅くなっちゃって。ポークカレー、ポークがどこにあるかわからなかったけど、美味かった……という話はともかく(笑)、3分、PGを得たNECがきっちりと決めて先制。

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2008年01月09日

●そこでその名前を出すとは……さすが岡ちゃん

岡田ジャパン×大西ラグビー=世界一…「接近・展開・継続」を指針 (スポーツ報知)
 
 
「接近、展開、継続」じゃなくて「展開、接近、連続」だろう、というツッコミはさておき(スポナビの記事の書き方は微妙に違ってるな)、こういうところで「大西鐵之祐」の名前が出てくるのは、ラグビーファンとしてはちょっと(いやかなり)嬉しい。妥当性はともかくとして、だが(笑)。あの頃の日本ラグビーと現在の日本サッカーとで、果たしてどれだけ共通点があるか……。

確かに、「早稲田」「日本代表」というキーワードで考えれば、岡田さんが大西さんを引っ張りだしても不思議ではない。そういや、加茂さんが解任されて岡田さんが後を継いだ時、Number誌上で金子達仁さんがジーコの起用を主張し、それに対して藤島大さんが早稲田の定食屋の親父の発言(「岡ちゃんならやるよ」)を引用して反論してたな。ちょっと思い出した。

まあ、大西先生の名前を出したからには、岡ちゃんには是が非でも成功してもらわんと。「日本選手の現状」に合うかどうかは別にして、目指すスタイルとして魅力的なのは間違いないから。

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2008年01月07日

●「ジャパンの10番」候補現る? (NEC×トヨタ テレビ観戦)


前日の飲み過ぎと、あと年が明けて以来なんだかんだと出かけてばかりということもあり、日曜日は秩父宮へ出かける予定をとりやめてテレビ観戦に切り替え。でもカード的には魅力的なんだよね、と思っていたら、案の定というかこれが好ゲームになってしまった。NECグリーンロケッツ 24-40 トヨタ自動車ヴェルブリッツ。ここまでやや不調だったトヨタが前節まで2位だったNECを激しい攻防の末に撃破。いや、失敗した!!


肉体的なクラッシュの激しさはトップリーグの中でもトップに位置する両チームは、立ち上がりから熱くぶつかりあった。トヨタは麻田・正面のリードから遠藤・菊谷・難波・水野が突撃を繰り返し、NECは辻とヤコの冷静なさばきからセミシが、箕内が、向山が体を張って迎え撃つ。守ってはトヨタは個々の鋭い飛び出しからプレッシャーをかけ、一方NECは秩父宮のピッチ状態の悪さも考慮して、キックを織り交ぜつつソリッドに試合を作る構え。

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2008年01月06日

●'08ラグビー初めと、すっとこ初め


昨日の午後は、秩父宮ラグビー場で名古屋在住フットボール賢人の森末さんと一緒にトップリーグ第9節を観戦。サントリーサンゴリアス 55-26 福岡サニックスブルース。トップリーグも年が明け、いよいよプレーオフ争い(もしくは残留争い)が厳しくなってくる時期。サントリーにしてみれば「格下」ながら好チーム相手の嫌な試合だったかもしれないが、FW中心の攻めから確実に得点を積み重ねて勝ちきった。


前半はサントリーのFWへの拘りが目立った。相手陣22m内に入るととにかくスクラム、モール……開始直後に押し込んでトライ、14分に認定トライ、28分にもPR尾崎がトライ。37分平のトライも「余ったからしょうがないか」という感じだった。BKのムーヴは封印して、とにかく「FWを固める」プレー選択。それで相手の攻めも封じ込めれば完璧だったのだが、サニックスも終了間際、CTBフィフィタの突破に好フォローで1トライ。やや弛んだ空気で後半へ。

