2016年04月30日

●懐かしんでる場合じゃないのかもしれんけど



昨日の昼間は、いつもより1時間以上も早く家を出て、開門直後の味の素スタジアムでFC東京のOB戦『東京ガスライフバル presents エキシビションマッチ』を観戦。


東京ガスの協賛により何だか突然行われた(かのように思えた)このイベント、1999〜2001年くらいに在籍した選手中心の青チームと、2002〜2006年くらいの在籍選手中心の赤チームとの10分ハーフマッチだったんだけど、これは要するに「大熊トーキョー」対「原トーキョー」だよね。僕あたりのファン歴の人間にとってはまさに夢の対戦というか。石川賢の『ゲッターロボ対ゲッターロボG』みたいな(笑)。

まあ、あくまでエキシビションマッチだからのんびりムードだったし、走るのがキツそうな選手も多かった(7〜8分過ぎると大半の選手が活動限界に到達)けれども、なんつーか、彼らが動いてプレーしてるのを見るだけで「あの頃」の記憶が蘇ってきて実に楽しかったんである。

青の方は「永遠の東京の10番」奥原を筆頭に、佐藤由紀彦、小峯、ペルー小池、浅利、藤山、小林成光、加賀見、鏑木、堀池……対する赤は原監督の下で阿部吉朗に馬場憂太、宮沢、金沢、平松……。いやあ、メンバー表見ただけで涙腺がピンチ状態になってしまった。そういや、元々東京を応援し始めたのも、小峯や小池や加賀見や浅利(は誕生日まで一緒だな)ら僕と同い年の選手が多かったからなんだよな。思い出したぞ。

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2016年04月17日

●このモヤモヤ、どうしてくれようか(FC東京×川崎フロンターレ)

皆さま、お久しぶりです。この数ヶ月間サッカーもラグビーも色々な動きがあったんですが、仕事の方がテンパっていて正直それどころではなかったのと、あと東京についてはいささかモヤモヤしておりまして(笑)。ともあれ4ヶ月ぶりの更新です。ただ、まあ、次がいつになるかはわかりませんが……。



FC東京 2−4 川崎フロンターレ (J1第7節 味の素スタジアム)

昨日は味の素スタジアムで第27回多摩川クラシコを観戦。3勝3敗と今季ここまで五分の星の東京にとっては無敗の首位・川崎をホームに迎え撃つ重要な一戦だったが、前半の優勢と2度に渡るリードを活かしきれずにあえなく逆転負けを喫してしまった。


序盤優勢に試合を進めたのは東京だった。積極的にボールへアタックする守備からDFライン裏目掛けて早く速く縦パスを送り、チャンスを作る。対する川崎は中村憲剛を中心に後方から丁寧にパスを回して組み立てようとするが、大島欠場の影響もあるのかややぎこちなさが目立つ。4分、田邉の果敢な競りかけからこぼれ球を拾ったバーンズがDFの背後に一気に抜け、ゴール左にシュートを決めて先制。1-0。

しかし東京はこの「もうけもの」のリードを活かせない。11分、DFの位置まで下がった憲剛が前線の大久保に絶妙のロングパス。巧みに小川をブロックしながら抜けた大久保は、目の覚めるようなボレーシュートを左隅に突き刺してあっさりと追いつく。1-1。その後は東京が再びペースを握り、バーンズが2度、阿部が1度シュートチャンスを迎えるが、いずれも枠をとらえられず。同点でハーフタイムへ。

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2015年11月23日

●またしても(FC東京×サガン鳥栖)

FC東京 0−0 サガン鳥栖 (J1第34節 味の素スタジアム)

前節の柏戦勝利により再び3位に浮上した我らが東京、いよいよレギュラーシーズン最終戦である。勝てば文句無しでチャンピオンシップとACLの出場権を獲得、引き分けor負けならガンバの結果次第。これまでタナボタ得意を標榜してきたチームにとっては正念場の一戦だったのだが……。


試合前。なんか変な芸人みたいなのが出てきたな、と思ったら、東京のレジェンド(笑)ことアマラオ氏であった。いやーアマも老けたなー。髪の毛真っ白やん(って、現役の頃からずっと「おじいちゃん」あるいは「ジジイ」呼ばわりしているわけだが)。「アイシテル〜」のヘンテコなイントネーションは相変わらずだったけれども。


キックオフ。立ち上がりは鳥栖がロングボールとサイド攻撃で攻勢に出たものの、東京は森重を中心に落ち着いてはね返し、次第にボールを支配していく。9分、ボックス左でパスを受けた東がドリブルでDFをぶち抜いて切れ込み、折り返しを橋本がシュートするがバーの上。23分、速いリスタートから右へ展開し、徳永のクロスを逆サイドで収めた河野がシュートするもDFがブロックしてゴールならず。

速いパスワークで先制点を狙う東京に対し、鳥栖は後ろに厚い陣形でタイトに守り続け、なかなか崩れる隙を見せない。30分、縦パス一発で水沼がCBの間を抜けるピンチとなったが、フォローした早坂のシュートはわずかにバーを越えてくれた。終了間際には東京が逆襲速攻の形を作り、橋本のラストパスから米本がシュートするも、またもDFがブロック。じれったいムードのままハーフタイムへ。

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2015年10月24日

●「まずは守備」から(FC東京×浦和レッズ)



FC東京 3−4 浦和レッズ (J1第32節 味の素スタジアム)

前節の黒星により優勝争いから脱落した格好の我らが東京。落ち込んでいる暇もなく、今節は苦手レッズとのホームゲームであった。チャンピオンシップとACLの出場権獲得のためには負けられない大一番……だったはずだが、常に先手を取られる悪い展開に陥ってしまい、終盤の追い上げも届かずにまたしても敗戦。


試合は序盤から浦和ペースだった。いつも通り前方が広く厚い浦和の(攻撃時の)布陣に対して、この日の東京は4-3-1-2のフォーメーションで迎え撃つが、ゾーンの隙間にすいすいパスを通されてボールを支配されてしまう。早くも11分、オフサイドギリギリで飛び出した宇賀神が左ゴールライン際をえぐり、クロスをアブラモフが小さく弾いたところ、こぼれ球を柏木が押し込んであっけなく浦和が先制。0-1。

受身に回ってしまった東京は森重や丸山、太田といった個々のDFの動きも重く、なかなかこぼれ球を相手陣に押し戻せずピンチが続く。14分にはボックス前で右→左とパスを回され、フリーになった武藤の狙いすましたミドルシュートがゴール右上に決まった。これは敵ながら天晴れのゴラッソ。0-2。大事な試合で負った開始早々のビハインドに、東京側のスタンドからはため息が漏れる。

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2015年10月18日

● 足りないものは何だろう(FC東京×湘南ベルマーレ)

FC東京 1−2 湘南ベルマーレ (J1第31節 味の素スタジアム)

僕がラグビーに入れ込んでいる間も(笑)東京はゼロウノウノゼロウノゼロと勝点を重ね、年間総合・2ndステージともに3位の好位置につけたまま早くも残り4試合。9位湘南と対戦した今節は、優勝を狙うならば決して負けられない一戦だったが、少ない決定機をものにされて悔しい敗戦となってしまった。


前半の立ち上がりは東京の組織守備が機能。湘南の攻撃を分断し、珍しくボールを支配する展開となった。一方攻撃の方は、湘南の逆襲速攻を警戒してかパスで中盤を組み立てることはほとんどなく、バーンズや前田を狙う縦の浮き球を多用。こぼれ球からクロスを入れる場面は幾つかあるも、湘南DFの素早い寄せもあってなかなかシュートに持ち込めない。ともにチャンスの少ない地味なムードで試合が進んでいった。

22分、菊池と接触した場面で森重が太ももを負傷。プレーを続行するも次第に守備の粗が目立ちだし、湘南ペースとなっていく。36分、転倒した森重と入れ替わってキリノがボックスへ突入した場面は、丸山が懸命のカバーで防ぐ。39分には湘南のショートコーナーのクロスに菊池俊介がダイビングヘッドで合わせるも、左に外れ。東京は集中力を欠いたプレーも出るようになり、何とか0-0で終えたいところだったが……。

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2015年09月13日

●前田!前田!前田! (FC東京×ヴィッセル神戸)



FC東京 3−0 ヴィッセル神戸 (J1第27節 味の素スタジアム)

代表戦がしばしば挟まるイレギュラーな日程の中、ナビスコ杯は決勝トーナメントに進出しながらも準々決勝で鹿島に完敗してしまった東京。今節はほぼ1ヶ月ぶりのリーグ戦ホームゲームであり、年間上位争いに残るためには是非とも勝ちたい一戦。僕個人としても約2ヶ月ぶりの生観戦であった。


序盤は神戸ペースだった。いつも通りの4-3-3(守備の時は河野が下がって4-4-2)の東京に対し、神戸は守備時5バックだが攻撃時には高橋・相馬の両WBがワイドに張りながらFWの位置近くまで上がる思い切ったサッカー。東京はDFがサイドに蓋をできず突破されてはボックス内できわどくクリアする場面が幾度かあり、攻めても羽生が後方に引っ張られたせいもあって前田・バーンズになかなかボールが入らない。

だが、幸いなことに神戸のアタッカーも決定力を欠いた。19分、CBの間を森岡が割ってゴール前へ突入するが、徳永が懸命のカバーリング。21分、渡邉千真のミドルシュートもポスト右を抜ける。東京はひたすら我慢しながら逆襲速攻を狙い、30分にはボックス手前で得たFKを太田が狙うもGK山本が横っ跳びでセーブ。気がつけば試合はすっかり膠着状態となっていた。

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2015年07月29日

●しばし夏休みを (FC東京×ベガルタ仙台)

FC東京 3−1 ベガルタ仙台 (J1第22節 味の素スタジアム)


結局、今日も味スタには足を運べず、スカパー!で録画観戦。

1stステージ2位と過去最高の躍進を見せたものの、2ndステージはスタートから出遅れて一進一退の我らが東京。下位の仙台相手とはいえ、リーグ戦中断を前にとりあえずホッと一息の快勝であった。


今回はここのところうまく行っていなかった4-3-3ではなく4-4-2の布陣、かつボランチも守備力のある米本にパス能力のある野澤という無難な組み合わせで、まあ上手くいって良かったというか。マッシモさすがの監督力というべきか、鹿島戦もこれでやれば良かったのに、というべきか(笑)。

まあ、おそらくフィッカデンティ監督としても、自分のこだわりを多少犠牲にしても今の高温多湿の気候には合わせざるを得ないのだろう。これまで避けていた米本のボランチ起用や羽生・三田という「ダブルダイナモ」の両サイドハーフ起用はその表れかと。この監督らしい現実主義、なのかな。

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2015年07月19日

●とりあえず水飲んで次頑張ろう (FC東京×モンテディオ山形)



FC東京 0−0 モンテディオ山形 (J1第20節 味の素スタジアム)

今回はさすがにディテールを書く気にならないというか。まー、辛い試合だった。


とにかく観ていてストレスのたまる試合だった。蒸し暑い気候、いま一つ工夫と精度を欠く攻撃と枠に飛ばないシュート、山形のほつれを見せぬ手強い守備、交代枠と勢いを削ぐ怪我の続発、安定感を欠きヒステリックなレフェリング、そして7分の追加タイムと報われぬ総攻撃……。

一言で表せば「ちくしょう」である。もう一言付け加えるなら「悔しい」か。冷静に論評するなら「優勝を目指すチームならばこういう試合こそ勝点3を取らなければ」と言うべきなのかもしれない。


でも、まあ、何というか、こういう試合だからこそ、サッカーファンとしての自分の立ち位置を強く意識させられるのも確かなわけで。つまりサッカーなんてものはどこまで行ってもままならぬものであって、僕たちはその中でもがく選手たちの姿にこそ共感を覚えるということだ。

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2015年07月11日

●いきなりボコ負け (川崎フロンターレ×FC東京)

川崎フロンターレ 2−0 FC東京 (J1第18節 等々力陸上競技場)

浦和に続く2位とリーグ「前半戦」過去最高の成績をマークした1stステージから中一週。早くも2ndステージの開幕戦、しかもアウェイの多摩川クラシコである。渋谷から電車で20分、等々力に足を運んで観戦した。


キックオフからの入り方は東京の方が良いように見えた。武藤が移籍した東京は前田・石川・東で3トップを組み、積極的なフォアチェックから速い守→攻の切り替えでゴールを狙う。対する川崎は憲剛や大島を中心に流動的に動きながらパスを回すも、序盤はミスが多い。5分、浮き球に反応した石川がDF裏に飛び出してシュート(GK新井がセーブ)。8分にも徳永のロングスローを前田がつなぎ、羽生が飛び込むきわどい場面。

しかし、前半の半ばになるとフロンターレのパスがリズムよく回りだし、一転して川崎の一方的な攻勢に。21分、ボックス手前からレナトが狙ったFKは右サイドネット。28分にもレナトのドリブルシュートがポスト右を抜ける。東京の守備は受け身になって後追いのチャージやタックルをかわされる姿が目立つように。もっとも川崎もなかなか決めきれず、38分の武岡や41分の大島のシュートは枠を外れ、0-0で前半終了。


後半に入るとネジを巻き直した東京が再び前目から追い込みにかかり、川崎のパス回しとの追いかけっこになった。が、先制したのは川崎。52分、ユルい東京の中盤守備をかいくぐってボックス左へ素早く展開し、小宮山の狙いすましたクロスにフリーのエウシーニョが巧みに合わせ、権田の横っ跳びも届かず右隅にゴールイン。中盤守備を何とか助けようと前線から東も下がった場面だったが、完全に崩されてしまった。0-1。

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2015年06月28日

●壮行会はみんなで派手に (FC東京×清水エスパルス)

FC東京 3−2 清水エスパルス (J1第17節 味の素スタジアム)

優勝争いの期待と失望があり、連勝の喜びと連敗の苦しさがあり、武藤の大活躍と移籍決定がありと、色々あった1stステージも最終戦。武藤の(とりあえずの)東京ラストゲームは不動のホームスタジアムで。


