2008年11月27日

●レトロとモダンが出会う街神戸、だそうな (その2)


振り替え休日のの月曜日。起床して外を眺めると、快晴の前日とはうって変わって雨模様である。朝食はホテルのレストランでブッフェ。写真は、てんこ盛りの皿が下品なので自粛(笑)。いや、俺、いわゆる「バイキング」が本当に好きなのよ。自分の好きなものを好きなだけとって食べれるなんて、まさに天国……今回も腹一杯になるまで食べてしまった。10時過ぎにチェックアウト。建物を出るとき、このホテルの1階で2002年にお茶を飲んだのを思い出した。

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2008年11月26日

●レトロとモダンが出会う街神戸、だそうな (その1)


三連休の後半はFC東京の遠征にお付き合い。神戸に出かけるのは2002年のW杯前、イングランド×カメルーンのテストマッチを観戦して以来である。日曜日、朝8時過ぎの「のぞみ」に乗って、まずは朝食として東京駅で買った「鯵鯖よくばり寿司」。食べてから思ったのだが、こういう系統の食べ物はあまり朝から食べるものではないかも。鯖はまだしも、鯵はちょっと酢が利きすぎていて……同じ寿司でも、焼き鯖とかの方がましだったか。

12時前に新神戸に到着。とりあえずコインロッカーに荷物を預け(番号は「518」、つまり「GO石川」にしてみた(笑))、地下鉄でホムスタに向かう。昼食は三宮の地下街にあった「たもん庵」という讃岐うどんのお店で、かけうどんといか天・茄子天。うどんはまあ本場ものとは全然別物っぽいけど、カラッと揚がった天ぷらや透き通ったダシはなかなか美味。やはり関西では「きつね」がポピュラーらしく、カウンターの容器には油揚げが山盛りになっていた。

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2008年11月25日

●正直なところこれで脱落、だが (ヴィッセル神戸×FC東京)


日曜日の午後は、ホームズスタジアム神戸でJ1第32節。ヴィッセル神戸 1-1 FC東京。いよいよリーグ戦も佳境の「ラスト3」。東京にとっては優勝争い生き残りをかけた、神戸にとっては目標の5位以内に近づくために、それぞれ負けられない一戦であった。試合は、ホーム神戸がアグレッシブな速攻を武器に優勢に立つが、東京もカボレの一撃で食らいつく。最後まで目の離せない熱戦は両者痛み分けのドローに終わり、東京は優勝争いからほぼ脱落。
 
 
東京はおなじみ4-3-3の布陣。対する神戸も3トップか、と思いきや、大久保が2トップ(レアンドロ、吉田)の後ろ左サイドに位置する4-4-2であった。東京はカボレの突破を、神戸はアタッカー陣の流動的な動きを武器に開始直後から攻め合うが、東京はSBとボランチの連携に難があるのか、引くFW、飛び出す二列目のいずれもつかまえきれずにバイタルエリアを使われる場面が目立つ。13分、平山のキープからカボレのミドルシュートはバーを越えた。

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2008年11月23日

●ラストゲームは、苦手相手に快勝 (ラグビー日本×アメリカ)


昨晩は、秩父宮ラグビー場で「リポビタンDチャレンジ2008」。日本代表 32-17(前半19-10) アメリカ代表。トップリーグを中断して行われた、貴重で大事な秋シーズンのテストマッチ第2戦。堅実な防御と勝負所での鮮やかなパスムーヴを見せたジャパンが試合を優位に進め、2人シンビンのピンチもしのぎながら4トライを奪取。苦手アメリカを相手に、寒い中詰めかけた1万ラグビーファンの期待に応える快勝となった。
 
 
両チームとも初戦と3人が入れ替わったスタメン。キックオフ直後、いきなりアメリカが縦突進で連続してゲインし、右タッチ際をFBワイルスが抜けてトライ。なんと1分。あっけない失点にスタンド唖然、である。0-5。だが、日本の反撃も早かった。7分、アメリカ陣22m内で素早い集散からドライビングモール、最後はPR畠山が抜け出して右中間にトライ。5-5。このあたり、両チームともまだ体が暖まっていない、という感じで早い仕掛けに対応できていなかった。

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2008年11月17日

●「彼がいてくれれば」と妄想し続けた数年間が終わった

名波浩選手 現役引退記者会見 (ジュビロ磐田公式)
 
 
先週の木曜に飛び込んできたニュース。「やっぱりな」と思うとともに、「これで一つの時代が終わった」という感慨がこみ上げてきて、なんとも言えない心境で週末を過ごすことになった。
 
