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2005年09月17日

●05-06トップリーグ開幕


午後、秩父宮ラグビー場でトップリーグ開幕戦。神鋼のお出ましとあって、なかなかの客の入り(合計1万5千人くらいか?)。メインスタンドの端で傾いた日の光を浴び、缶ビールをすすりながらの観戦。


第1試合は東芝府中 24-9 神戸製鋼。開幕戦だけにまだ上げきっていないということなのか、東芝側にミスが目立つ。キックオフをそのまま出したりダイレクトタッチを連発したり反則が多かったり…。そこを突く形で神鋼がPGを続けて決めてリードを奪ったときには「おお!さすが!と思わされた。が、途中からはやっぱり実力差が出た形になってしまった。

今の神鋼は大畑や伊藤剛臣といった優勝経験者とそれ以外、特に若手の間に大きな実力差があって、いわばデコボコのチームになっているようである。あと元木がだいぶ衰えてきたかな?特に脆かったのはライン守備。1本目のトライはステップでDFがあっさり抜かれ、2本目はリターンパスに対して大穴が空いてしまったもの。このチーム、もはや個人能力では勝てないのだから、せめて2本目のようなやられ方は減らさないと。

東芝の側はまあ、勝てたしトライも4本きっちりとれたし、初戦にしては上々といったところだろうか。パス攻撃もモールもいける攻撃の多彩さを見せてくれた。ミスの多さはいただけないが、まあそれは今後の課題なんだろう。期待のSO廣瀬はまだまだプレーが軽い感じ。最も気になったのは、FB立川の不安定さか。この人、正直FB向いてないんじゃないかと思う。じゃあ誰がいいんだと言われると困ってしまうのだが…とにかくわかりやすいウィークポイントではある。


第2試合はクボタ 17-30 ヤマハ。これまたミス多発試合。ヤマハや東芝や神鋼に比べてもソリッドな戦い方をするチームだから、いい時はビシッと試合が締まるのだけれど、悪いときには膠着してひじょ~~につまらないゲームになったりもする。今日は後者だった。ちょっと眠気が襲ってきましたですよ。クボタ相手に3トライか…このチーム、今年も接戦を制し続けて勝点ではかなりいいところに行って、でも結局ボーナスポイントの差で優勝できなかったりするのかな。

まあ、村田亙さんの元気な姿が見られたのは良かった。この人もう37歳なんだけど、見た目はトップリーグのSHの中で一番生きがいいような気がする。全く素晴らしいことだ。元気なうちにタイトルをとらせてあげたいのだが…。

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コメント

御無沙汰しています。
楕円も開幕して忙しくなりますが、アイルランド戦同様、立川剛士のFBは一抹の不安があるみたいで。
彼の場合、主将も務めたカントー時代からのFBですのでWTBにも思えないのですが…
廣瀬君のSOは実戦経験を積んでいけば面白いかもしれませんよ!

トヨタは気を引き締めなおして気持ちを切替えて出直しですが、サントリーは自らの鎧を強化した山下大吾に注目してみます。

>クロゴマさん
どもです。
立川選手はまあそういうタイプだと言えばそうなのかもしれんですが、どうも行きたがって不用意なプレーが多すぎるというか。相手の能力がさほど高くなくて無理目に行っても何とかなる時はあれでいいのかもしれんですが、強敵相手だとボロが出ちゃうんですよね。
廣瀬選手は、動きにセンスを感じますね(ただ、慶応時代はちょっと周りが誉めすぎなような気もしましたが)。初戦で感じた彼の課題は「一拍待って前を見る」ことでしょうか。ちょっとプレー選択の時に慌てた感じがしたものですから。おっしゃる通り、経験を積んでセンスの生かし方を覚えればかなりの選手になるかもしれません。

トヨタが負けたのは意外でした。やはり初戦は難しいということか、それともサントリーが変わってきてるのかな?確かサントリーは今年から林雅人さんがスタッフに入ったんですよね。

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