梅雨らしい蒸し暑さの中でキックオフ。武藤・前田が2トップを務める4-4-2の東京は積極的に押し上げてサイドから攻め込み、序盤に幾つかクロスを上げるも決定機には至らない。対する清水は3-5-2の布陣で、FWウタカにDFライン裏を狙わせながら、自在に動く大前を中心にパスを回して機会をうかがう。22分、左サイドで勝負した太田がDFを振り切ってクロスを入れ、フリーの東が頭で合わせるもポスト左を抜けた。

前半半ば頃は、東京の攻めが手詰まりとなって清水のチャンスが目立つ時間帯に。26分、ウタカが森重と入れ替わってボックス内へ突進し、シュートを権田が押さえる。33分、DFの間を突いた金子がドリブルでゴールに迫るが、カバーリングの吉本が懸命のクリア。34分にはワンタッチパスの連続に東京DFがついていけず、水谷がDFライン裏に思いっきり抜けるも、シュートをふかしてくれて命拾いした。

しかし、そんなたて続けのピンチをしのいで迎えた38分。東京は敵陣深く攻め込み、一旦はボールを奪われたものの梶山が突然の猛プレス。ボールを奪ってDFの背後に飛び出した東へラストパスを通し、東は冷静にGK櫛引をかわしてから無人のゴールへ流し込んだ。見事なショートカウンター!1-0。さらに43分にもゴール前で東の浮き球に高橋が飛び込むチャンスがあったが、これはあと一歩届かず。1点差でハーフタイムへ。

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2015年06月21日

●微妙で、素晴らしい、逆転勝利! (サガン鳥栖×FC東京)

サガン鳥栖 1−2 FC東京 (J1第16節 ベストアメニティスタジアム)

代表戦日程を挟んでいよいよリーグ戦1stステージもあと2戦。ステージ優勝こそ逃した我らがFC東京だが、上位進出を目指し、そして2ndステージを見据えた戦いは続く。今節は強豪・鳥栖とのアウェイゲーム。スカパー!で録画観戦した。


試合は立ち上がりから鳥栖ペース。この日の東京は梶山・高橋がダブルボランチを務める4-4-2の布陣でスタートしたのだが、鳥栖の強度の高いプレス守備にパス攻撃が機能せず。対する鳥栖は素早い守→攻の切り替えからシンプルに前線を狙う攻撃でチャンスを作る。速攻から水沼・豊田がたて続けにボックス内で際どいシュートを撃った後の17分、CKにフリーで飛び込んだ金のヘッダーがゴールに突き刺さって鳥栖先制。0-1。

得点を奪った鳥栖は勢いに乗ってボールを奪っては攻め込み、東京DFがしのぐ場面が続く。東京は梶山がDFラインまで降りたり三田・東・武藤の配置を変えたりして打開を図るが、相変わらずパスは回らない。24分、三田のクロスに合わせた前田のシュートはバーを越え、39分の太田のFKもGK林がキャッチ。途中から鳥栖が息切れしたこともあって追加点こそ免れたものの、前半の東京はわずかシュート2本であった。


後半も、東京が左右に回して攻めようとするのに対して鳥栖が速攻を狙う構図は変わらない。東京は崩しの形をなかなか作れず、鳥栖はバイタルエリアでの精度があと一歩、という感じで決定機が生まれないまま試合が進んだ。51分、東京は三田OUTで中島IN。中島は積極的にドリブル・パスで仕掛け、左サイドの攻撃を活性化する。すると、60分を過ぎた頃から鳥栖の動きが落ちて東京のボール支配が目立っていった。

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2015年05月31日

●燃えて、揺れて、ガッツポーズした夜 (FC東京×柏レイソル)

FC東京 2−1 柏レイソル (J1第14節 味の素スタジアム)

鹿島、浦和、名古屋とここに来てリーグ戦3連敗を喫し、ステージ優勝争いからは脱落模様の我らが東京。だが(当たり前の事だが)リーグ戦は続いていく。今節はACL明けのレイソルとのホームゲームであった。


レアンドロを1トップに置く4-5-1の柏に対し、この日の東京は武藤・林・東の3トップでアンカーに梶山ではなく高橋を入れる布陣でスタート。序盤は両チームのゾーン守備が機能して中盤での潰し合いが延々と続いたが、東京が三田や松田らの積極的な動きからサイドを突く攻撃で徐々にリズムを掴む。11分、右サイドの速いパス交換で揺さぶり、切れ込んだ東のラストパスを林がシュートしてサイドネット直撃。

ところが、その矢先の17分、米本が工藤との接触で足を痛めて退場してしまう。タフな柏相手にフィジカルの柱を失い、東京としてはピンチの局面。しかしここで今の東京の強みが発揮される。代わって入った野澤は高橋とダブルボランチを組み、武藤が一段下がって4-4-2の陣形にシフト。直後こそややバタついたもののすぐに守備の組織力を取り戻し、野澤の柔らかいパスさばきも加えながら再び攻め込んでいく。

そして35分、東のスルーパスで武藤がボックス内に飛び出してDFと競りながら折り返し。林のシュートは菅野にブロックされたものの、こぼれ球に素速く反応した三田がスライディングでゲットした。東の技巧、武藤の強さ、そして三田の積極性。1-0。一方の柏はSBの攻撃参加が増えるなど攻勢を強めるが、東京DFは落ち着いて対処する。逆に東や林のシュートなど惜しい場面を作りながら、いい流れで前半が終了した。

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2015年05月24日

●なあに、まだまだ (FC東京×名古屋グランパス)

FC東京 0−1 名古屋グランパス (J1第13節 味の素スタジアム)

鹿島戦の敗戦に引き続いて浦和にも完敗を喫し、残念ながら優勝争いからは一歩後退した感のあるFC東京。しかし息つく暇もなく試合は続き、今節は水曜のナビスコ甲府戦に引き続いてホーム味スタで名古屋との対戦であった。


中央縦のラインにノヴァコヴィッチ・ダニルソン・闘莉王が並び、永井と矢野がワイドに張る3-4-2-1の名古屋に対して、この日の東京は梶山と高橋のダブルボランチで武藤と米本が左右に開き、前田が1トップに入る4-2-3-1の布陣で臨んだ。いきなり2分、太田のクロスに飛び込んだ米本のヘッダーがバーを越える。東京は梶山を中心によくパスをつないでペースを握っていく。6分にも河野がボックス内でシュートの場面。

東京は守ってもいつもより前目から囲い込む守備が効果的で、永井と矢野も封じ込めて名古屋にチャンスを作らせない。22分には太田のFKに合わせた森重のヘッダーが楢崎の正面を突き、32分にもFKで太田のクロスに前田が DFと競りながら合わせるが、これもバーの上。名古屋はようやく39分にCKを獲得し、ファーサイドに上手く入った小屋松がシュートするも権田が反応良く防いだ。0-0で前半終了。


後半頭に名古屋は川又を投入するも、東京優勢は変わらない。48分、武藤の強烈なミドルシュートを楢崎が横っ跳びで弾き出す。50分には米本がDFをかわして決定的なクロスを入れるが、河野のシュートは枠をとらえられず。押し込み続ける東京だが、得点には至らない。59分、名古屋の中盤守備の要のダニルソンが負傷退場。69分には太田の低く速いクロスに武藤がタイミングよく飛び出すも、シュートはミートしきれず。

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2015年05月17日

●今日のところは完敗だぜ (浦和レッズ×FC東京)

浦和レッズ 4−1 FC東京 (J1第12節 埼玉スタジアム2002)

前節今季二敗目を喫しながら、なんとか優勝争いに踏み止まっている我らが東京。今回はいよいよ首位・浦和レッズとの大一番である。曇り空の埼玉スタジアムで観戦した。


東京は武藤・林・東の3トップ(追記参照)でスタート。初めは長いボールが多めだな……と思っていた5分、宇賀神に左サイドを破られ、低く鋭いクロスに権田の前で李が合わせてあっけなく浦和先制。0-1。いきなりビハインドの東京は前線からのプレスで追い込もうとするが、速く正確なパスワークでかいくぐる浦和が逆に好機を作る。10分、16分と興梠が強烈なシュートを枠に飛ばし、権田が横っ飛びでセーブした。

28分、早くも東京は三田OUT高橋INの交代、4-4-2にしてそれまでやられっ放しだった中盤を締めにかかる。これで多少はパス交換からの攻撃が出始め、太田のクロスも何本か。しかしなかなかシュートまでは至らず、逆に42分、またも浦和はカウンターで右→左→右と素早く揺さぶり、最後は宇賀神のクロスにファーで関根が合わせて権田の脇を抜いた。敵ながら見事な攻撃だった。0-2。そのまま前半終了。


後半、反撃を図りたい東京だったが、先手をとったのはまたも浦和。47分、右サイドを突破した関根の速いクロスにニアへ走り込んだ武藤が合わせてゲット。「いい時間」にやられっ放しの東京である。0-3。ただ、さすがにそこからは東京がヤケクソ気味に前がかりとなり、波状攻撃をかける展開に。48分、太田のCKに森重が足で合わせるがバーの上。50分には徳永のクロスから東がヘッダーを撃つも、これも枠外。

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2015年05月11日

●二匹目のドジョウはおらず (FC東京×鹿島アントラーズ)

FC東京 0−1 鹿島アントラーズ (J1第11節 味の素スタジアム)

GWの過密日程をなんと4連勝で乗り切り、首位に肉薄する我らが東京。連戦の最後を飾るのは強豪アントラーズとのホームゲームである。多摩川クラシコに引き続き満員となった味の素スタジアムで観戦した。


試合は序盤から鹿島ペースで進んで行く。鹿島は攻撃的MFが広く左右に開いてサイドチェンジも交えながら左右に揺さぶり、東京の中盤が緩んだと見るや土居や柴崎らがバイタルエリアを突いてチャンスを作る。8分、鹿島は縦につなぐ速攻で遠藤がボックス内へ侵入、シュートを太田がかろうじてブロック。その直後のCKでは二次攻撃のクロスに山本が合わせてヘッダーを撃つが、権田が反応よく弾き出した。

東京も主に左サイドから反撃を図り、幾度かクロスを上げる場面も作ったが、中央の人数不足で決定機には至らない。そして34分、鹿島の波状攻撃となり、東京DFの足が止まってこぼれ球をクリアしきれないでいるところ、土居の当たり損ねのシュートに権田がタイミングを外され、ボールがコロコロとゴール左隅に転がり込んでしまった。0-1。その後も鹿島寄りの流れは変わらないまま前半が終了した。


後半、東京は頭から羽生・河野に替えて前田・高橋を投入、フォーメーションを4-4-2に変えて劣勢だった中盤にテコ入れする。これが奏功して今度は東京の攻勢に。49分、太田のCKに合わせた前田のヘッダーがGK曽ヶ端の正面を突く。55分、東が左から切れ込んで強烈なシュートを撃つも、これも曽ヶ端の正面。64分には徳永のクロスにまたも前田が合わせるが、DFがブロックしてゴールならず。

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2015年05月06日

●勝って兜の緒に冷や汗(笑)(ベガルタ仙台×FC東京)

ベガルタ仙台 2−3 FC東京 (J1第10節 ユアテックスタジアム仙台)

前節はライバル川崎に逆転勝利して今季2度目の3連勝をマークし、首位・浦和と僅差の2位につけている我らが東京。ゴールデンウイークの連休最終日は、4連敗と苦しむ仙台とのアウェイゲームであった。今回はスカパー!でテレビ観戦。


試合は立ち上がりから仙台ペースで進んだ。というより、序盤は東京の守備がピリッとせず、自陣深く押し込まれては梁の配球からウィルソンや野沢に仕掛けられ、何とかしのぐ場面が続く。9分、左サイドから流れたクロスを徳永がヒールで処理しようとして野沢にかっさらわれ、シュートがバーの下を直撃してヒヤリ。東京も好調の東を中心に攻め込む場面を作るが、14分の米本のミドルシュートはバーの上。

23分、ハイボールに競り合う場面で吉本がウィルソンを引き倒してしまい、PK。しかしウィルソンのシュートは権田が抜群の集中力と反応で弾き出す。うーむ、さすが守護神である。逆に34分、左サイドで東京がFKを獲得。太田のキックは急角度でファーに曲がり落ち、巧みなコース取りで飛び出した森重が豪快に蹴り込んだ。またも出た、必殺セットプレー!!1-0。これで東京に流れが傾き、いい雰囲気でハーフタイムへ。


後半になっても東京ペースは変わらず、というよりむしろ加速していった。前半よりコンパクトな陣形から、攻めてはパス交換の中で効果的なオーバーラップを繰り出し、守っても精力的なチェイスと高いDFラインで仙台アタッカーをオフサイドの網にかけまくる。48分、左サイドから武藤がクロスを入れた場面、今度は二見が米本を引き倒してPK。武藤が自信満々に右足(!)でゴール中央に決めた。2-0。

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2015年05月03日

●逆転勝利サイコー!! (FC東京×川崎フロンターレ)

FC東京 2−1 川崎フロンターレ (J1第9節 味の素スタジアム)

「ウノゼロ」でしぶとく勝ち星を重ね、首位浦和から勝点3差の好位につけている我らが東京。今節の川崎戦=第25回多摩川クラシコは、優勝争い生き残りをかけた上位同士の対戦である。4万2千観衆で膨れ上がる味の素スタジアムで生観戦した。


キックオフ。東京は昨年の対戦で中村憲剛と大島にパスを回されまくって完敗した反省からか、MFがいつも以上に横方向を締めにかかるのに加え、FWに機動力のある選手を並べて前目からプレッシャーをかけていく。これが効を奏し、序盤はほとんど川崎にチャンスを作らせない。が、攻めてはボールを奪ってからの展開が淡白で、前に急ぐわりにはシュートへ持ち込めない。やや地味な攻防が続いた。

突然均衡が破れたのは21分。左サイドのFKで憲剛がファーに巻くボールを蹴ると、フリーで飛び出した大久保があっさり頭でゲットした。カズの得点記録を破る通算140得点を祝い、メインスタンドに座る我々の目の前でぎこちないダンスを披露する大久保(笑)。まあ、東京のセットプレー守備についてもそろそろ研究されてきているのだろう。0-1。