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2007年12月23日

●今年最後のトップリーグは「中盤の山場」


土曜日の午後は、味の素スタジアムでラグビートップリーグ第8節。東芝ブレイブルーパス 36-17 神戸製鋼コベルコスティーラーズ。前節、三洋電機に大敗した東芝と、サントリーに完敗して2連敗となった神鋼。どちらも首位争いに生き残るためには負けられない戦い。最高気温8度、かつ小雨もちらつくこの冬一番の寒さの中で試合は行われた。


前半は神鋼ペースだった。徹底したハイパント攻撃はサントリー戦と同様ながら、その精度は明らかに高まっており、22mライン付近を狙うSO森田のパントにFBウィルソンがどんピシャのタイミングで飛び込んでチャンスを作る。9分にはまさにその形からWTB濱島が先制トライ。その後も神鋼の攻め込む場面が多く、平尾総監督の策はズバリ当たっていたように思う。

しかし、神鋼はせっかくの攻勢を得点に結びつけられない。インターセプトからFO松原が抜け出した場面はフォローの遅さで逸機し、2度のイージーなPGも森田が外してしまった。逆に東芝は地味ながら慌てず繋ぎ続ける攻撃を繰り返し、39分、モール突進からLOホルテンが右隅に飛び込んで逆転トライ。WTB吉田が難しいコンバージョンも決め、10-5で折り返し。

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2007年12月18日

●日曜日、濃密な4試合

日曜日は、午前中からでかけてサクッと用事をすまし、あとはひたすら家でラグビー観戦・サッカー観戦に没頭。味スタ詣でにいそしむ(今年はあまりいそしまなかったが)シーズン中とは違った形ながら、シーズンオフ(いや、まだオフじゃないか(笑))もまた忙しいのである。たまにはテレビ観戦のレビューなど。
 
 
神戸製鋼 14-31 サントリー (ラグビートップリーグ@JSPORTS)

リーグ戦も折り返しの第7節、首位への挑戦権をかけた2位と4位の対戦。序盤から神鋼が徹底したパント攻撃を繰り出し、サントリーがもたついて前半半ばまではスコアレスの展開。慣れない屋根付きスタジアムに加えて神鋼の厳しいプレスも効いたのか、サントリーはSO野村やFB有賀にミスが目立つ。まあ、ここら辺はやるな平尾、という感じ。

しかし、それでもサントリーは「強くて速い」CTBを核にパスをつないでリズムを整え、20分以降は着実にトライを重ねていく。圧巻だったのは後半早々、ニコラスから近場を弾丸のようなスピードで追い越す平へのオフロードパスが決まって、独走トライ。これは鮮やかだった。神鋼もNO8伊藤の力強いラン等で反撃するも、劣勢は否めず。17点差でサントリーの勝利。

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2007年10月27日

●今年もがっぷり四つ (07-08トップリーグ開幕戦)


昨晩は、秩父宮ラグビー場でトップリーグ開幕戦。東芝ブレイブルーパス 3-10 サントリーサンゴリアス。現在のトップリーグを牽引する2強がいきなりの激突。開幕戦にふさわしい、というより、なんだかちょっともったいないようなカードである。悪天候の中行われた試合は、大方の予想通りキックと密集を中心にロースコアのせめぎ合いとなり、ただ一度目の覚めるような展開プレーでトライを奪ったサントリーが勝利。


小雨降るコンディション、開幕戦、そして強敵相手。やはり慎重な蹴り合いと密集周辺のせめぎ合いが繰り返されることになった。特に前半は双方の22mラインの間を行き来するばかりで、地味というか、見ていてじれったい展開。サントリーはBK展開のリズムがつかめず、モールで押そうとするも東芝の巧みな防御にしばしばボールを奪われ、一方の東芝もターンオーバー後の攻め手を欠いた。ニコラスのPGによる3点のみでハーフタイムへ。

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2007年10月17日

●「奇跡」は果たして起こるのか ('07ラグビーW杯準決勝)

土・日の深夜にはラグビーフランスW杯の準決勝を観戦。前回のエントリーで僕は「アルゼンチン×フランスの決勝なんて素晴らしいと思う」なんて書いたけど、まあ世の中そうはうまく行かないもので、開幕戦に続くアルゼンチン×フランスの再戦は3位決定戦で実現することになったのだった。つまりは、W杯優勝経験のある南北の2チームが決勝進出、ということだ。