 
彼がデビューしてからしばらく、日本がフランスW杯に初出場を遂げる頃まで、実のところ僕は彼のことをそれほど大した選手だとは思っていなかった。確かに足下は上手く、クレバーさを感じさせるプレーぶり。でも左足しか使えないことや中盤での競り合いに不安を残す線の細さ、そして「右足はつっかえ棒」と言い切ってしまうような癖のある物言いは、たとえば中田英の強靱さと比べても代表の中心選手としてはやや物足りないように感じられたのだ。

大きな転機は99年、セリエAヴェネツィアへ移籍したあたりだろうか。記者会見での「自分に足りないものを探しに行く」という台詞は最高に格好良く、開幕戦は当日汗だくになりながらスカパー!のアンテナを取り付けて観たものだった。そしてその試合、同点ゴールをアシストするなど見事な活躍。だが、その後は激しい当たりに潰されてしまう場面ばかりが目立ち、出場機会も少なく1年で退団、磐田復帰。残念ではあったが「やっぱりな」という思いもあった。

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2008年11月09日

●駄目だこりゃ、で笑ってられりゃいいんだけどね

週末に仕事場の旅行で箱根まで出かけて温泉だ宴会だトイ・ミュージアムだランチブッフェだと遊んでいたその裏で、我らがFC東京は08年ACLチャンピオン(予定)のガンバ大阪相手に3-1で勝利。「Jリーグアフターゲームショー」で観た限りでは、攻められながら塩田のビッグセーブでしのぎ続け、数少ないチャンスを生かして勝った模様。上位陣がまたも揃って足踏みしたこともあり、まことにめでたい限り……なんだけど、どうもはしゃぐ気になれない。
 
 
原因はこれ↓だ。

主力温存に犬飼会長激怒!大分、千葉から来年天皇杯出場権はく奪も (スポーツ報知)
 
腹立たしさを通り越して、哀しみさえ感じてしまうニュースである。
 
犬飼会長の発言の不当さについては、大分や千葉のファンサイト等各所で書かれているとおりで、今さら細かく述べるまでもないだろう。ここでは「バックスタンドからの眺め」で紹介されていた2つのブログ記事へのリンクを張っておくにとどめたい(backstandさんありがとう)。

持たざるもののターンオーバー (Forza Torinita)
 
犬飼会長、あなたは間違っています (いぬをおいかけて。)

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2008年11月04日

●「とりあえず」にしては熱い初戦 ('08-'09天皇杯 vsベガルタ仙台)


昨日の午後は、味の素スタジアムで天皇杯4回戦。FC東京 2-1 ベガルタ仙台。リーグ戦も佳境に差しかかったところで迎えた天皇杯の初戦は、J2でまさに厳しい昇格争い真っただ中の仙台が相手。両チームともこの試合に向けたモチベーションが心配されるところだったが、いざ蓋を開けると試合は期待を上回る激しい攻め合いに。仙台のパスワークに苦戦し一度は追いつかれた東京が、ロスタイム平山のゴールで突き放して初戦突破を果たした。
 
 
薄曇りの天気、やや寂しい数の観客が見守る中で試合開始。いきなり両チームにチャンスが生まれる。4分、関口が長友を振り切って右サイドを突破、中央の永井へラストパスを送るがわずかに合わず。5分、カボレの高速ドリブルから東京がCKを奪い、平山が頭で合わせるもゴールライン上でDFがクリア。8分、中島がボックス手前から左足でミドルシュート、際どくポスト右を抜けた。11分には左をえぐるカボレからニアの平山へクロス、シュートは枠の左。

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2008年11月02日

●ニータンは飛ぶ夢を見たか? ('08ナビスコカップ決勝)


土曜日の午後は、国立競技場でナビスコカップ決勝。大分トリニータ 2-0 清水エスパルス。ともに飛び抜けたスター選手はいないながら、練り上げられた組織サッカーで勝ち上がってきた好チーム同士の対戦。試合は決勝戦らしい緊迫感溢れるタイトな展開となったが、我慢比べに長ける大分が少ないチャンスをものにして2点を奪い、カメナチオを発動してそのまま逃げ切り勝ち。「亀は兎に勝つ」という説話は真実であることを証明する結果となった。
 
  
雲一つない青空の下でキックオフ。予想通り、両チームとも手堅いサッカーを展開する。大分はいつもの「タートル・フットボール」。3バック+2ハーフ+2サイドでぶ厚い守備網を形成し、ボールを奪うと追い風に乗って縦につないでいく低リスク攻撃。加えて鈴木慎出場停止で左SHに藤田が入ったため、守備重視の色は一層濃かった。一方の清水も守備的な選手の多い布陣でSBは上がらず、人数をかけない攻め。互いに攻めてははね返され、の繰り返し。

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