そこからは川崎が浮き足立った東京守備陣の間をスイスイっとパスを通してチャンスを作るようになり、恐れていた展開に。29分、右サイドからボックスへ突入した船山が撃ったスライディングシュートは右に外れ。34分、左サイドのFKから先制点の場面と同じ形で今度は小林が飛び出してシュートするが、これはポストわずか左を抜けてくれた。その他何度かあったピンチも何とかしのぎ、1点差で後半へ。

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2015年04月29日

●忍耐+戦術+セットプレー=勝点3 (アルビレックス新潟×FC東京)

アルビレックス新潟 0−1 FC東京 (J1第8節 デンカピッグスワンスタジアム)

甲府、湘南、山形とリーグ戦で1-0の勝利を重ね続ける我らが東京。ゴールデンウイーク前後の連戦も半ばに差しかかった第8節、新潟とのアウェイゲームは、またしても「ウノゼロ」でシブく勝点3を手にすることに。今回もスカパー!でテレビ観戦した。


石川を怪我で、梶山を出場停止でそれぞれ欠く東京は東をFWに起用、高橋がアンカーに入る布陣で試合に臨んだ。序盤は4-3-3の組織守備がよく機能して新潟のアタッカー陣をほぼ封じ込め、ボールを奪うと早く速く前へ送って速攻を狙う。しかしアタッカー陣の連携はイマイチでなかなかつながらず、武藤や河野が幾度かサイドへ飛び出す場面はあるもののフォローが遅くてチャンスにならない。

前半の中頃を過ぎたあたりから、4月にしては高い気温と連戦の影響か、早くも東京の選手たちの動きが重くなったように見えた。24分、新潟はボックス左のFKでファーにクロスを上げ、大野がシュートしてサイドネットを直撃。38分には高橋が中途半端なバックパスをラファエル・シルバにさらわれてピンチとなるが、幸いシュートはポスト右に外れてくれた。何とかスコアレスでハーフタイムへ。


後半の立ち上がりも新潟が攻勢をかけるが、東京DFは集中したプレーで得点を許さない。そのうち両チームとも中盤を埋めきれず、間延びしたピッチをボールが行き交う形に。しかし勢いで勝るのは相変わらず新潟の方。東京は東→林と河野→三田の交代で4-4-2にシフトして対抗しようとし、62分、絶妙のタイミングでCBの背後に飛び出した武藤に羽生が縦パスを通すが、シュートを撃ちきれず逸機。

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2015年04月26日

●ウノゼロ上等、ではあるけれど(モンテディオ山形×FC東京)

モンテディオ山形 0−1 FC東京 (J1第7節 NDソフトスタジアム山形)

広島戦で今季初黒星を喫し、水曜のナビスコ鳥栖戦に快勝して迎えた山形戦。なかなか好機を作れないもどかしい展開となったが、太田のゴールを守りきって勝点3を獲得した。スカパー!で録画観戦。


東京にとって前半はほぼ思い通りの展開だったのだろう。序盤からボールを支配し、引き気味の相手に対して速い縦のグラウンダーとミドルシュートを中心に攻め立てる。22分、右サイドのFKから太田が蹴り込んだインスイングのクロスに吉本が飛び込み、DF・GKともその動きに惑わされて直接ゴールイン。守っても、集中した組織守備でディエゴをはじめとする山形攻撃陣を自由にさせず、1-0でハーフタイムへ。

問題なのは後半で、東京は同点ゴールを狙って前に出てくる山形に対して自陣を固め、幾度かカウンターの形を作って山形DFを背走させる……ところまでは良いのだが、そこで妙にフォローが遅かったりパスが雑になったりして追加点が奪えない。もっとも、山形の攻撃にもさほど工夫はなく、守備の集中力さえ切れなければ危険は少ない状態ではあったのだけれど。結局、1点差のまま試合終了となった。


アウェイでもあるし、1-0で勝利、という結果はもちろん喜ばしいのだけど、後半の試合運びはどうにもなあ……。もちろん、リードを奪っていたのだから守備基調で戦うのはもっともな話(というかこのチームのスタイル)なんだが、そこで鋭いカウンターを繰り出すわけでもなく、山形にもそれなりにチャンスを与えたのがイマイチな印象であった。何しろ後半のシュートはたったの1本である。繰り返すが、「結果的に1-0」自体は無問題だと思うんだけどね。

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2015年04月23日

●自信回復の1勝 (FC東京×サガン鳥栖)

FC東京 2−0 サガン鳥栖 (ナビスコカップ予選リーグ第4節 味の素スタジアム)

今季初黒星のリーグ戦から中3日で迎えたカップ戦。昨日は仕事関係の飲み会があって味スタには足を運べなかったので、今日になってスカパー!で録画観戦した。


序盤から組織守備が強みの両チームらしく、ステディな攻防が続いた。鳥栖が幾度かクロスを入れるも、東京はDF陣が落ち着いてはね返す。18分、東京がボックス周辺で回す場面、石川が左から中央に戻した速いパスを三田がトラップから左足一閃!ボールはGK林の横っ跳びも届かず右隅に決まった。速攻が決まらないと見て、引き過ぎのDFに対してミドルシュートに持ち込んだのは石川の好判断。1-0。

そこからは東京は焦らず後ろに重心を残し、三田・羽生が無尽の運動量でスペースを潰しつつ、アンカー高橋の着実なボールさばきから前線で石川・林が飛び出しを狙う。対する鳥栖は長身FWの山崎に当てようとするが、丸山・吉本がしっかり絡んで自由にさせない。東京の1点リードのまま前半が終了した。


後半の立ち上がりは一段ギアを上げた感じの東京が主導権を握る。相変わらず林は精力的に鳥栖DFの穴を突き続け、DFに競り勝ってヘッダーを撃つ場面もあったがこれはGK林の正面。そして57分、羽生のあっちむいてほいパスで太田が左サイドを突破。太田はDFが転倒したのを尻目に一気に切り込んでクロスを入れ、走り込んだ三田が技ありのシュートを右隅に流し込んだ。よっしゃよっしゃ。2-0。

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2015年04月19日

●六日天下かよ(笑) (FC東京×サンフレッチェ広島)

FC東京 1−2 サンフレッチェ広島 (J1第6節 味の素スタジアム)

3連勝で前節首位に立った、好調の我らが東京。今回は公式戦5試合勝ちなしと不振に苦しむサンフレッチェとのホームゲーム。飛田給から八重桜の咲く通りを歩き、強風吹きすさぶ味スタで観戦した。


いつものように守備時5-2-2-1、攻撃時3-2-5の広島に対し、この日の東京は高橋秀人が先発、基本は通常の4-3-1-2だが流れの中で5バックになるフォーメーションでスタートした。最初の得点は開始直後の1分。東京はボックス手前からのパス交換で攻め込み、石川のワンタッチパスがDFに当たって右サイドに流れたところ、フリーの武藤が右足でGK林の股を抜いてゲット。落ち着き払ったシュートだった。1-0。

しかし、そこからはサンフレッチェのペースとなる。東京はDFラインに人数を揃えるものの広島の前線へのクサビを潰しきれず、吉本が裏をとられたり両サイドが広島のウイングに翻弄される姿が目立つ。10分、梶山のパスミスから広島のカウンターとなり、ドウグラスが右サイドを突進。太田・高橋がまとめてかわされてからの折り返しを柴崎がダイレクトでゴール上に叩き込んだ。権田のジャンプも届かず。1-1。

14分、ボックスに突入した柴崎を森重が倒したか、という場面はノーファウルの判定。15分、石川の長いクロスを武藤がボレーで狙うがサイドネット。18分には左サイドから切り込んで徳永をかわした柏のシュートが右隅に決まるも、前線の選手がオフサイドで命拾い。広島向きの展開に東京はシステムを変更し、高橋が完全にDFラインに入って5-2-1-2の形に。これで試合がやや落ち着き、同点のままハーフタイムへ。

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2015年04月12日

●ウノゼロ!3連勝!そして首位!! (湘南ベルマーレ×FC東京)



湘南ベルマーレ 0−1 FC東京 (J1第5節 BMWスタジアム平塚)

開幕から次第に調子を上げ、現在2位と好位置につける東京。今節は昇格組・湘南とのアウェイゲームである。雨の日の合間、曇り空の平塚で観戦した。


序盤、東京は速い湘南の攻守を警戒してかセーフティに長いボールを多用する。が、前線に収まらず、かえって相手に攻撃機会を与えることに。湘南は鋭い守→攻の切り替えと速いフォロー、東京の弱点を突くサイド展開でチャンスを作る。9分、藤田のクロスが流れたところ、アリソンが狙ったボレーはわずか左に外れ。12分には右サイドのパス交換で高山がボックス内へ侵入するが、至近距離のシュートは権田がキャッチ。

前半中頃になると東京が前に急がずつないでポゼッションを高め、太田の攻撃参加も出るようになって次第に押し込む形に。34分、大きな右→左の展開で太田が突破し、クロスが中央で跳ねたところを河野が狙うがミートできず。36分には左サイドで太田→石川→武藤と縦につなぎ、切れ込んで勝負した武藤が右足でシュートするも、GKがキャッチ。スコアレスのまま前半終了となった。


後半の立ち上がりは湘南が高い位置でのプレスを復活させ、再び攻勢に出る。47分にはグラウンダーのクロスにフリーの大槻が合わせる危ない場面があったが、きわどく枠を外れてくれた。ここをしのいだ東京は52分、CKのこぼれ球を拾った河野がインスイングのクロス。森重が折り返して武藤がヘッダーを撃つが、バーに当たってゴールならず。さらに二次攻撃で武藤が頭で押し込んだ場面もオフサイド。

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2015年04月07日

●スタンフォード・ブリッジで駆けるか、よっち

日本代表FW武藤、チェルシー移籍合意か。アジア人移籍金最高額更新も? (フットボールチャンネル)


いやあなかなか楽しい記事だな、と思って読んでしまった。

そもそも記事の出だしが「ある情報源によると」なんて胡散臭いことこの上なく、「移籍金はアジア人選手の歴代最高額をはるかに超える」というのも「いきなりんなわけないだろ」という話であって、まあ信憑性の低い飛ばし記事なんだろうな、とは思う。

ただ、昨年後半からの武藤のブレイクぶり、特に今シーズンの「スーパー入ってる」活躍を見ると、仮にチェルシーへの移籍が本当に実現したとしても僕はそれほど驚かないだろう。かつて稲本や宮市がアーセナルに移籍したように、「先物買い」的な可能性も考えればあり得ない話じゃない。

それにしても、チェルシーかあ。実現したら面白いよね。頭に浮かぶのは10年ほど前、ジョゼ・モウリーニョ監督が最初に就任した頃のチェルシーである。

あの頃のチェルシーは基本的に4-3-3のフォーメーションで、攻撃陣はCFがグジョンセンかドログバ、左右のウイングにロッベンやダフ、ジョー・コール、少し遅れてS・W=フィリップスといったメンツだった。堅実な守備から繰り出すスピーディーなカウンター攻撃が実に魅力的なチームだった。

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2015年04月04日

●石川直宏健在なり (FC東京×ヴァンフォーレ甲府)

FC東京 1−0 ヴァンフォーレ甲府 (J1第4節 味の素スタジアム)

神戸戦の快勝後、ナビスコ杯と代表戦を挟んで迎えた第4節。なかなか得点が奪えないもどかしい展開となったが、復活した石川の活躍もあって勝点3を確保した。


試合は序盤から東京が主導権を握る展開に。東京は武藤・石川の2トップに河野・三田・米本と前目に機動力のある選手を揃え、早めの寄せでボールを奪っては高めの甲府DFラインの裏を狙っていく。開始直後、DFの隙間を突いた河野がボックスへ飛び出すが、シュートはDFに当たってゴールならず。14分、河野の反転スルーパスで抜けた武藤がGK荻と一対一となるが、ここは荻が防ぎきった。

先制点はその直後。米本のロングパスに反応して右→左と斜めに飛び出した石川が、荻の目の前で右足の見事なトラップから左足一閃!ボールはゴールネットに突き刺さった。石川らしい鮮やかなボレー!1-0。その後も東京ペースは続き、29分、石川のフォアチェックで獲得したボックス手前のFKを森重が狙うが、荻がキャッチ。30分には武藤がミドルシュートを狙うもポストわずか右に外れた。

前半半ばになると東京がやや息切れし、甲府も東京の寄せに慣れた感じでチャンスを作るように。32分、甲府のCKが逆サイドに抜けたところを下田が狙うがバーの上。38分、東京は右サイドのつなぎから梶山のクロスが逆サイドに抜け、走りこむ太田がシュートするもバーを越えた。終了間際には枠に飛んだ新井のミドルシュートを権田がパンチで弾き出す場面も。1点差で前半終了となった。

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2015年03月22日

●まずは1勝、最初の快勝 (ヴィッセル神戸×FC東京)

ヴィッセル神戸 0−2 FC東京 (J1第3節 ノエビアスタジアム神戸)

開幕から2戦連続ドローでややモヤモヤしたムードだった東京。水曜日のナビスコ杯勝利を挟んで迎えたリーグ3戦目は、スカパー!でテレビ観戦した。


序盤は一進一退。東をFW起用した東京は縦につなぐパスワークで幾度か攻め込み、10分、武藤の落としを河野が狙った場面はGK山本がセーブ。28分にはCKのボールが抜けてフリーの梶山に渡るがシュートできず。一方の神戸は、強力2トップを前面にたててバイタルエリアから加速する攻撃。しかし、渡邉千真の強烈なミドルシュートはポストを直撃し、P・ジュニオールが角度のないところから狙ったシュートは権田が防ぐ。

東京の先制点は33分。太田のアウトスイングのCKに森重が頭で合わせ、ふわり弧を描いたボールが左隅にゴールイン。バックステップからコースを狙った技ありシュートだった。1-0。その後は東京が押し気味になるも、40分、ボックス内に突入した渡邉を権田が倒したとの判定(実際には触っておらず)でPK。しかし、ここはジュニオールのシュートを権田が見事な反応で弾き出して得点を許さず。1点リードで前半が終了した。


