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2005年01月23日

●'05マイクロソフトカップ1回戦


秩父宮ラグビー場でマイクロソフトカップ1回戦2試合を観戦。2試合観られること自体はファンとして嬉しいのだが、冬場の、しかも特にくそ寒い日に200分余りじっとしているのはキッツいわなあ…。


第1試合はNEC 16-51 神戸製鋼。経験の差、勝ち慣れの差が出た試合だった。

立ち上がりからNECが優勢に試合を進めたのだが、細かいミスが頻発してなかなか得点につながらない。対する神鋼は自陣で粘り強く守り、接点やスクラムの駆け引きで巧みさを見せる。次第にNECがリズムを崩し、少ないチャンスをものにした神鋼が2トライを奪ったところでハーフタイムへ。

後半、NECが一旦は追い上げるものの、DF弱弱の大外を神鋼WTBホラに突破され、さらにSO岡野のキックをチャージされて突き放される。この時点で9-25。まだまだ勝負がついたとは言えないスコアながらNECフィフティーンの動揺は激しく、以降は前半にも増してミスを連発、あれよあれよと突き放されて完敗となった。持っている力を生かし切れなかった前半、自ら崩れた後半。腰高のタックル(特に14番!)に加えてメンタルな弱さも見せてしまい、ちょっとNECは期待外れだった。

試合後、スタンド裏に出たら欠場したNECのSOヤコ・ファンデルヴェストハイゼンが歩いていた。ファンの人たちに「日本選手権は頑張ってね!」と声援を送られていたが、彼一人の復帰だけではちょっとどうにもならないかも。


続いて第2試合。東芝府中 33-13 サントリー。冷たい風に加えてこの試合中に雪が降り出し、スタンドにいた我々は凍えきった。それでも盛り上がる試合内容なら耐えられたのだろうが…。

リーグ戦の成績からして東芝が圧勝するかもと思っていたのだが、今日の東芝は立ち上がりからコンビネーション等のミスが多く、ライン攻撃が機能しない。対するサントリーも果敢にパス攻撃で挑んで行くのだが、FWの突破力がない事も影響しているのか回して回して回して…でなかなか前進しない。寒さが身にしみる時間が続く。

35分、NO8若松のゴールライン手前へのタッチダウンをレフェリーがトライと判定して(スタンドで笑いの混じったどよめきが(笑))5-13。これでようやく東芝に火がついた。残り5分、それまでなかった前へのスピードに満ちたパス攻撃から森・大野が快走を見せてあっという間に逆転。後半早々にも2トライ。これで勝負はついた。さあ、あとはフェスティバルか。

ところが、サントリーが意外に粘ったというべきか、東芝が意識的にペースを落としたのか(FB立川のシンビンもあったし)、そこでまた試合は膠着状態に。結局後半6分以降得点はなし、というシブい展開に。誰のせいでもないが、よりによってこの気候(最高気温6度?)の日にこの試合はキッツイよなあ、みたいな。寒い中頑張った選手、スタッフ、大会関係者、お客さんは本当にお疲れさんでした。


今日はゲートやスタンド裏で「奥・井ノ上イラク子ども基金」が募金活動を行い、早稲田の清宮監督も募金箱の横で終始呼びかけを行っていた。僕も少額ながら寄付させていただいた。だって、ラグビーマンたちの呼びかけなんだぜ。

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