2009年06月30日

●カブトムシ力士の孤独(笑)

全国かぶと虫相撲大会 優勝直前で逃亡 (毎日新聞)
 
 
週末、個人的に一番グッと来たニュース。

 山形県中山町で28日、「全国かぶと虫相撲大会」が開かれ、小学生ら430人の自慢の「力士」が出場。高さ約70センチの棒を土俵に、トーナメント方式で熱戦を繰り広げた。

 ルールは、60秒後に相手より高い位置にいた方が勝ち。優勝決定戦は、同県鶴岡市の小学2年、小林拓真君(7)の「キングカブト」と中山町の小学1年、伊藤丈一郎君(6)の「キングジョー」の対戦に。

 猛然と登りつめ、勝利を目前にしたのはキングカブト。しかし次の瞬間、ブーンと飛び立ち、会場外へ消えて失格に。あっけに取られる小林君を残し、名誉より自由を選んだ?【細田元彰】

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2009年06月28日

●ジーザス・クライスト・スピードスター (FC東京×清水エスパルス)


昨日の夜は、国立競技場でJ1第15節。FC東京 2-1 清水エスパルス。先週レイソルに文句なしの内容・スコアで快勝し、リーグ中断明けの好スタートを切った東京。今節の対戦はエスパルスと。ナビスコ杯では快勝しているものの、ヨンセン・岡崎が復帰してモチベーション・顔ぶれともにあの時とは比べ物にならない相手である。試合は早々に先制するも追いつかれる苦しい展開となるが、エースの一発がチームを救い、公式戦の連勝を「4」に伸ばした。
 
 
キックオフ後しばらくはパス回しのリズムが上がらない東京に対し、清水の前へ出る勢いが勝っているように見えた。ヨンセン・原・岡崎が並ぶ前線はなかなかの圧迫感で、特にヨンセンはヘディングでブルーノに競り勝つなど高さが際立っていた。しかし、先制したのは東京。6分、ハーフウェーのFKからブルーノがロングボール、ボックス内での競り合いでカボレが兵働に倒されてPK。これを梶山がきっちり左隅に決めた。1-0。儲けものの1点であった。

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2009年06月26日

●まだ道のりの半分足らず (東京ヴェルディ×湘南ベルマーレ)


水曜日は、仕事場近くの国立競技場での開催ということに気づき、急きょJ2第23節を観戦。東京ヴェルディ 2-1 湘南ベルマーレ。このジメジメと暑くなってきた季節に中2日の強行スケジュール。「さすがは地獄のJ2」というシチュエーションで行われた一戦は、ここまで首位をひた走っていたベルマーレが9位ヴェルディに敗れる波乱の結果となった。
 
 
キックオフ10分ほど前に入場。場内を見渡してみると、案の定というかガラガラの入り。4723人か……なんか、それこそ西が丘で丁度よかったのでは(笑)。元FC東京の選手が多い対戦(ジャーン、阿部、トゥット、土肥)らしく、湘南側スタンドには顔見知りの東京ファンも何人か。元「東すか」のMendozaさんと肩を並べて、超要領の悪い売店で購入したビールを飲みながらの観戦となった。たまに友達と一緒に観ると新鮮である。つーか、「暇」とかいうな(ー笑)

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2009年06月24日

●「ネオテニー・ジャパン」


土曜日、柏まで出かける前に、上野の森美術館で「ネオテニー・ジャパン -高橋コレクション」展。日本屈指の現代美術コレクター高橋龍太郎さんの所蔵する名品80点による展覧会。
 
 
会場に入って最初の部屋でまず直面したのは、鴻池朋子の大型作品3つ。『惑星はしばらく雪に覆われる』は2mほどの狼(鴻池さんがよく使うモチーフだ)の像の表面にビッシリと細かい3角形の鏡が貼ってあるもので、本体そのもののインパクトもさることながら、鏡に照明が反射することで四方の壁と天上に無数の細かな光の模様が形作られる様が美しい。こういう「知的な仕掛けが感性に響く」作品は、個人的にとても好きである。

で、次の部屋からはこれでもか、というくらいに著名な日本人作家の作品が並んでいて……。

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2009年06月21日

●3ヶ月弱の逆転劇 (柏レイソル×FC東京)