後半、神戸が攻勢に出る。開始直後、パス交換から小川がゴール前に抜け出してシュートするが、またも権田がセーブした。これを見たフィッカデンティ監督は米本をボランチに下げて4-4-2にシフト。これが奏功し、東京の守備ブロックを前に神戸が攻めあぐむように。そして68分、巧みなターンで神戸DFの逆をとった武藤が右サイドを一気に独走、シュートを逆サイドに突き刺した。電撃のカウンターアタック!!2-0。

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2015年03月16日

●「マッシモサッカー2.0」への道は遠し (FC東京×横浜Fマリノス)

FC東京 0−0 横浜Fマリノス (J1第2節 味の素スタジアム)

待ちかねていた2015年シーズンのホーム開幕戦。東京が新しいスタイルへの脱皮を図る姿を目にすることができた試合だったが、膠着状態を打開出来ずにスコアレスドローに終わった。


前半は東京がボールを支配する展開となった。開幕戦と同様アンカーに梶山を起用し、長いボールをあまり使わず低い位置から丁寧につなぐサッカー。序盤、左サイドから太田が(横浜CBの高さを考えてか)低く速いクロスを幾度か入れるが、いずれも跳ね返されてチャンスにならず。一方の横浜はオーソドックスな4-4-2の布陣から速攻を狙うも、東京のDF陣はピンチの芽を着実に摘んで突破を許さない。

15分、CKにファビオが合わせたヘッダーは権田がキャッチ。28分、高い位置でボールを奪った米本が勢いよくボックスへ突入し、スイッチした武藤がシュートを狙うもDFに当たってわずか右に外れ。次第に東京はサイドに展開しても窮屈なところに追い込まれて難渋する姿が目立ち始め、細かいコンビネーションで突破しようとしてもミスしてシュートへ至らず、の繰り返し。スコアレスのままハーフタイムへ。

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2015年03月08日

●絶賛攻撃模索中、かな (ガンバ大阪×FC東京)

ガンバ大阪 2−2 FC東京 (J1第1節 万博記念競技場)

いよいよ今シーズンのJリーグ開幕……なんだけど、初戦はスカパー!で録画観戦。


雨の降りしきるコンディション、しかも堅守を基調とするチーム同士の対戦だけに、前半は地味な展開。全体的にはガンバがやや押し込むが、東京はバイタルエリアをきつく締めて宇佐美・パトリックへのパスを遮断し、岩下のミドルシュートも権田がセーブ。一方東京は梶山からの配球で武藤や前田が仕掛けようとするも、ガンバは整然としたブロック守備で隙を見せない。

ところが、どちらも決定機をつかめないまま「0-0なら上出来かな」と思い始めた前半45分、東京陣左サイド深くで宇佐美が粘った場面。ボールはラインを割ったが主審は笛を吹かず、東京DFが動きを止めたのを見て遠藤がゴール前にクロスを送る。パトリックが権田の前できっちり合わせてゴールイン。セルフジャッジの是非はともかく、遠藤がフリーになりすぎた。0-1。


後半、東京は不調の太田OUTで丸山IN。これで徳永の攻め上がりが増え、さっそく48分に徳永のクロスに武藤が合わせるが、東口がセーブ。さらに攻めたい東京だが、逆に53分、右からパトリックとのワンツーでボックスへ突入した宇佐美を梶山が倒してしまいPKとなり、宇佐美が自分で蹴ってゲット。交代で守備の連携が甘くなった隙を突かれた形となった。0-2。

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2015年02月25日

●FC東京2015年シーズン展望 (戦力編)

2015年 FC東京トップチーム選手 (FC東京公式)


来たるべきシーズンのFC東京の展望を勝手に書く2回目。今回は戦力について。

最初に加入と放出(移籍)を一通り整理すると、

<加入>
前田遼一  ← ジュビロ磐田
奈良竜樹  ← コンサドーレ札幌(期限付)
榎本達也  ← 栃木SC
丸山祐市  ← 湘南ベルマーレ(期限付移籍より復帰)
林容平   ← 大分トリニータ(期限付移籍より復帰)
幸野志有人 ← ジェフ千葉(期限付移籍より復帰)
橋本拳人  ← ロアッソ熊本(期限付移籍より復帰)
佐々木渉 (U18より昇格)
小川諒也 (高卒)

<放出(移籍)>
エドゥー  → 全北現代
渡邉千真  → ヴィッセル神戸
加賀健一  → 浦和レッズ
塩田仁史  → 大宮アルディージャ
椋原健太  → セレッソ大阪
廣永遼太郎 → サンフレッチェ広島

といったところか。

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2015年02月21日

●FC東京ヒルズ進出、ってか

今日の午後、六本木ヒルズアリーナで開催されているキックオフイベント『FC東京“祭” presented by 東京ガスライフバル』をのぞいてきた。


僕が到着したのは、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」(すごい名前だなしかし)とのコラボイベントが終わって、これから「F.C.TOKYO魂!」のトークショーが始まるぞ、というあたり。土屋礼央さんや渡邉一平さん、日々野真理さん、ゆってぃさんらがマイクを片手に姿を現していた。

今日は福岡でプレシーズンマッチ開催中ということで選手たちはいなかったのだけれど、グッズショップや東京Xをはじめとする食物の屋台が出ていたりキックターゲットのコーナーが設けられたりして、100〜200人くらいはいたかな?青赤のグッズを身に付けた東京ファンがけっこうな数集まっていた。

なんというか、六本木ヒルズといえば都会中の都会なわけで、六本木アートナイトのメイン会場なんかにもなるこの場所で東京がイベントを開催するとは……感慨深い、というか、似合わねー、みたいな(笑)。ヒルズの他のお客さんと僕らも含めた東京ファンの見た目のギャップも大きくて、思わず笑ってしまった。

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2015年02月17日

●FC東京2015年シーズン展望 (日程編)

2015明治安田生命J1リーグ 試合日程 (FC東京公式)


ということで、そろそろシーズンの展望なぞを。今回は日程について。

まずは2ステージ制についての印象をあらためて書いておこう。やっぱり細切れで長丁場感がなくなって、なんか重みがなくなったなあ、と。1年間、春、夏、秋と30試合以上を戦って喜怒哀楽様々あった末にシーズンの結果が出る、というのがリーグ戦の醍醐味だったと思うんだけどなあ。もちろんこの方式でもシーズンごとやチャンピオンシップの盛り上がりはあるんだろうが……差し引きどうか、かな。

加えて気になるのは、レギュラーシーズンを早く終えねばならないがゆえの日程の窮屈さである。リーグの平日開催が3日もあるんだね。W杯があった昨年でも2日しかなかったのに。あ、でも一昨年は4日あったのか。ただ、いずれにしても、水曜まで試合を詰めて、10月以降にたった5試合しか行わずにリーグ戦が終わるのはどうなんだろう。土日開催を増やすことが観客増につながると思うんだがなあ。


ただ、いつもの文句をそれぐらいにしておくと(笑)、FC東京としてはおそらく2ステージ制になったことで優勝のチャンスは増えるんだろうな、と僕は思っている。昨年の「14試合負けなし」でもそうだったように、東京のような若いチーム(と言われ続けるのもそろそろ飽きたな)は長丁場のリーグ戦を制する力はなくとも、4ヶ月弱の短期決戦なら勢いに乗って制することはあるのではないか。

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2015年02月14日

●年チケきたる

本日、江東区猿江から我が家にFC東京の2015年シーズン年間チケットが届けられた。


クラブサポートメンバーの会員証やなんかも一緒に届いたのでどちらの特典かわからないけど(よく見たらスカパー!の宣材だった)、権田・森重・太田・武藤と東京の誇るイケメン日本代表4人衆(笑)のクリアファイルが同封されていた。なんだかんだで家にも紙の書類がたまるので、このオマケはけっこう嬉しいな。来年は秀人先生も加わって5人衆になってほしいが。

あと「11年以上のSOCIOの皆さまへ」とかいうお礼のお手紙が入ってたけど、いいよな、この宛先のざっくり感が(笑)。いや、マジでいいんですよこんなのはアバウトというかだいたいで。ただでさえ、送り先によって違う内容のものを封筒に詰めるだけでも大変なんだからさ(外注してるのかもしれんが、それはそれでお金がかかるから)。

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2015年01月18日

●ゆく人くる人2015 (さよならエドゥーと追加編)

補強が足りん補強が足りんと書いていたら、逆に攻撃の核となっている選手が移籍することになってしまった。どうなってんねん(笑)。


エドゥー選手 全北現代モータース(韓国)へ完全移籍のお知らせ (FC東京公式)

エドゥーは事前に報道されていたとおりKリーグへ。これは痛いよなあ。

万能タイプのFWだった。テクニックがあり、屈強で、スピードも短い距離ならそこそこあった。勝負の意識は高くシュート力もあるが味方を生かすパスも出すことができた。ブンデスリーガのシャルケに在籍(内田篤人のチームメイトだったんだよね)して欧州CLに出場するなど、様々なリーグで活躍した経験があった。Jリーグの外国籍選手の中でもかなり上位に位置する、いい選手だったと思う。

東京に加入してからは、開幕戦からしばらくチーム全体が機能しないでの孤軍奮闘をはじめ、前線でロングボールや楔の収め役として、また武藤や河野を生かすアシスト役として、そしてもちろんストライカーとして活躍してくれた。鮮烈だったのは14節のガンバ戦、とどめの3点目となったボレーシュート。後ろからの浮き玉をちょいと浮かしてノーステップで引っ叩き、ゴラッソ!あれは格好よかった。

ただ、そんな感じでチームにとって大きな損失なのは間違いないんだけど、考えてみれば前田遼一とはかなりタイプがかぶるだろうし、どちらかをベンチに置いておくわけにはいかないだろうし……と考えると、まあやむを得ない面はあるのかな、と。残念ではあるが、移籍先での成功を祈りたい。

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2015年01月13日

●ゆく人くる人2015 (くる人編)

2015年シーズンに向けての移籍動向、「ゆく人編 」その1その2に続いて今回は「くる人編」。


前田遼一選手 完全移籍加入決定のお知らせ (FC東京公式)

これはビッグニュースだった。世間的には今のところ、今オフのFC東京に関する最大のトピック。

石川や茂庭と同じいわゆる「アテネ世代」。とはいっても(既に磐田でレギュラーになってはいたが)アテネ五輪の時にはまだまだ未完成な印象で、その後に本格化した選手である。一見華奢に見えるが184cmの高さと強靭な体幹を持ち、にも関わらず足下の技術としなやかさも備えた本格型のストライカー。2009〜2010年にはJリーグ得点王とベストイレブンを連続して獲得した。

と、書くと何だか凄まじくいい選手みたいだな(笑)。実際いい選手ではあるのだが。

選手としての経歴や能力は文句のつけどころがないとして、問題は起用法だろう。移籍が噂されるエドゥーの替わりに武藤嘉紀と2トップを組むか、あるいはフォーメーションによっては3トップのセンターか。いずれにせよポストプレーと裏に抜ける動きの両方をやってもらうことになるが、彼ならば例えば渡邉千真よりはずっと上手くやるだろう。ただ、平山とタイプがかぶりそうな……。

いずれにせよ、おそらくはよっち(と残留すればエドゥーも)へのマークがグッと厳しくなるであろう今年、前田の活躍がチームの浮沈に直結するのは間違いない。二桁得点と、できればそれに迫る数のアシストを期待したいと思う。活躍が楽しみだ。

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2015年01月08日

●ゆく人くる人2015 (ゆく人編 その2)

昨日のその1に引き続いてFC東京の移籍動向、「ゆく人編」その2。


渡邉千真選手 ヴィッセル神戸へ完全移籍のお知らせ (FC東京公式)

好きな選手の大きな放出なんだけど、予期していたのでショックは少ないというか。

全国高校サッカー(国見高校)や関東大学リーグ(早稲田大学)で大きな実績をあげ、Fマリノスに入団した年には13ゴールのJリーグ新人記録を作った大型ストライカー。その後もコンスタントに得点をあげて僕も実力を評価していたので、東京入りが決まった時はかなり嬉しかったのを覚えている。加入初年度こそ6ゴールにとどまったものの、2013年には17ゴールをあげてエースとして活躍した。

彼の魅力は左右どちらからでも強いボールが蹴られるシュート力。たとえば2013年のホーム名古屋戦やアウェイ湘南戦のほぼノーステップで決めたミドルシュートなんかは、そりゃあ鮮烈だった。加えて独特の愛嬌があって、ハットトリックで2点差をひっくり返した一昨年の鳥栖戦、「カズマックス!」ポーズで笑わせてくれたのも忘れがたい。そしていつも一生懸命な選手でもあった。

ただ、加賀ほどではないけれど(笑)、ちょっと不器用なところもある選手だったんだよね。全体がよくも悪くも割とルーズなサッカーだったポポヴィッチ時代はともかく、フィッカデンティ監督になってからはタイトな戦術の中で持ち味の豪快さも失われちゃって、妙にこじんまりしてしまった。昨季は何とシーズン3得点。本来の実力を考えれば、移籍は仕方のないところだろう。

行き先はヴィッセルか。ネルシーニョを監督として迎えるそうだから、あの知将がカズマックスという魅力的だが難しいところもある素材をどう料理するのか、それはそれで楽しみである。頑張れ!

