2007年12月31日

●1年間どうもありがとうございました

いい天気ですなあ、東京は(北と西は大雪か……)。今野の東京残留もどうやら決まった様子の年末、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
 
 
長いようで短かった2007年も、あと数時間で終わり。今年の暮れはカミさんがぎっくり腰にやられた昨年とは異なり、部屋の大掃除を2人でがっちりやって床のワックスがけまでして、合間を見てすっとこどっこいで飲み会納めもして、あとは実家で鍋をつつきながら紅白でも眺めて、と、実に気分良く新年を迎えられそうな気配である。「師走」とは言いながらも、せっかくの6連休でもあるし、やっぱゆっくりしたいもんね。

1年前のエントリーでは「なんだかんだでツラい年」なんて書いてたけど、今年も結局サッカー(特にFC東京)関係はツラいことの方が多かったような(笑)。ただ、一昨年の年末に書いた「自分がいわゆる「世間」からズレまくってる」感覚というのは、ちょっと薄れて来たような気がしないでもない。それが良いことなのかそうでないのかはちょっとわからないけれど。来年は、少なくとも味スタでは充実した時間を過ごしたい。

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2007年12月28日

●「仕事帰りに駅で一杯ひっかける」喜び、が……


以前、「ビールも、きりがないねえ」というエントリーでちょっと触れた、新宿駅(東口)の駅ビル内にあるビア&カフェスタンド「BERG」(公式サイト)が立ち退きを迫られて窮地に陥っているそうである。詳しくはこちら↓のブログにて。
 
love_berg.jpg 
当ブログ『LOVE! BERG!』の取り組み
 
「ビールも、きりがないねえ」でも書いたとおり、ベルクの壁新聞にはよくビールに関する楽しいウンチクが書いてあるんだけど、それはこの店が「ビールを飲ませる」という行為についてどれだけ真摯に取り組んでいるかという姿勢の表れである。ビールは、温度や注ぎ方一つで味が大きく変わってしまう繊細な飲み物。僕のような「味わいたい」ビールファンにとっては、ベルクのようなこだわりは本当に嬉しいものだ。

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2007年12月24日

●最後まで変わらなかった (天皇杯準々決勝テレビ観戦)

天皇杯準々決勝@熊本は、NHK-BSの中継でテレビ観戦。FC東京 0-2 サンフレッチェ広島。監督交代が決定済で負ければ現体制が終了する東京に対し、リーグでの2部降格が決定しながら監督の続投が決まっている広島。互いにモチベーションの持ち方が興味深い一戦となったが、勝敗の行方を左右したのはやる気云々という次元ではなく、「勝つための方策」と「積み重ねられたもの」の優劣だったように思う。
 
 
序盤の落ちつかいない攻防から、試合が動いたのは13分。森崎のアーリークロスをボックス内で佐藤寿人が落とし、走り込んだ柏木が豪快なボレーシュートを決めて広島先制。その後も広島は着実なパス回しで攻撃を組み立て、ペースを握る。柏木や平繁がボールを引き出し、寿人が落とし、森崎やストやんが左右へ動かす。両翼は駒野と服部である。ホント、なんでこのチームが2部落ちするのよ、と言いたくなった(笑)。

東京の方は立ち上がりこそ気迫の前がかり守備で押し込んだものの、すぐに行き詰まり、サイドに追いつめられる姿が目立つ。1トップ川口にもボールが収まらない。29分、規郎が今野の好クロスをボレーで叩くもバー直撃。32分の川口のシュートはサイドネット。逆に37分、広島が逆襲からチャンスを作り、柏木が左へ流れる平繁を囮に使って右を駆け上がる駒野へ絶妙のラストパス、シュートが決まって0-2。広島リードでハーフタイムへ。

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2007年12月23日

●今年最後のトップリーグは「中盤の山場」


土曜日の午後は、味の素スタジアムでラグビートップリーグ第8節。東芝ブレイブルーパス 36-17 神戸製鋼コベルコスティーラーズ。前節、三洋電機に大敗した東芝と、サントリーに完敗して2連敗となった神鋼。どちらも首位争いに生き残るためには負けられない戦い。最高気温8度、かつ小雨もちらつくこの冬一番の寒さの中で試合は行われた。


前半は神鋼ペースだった。徹底したハイパント攻撃はサントリー戦と同様ながら、その精度は明らかに高まっており、22mライン付近を狙うSO森田のパントにFBウィルソンがどんピシャのタイミングで飛び込んでチャンスを作る。9分にはまさにその形からWTB濱島が先制トライ。その後も神鋼の攻め込む場面が多く、平尾総監督の策はズバリ当たっていたように思う。

しかし、神鋼はせっかくの攻勢を得点に結びつけられない。インターセプトからFO松原が抜け出した場面はフォローの遅さで逸機し、2度のイージーなPGも森田が外してしまった。逆に東芝は地味ながら慌てず繋ぎ続ける攻撃を繰り返し、39分、モール突進からLOホルテンが右隅に飛び込んで逆転トライ。WTB吉田が難しいコンバージョンも決め、10-5で折り返し。

