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2005年03月02日

●フランス×ウェールズ ('05シックスネイションズ)

録画で6カ国対抗ラグビー観る。フランス 18-24 ウェールズ。好調ウェールズ、ホームのフランスに逆転勝ちで3連勝。

前半のフランスは素晴らしかった。冒険的なラン、速くて長いパス、そしてFWの運動量。爽快な、極めてノリのいい攻撃だった。早い時間帯で2トライを奪い、なお攻めたてるその迫力を見て、早くも「優勝はフランスか」とさえ思ったものだ。が、しかし、最後の最後、あと数mのところで何度となくウェールズのDFがボールキャリアーを羽交い締めにする。わずか9点差でハーフタイムに入り、そこで流れが変わった。

ウェールズもミスの多い(特にラインアウトで)プレーぶりではあった。ただ、フランスの猛攻を前にして決して怯まぬハートの強さは持っていたようだ。後半早々反撃を開始し、やや集中力のエアポケットに入ったフランスからわずか5分でトライを連取。あっという間の逆転劇だった。そしてその後もフランスの猛攻に耐え続け、しぶとくPGで加点。土壇場、ペナルティトライ寸前のピンチも気迫のスクラムではね返す。

先日のイングランド戦もそうだったが、ある意味ウェールズらしくない、極めて泥臭い勝利であった。でも、不器用ながら僅差で大敵を避ける魂のラグビーは、確実にある種の、華麗なラグビーだけでは決して得られないものを提示してくれる。それは、おそらく、今のジャパンが失っているものでもあるのだろう。

…って、いかんよな。国内外問わず、いいラグビーを観ると必ずジャパンに対する愚痴が出てしまうのは(笑)。

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