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2015年01月07日

●ゆく人くる人2015 (ゆく人編 その1)

「シーズン終わるのが早いな」「オフが長い」などと贅沢なことを言ってるうちに、気がつけば国内サッカーの2014年シーズンが終わってはやひと月余り。年も明けてストーブリーグも山を越しつつあるようなので、ここらで移籍の動向なぞ見てみようか。


塩田仁史選手 大宮アルディージャへ完全移籍のお知らせ (FC東京公式)

まずはなんといってもこれ。ついに行っちゃうのか、と。

若い頃から非常に安定感のあるGKで、コーチングや至近距離のシュートへの反応にも光るものがあり、ハイボール処理などでは勇気のあるところも見せてくれた。チームに土肥や権田という日本代表クラスのGKがいたせいで多くのシーズンでカップ要員となったものの、出場した試合では堅実なプレーを披露し、貢献度は高かった。特に2004年のナビスコ杯優勝は彼の存在を抜きにして語れない。

大卒でプロ入りしてから11年間FC東京一筋だったのか……彼ほどの実力者が控えでいてくれたのは、文字通りの選手層という意味でも心理的な安心感という意味でも本当に大きかった。もっとも、そんな選手が少ない出場機会に甘んじてていいのかという見方もあるわけで、僕もオフのたびに「早く移籍した方がいいんじゃないか」と思ったりしてたんだけど、実際に移籍しちゃうとなると寂しい、ね。

正直なところ、一時期、彼が試合前の練習が終わった時にしきりに胸のエンブレムを叩くジェスチャーをするのがファンに媚を売ってるみたいで嫌だったんだよね。でも、それも最近ではなくなってたし、今となってはいい思い出というか。とにかく功労者として、新天地での成功を祈りたい。

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2014年12月30日

●FC東京の2014年を振り返ろう(後編)

昨日のエントリーに続いて、FC東京の2014年シーズンの回顧。


4 「日本代表供給地」としてのFC東京

今年の東京のトピックとして忘れてはいけないのは、日本代表を多く輩出したことだ。

まず、前年からザッケローニ監督にしばしば召集されるようになっていた森重真人がブラジルW杯直前にCBに定着。本大会では満足な成績を残せなかったものの、代表監督がハビエル・アギーレに替わってからも引き続きCBのレギュラーを確保している。しなやかな守備はもちろん、広い視野と戦術眼、高いパス能力を併せ持つ彼はこれからも代表の中心として活躍し続けるに違いない。

リーグ戦でブレイクした武藤嘉紀もアギーレ監督によって代表に抜擢され、9月のウルグアイ戦でデビュー。2戦目のベネズエラ戦ではさっそく初ゴールをゲットした。日本にドリブラーは数多くいれど、彼ほど足が長いドリブルを持ち、かつしなやかさと強靭さを併せ持つFWはおそらく存在しない。特長がはっきりしている分戦術を選ぶかもしれないが、代表定着は十分に可能だろう。

驚きだったのは、太田宏介の4年ぶりの代表選出だ。10月のブラジル戦ではチームが大敗する中で幾度か好クロスを上げて存在感を示し、豪州戦でもフル出場した。現在の代表は長友・内田・ダブル酒井と層が厚く食い込むのは難しいと思われていたのだが、「国内組」でもやれることを示したのは大きい。この2年で大きく成長した選手でもあり、彼の活躍はファンにとって大きな喜びである。

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2014年12月29日

●FC東京の2014年を振り返ろう(前編)

早いもので、今年もあと2日を残すばかりとなった。今シーズンは天皇杯の日程が早くて(どっちにしろ東京は早めに負けたけど(笑))12月中旬から国内サッカーはオフとなり、年末近くになるともうストーブリーグ真っ最中、という感じである。

前田遼一の加入(公式発表も来たね)や塩田仁史の移籍など書きたい話も多いのだけれど、それは年明けに回して、とりあえず今回は長らくブログをサボっていた自分の思い出しメモも兼ねて回顧篇ということで。以下、FC東京の2014年シーズンについて4つのトピックを中心に記載してみよう。


1 マッシモ・フィッカデンティ監督の就任

今シーズンは何と言ってもこれだろう。Jリーグ初、そしてFC東京にとってももちろん初めてのイタリア人監督の就任。セリエAで残留請負人的な仕事をしてきた若手監督、チェゼーナ時代には長友を獲得して成長させた、といった事前情報はあったものの、「イタリア=守備的」という先入観もあり、期待以上に不安を抱いていたファンも多かったのではなかろうか。

実際、フィッカデンティ監督は従来の東京が経験したことのない戦術を導入した。4-3-3の並び方をした選手たちが素早い帰陣から整然と密集隊形を組んで守り、攻めては攻撃参加の枚数を制限しつつ少ない手数でカウンターを狙う。そのやり方は新鮮であるが、その一方で「やはり守備的では」「このやり方が東京にフィットするのか」と疑問に思うファンも多かったように思う。

そして開幕。僕たちの不安は半ば的中し半ば外れ、1年目の東京は独特の戦術と印象的な戦いぶりによってリーグで存在感を発揮しながらも、戦績的には不調期と好調期を行きつ戻りつする一気一憂の1年を送ることになった。(詳しくは次々項で。)

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2014年12月26日

●ソシオ更新しなくても不思議じゃないよな

ソシオ更新しません (バックスタンドからの眺め)


僕は来シーズンもソシオを継続することにしたけれど、それはそれとして、リンク先のエントリーの趣旨には共感し、かつ全部が全部とは言いませんが、賛同します。

2ステージ制(プレーオフ制)導入の理由ってのは大まかに言ってリーグ戦人気のジリ貧対策だと理解しているんだけど、プレーオフ導入すれば地上波で放送されて注目度もお金も集まって状況改善、というのがカンフル剤頼みという感じで健全とは思えないし、厳密な大会方式や日程すら決まってなかった段階での皮算用に過ぎないわけでしょ、はっきり言って。

そもそもJ1優勝を目指してチームを応援していたファン・サポーターの多くは1シーズン制に不満なんて持っていなかったわけで、(Jリーグの好きな)「世界標準」に近い現行方式を誇りに思っていたか、少なくとも当然とみなしていたはずだ。それがいきなり「お前らが馴染んでたやり方は駄目だ」なんて大上段に言われたら、そりゃあ反発する人がいて当たり前だろう。

Jリーグの思惑どおりにプレーオフ目当てで新規顧客や放映権料が集まったとして、その一方でこの性急な既存顧客無視のやり口に、呆れたファンの足がスタジアムから遠ざかることだって考えられるだろう。そういった差し引き損得までJリーグは計算できてるのかな?できてないと僕は思う。

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2014年12月25日

●0014はイケメンの番号

今年は国内サッカーシーズンが終わるのが早かったので(毎年これくらいの方が僕は良いと思うけど)、オフの与太話も12月中から、ということで。
 
 
サッカーにおける背番号というのは選手のポジションを指し示す記号であり、時代によって変遷はあるが、だいたい1から6くらいまでが「守備の選手」、7から11が「攻撃の選手」、その他が「控え」というのが相場だろうか。固定番号制が一般化した現在ではだいぶその意味も薄れたように思えるし、セスク・ファブリガスや本田圭佑の「4」のように例外的な選手もいるけれども。

一方、背番号は選手個人を識別する機能も果たし、優れた選手は背番号自体が憧れの対象となってそのイメージが定着していく。特に攻撃の選手でその傾向は著しく、ペレやマラドーナ、プラティニ、メッシの「10」(僕にとっては木村和司だ)は言うに及ばず、クライフといえば「14」だし、C・ロナウドの略称は「CR9」(追記参照)。「10」や「14」は攻撃の中心を司り、「9」は点取り屋、という類のイメージは定着している感がある。
 
 
FC東京の公式WEBサイトに「FC東京1999年~2013年背番号系譜」というコーナーがあってたまに覗いてみるんだけど、けっこう面白いんだなこれが。15年に渡る歴史の中で背番号のイメージにぴったりはまっている例もあれば、「これはw」というミスマッチもある。もちろん、東京においても選手の側が背番号のイメージを左右している場合があって、最もいい例はアマラオの「11」だろう。

一覧表を眺めていて、やはり目を惹かれるのは「14」である。以下これまでの変遷を書き出してみると、

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2014年12月08日

●来年が勝負、だよね(最終節観れなかった記)


FC東京 1−1 横浜F・マリノス (J1第34節 味の素スタジアム)
 
 
まあ、尻すぼみ感は免れないわけだが(笑)。

実はこの試合、ほとんど観ることができなかったのだ。この日は高校の同窓会に頼まれて大学生向けセミナーの講師を引き受けることになり、さらにそのセミナーの終了時刻が延びたため、永田町の会場を出たのが16:20(ちなみにキックオフは15:30)。

で、全力疾走で赤坂見附の駅に駆けつけ、丸ノ内線→京王線と乗り継いで飛田給に到着したのが17時15分くらい。大急ぎで味スタのスタンドに駆け上がると、既に試合はアディショナルタイムに突入していた。左サイドから東が仕掛け、こぼれ球を中へ折り返したところで走り込んだ羽生がシュートするもバーの上。そして少しして終了の笛。30秒くらいは観られた、かな(笑)。

いや、羽生さん渾身のシュートと、それが外れた悔しさのあまり両手でピッチを叩く彼の姿が見られただけでも、味スタまで足を運んだ甲斐はあったとは思う。あとは、勝ってくれれば満足だったんだけど。

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2014年11月25日

●尻すぼみはゴメンだぜ

FC東京 1−3 アルビレックス新潟 (J1第32節 味の素スタジアム)
 
 
いかんなあ、こりゃいかんよキミィ、という敗戦。

この試合、序盤こそ東京の組織守備→速攻がそれなりに機能し、7分には徳永の好判断とエドゥーの個人技から河野が先制ゴールをゲットしたものの、良かったのはそこまで。あとは丁寧につなぐ新潟のパス回しを網にかけられず攻勢を許し、大型FWの指宿にも苦戦。やっとこさボールを奪っても縦のボールがほとんど前線に収まらずチャンスを作れない。

それでも守備陣は何とか我慢していたものの、33分に田中亜土夢のスルーパスで指宿がスポッとDFライン裏に抜けてしまい同点。後半になっても流れは変わらず、東投入を用意しかけた69分にレオ・シルバに弾丸FKを決められて1-2。さらに78分にはまたも指宿・田中の連携から飛び出した山本に3点目を決められてジ・エンド。「なすすべなく」という感じの完敗だった。


チーム全体としてはホント、いいところなしの敗戦であった。一体どうしちゃったんだろうか。

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2014年11月19日

●今はただひと言、ありがとう、と言いたい

佐藤由紀彦選手 現役引退のお知らせ (V・ファーレン長崎公式)
 
 
もう10日以上前のニュースではあるのだが。

驚いた……というのは嘘で、知った時の率直な感想は「やっぱりそうか……」だった。さすがの由紀彦ももう38歳、加えて今シーズンは長崎で全く試合に出ていなかった(ベンチ入りさえほとんどなかったのではないかな)のだから。正直なところ、来るべきものが来たか、という感じだった。

もちろん、だからといって、ショックが全くないと言ったらそれも嘘になるんだけど。
 

佐藤由紀彦という選手を知ったのは彼が東京に来た1999年シーズン(それは僕がFC東京を応援し始めた年でもある)だから、もう15年も前になるのか。最初は、清水商で10番を付けていた元高校サッカーのスター選手が、Jに参戦したばかりの東京に「来てくれた」という感覚だったのかな。ゴール裏も「由紀彦〜、由紀彦〜、俺たち〜の〜由紀彦〜!」とさかんに歌ってたっけ。

でも、実はその時の由紀彦は、鳴り物入りでエスパルス入りしたけれど全く試合に出られず、前年にようやく石崎監督の山形で芽が出始めたかな、というところ。彼は自分のサッカー人生のステップアップと東京のJ1昇格を重ね合わせて、ある種の覚悟を抱いて東京に来たのだった。そしてそれを知ったシーズン半ばから、僕もまた彼の情熱にすっかり魅入られてしまったのだった。

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2014年09月29日

●(今さらながら)武藤嘉紀はマッシモ東京の申し子である

 
しばらく書いていないうちに、我らがFC東京にも色々な出来事があった。森重・権田にとって悔しいブラジルW杯あり、中断明けの快進撃あり、上位陣との4連続ドローあり、ナビスコや天皇杯の敗退があり、2週連続の大勝とチーム新記録の14戦無敗あり……。引き続き一喜一憂が続いているわけだが、新監督1年目でリーグ戦6位につけているのだからまずは上々といったところだろう。

そんな中でも特筆すべきは、武藤嘉紀の飛躍だ。元々ユース出身の現役大学生、ドリブル突破を武器とするスタイル、恵まれたルックスなど「目立つ」要素の多いルーキーだった彼は、開幕戦での先発出場から順調に実力を発揮して東京の主力選手としての座を確かなものにするばかりか、日本代表にも選出され、ウルグアイ戦で即初出場、続くベネズエラ戦でゴールを決めるなど瞬く間にスターダムにのし上がった。

その後も、Jリーグで順調に活躍し、専門誌やスポーツ新聞はもちろん地上波のニュースや一般誌、はては女性誌でも(羽生結弦君なんかと並んで!)名前を見ることになったのだから凄いものだ。今や武藤は、日本サッカー界有数のスターになりかけているのかもしれない。まあ、メディアでの取りあげられ方は正直行き過ぎ感が否めないのだが、一選手としても乗りに乗った「成長株」なのは間違いない。

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2014年05月19日

●堅守だからこそ、攻撃が勝負

FC東京 3−0 ガンバ大阪 (J1第14節 味の素スタジアム)
 
 
セレッソ戦・横浜戦の熱い勝利からゴールデンウィークの3連敗と徳島戦の残念な引き分けを経て迎えた、W杯中断前最後のリーグ戦。東京ファンにしてみれば不安も大きかった一戦だが、蓋を開けてみれば久しぶりに攻撃陣がダイナミックな速攻で畳みかけて3点差の快勝。5試合ぶりの勝点3で一息ついた形となった。
 
 
この試合は何といっても開始早々に得点できたのが大きかった。まだキックオフから40秒も経っていなかっただろうか、ボックス右手前でポストに入った武藤がDFの背後へパスを流して河野が突破。ゴール前に迫ってからマイナスに折り返したボールを、エドゥーがノートラップで蹴り込んでゲットした。4試合無得点が嘘のようなあっけない先制点。ガンバDFは人数は揃っていたものの、東京の早くて速い攻撃に対応できず。

直後の3分、今度は河野が左タッチ際のキープからSBの背後へボールを流し、外を追い越して抜けた武藤が、弧を描くドリブルで一気にボックス左手前へ進出。立ち塞がるDFにもめげず、2万人を超える東京ファンの「撃て!」との叫びに応えるかのように武藤が右足を振り抜くと、東口の横っ跳びも届かずボールはゴール左隅に転がり込んだ。電光石火の連続得点。東京としては、これでぐっと戦いやすくなった。