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2007年12月21日

●ガンダムだけはやめられない


自分へのクリスマスプレゼント、というわけではないのだけど、思わず買ってしまいました『機動戦士ガンダム 劇場版メモリアルボックス』

『ガンダム』の劇場版3部作についてはこれまでもDVDが発売されていながら、どうも劇場公開時とは音声や音楽がかなり変更されていたらしく、手を出す気になれないほど評判が悪かった。なので、数年前にNHK-BSで一挙放映された時の録画を重宝していたのだが……今回はオリジナル音声を収録ということで、即買い。定価18,900円のところ、amazon特別割引で13,986円。安い(のか?)!!

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2007年12月19日

●目指せユヴェントス!……と叫ぶ人間が1人くらいいてもいいじゃないか

月曜日、スカパーの録画放送でセリエA第16節。ラツィオ 2-3 ユヴェントス。序盤の不振から復調の兆しを見せつつあるラツィオが、再昇格1年目のユーヴェをスタディオ・オリンピコに迎えた一戦。今季3位につけながらもアウェイでは今一つ成績が伸びないユーヴェだが、この試合は頼りになるエースの活躍で見事勝点3を獲得、首位インテルとの差8をキープした。


試合を通して優位に立っていたのは、ホームのラツィオの方だった。守っては精力的なチェイスでパス回しを寸断し、攻めてはソツのない組み立てでゴールを脅かす。ユヴェントスは2トップまでほとんどボールをつなげず、頼みのネドベドも厳しいマークに遭って前半で負傷退場。29分にCKからほとんどまぐれに近い幸運なゴールで先制したものの、36分、パンデフに躍動感溢れるヘッダーを叩き込まれる。苦しい展開である。

そんなユーヴェを救ったのは10番デル・ピエーロ。48分、70分とゴールを決め、一気に勝利をたぐり寄せてしまった。いずれも相手が前がかりになったところを絶妙のタイミングでスペースに走り、吸い付くようなトラップから一気にボックスへ突入して左足で決めたもの。1点目はグラウンダーで、2点目は(GKの読みの逆をついて)ゴール上部へ。なんというか、派手さはないが、高度な技術が無駄なく得点へ収斂したようなプレーだった。

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2007年12月18日

●日曜日、濃密な4試合

日曜日は、午前中からでかけてサクッと用事をすまし、あとはひたすら家でラグビー観戦・サッカー観戦に没頭。味スタ詣でにいそしむ(今年はあまりいそしまなかったが)シーズン中とは違った形ながら、シーズンオフ(いや、まだオフじゃないか(笑))もまた忙しいのである。たまにはテレビ観戦のレビューなど。
 
 
神戸製鋼 14-31 サントリー (ラグビートップリーグ@JSPORTS)

リーグ戦も折り返しの第7節、首位への挑戦権をかけた2位と4位の対戦。序盤から神鋼が徹底したパント攻撃を繰り出し、サントリーがもたついて前半半ばまではスコアレスの展開。慣れない屋根付きスタジアムに加えて神鋼の厳しいプレスも効いたのか、サントリーはSO野村やFB有賀にミスが目立つ。まあ、ここら辺はやるな平尾、という感じ。

しかし、それでもサントリーは「強くて速い」CTBを核にパスをつないでリズムを整え、20分以降は着実にトライを重ねていく。圧巻だったのは後半早々、ニコラスから近場を弾丸のようなスピードで追い越す平へのオフロードパスが決まって、独走トライ。これは鮮やかだった。神鋼もNO8伊藤の力強いラン等で反撃するも、劣勢は否めず。17点差でサントリーの勝利。

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2007年12月14日

●クラブワールドカップ2007準決勝@霞ヶ丘


水曜日の夜は、国立競技場でFIFAクラブワールドカップ2007準決勝第1試合。ボカ・ジュニアーズ 1-0 エトワール・サヘル。興味を引かれながらもチケット代の高さゆえに及び腰になっていたこの大会、ありがたいことに某方面から招待券のお誘いがあり、カテゴリー2(バックスタンド上段)の最前列というとても良い席で観戦することができた。タダほど高いものはない、のかどうかはよく知らないけれど(笑)。


試合は、大いなる名誉と高額賞金のかかったFIFA公式戦らしく、「つばぜり合い」が延々と続くシブい展開に。ボカは個人の技術やパス回しでは明らかに上回りつつも、あくまでバランスを崩さず慎重な立ち上がり。一方のサヘルも自陣で守備ブロックを固め、逆襲で好機をうかがう構え。双方とも後方からの追い越しはほとんど見られず、ハーフウェーを挟んでひたすら少数の攻撃陣と多数の守備陣の攻防が繰り返された。

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2007年12月12日

●来年(こそ)はよろしくお願いします(笑)