第1試合 イングランド 14-9 フランス

準々決勝ではNZ相手に99年大会「史上最大のアップセット」を再現してみせたフランスだったが、その次の試合での煮え切らない敗北も再現(笑)。結局、良くも悪くもこういうチームなんだよな、フランスって。ピークパワーはもの凄いけど、その力を安定して出すことができない。まあ、オールブラックス相手に歴史に残るような戦いをしてしまったら、燃え尽きちゃうのはそりゃ仕方がないのかもしれんけど。

もっとも、イングランドの方も豪州相手に120%の力を出したばかり。前戦に比べればやはり出来は劣ったように思う。リードしている時間の長さや好機の数、そして地力ではフランスの方が明らかに上のように見えた。9-8の場面からあと一本がとれれば……でも、そこで藤島大さん曰く「しくじって」リードを広げられぬまま、ズルズルと終盤へ。こうなると威力を発揮するのはウィルキンソンの黄金の左足である。

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2007年10月11日

●アリエナイ試合、があった。 ('07ラグビーW杯準々決勝)

ラグビーのフランスW杯もいよいよ決勝トーナメントに突入。今回は開幕戦でいきなり開催国フランスがアルゼンチンに負け、いわゆる「主要8カ国」のうちアイルランド・ウェールズが予選リーグで敗退するなど波乱含みの展開になっている大会だが、準々決勝ではさらなる驚愕の試合が待っていたのだった。


第1試合 オーストラリア 10-12 イングランド

正直なところ、4試合のうち実は一番結果が堅いゲームではないかと思っていた。もちろん豪州の圧勝予想で。ところが蓋を開けてみると、イングランドが無謀とも思えるハイペースでプレッシャーをかけていき、豪州は完全に受け身に回る展開。それでもウィルキンソンのキック不調もあり、「最後は豪州だろ」と思いながら見ていたのだが……まさか最後までイングランドが頑張り抜くとは。母国の底力、としか言いようがない。

残念なのは、グレーガン&ラーカムという、おそらくこの10年の世界ラグビーでベストのハーフ団がもう観られなくなってしまうこと(両者とも代表引退を表明)。この試合でもグレーガンは良かったと思うんだけどなあ。ラーカムは結局日本戦しか出られなかったのか。世界で一番ボールを確実かつ素早くさばけるSHと、世界で一番「前が見える」SOのコンビ。僕はこの2人が大好きだったので、優勝で花道を飾ってほしかった。

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2007年09月26日

●複雑な心境 ('07ラグビーW杯 日本×カナダ)


火曜日の深夜、JSPORTSでラグビーW杯予選プールB。日本 12-12 カナダ。ジャパンにとっては泣いても笑ってもこれが大会最後の一戦。試合は日本の好守と拙攻もあってロースコアの接戦となり、一旦はカナダがリードを奪ったものの、日本がロスタイムのトライ&コンバージョンで引き分けに持ち込んだ。W杯連敗は「13」でついにストップである。


序盤から目立ったのはジャパンの前へ出る守備。バックスやフランカーはもちろん、ロックやプロップまでもが出足良く巨漢達に突き刺さっていく。前半のカナダは比較的パスを多用する攻撃を志向していたのだが、日本の好タックルに阻まれて前進できない。12分にはハーフウェー付近のラインアウトからWTB遠藤が自慢の突進力でDF3人を弾き飛ばして走りきり、トライ。まさしく完璧な立ち上がりだった。

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2007年09月22日

●完敗 ('07ラグビーW杯 日本×ウェールズ)