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2014年04月20日

●君は、高橋秀人と太田宏介の躍動を見たか

FC東京 2ー0 セレッソ大阪 (J1第8節 味の素スタジアム)
 
 
多摩川クラシコの惨敗後、リーグとカップで3勝をあげ、前節も「4-1-5対策」が功を奏して広島攻撃陣をほぼ抑え込む惜敗。シーズン序盤の苦戦から流れが好転しつつあるだけに、今回は東京にとって是非とも勝ちたい試合であった。柿谷・フォルラン効果か4万大観衆を集めた味スタで行われた一戦は、戦術と個人技のバランス良いサッカーを披露した東京が強豪セレッソ大阪に快勝。
 
 
この日の東京は2トップ平山・エドゥーの下に河野を置く4-3-1-2の布陣でスタート。いつものように奪い所を見定めたボールへのアタックから、前線への縦パスを基調に速攻を狙っていく。対するセレッソは4-4-2の布陣で、広く左右へパスを回しながら、フォルラン・南野の仕掛けに柿谷の変化を加えながらDFライン裏を狙う。前半はどちらも守備を崩しきらず、局面でつぶし合いが続くタイトな展開となった。

24分、クロスにニアで合わせた杉本のダイビングヘッドは権田が弾き出す。28分、東京は右サイドの切れ味鋭いパスワークから米本がミドルシュートを撃つも、GKキムが横っ跳びでセーブ。その他双方チャンスになりかける場面は幾つかあったが、DF陣が何とかカバー。終了間際にはCK後の混戦から東京ゴール前にボールがこぼれる場面があったが、権田が押さえて事無きを得る。互角の形勢でハーフタイムへ。

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2014年03月24日

●ぶちこわし、だぜ

FC東京 0ー4 川崎フロンターレ (J1第4節 味の素スタジアム)
 
 
いやー、ひどい試合だった。鹿島戦の喜びなんてどこかへ消え失せて、というか、3連休の最後の日、楽しみにしていた多摩川クラシコなのに全てがぶち壊しですよ(笑)。
 
 
この日の東京はほぼベストメンバーで、鹿島戦と同様にトップ下を置く布陣。2トップはエドゥーと千真で、その後ろに三田。対する川崎は4-4-2で大久保と小林悠が前線に並ぶパスサッカー。序盤は東京のDFシステムがそれなりに機能して、いずれもセットプレーの流れから大久保に際どいシュートを撃たれたり、千真がボックス内でシュートしたりしながらも、どっちがどっちとも言えないような形勢だったように思う。

しかし、次第に試合は川崎ペースとなっていく。川崎は東京側の間隔の狭さを逆手にとってボールサイドに寄ったMF3人の反対側のスペースを使いながら広くパスを回し、釣られて東京の選手たちがばらけたところをその間に縦パスを通していく。18分に憲剛のスルーパスで大久保が抜けた場面、21分に小林がやはり縦パス一発で裏に抜けた場面のいずれも得点には至らなかったものの、川崎がボールを支配する時間が続いた。

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2014年03月20日

●本当の「新しい東京」はここから始まるか

FC東京 3−1 鹿島アントラーズ (ナビスコ杯第1節 味の素スタジアム)
 
 
リーグ戦が開幕して3試合、善戦しながら勝ち星がないFC東京。不安を募らせるいとまもなく、今度はカップ戦の開幕である。まだ肌寒い平日の味スタで行われた試合は、若手を交えたメンバーで臨んだ東京が好調・鹿島に快勝。お待ちかねの初勝利だ!! 
 
 
東京は神戸戦から大幅にメンバーを入れ替え、DFには吉本と新人の松田が入り、アンカーは野澤。その他羽生・平山・河野が先発するなど、新鮮な顔ぶれとなった。最初は4-3-3かと思ったのだが、よく見ると平山・渡邉が2トップとして前に構え、河野はその後ろで幅広く動く形。河野は攻撃ではよくボールを引き出して鹿島DFの隙間を突き、守っては小笠原にプレッシャーをかけ続ける。彼を中心に東京がペースを握った。

7分、東京は鹿島陣でパスをつなぎ、巧みにボールを収めた米本が反転で浮き球パスをゴール前へ送る。左サイドから猛然と加速した河野が昌子を振り切り、GK佐藤と交錯するようにしてボールを押し込んだ。1-0。続いて9分、千真とのワンツーで抜け出した河野が左サイド深く一気にえぐってマイナスのクロスを入れ、フォローする太田がニアサイドを撃ち抜いてゲットした。あっという間の、鮮やかな連続得点。2-0。

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2014年03月09日

●天気晴朗なれども波高し、かな

FC東京 1−1 ヴァンフォーレ甲府 (J1第2節 味の素スタジアム)
 
 
新体制になって初めての味スタでの試合。期待と不安に胸を膨らませるファンが見守る中、抜けるような青空の下で行われたホーム開幕戦は、消化不良のドローに終わった。
 
 
東京は前節と同じ先発メンバーの4-3-3。対する甲府は守る時は5-4-1に見えるような守備的なフォーメーションでスタートした。開始直後の4分、いきなり試合が動く。渡邉千真の落としを高橋がダイレクトで前へ送り、ボックス手前で巧みに収めたエドゥーが左に流れながら左足を振り抜くと、DFに当たったボールはGK岡の動きの逆を突く形となり、岡の体に当たりながらゴールへ転がり込んだ。あっけない先制点。1-0。

先手をとった東京は慌てずボールを回し、あるいはしっかり守備組織を固めながら次の機会をうかがう。願ってもない展開……のはずだが、しかし試合は膠着してしまう。東京は早い帰陣から相手のパス攻撃が滞った瞬間を狙って切り返しを狙うも、千真や武藤は孤立してボールを失う場面が多く、ならばと太田や徳永が攻撃参加を見せても、単調なクロスはゴール前に3人が並ぶ甲府DFにはね返されてシュートに至らない。

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2014年03月02日

●FC東京の2014年は高橋秀人の双肩にかかっている(かもしれない)

柏レイソル 1−1 FC東京 (J1第1節 日立柏サッカー場)
 
 
マッシモ・フィッカデンティ新監督を迎えた我らがFC東京。今年は国内でプレシーズンマッチが開催されずファンにとっては情報の少ない中、例年より早い開幕戦は小雨降る日立台で行われた。
 
 
東京は事前の報道の通り4−3−3のフォーメーション。フラットな4バックの前にアンカー高橋秀人が構え、その両脇で東と三田が前線と後方を繋ぐ。FWは中央に新加入のエドゥーが入り、右に渡邉千真、左に新人の武藤。全体的にコンパクトさを保ちながら、ボールを奪うと素速く3トップにパスを入れる堅守速効型のサッカーである。対する柏はお馴染みレアンドロ・ドミンゲスを中心とするオーソドックスな4−4−2。

立ち上がり、昨年までと戦術が一変した東京は選手たちが役割をこなすのが精一杯という感じで、柏の方も異質なサッカーに面食らったか、比較的静かな攻防が続く。柏はドミンゲスがMFとDFの間でボールを受けて何度か突破を図るが、東京DFも森重を中心にFWへのパス経路を遮断してなかなかシュートまでは至らせない。28分、CKに合わせた森重のヘッダーが柏ゴールを襲うが、GK菅野が身を挺してセーブした。

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2013年12月30日

●今年はこれで終わり、だけど

FC東京 0−0(延長0−0、PK4-5) サンフレッチェ広島 ('13-'14天皇杯準決勝)


なんというか、先週の準々決勝とは全く逆の立場になってしまった。こんなこともあるのだから、サッカーというのは(第三者にとっては)面白くて、(当事者にとっては)おそろしい。
 
 
この日の東京は森重・チャンに加えて加賀が先発。両SBと合わせて5人でDFラインを形成し、渡邉千真1トップの形で臨んだ。相手の布陣と同じフォーメーションをぶつける「ミラーゲーム」だが、今回の布陣について言えば、佐藤寿人らが鋭い動き出しで守備網の隙間を狙う広島の攻撃に対し、最終ラインを「締めきる」ことが主眼のように思えた。寿人封じ、と言ってもいいかもしれない。

東京の作戦は奏効した。広島は寿人や石原・高萩が入るスペースを見つけられず、パスを出しあぐねる姿が目立つ。ならばとミキッチが右サイドからクロスを入れても、数的優位を保つ東京DFがはね返す。そのうち太田の粘り強いマークが効いてミキッチの突破の頻度も減っていった。35分、青山の巧みなフィードパスを寿人が落とし、ファンがボックス内で狙うが、カバーの徳永がブロック。

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2013年12月24日

●勝負は下駄を履くまでわからない、てか

ベガルタ仙台 1−1(延長0−1) FC東京 ('13-'14天皇杯準々決勝)


月並みな言い方で恐縮だが、「こんなこともあるのか」という展開のゲームだった。サッカーの怖さと面白さを改めて痛感させられる試合だった。
 
 
立ち上がりから優勢に試合を進めたのはベガルタだった。開始直後の3分に激しい球際の寄せから怒濤の波状攻撃で東京DFを棒立ちにさせ、ウィルソンのボレーが決まって1-0。対する東京は仙台の勤勉なプレスにビルドアップを寸断されて前線で千真とネマが孤立する形が多く、ならばと太田の攻撃参加から左サイドを切り崩そうとするも、いい形になりかけながらシュートを枠に飛ばせない。

そんな流れで、組織守備からの手数をかけない攻撃でチャンスを作る仙台が主導権を握ったまま試合が進んでいった。前半、ロングボールで梁と赤嶺が抜け出した2つの決定機。そのいずれかのシュートが塩田を抜いて決まっていたら、試合はより一方的な展開となったのではなかろうか。東京にとっては全く幸運な逸機だった。

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2013年05月19日

●高橋秀人のガッツポーズ(とGK林君の不幸な出来事) (東京×清水)

FC東京 2−0 清水エスパルス (J1第12節 味の素スタジアム)
 
 
前節はミスにより下位相手に手痛い敗戦を喫した東京。水曜のナビスコ杯を挟んで迎えた今節は、陸上トラックのエンジ色も鮮やかな味スタで生観戦した。

前半は双方とも攻撃よりも守備が目立つ展開となった。長谷川を負傷で欠き千真・李の2トップで臨んだ東京はいつものようにパスを繋いで攻め上がろうとするが、パスワークに変化が乏しく、10人が精力的にチェックを続ける清水の守備を突き崩せない。前半中頃、チャンのフィードを李が落として千真がシュートした場面はポスト左に外れ。右サイドをえぐった徳永が折り返したクロスも、ルーコンの寸前でDFがカット。

一方の清水も、守備はコレクティブに機能しているものの攻撃はあくまでバレー頼みで、その他のアタッカーは小粒感が否めない。バレー目がけた縦のボールをチャンと森重が着実にカットするシーンが続く。特にチャンは柔らかい身のこなしと軽いステップワークで存在感を発揮。24分にはフォアチェックから河井がクロスを入れるが、バレーのヘッドは威力なく、権田が難なくキャッチした。

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2013年05月12日

●今日は酒かっくらって寝ちまおうぜ (湘南×東京)

湘南ベルマーレ 3−2 FC東京 (J1第11節 BMWスタジアム平塚)
 
 
リーグ中断まであと3節、相手は16位に低迷する湘南。前節ホームで引き分けに終わった東京としては、是非とも勝ちたい一戦である。雨の降りしきる平塚で生観戦した。

序盤優勢に試合を進めたのはホームの湘南だった。攻守ともに気迫を前面に出したプレーぶりでスロースタート気味の東京に圧力をかけ、積極的にシュートを放っていく。11分、湘南の左サイド攻撃からのクロスを徳永がブロックしきれずボックス内に落ち、どフリーで拾った高山がシュートをゴール左上に決めた。東京にしてみれば目が覚めきらないうちにやられた、という印象の失点。0−1。

出鼻を挫かれた東京はさっそく反撃にかかるが、密度の濃い湘南の守備網を前にパスワークがなかなか機能せず、ほとんどクロスやシュートに至らないまま時間が経過していく。むしろ湘南の方が速攻でスムーズに東京陣深くへボールを運べている印象だった。

前半半ばを過ぎるとさすがに東京も攻撃が形になり始めるが、前線にボールが入ってもターゲットへのフォローが遅く、千真のシュートチャンスもほとんどないまま。40分には米本のドリブル突破からサイドへ流れた千真がクロスを入れ、果敢に攻撃参加した徳永がシュートを狙うもDFがブロック。湘南1点リードのまま前半終了となった。

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2013年05月07日

●祝・リーグ戦初ドローってか (東京×磐田)

FC東京 2−2 ジュビロ磐田 (J1第10節 味の素スタジアム)
 
 
GW最後の日のデーゲーム。20度を超える陽気の中、ビールを片手に生観戦。

現在17位と不振の磐田が直前に森下監督を解任し、かつて東京のコーチであった長澤徹さんが暫定監督となって迎えた一戦。序盤から磐田はやや引き気味の4−4−2の陣形でソリッドなサッカーを見せ、東京はポゼッションで上回って押し上げるも崩しきれず、双方ともチャンスの少ないまま時間が進んでいく、という展開。東京は丁寧に回して組み立てようとするが、サイドに押し込まれて行き詰まる場面が多い。

26分にボックス付近のパスワークから東がフリーでゴール前へ入る場面があったが、伊野波が間一髪でブロック。直後、その伊野波が右CKのクロスにドンぴしゃで合わせ、ゴール左上に決まって磐田が先制した。伊野波はやはりいい選手だなあ……という感慨はともかく、東京DFはフリーで撃たせちゃいかんだろう、と。0−1。東京は前がかりになるが攻撃の精度が低く、むしろ磐田の方がいい形を作り始める。

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2013年04月29日

●次は万全のフロンターレに勝ちたい (東京×川崎)

FC東京 2−0 川崎フロンターレ (J1第8節 味の素スタジアム)
 
 
ともに、どん底の勝てない状況から前節の白星で持ち直しかけて迎えた「第21回多摩川クラシコ」。夕方からぐっと冷え込んだ味スタで生観戦した。

序盤から東京がボールを支配し、川崎は守りを固めて逆襲速攻を狙うわかりやすい構図となった。東京は左右に回しながら機会をうかがうが、コンパクトにまとまった川崎の守備網をなかなかほどけず、パスや連携のミスからボールを失って川崎のカウンターとなる場面が多い。もっとも、東京も森重や加賀、米本が素早いカバーリングを見せて川崎にも決定機は作らせない。縦20mくらいの範囲での攻防が延々続いていく。

