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2004年12月26日

●法政×明治 東芝府中×ヤマハ

午後、JSPORTSでラグビー大学選手権。法政 38-7 明治。FW縦突進からのボールつなぎのテンポと精度で上回る法政が勝利。明治も個々の選手の強い当たりとスピーディーな逆襲展開で後半途中までは粘ったのだが、後半20分を過ぎたあたりで力尽きた。リーグ戦で関東学院を破っている法政はこれで一躍優勝候補に浮上、したと言っていいのだろうが、クラッシュの強さはともかく攻撃の組み立ての単調さがやや気になるところ。もしこのままの戦いぶりで法政が早稲田を破って優勝したら、新勢力台頭を喜ぶと同時に「大学ラグビーもレベルが低くなったよなあ」と嘆いてしまいそう。


夕方には今度はトップリーグの大一番。東芝府中 29-10 ヤマハ発動機。攻防のレベルの高さ、ボール争奪時における両チームの闘志が際立っていた一戦。多くの時間帯東芝が攻め続ける展開ながら、ヤマハの22m内守備の強さが接戦をもたらした。最後は東芝が攻撃力で押しきって差が開いたが、しかしまさに「トップ」リーグの首位攻防戦にふさわしい締まった試合であったと思う。大学選手権を生中継してこの試合を録画に回したJSPORTSの判断には軽くブーイングを送っておこう(笑)。

この試合の結果、東芝府中のトップリーグ優勝が決定。シーズン序盤に秩父宮でモールごり押しを目撃した時には「早くも日本にありがちなエセ王者に堕するのか」と疑ってしまったのだが、今から考えるとあれはチームの幅を広くするための布石、あるいは三冠に向けた準備の一つだったのかもしれない。ともあれ、このチームにはもっともっと「突き抜けて」もらいたいと思う。

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