昨日は、朝の4時前に超早起きしてJSPORTSでラグビーW杯グループB。日本 18-72 ウェールズ。必勝を期して臨んだフィジー戦に惜敗し、後のなくなったカーワンジャパン。3試合目は敵地カーディフに乗り込んでアップセットを狙ったが……ウェールズの「本気以上モード」にあえなく返り討ち。高速パス交換に翻弄され、実に11トライを奪われる大敗となってしまった。仕方がない、これが今のジャパンの実力である。


立ち上がりは日本の前に出るタックルがよく決まり、ウェールズがノックオンを連発。4分に大西のPGで先制、11分にタッチキックのミスからトライを奪われるものの、密集でもターンオーバーを奪うなどジャパンの健闘が続く。19分には相手ラックから大野が出足良くボールを奪ってカウンター、ロビンス→大西→今村とパスがつながり、最後は遠藤がタックルを受けながら飛び込んだ。理想的な攻撃による素晴らしいトライ。ここまでは最高の展開である。

ところが24分、左タッチ際で今村がパスフェイクに引っかかって独走トライを許してしまい、ここからウェールズが勢いに乗る。不成績に批判が高まっているというウェールズは汚名返上を狙ってか、過剰なまでに冒険的なパス回しでジャパンを翻弄。特に、豪州戦でもそうだったが日本の防御はキャリアーと交差するように方向を変えてくるアタッカーに弱く、しばしば内側を一気に突破されて苦況に陥った。2トライを追加されて11-29でハーフタイムへ。

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2007年09月14日

●言葉にならない ('07ラグビーW杯 日本×フィジー)

水曜日の深夜は、JSPORTSでラグビーW杯グループリーグ第2戦。日本 31-35 フィジー。厳しい日程を勝ち抜くべく、ジョン・カーワンの秘策「ダブルチーム大作戦」を決行中の日本代表。初戦はその負の側面(?)が出て豪州に91失点の大敗を喫したが、今度こそは真価の問われる第2戦である。試合は終始緊迫感のある接戦となり、日本は最後まで健闘を見せたものの、結果はわずかに4点届かず。悔しい、実に悔しい敗戦だった。


日本健闘の要因としては、まずFW陣の健闘が挙げられるだろう。特に、大野・トンプソン・マキリ・オライリー・箕内と並んだ第2~3列はおそらく世界のどこに出しても恥ずかしくない強力さ。しばしば密集でボールを奪い取り、スクラムを押し、ゴール前ではラインアウトからのドライビングモールでフィジーを圧倒して2トライをスコアした。W杯でジャパンのFWが相手と互角以上に渡りあったのは、もしかしたら初めてのことかもしれない。

2つめは、粘り強い守備である。個の力で上回るフィジーのBKを一発では倒せないものの、あっという間に二の矢三の矢を浴びせかけ、タックラーのリカバーも非常に速かった。特に前半、大西が膝上に突き刺さるタックルでノックオンを誘発した場面と、右タッチ際で数的不利に陥った場面の有賀の連続タックルには魂が震えた。ラグビーで一番大事なのはタックルである。そして、そのタックルへの集中が最後まで途切れなかったのが良かった。

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2007年09月09日

●まだ3試合ある!! ('07ラグビーW杯 日本×豪州)

昨晩は、ラグビーW杯フランス大会日本代表初戦をJSPORTSで観戦。「いよいよやってきた」というべきか、「とうとうやってきてしまった」というべきか……結果は日本 3-91 オーストラリア。前半こそゲームを支配されながらも粘って失点を抑えたジャパンだったが、後半に入って堤防が完全決壊。13トライを献上し、攻めてもノートライの惨状。大会に臨む根本戦略さえも揺さぶられかねない、言い訳の効かない大敗となってしまった。


立ち上がりから豪州が日本陣に攻め込み、ジャパンはすんでのところでしのぐ展開。太陽を背負う形になった豪州がキックとそこからの縦突進を多用したのに対し、日本はタックルの入りが悪いものの集中力を保って食い下がり、豪州のハンドリングエラーを誘う。SO小野のキックも安定していた。タックルミスによるラインブレイクとモール押し込みで3トライを奪われたものの、3-23でハーフタイムへ。「これなら十分許容範囲」という感じだったが……。

