●消える魔球(笑)
日曜日の観戦記を書いた後、また東京のゴール3つを録画で見直してみた。何度見ても良い!特に3点目の大竹のゴールシーンは、見れば見るほど愉しさが増してくるのであった。
まず、左サイドで起点となったカボレが出した、DFの足下を抜くグラウンダーのパス。2点目の場面ではカボレが急加速で内田をぶっちぎって決定機を作ったわけだが、今度は「そうはさせまい」と鹿島が2人がかりで立ちはだかったところでその裏をかくプレー。カボさんと言えば重厚かつど迫力の突進が持ち味だけど、これは軽快で遊び心を感じさせる、まるでエメルソンのようなプレーだった。そういやカボさんってブラジル人だったな、みたいな(笑)。
で、それを受けた鈴木達と大竹のコンビネーション。最初は鈴木がゴール正面に向かって、やや遅れてニア方向へ大竹が走っていたところ、カボレがニアへ速いパスを出したのを見て瞬時に2人が交差、ニアに出た鈴木がワンタッチ足裏で中へ流し、ゴール方向へ転換した大竹が足下に収めてそのまま突進、という流れ。全く見事な連携であった。2人のセンスのたまものなのか、それとも練習の成果なのか。少なくとも偶然でないことを祈りたい(笑)。