試合が動いたのは21分。右展開で突如スピードアップした東京は徳永→千真→中央の東とつなぎ、東が意表を突く反転パスをゴール前の長谷川アーリアへ。アーリアがワンタッチでボールを落とすと、フリーで走り込むルーカスがゴール左へ突き刺してゲットした。それまでの焦れったさが嘘のような鮮やかなパス攻撃。1−0。ルーカス・千真・東・アーリアは26分にもワンタッチパスの連続で攻め込んであわやの場面を作る。

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2013年04月21日

●勝利こそ最高の良薬、になれば (東京×名古屋)

FC東京 3−1 名古屋グランパス (J1第7節 味の素スタジアム)
 
 
開幕2連勝の勢いはどこへやら、その後は4連敗とすっかりドツボにはまってしまった東京。連敗脱出を賭けた一戦は雨模様の味スタで生観戦した。

まず攻勢に出たのは東京。いつも通りスロースタートの名古屋に対し、果敢なパスワークで攻め込んでいく。2分、ルーカスの巧みなクロスに合わせた千真のボレーシュートがバーを直撃。4分には徳永のパスで右サイドを抜けたルーカスの折り返しを、東が正面でシュートするもボールはバーを越えた。しかし、その後は前進と後退のメリハリのついた名古屋の守備が機能し始め、チャンスの数は次第に減っていく。

加えて、前半の東京は審判の判定にも苦しめられた。この試合を担当した井上レフェリーは激しい守備にやや敏感で、中盤で秀人らが体を入れてボールをとるたびに笛が鳴り、東京の選手やファンにフラストレーションが溜まっていく。ボール支配の割になかなかシュートまで至らないこともあり、ジリジリとした時間が続いた。

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2013年04月07日

●疲労と焦り、そして空回り (東京×大宮)

FC東京 0−1 大宮アルディージャ (J1第5節 味の素スタジアム)
 
 
横浜での悔しい敗戦から1週間、水曜にナビスコ杯を挟んで迎えた第5節。爆弾低気圧接近によりいつもより少し寂しいスタンドの味スタで観戦した。

序盤に主導権を握ったのは好調の大宮に見えた。守っては素早い守備陣形の構築ときめ細やかなチェック、攻めてはショートパスの交換から早めにDF裏を狙っていく、というベルデニックサッカーが機能していた。ただし、東京も受け身に回りながらDF陣が好カバーを見せて決定機を許さない。10分、森重が直接FKのはね返りを自らミドルシュート、左隅に飛んだボールをGK北野が横っ跳びでセーブする。

24分、ルーカスがファウル気味にボールを奪い、李が一気にボックス内へ突入するがDFに防がれる。25分、長谷川のクリアキックをカットした渡邉大が右サイドをえぐってクロス、加賀がズラタンと競り合いながら懸命にカットした。32分にはボックス周辺のしつこいパス回しから高橋のシュートがポスト左を抜けてヒヤリ。一進一退の攻防だが、東京はいつもに比べて前線〜中盤のプレスが効いていない印象であった。

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2013年03月31日

●悔しい悔しい、ああ悔しい (横浜FM×東京) 

横浜Fマリノス 3−2 FC東京 (J1第4節 日産スタジアム)
 
 
ナビスコカップの快勝で調子を取り戻して迎えた首位マリノスとの一戦。3月末とは思えぬほど冷え込んだ日産スタジアムで生観戦した。

試合は序盤から緊迫した雰囲気の中で進んだ。互いにDFの寄せは厳しく速く、東京は渡邉千真・李の2トップに当ててからのタッチの少ないパス交換で、マリノスは縦横に動き回る中村俊輔を中心とする流麗なパスワークで、それぞれかいくぐろうとする。12分に東京が李と千真の豪快な2人カウンターで惜しい場面を作ると、15分と20分には俊輔が絶妙のスルーパスで兵藤のシュートチャンスを演出する。

26分、東京の左スローインからアーリア→ルーコン→東と長短のグラウンダーを素早く繋いで太田が左サイドを抜け、クロスが逆サイドに流れたところで待ちかまえた李がボレーシュートを叩き込む。かつて相手チームの10番から「部活サッカー」などと呼ばれていたチームとは思えない(真面目な話、ちょっと俊輔に感想を聞いてみたい(笑))、素晴らしいパス交換からの得点だった。1-0。

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2013年03月25日

●次につながれこの勝利 (鹿島×東京ナビスコ テレビ観戦)

鹿島アントラーズ 2−4 FC東京 (ヤマザキナビスコカップ第2節 カシマサッカースタジアム)
 
 
開幕から快勝の2試合とやや停滞の2試合を経て迎えた今季5試合目。スカパー!でテレビ観戦した。

前半、主導権を握ったのはホームの鹿島だった。この日は小笠原・岩政・曽ヶ端らを休ませ若手をずらりと並べる顔ぶれとなったが、セレーゾ監督らしい統率のとれた守備から手数をかけず、ダヴィの突破力を生かしながらチャンスを作る。3分にはロングフィードで飛びだした前野が惜しいシュートを放ち、18分には遠藤のFKに合わせた西のバックヘッドがきわどくポスト左を抜けた。

対する東京は東をベンチに置いて河野が先発し、ボランチに野澤が、SBに丸山が入るまた新しいメンバー構成。ポゼッションはそれなりに高いものの鹿島DFのしつこいマークに手を焼き、連携の悪さもあってなかなか前に進めない。28分、丸山が前に出かけたところでボールを奪われ、ダヴィとのパス交換で右サイドに飛び出した大迫に逆サイドに突き刺す豪快なシュートを決められてしまう。0−1。

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2013年03月21日

●みどころは三田(だけか) (東京×鳥栖ナビスコ)

FC東京 0−0 サガン鳥栖 (ヤマザキナビスコカップ第1節 駒沢陸上競技場)
 
 
リーグ戦は2連勝の後大阪で残念な負け方をして一旦お休み。今週はナビスコカップの開幕である。桜も咲き始めた駒沢公園で、ピクニックを兼ねて家族揃って観戦した。

開始後すぐに明らかになったのはピッチ状態の悪さ。凸凹の酷さにボールは真っ直ぐ転がらず、イレギュラーバウンドが頻発しているのがはっきり見えた。またこの日は不規則な強風も吹き付ける状況。これはパスサッカーの東京には不利に働き、東や長谷川アーリアは運動量とテクニックで何とかボールを抑え込むものの、周りの選手はトラップやパスでミスを連発してなかなか前に運べない。

加えてこの日の東京は渡邉千真・ルーカス・高橋がスタメンから外れ、李・三田・田邉が先発する布陣。慣れないメンツだけにやはり連携の悪さは否めない。10分過ぎにCKから李のヘッダーがポスト左を抜け、18分にはパス交換から東が右サイドに飛び出してクロスを田邉に合わせかけるチャンスはあったものの、それ以外は四苦八苦するうちに時間が過ぎていってしまう。

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2013年03月10日

●夢が膨らむホーム開幕戦 (東京×柏)

FC東京 3−0 柏レイソル (J1第2節 味の素スタジアム)
 
 
待ちに待った今年のホーム開幕戦。諸事情によりスタジアム到着が遅れたため、前半はスカパー!で録画観戦、後半は生で観戦した。

立ち上がりから、柏がボールを回しながらビルドアップを図り、東京はやや下がり目に守備網を敷いて速攻を狙う構図となった。6分、中盤でパスカットした米本が早いタイミングで縦方向に蹴り出し、出足良くDFライン裏に飛び出した渡邉千真が菅野の脇を抜いてゲット。システム変更による柏DFの連携不足を突く形になったか、シンプルな2タッチによりあっけなく東京が先制した。1-0。

その後も柏はパスをつないで押し上げようとうするも、東京の的確なチェックに攻撃を寸断されて攻めあぐむ姿が目立つ。工藤のドリブル突破からのシュートや、クレオのヘッダーも権田がセーブ。一方の東京は中盤での出足よいボール奪取から、千真のポストプレーと東の飛び出しを中心にチャンス量産とは行かずとも幾度か良い形を作り、21分には高橋の惜しいシュートがバーを越えた。

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2013年03月03日

●まずは好発進 (大分×東京 テレビ観戦)

大分トリニータ 1−2 FC東京 (J1第1節 大分銀行ドーム)
 
 
2013年の開幕戦は、「頼れる2年目」の活躍により見事な逆転勝ち。NHK-BSでテレビ観戦した。
 
立ち上がりからペースを握ったのはアウェイの東京。1トップの渡邉千真に2列目の東・ルーカス・長谷川が加わってショートパスとポストプレーを速いテンポで組合せながら前進し、次々にチャンスを作る。東が強烈なシュートをバーに当てたほか、太田や千真も良い形でのシュートを放つ。だが、東京が好機をものにできぬまま、15分を過ぎる頃から大分のプレス守備が効き始めたように見えた。

17分、大分は左CKからMF木村の短いパスを受けたMFチェがインスイングで速いクロスを入れる。ニアポスト手前、FW森島とDFが競り合う足下でショートバウンドしたボールは権田の横っ跳びも届かずそのままゴールへ吸い込まれた。この場面東京DFはショートコーナーに全く反応できていなかった。残念な失点だった。0-1。さらに直後、FW西が浮き球にフリーで走り込みかける場面も。

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2013年02月25日

●気がつけば、開幕直前

ということで。気がつけばJリーグ開幕まであと1週間を切っておりました。なんと、次の土曜日にはもう大分トリニータ戦ですよ、奥さん!
 
 
いつもこの時期にはシーズンの展望みたいなエントリーを書くのだけれど、今年はなんつーか、どうもよくわからんなあ(笑)。というのも、僕が「FC東京フェスティバル」やプレシーズンマッチ(2連勝は幸先がいいですな)に足を運んでなかったりするのもあるんだけど、そもそも去年の総括が頭の中で全然できていないというか、ちょっとモヤモヤが残ってるんだよね。

昨シーズンの東京は、史上2人目の外国人監督としてポポヴィッチが就任し、初のACL出場、そしてそのための大規模な補強が行われるなど開幕前に目に見える大きな変化があった年だった。実際、春頃のチームは「高いポゼッションからバイタルエリアに人とボールをどんどん動かしていく」新しい戦いぶりを見せ、ACLも含めて新鮮な試合やプレーが数多く観られたように思う。

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2013年01月28日

●土肥さん、お疲れ様っす

土肥洋一選手引退ならびに育成GKコーチ就任のお知らせ(東京ヴェルディ公式)
 
 
もう何年も前にFC東京を離れた選手ではあるけれど、やっぱりクるものがあるな、土肥ちゃんの引退ともなれば。

土肥が東京に移籍してきたのは2000年のシーズン。昇格したばかりの、まだまだ小さなクラブだった東京はJ1定着を目指し、浅野や神野、内藤、喜名といった「J1上位チームではレギュラーに足りない」選手を何人か補強した。柏レイソルで前年3試合出場にとどまっていた土肥もその方針の中で、JFL時代の東京の「不動の守護神」堀池の大怪我もあって加入した選手だった。

当時の土肥は守備範囲が決して広くなく、ミスも多くて、キックは制御不能。常にハラハラしながら見なければならない選手だった。ハイボール処理は「猫パンチ」などと揶揄されたものである。しかし、不安定さの一方でシュートに対する反応の鋭さはピカイチだった。ゴールマウスに飛ぶボールをビシバシはね返すその姿は東京ファンの興奮を呼び、マリノスを、グランパスを、ジュビロを破っていくうち、僕たちの彼に対する信頼はどんどん増していったのだった。

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2013年01月16日

●「レンタル」とは言ってもさ

椋原健太選手セレッソ大阪へ期限付き移籍のお知らせ(FC東京公式)

羽生直剛選手ヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍のお知らせ(FC東京公式)
 
 
毎年の事ながらこの時期になると選手の出入りが気になるよね、ということで。

椋原も羽生も本人がコメントしているとおり、とにかく出場機会を求めての移籍ということなのだろう。どちらも妥当な判断ではないかな、と思う。

むっくんは昨季公式戦28試合に出場しているけど、太田が怪我から復帰して徳永と左右を固めることになればSB陣では3番手。最近は攻撃で思いがけぬ得点やアシストを決める一方で、本来の持ち味の守備はやや淡泊な印象があった。ここらで一皮むける機会が欲しい、と言われれば「なるほど」である。セレッソのDFならば東京よりも層は薄かろうし……と思ったところで新井場加入のニュースが。大丈夫か(笑)。

羽生の方は、昨シーズンは公式戦19試合出場どまり。怪我もあったにせよ、実力に相応した活躍ができたとは言い難く、ダイナミズムよりボール支配と「まとまり」を重視するポポサッカーとのマッチングはいまいちの感があった。持ち前の運動量と思い切りの良さは健在で、僕も好きなタイプの選手なんだけど、33歳という年齢を考えたらよりシンクロ率の高い城福さんの下でやるのは正解ではないだろうか。

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2012年01月03日

●日本一だあ!! (第91回天皇杯決勝)


FC東京 4−2 京都サンガF.C. (天皇杯決勝 国立競技場)


創設13シーズン目で迎えた元日決戦。今まで一度も手の届かなかった日本一の大舞台。待ちに待った全日本サッカー選手権大会決勝は、快晴の霞ヶ丘競技場で観戦した。


キックオフ直後は東京が気合の入った動きで攻勢に出た。1分にルーカスのロングシュートが、3分には梶山のパスで抜け出した石川の鋭いシュートがゴールを襲い、いずれもGK水谷がセーブ。だが、その後も東京は右サイドの石川・徳永を中心に攻めたてるものの、京都も負けじと逆襲速攻を見せる。先制点は13分。突進するドゥトラに両側から寄せた今野と徳永が交錯してしまい、こぼれ球を拾った中山が権田の脇を抜いた。DFにとっては残念な失点。0-1。