後半開始直後、オープン攻撃からFLエルソンがラインブレイク、あっさりと中央へトライ。これである種の精神的なバランスが崩れてしまったのか、前がかりになった日本は、しかし豪州の厳しい防御にターンオーバーを食らいまくる。ただでさえ雑なパス回しやタックルは心身の疲労から精度が落ち、さらに新入りFBの不用意なミスも加わった。一生懸命やっている選手たちには申し訳ないが、見ているのもツラい40分であったように思う。

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2007年08月11日

●ここから上り坂だと信じたい (ジャパン壮行試合)


昨晩は秩父宮ラグビー場で日本代表W杯壮行試合。日本代表 69-10 アジア・バーバリアンズ。「アジア・バーバリアンズ」とは、この試合のために編成された、日本の元代表選手を中心としてアジア各国の有力選手が加わった混成チーム、ということでいいのかな?この時機の強化という観点からすれば、本当は互角よりもちょい弱くらいの代表チーム(前々回はスペインだったっけ)とかがいいのかもしれないが……。


この試合は、先日取り付けられたばかりの夜間照明のお披露目ゲームでもあった。周りが神宮の森だけにピッチがきれいに浮かび上がって、うん、なかなかいい雰囲気ではないの。途中から目が疲れてきたので、もしかすると照度の絶対値は低めなのかもしれないけど。前にVTRで観た71年のイングランド戦を思い出した。今後は「夏の夜、ビール片手にラグビー観戦」は定番になりそうだ(だから、場内のビール販売を改善しないとね)。

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2007年06月21日

●センチメンタルな旅(仙台編)

先週の土曜日はラグビー日本代表を応援するため、日帰りで仙台遠征。仙台の地を踏むのは2002年に仙台スタジアム(現・ユアテックスタジアム)で東京×仙台戦を観戦して以来だから、5年ぶりになるのか。



到着後、まずは新幹線の改札を出てすぐのところにある「伊達の牛たん」で昼メシ。僕は「大麦牛極上芯たん定食」と牛タンシチューのハーフ、カミさんは「極厚牛たん芯たん定食」。何のひねりもない感想で恐縮だが、美味かった。ぶ厚くて肉汁がジュワッとしみ出て……どちらの定食も数量限定なのは(そして1500円以上するのは)、それこそ伊達じゃなかった。適度に弾力があって柔らかすぎないのも、定食としては良かったか。

そういやこの店は5年前の試合後、帰りの新幹線に乗る時に前を通りがかったんだけど、「もしや選手が食べてたりしないよな」とか冗談を言ってたら、ホントに由紀彦と小峯がカウンターで並んで食事してたんだよな(笑)。その後店を出た小峯がキヨスクでコーラを買っていたり由紀彦が女性ファンにサインをせがまれたりしていたのも、今となっては懐かしい光景だ。

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2007年04月30日

●ここまでは助走の助走 (ラグビーアジア三ヶ国対抗試合)


昨日の午後、秩父宮ラグビー場でアジア三ヶ国対抗試合第2戦。日本代表 73-3 香港代表。圧勝の韓国戦から大幅にメンバーを変更して臨んだカーワンジャパン。前半からミスが多発、なかなか押し切れないもどかしい展開となったものの、後半には立て直してトライの山を築き、結果的に13トライを奪う圧勝となった。課題が散見されたのも確かで諸手を挙げて大喜び、とはいかないが、勝って反省できるのは悪いことではない。


先制点は早かった。1分、テンポの早いパス回しで香港守備をブレイク、最後はSO廣瀬が右ライン際を駆け抜けてトライ。有賀のコンバージョンは惜しくも外れたものの、幸先の良い出足である。ところが、そこから前半半ばまではなかなか得点の入らない時間帯が続く。日本の優勢は揺るぎないものの、ハンドリングエラーによる逸機が多い。また、慣れないシンガポール協会レフリーの教条的な判定もじれったさに拍車をかけた。

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