昨日の晩は、日立柏サッカー場でJ1第14節。柏レイソル 0-3 FC東京。W杯予選とナビスコ杯グループリーグが終わっていよいよリーグ戦の再開である。14位から中位、さらには上位への進出をもくろむ東京の初戦の相手は、17位と降格圏でもがき苦しむレイソル。試合はほぼ全般に渡って東京が支配し、石川・カボレ・平山と好調のアタッカーが3得点を重ねて快勝。昨年とはうって変わって素晴らしいリスタートを切ることに成功した。
 
 
実は今回アウェイ側のチケットを買い損ねてしまい、昨年と同様に柏側スタンドでの観戦となったのであった。売店でビールとジャンボフランク、「レイソルカレー」を購入。カレーはざく切りのレタスや揚げチップ、半熟卵なんかが載っていてなかなか豪華。試合前は柏ゴール裏みゃ長の楽しいトラメガトークを堪能し(柏が勝ったら東京ディズニーランドは「浦安ディズニーランド」になっていたらしい)、選手入場時の紙吹雪にも参加。なんだ、楽しいじゃないか(笑)。

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2009年06月20日

●ガンダム台場に立つ


先日お台場に行く用事があったので、ついでに潮風公園の1/1ガンダム立像を見物。

この立像は「ガンダムプロジェクト」なる催しの一環として作られたものだそうで、イベント自体は7月1日から。しかし、既に公園に行けば普通に見られる状態になっている。プロジェクトの趣旨については環境問題やオリンピック招致と絡めた説明書きがWEBサイトに掲載されているのだが、正直なところ読んでもよくわからない(笑)。

全高18m。間近で見てみると、当たり前だがとてもでかい。ただ、大きいことは大きいのだけれど、アニメで描かれたような、人を手にのせて運べるようなスケール感とはちょっと違うのかな、と。まあ、モビルスーツというのはロバート・A・ハインライン『宇宙の戦士』に出てくる「パワードスーツ」が元ネタで、巨大ロボットというよりもパワーアシスト付装甲服の延長線上にあるわけだから。そういうコンセプトからすると、むしろ絶妙のサイズと言えるのかもしれない。

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2009年06月17日

●駒沢のおもひで

たまには最新の試合以外のこともちょっと。
 
 
土曜日のナビスコ杯清水戦は、FC東京のトップチームにとって駒沢陸上競技場での久しぶりの試合だった。僕の記憶が正しければ、2002年のナビスコ杯初戦以来か。あの時も相手は清水エスパルス。横浜から移籍したばかりの石川直宏がデビューした試合だった。右サイドから鋭く切れ込むドリブルには、それはそれはワクワクしたものだ。あれからもう7年か。今回技ありシュートで決勝点を挙げた姿と比べてみると、月日の流れを感じずにはいられない。

(……と思っていたのだが、よく調べたら2003年にナビスコ杯横浜戦を駒沢で開催していた。アテになりませんな、人の記憶は……。)

駒沢は、陸上トラックはあるし屋根はメイン側にしかないし照明はないしオンボロだしで、まあ一般的には良いスタジアムの部類には入らないのだろう。でも、2万人収容のスタンドはかつての東京にとっては丁度良く、ロケーションも緑豊かな公園の真っ只中、昼間のゲームものんびり楽しむ分には決して悪くない。僕にとってはどちらかと言えば好みの「ハコ」であったように思う。そのせいもあってか、駒沢で観戦した試合には強く印象に残っているものが多い。

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2009年06月14日

●この流れをのがすな ('09ナビスコ杯 vs清水エスパルス)


昨日の午後は、駒沢オリンピック公園陸上競技場でナビスコカップグループB第6節。FC東京 3-1 清水エスパルス。3月から断続的に行われてきたグループリーグもはや最終節。東京にしてみれば決勝ラウンド進出のために勝つことが必要であり、既に勝ち上がりを決めている清水にとっては「消化試合」とも言える一戦であった。試合は、両チームのモチベーションの差も影響したか、東京が3点を奪って快勝。逆転でグループ首位通過を決めた。
 
 
キックオフ。東京はいつも通りの4-4-2で、前節山形戦に比べると負傷の北斗に代わって椋原が、出場停止の平山に代わって近藤が入るスタメン。対する清水は岡崎・ヨンセン・山本真希を欠く状態で、苦肉の策にも見える原1トップの布陣であった。意外に早い先制点は6分。梶山からの楔パスをカボレが落とし、近藤がDFライン裏へ浮き球。タイミングよく飛び出したカボレが頭で浮かし、中途半端に前へ出たGK西部の頭上を抜いてゲット。1-0。

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