●ここまでは助走の助走 (ラグビーアジア三ヶ国対抗試合)
昨日の午後、秩父宮ラグビー場でアジア三ヶ国対抗試合第2戦。日本代表 73-3 香港代表。圧勝の韓国戦から大幅にメンバーを変更して臨んだカーワンジャパン。前半からミスが多発、なかなか押し切れないもどかしい展開となったものの、後半には立て直してトライの山を築き、結果的に13トライを奪う圧勝となった。課題が散見されたのも確かで諸手を挙げて大喜び、とはいかないが、勝って反省できるのは悪いことではない。
先制点は早かった。1分、テンポの早いパス回しで香港守備をブレイク、最後はSO廣瀬が右ライン際を駆け抜けてトライ。有賀のコンバージョンは惜しくも外れたものの、幸先の良い出足である。ところが、そこから前半半ばまではなかなか得点の入らない時間帯が続く。日本の優勢は揺るぎないものの、ハンドリングエラーによる逸機が多い。また、慣れないシンガポール協会レフリーの教条的な判定もじれったさに拍車をかけた。