城福 浩氏 来季監督就任のお知らせ (FC東京公式)

城福監督就任を発表 育成に定評も勝負にこだわる (東京中日スポーツ) 
 
 
もう一昨日のことになるけど、ついに発表。これでようやく色々な意味で落ち着くかな。来季へ向けての第一歩。
 
 
実は今シーズンの途中、今のチームについて「駄目だこりゃ」とあきらめた時点から、心の中で勝手に「次の監督の条件」みたいなものを思い描いていたのだが、それはすなわち

○ 監督として経験豊かな人(できれば百戦錬磨タヌキ系)
○ フロントにも選手にも(ついでにファンにも)厳しく接することのできる人
○ 「外部の」人

の3つ……って、城福さん全然当てはまらないじゃん(笑)。いや、別に勝手に思い浮かべてただけなんだけども。まあ、上の3条件に当てはまる人(日本人なら岡田さんとか清水さん、理想はもちろんジョゼさんね)はフロント的には「呼びたくない」類だろうし、哀しいことに、今の東京はそういう人には避けられそうなイメージでもある。

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2007年12月08日

●前回の復讐、じゃなかった復習 (12/9追加分あり)

SOCIOミーティング in 亀戸~その1 (青と赤の日記帳~猿江町のBA・FC東京日記)

SOCIOミーティング in 亀戸~その2 (同上)

SOCIOミーティング in 亀戸~その3 (同上)

クラブミーティングについて (やる気のない日々) (12/9追加)
 
 
我らがFC東京、スタッフ交代と主力選手の移籍騒動で揺れる中、まあどうにか天皇杯5回戦も突破したそうで。踏ん張った選手たちも、はるばる丸亀まで応援に行かれた人たちも本当に偉い。ご苦労様です。今晩はゆっくりと、高松の「鶴丸」あたりでカレーうどんでもすすって、冷えた身体(寒かっただろうなあ)を温めてくださいませ……。

さて、そんな折、明日ルネこだいらで5年目以上の年チケ所有者を対象にした「クラブミーティング」の2回目が行われるようです。私は3回とも参加できないのですが、今後参加される方の参考になるように、前回のミーティングの模様を記録して下さっているブログ記事へリンクをはっておきます。今さらここで教えられなくとも知っている方も多いでしょうが……。

「やる気のない日々」にも書かれていましたが、時期の問題もあって、どうしても感情論が多くなってしまうようです。将来へ向けて、建設的な意見交換(間違っても「フロント断罪のチャンス」などと思わないように)が行われることを期待したいです。ファンにせよフロントにせよ、互いに対する偏見や誤解が今のプチ険悪な(?)ムードを招いているようにも見えるので。
 

2007年12月05日

●信男先生、ありがとう

来季契約非継続選手について (FC東京公式)
 
 
川口信男選手が今季限りで東京を離れることになったとのニュース。残念である。

いや、何となくわかってはいたのだ。今年に入ってからの出番激減。低調なパフォーマンスの多さ。ホーム最終戦後のセレモニーで、娘さん2人を連れていた時の何ともいえない表情。リーグ最終戦、突然の起用に応えてくれた奮迅の活躍。色々と予兆はあったから。でも、やっぱり残念だ。在籍期間は短いながら、「外部出身のベテラン」としてチームに様々なものをもたらしてくれた選手であり、頼りになるプレイヤーであったから。


昨シーズン前に獲得が決まった時は石川が長期離脱中で、単なる「代役」の印象は拭えなかった。しかし、いざ開幕してみると、負傷者の多さもあって出場機会は意外と多く、特に前半戦はチームが新しいサッカーへの挑戦でもがく中、大人のプレーで若い選手たちを牽引してくれた。等々力でGKとの一対一をきれいに決めたシーンや、逆転勝利を呼び込んだ小瀬での活躍は忘れられない。正直「こんな良い選手だったとは」と驚いたものだ。

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2007年12月02日

●これだからJリーグは面白い ('07J1リーグ最終節)


昨日の午後は、NHK総合・NHK-BS・スカパーの数チャンネルを駆使し、横浜FC×浦和戦鹿島×清水戦を中心にJ1最終節をザッピング観戦。その結果は……いや、小瀬はともかく、秩父宮にも出かけずに家にとどまった甲斐があったというものである。なんと浦和が最下位横浜に敗れ、快勝した鹿島が逆転優勝!最高に劇的な展開を目撃することができた。ホント、これだからJリーグは面白いんだよな。


日産スタジアム。序盤から浦和の動きは固かった。蓄積された疲労に「勝たなければならない」という緊張も加わったのか、守備は受け身で寄せに鋭さがなく、攻撃も個人能力頼みで連動性を欠いていた。対する横浜は事ここに至ってようやく吹っ切れたのか、ノビノビと、しかし丁寧なサッカーを披露。17分、左サイドを駆け上がるカズから素晴らしいコースのクロスが入り、DFに競り勝った根占が蹴りこんで横浜先制。

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