しかし、思わぬビハインドにも東京は怯まず、すぐに反撃する。15分、DFをはね飛ばしながら右サイドを猛突進する徳永のプレーから波状攻撃となり、その流れで左CKを獲得。ショートコーナーを受けた石川がインスイングのクロスを入れ、猛然とファーに飛び込む今野がボールを頭で叩きつけると、DFのブロックも届かず左隅にゴールインした。ミスを取り返そうとする徳永と今野の気迫が乗り移ったようなシュート。観ていて胸が熱くなる得点であった。1-1。

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2011年11月27日

●ありがとう (FC東京×ジェフユナイテッド千葉)


FC東京 1-0 ジェフユナイテッド千葉 (J2第37節 味の素スタジアム)


前節鳥取戦の勝利でJ1昇格とJ2優勝を決め、安心して迎えることができたホーム最終戦『dia obrigado(感謝の日)』 。日が暮れて徐々に冷え込む味スタで見届けてきた。


試合は、序盤から膠着気味の展開に。4-1-4-1の密集体型で自陣を固める千葉に対し、梶山を欠く東京はボランチの所でプレッシャーをかけられなかなか前に運べず、ルーカスらを狙うフィードも大半は待ち構えるDFがカット。一方の千葉も守備はタイトだが攻撃は少人数のカウンターがほとんどで、前半半ばまで両チームシュート0の状態が続く。ようやく21分、左サイドから中央に持ち出す村井が鋭いミドルシュートを撃つが、塩田が横っ跳びで弾き出した。

27分、逆襲速攻から深井へラストパスが通るが、森重のカバーの甲斐あってシュートはバーを越えてくれた。29分、右サイドでDFを吹っ飛ばした徳永がクロスを入れるがルーカスの寸前でDFがクリア。思うようにパスが回せない東京は個人能力で打開を図るも、局面で数的不利に陥っては行き詰まる場面が多い。突破を狙おうとしてDF2人に立ちふさがられた徳永が、逆向きにドリブルを始めた時はどうしようかと思った(笑)。モヤモヤなムードのまま前半終了。

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2011年11月13日

●後手六八セザーで詰み (FC東京×水戸ホーリーホック)


FC東京 2-0 水戸ホーリーホック (J2第35節 味の素スタジアム)


いよいよJ2もシーズン大詰めに差しかかって残り4試合。他チームの結果によっては昇格決定もありえた一戦は、夕暮れ時の味スタで生観戦した。

キックオフ。両ボランチが復帰した東京は前節のせわしいサッカーとはうって変わり、左右にパスを回しながらリズムをつかもうとする。が、これがなかなか機能しない。森重と今野を欠くDFラインは組み立ての力に欠け、ならばと高橋は奮闘するものの梶山はボンヤリした動き。序盤はチャンスのないまま時間が過ぎていく。2分、ボックス左手前から北斗が狙ったFKはポストの左。12分、左サイドから尾本が入れたクロスを小池がミドルシュートしたが、権田の正面。

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2011年11月07日

●劇的な王手 (湘南ベルマーレ×FC東京)


湘南ベルマーレ 1-2 FC東京 (J2第34節 平塚競技場)
 
 
7連勝で一旦は2位以下を引き離しながら、その後分け・負け・分けと足踏みの続く我らがFC東京。今節は出場停止で梶山・高橋を、代表拠出で今野を、さらに直前の負傷で徳永を欠く、まさに緊急事態の一戦。時折小雨の降る平塚競技場で観戦した。
 
 
キックオフ。負ければ昇格の可能性が消える湘南は気合十分に前がかりのムード。対する東京は欠場者の穴を羽生・下田・ノース・北斗で埋めたものの、全体的にやや浮足立つ感じで前へ急くボールが多い。濡れたピッチ状況もあり、序盤は目まぐるしく攻め合う展開となった。7分に山口が、8分には森重がそれぞれCKからヘッダーを撃つが、いずれもバーの上。その直後には坂本がアジエルとのワンツーで右サイドから切れ込んでシュートを放ち、権田が押さえる。

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2011年10月31日

●モヤモヤ解消はまた再来年 (FC東京×東京ヴェルディ)


FC東京 1-1 東京ヴェルディ (J2第33節 味の素スタジアム)
 
 
2位鳥栖とアウェイで引き分けた後、国立で大分にまさかの敗戦。星勘定的にも重要な一戦となった東京ダービーは、曇り空の味スタで3万6千の観衆とともに観戦した。
 
 
序盤からピッチの各所でボール争奪戦が繰り広げられた。ヴェルディは全体をコンパクトに保ちつつ、巻・阿部の2トップを先頭にファウルも辞さぬ激しさでボールにアタックしてくる。対する東京は後方で回して時間を作り、高いDFラインの裏を狙う長いボールを織り交ぜながら機会をうかがう。5分、FKから東京ゴール前で混戦となるが、森重が辛うじてボールをかき出した。7分、森重の絶妙のアーリークロスをルーカスが頭で叩くも、ボールは際どくポスト左に外れ。

14分、バックパスに対して権田と森重がお見合いのような形になり、ヴェルディFWに詰め寄られてヒヤリ。19分、徳永をかわした阿部が左サイドをえぐってクロス、逆サイドから走り込む中谷が合わせる寸前に椋原がクリアした。全体的にヴェルディのプレスが強く、東京のパス回しにテンポが出ない。21分、谷澤が個人技で右サイドを抜け、オーバーラップの徳永が逆サイドへクロスを送った場面も、強引に狙った田邉のボレーはバーのはるか上を越えていった。

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2011年10月21日

●カズとナオでお得感2倍!2倍!(横浜FC×FC東京)


横浜FC 0-1 FC東京 (J2第6節 ニッパツ三ツ沢球技場)
 
 
4月9日開催の予定が東日本大震災によってここまで順延された第6節。平日夜の横浜開催と厳しい条件だったが、あと何回観られるかわからない「キングカズ」お目当てに現地へ足を運んだ。
 
 
開始直後に横浜の陣形を確認すると、フラットな4バックの前にアンカーの佐藤を置いてカイオが前に張る4-1-4-1フォーメーション。ベタ引きではなく全体をコンパクトに保って東京のパス攻撃を寸断しに来た印象である。しかし、序盤は局面での東京の優勢が目立つ。中盤の構成力と個々人のボール保持力の違いは明らかで、東京は余裕を持ってパスをつないでいるように見えた。そして時折DFラインの後ろを狙う縦のボール。「チャンス一歩手前」の場面が続いていく。

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2011年10月16日

●粛々と進むべし (FC東京×ファジアーノ岡山)


FC東京 3-0 ファジアーノ岡山 (J2第31節 味の素スタジアム)
 
 
ここのところ体調が悪かったり家庭の事情があったりして東京の試合を生で観られなかったのだが、岡山戦は約1ヶ月ぶりに味スタで観戦。10月半ばとは思えない汗ばむ陽気だった。
 
 
立ち上がりから主導権を握ったのはホームの東京。岡山のフォアチェックを森重を軸とするパス回しでいなしつつ、谷澤・田邉への縦パスから攻撃を組み立てる。3分、谷澤のパスがDFの隙間に入り込んだ羽生へ通り、反転シュートはきわどくポスト左を抜けた。3-4-3(3-4-2-1?)の布陣を敷く岡山はウイングハーフが守備でほとんど効かず、東京攻撃陣へ効果的なプレッシャーをかけられない。東京は羽生の自在な動きとSBの攻撃参加も加え、一方的に攻めたてていく。

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2011年09月11日

●むっくん砲に萌え萌えだぜ (FC東京×京都サンガ)


FC東京 6-1 京都サンガF.C. (J2第27節 味の素スタジアム)
 
 
栃木・富山・栃木に1分2敗と、首位に踏みとどまるか失速するかの分かれ目的な状況で迎えたひと月ぶりの味スタ開催。まだ蒸し暑さの残るスタンドで観戦した。

キックオフからしばらくは、どちらかと言えば京都優勢で試合が進んだ。京都はラインを高く保って前目からプレスをかける積極性を見せ、東京はボランチからのパス出しを度々カットされてしまう。ならばと前線を直接狙う長めのパスも収まらず、なかなか前に進めない。10分、京都はショートカウンターから森下のスルーパスで宮吉がゴール前に飛びだし、塩田の脇を抜いてあっさりと先制点をゲット。0-1。

反撃したい東京だが、しばし攻めあぐむ時間が続く。選手間の距離が遠すぎたり、逆に集まりすぎてスペースを失ったり……暑さのせいもあるのかパスのテンポも緩急がなく間延びしがちで、京都の方が真っ直ぐゴールに向かっている印象だった。18分、右サイドを突破した徳永のクロスにルーカスが走り込むも、寸前でDFがカット。24分、伊藤の糸を引くような強いミドルシュートを塩田が弾き出す。

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2011年08月14日

●ガマン比べは、東京の勝ち(FC東京×ザスパ草津)


FC東京 1−0 ザスパ草津 (J2第24節 味の素スタジアム)
 
 
東京8月唯一のホームゲームは、前回正田醤油スタジアムで敗れているザスパとの対戦。蒸し暑さの残るお盆の夕べ、味スタで生観戦した。

開始直後、森重の背後をとって快走したアレックスのシュートを塩田が弾き出す。草津はFWもフォアチェックに意欲を見せ、意外と積極的な印象だった。だが、森重・今野らが落ち着いたパス回しでプレスをいなすと、すぐに東京がボールを支配するように。5分、田邉→梶山→ゴール前の羽生へ縦につながるが、オフサイド。その直後にはセザーの強引なドリブルシュートがポスト右を抜けた。

主導権を奪われた草津は無理せず、引いて守りを固める形に。東京ファンにとっては最近見慣れた「ハーフコートゲーム」となった。14分、攻撃参加した徳永の丁寧な折り返しがボックス内の梶山に通るが、トラップ失敗で逸機。17分、ポストに入った羽生とのワンツーから田邉がミドルシュート、GK北がキャッチした。分厚い守備に気温の高さも加わっていつも以上のスローペースだが、動き自体は悪くない。草津の数少ないカウンターも森重・今野がシャットアウト。

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2011年08月09日

●とにかく大きく羽ばたいてほしい! — 大竹選手の移籍について

大竹洋平選手 セレッソ大阪へ期限付き移籍決定のお知らせ (FC東京公式)
 
 
うーん、実に残念だ。大竹はピカイチの攻撃センスを感じさせてくれる僕好みの選手で、今の東京では森重・田邉と並ぶ大のお気に入りだった。しかもユース上がりだったし、彼の才能が青赤のユニフォームの下で満開に花開く姿を見られなかったのは、本当に残念なことだ。
 
 
大竹が最初にその才能の片鱗を見せたのは、2008年春の多摩川クラシコだった。途中出場した大竹はDFに囲まれながら川島の頭上を抜く超絶ループシュートで決勝点を挙げ、さらに流れるパスワークの中で今野に見事なスルーパスを通して駄目押し点をアシスト。新人の目を見張る大活躍に味スタは「スタア誕生」の雰囲気に包まれた。城福東京1年目の勢いを象徴する選手でもあった。
 
その後も、大竹の歩みは順調に見えた。スーパーサブとして「大竹スイッチ」と呼ばれる攻撃を加速させる役割を果たし、札幌戦鹿島戦では勝利に貢献する貴重な得点を挙げた。特にセットプレーの精度は素晴らしく、奪ったCKは全てチャンスとなった。大宮戦では直接FKでやはり決勝ゴールを奪って見せた。城福東京のムービングフットボールとともに、彼の未来は明るいように思えた。

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2011年07月25日

●爆走東京、またも圧勝(FC東京×ロアッソ熊本)


FC東京 5−0 ロアッソ熊本 (J2第22節 国立霞ヶ丘競技場)
 
 
2節連続のホームゲームは聖地・国立競技場で5位熊本との対戦。先週よりもかなり涼しい空気の中、スタンドで観戦した。

立ち上がりは双方の積極性が目立ち、ピッチ各所でボール争奪戦が繰り広げられた。1分、エジミウソンのミドルシュートがバーを越える。2分、ボックス手前から田邉が撃った強烈なボレーシュートをGK南が横っ跳びで弾き出した。6分には梶山の好フィードを受けたセザーが左から切れ込んでシュートするも、南が横っ跳びでセーブ。ここ数試合と同様、時間が経つにつれ東京の優勢が明らかになっていく。

9分、前線に出た田邉が倒されながらDFの背後へボールを浮かし、入れ替わって飛び出したセザーが南と一対一になるが、シュートは左に外れ。東京は慌てず左右へパスを回しながら押し込んでいく。19分、速攻で一気に持ち上がった羽生がループ気味にシュートするも、南がかろうじて弾き出した。一方の熊本はテンポよいパス交換からサイドへ展開するパターンだが、攻撃回数自体が少なすぎ。22分、片山のクロスにチェが飛び込んだ場面も塩田がワンハンドで弾き出した。

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2011年07月19日

●ルーコン祭りで首位やがな (FC東京×FC岐阜)


FC東京 4−0 FC岐阜 (J2第21節 味の素スタジアム)
 
 
前節大分で連勝がストップして迎えた一戦。まだ蒸し暑さの残る中、現地で観戦した。

試合は序盤から東京ペースとなった。3分、谷澤のFKにフリーの高橋が飛び込んで頭で合わせたが、枠をとらえられず。東京は最近の定石どおり落ち着いてパスを回し、羽生・谷澤の飛び出しに徳永の果敢な上がりを加えて岐阜の守備を揺さぶっていく。5分には梶山のミドルシュートがバーを越え、10分前後の波状攻撃ではボックス内でつなぎまくった末に谷澤がシュートするも、GK野田に防がれた。

対する岐阜は嶋田を中心にカウンターを狙うも効果は薄く、東京が一方的に押し込む展開に。それでも岐阜が人数をかけた守りでしのぐ場面が続いていたが、東京にややミスが出始めた22分、先制点が入る。左サイドでキープした田邉がSBの背後を狙う絶妙の浮き球を入れ、DFを振り切ってゴール前へ突進した徳永が野田の脇を抜いてゲット。田邉の戦術眼と徳永の積極性が生んだゴールだった。1-0。

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2011年07月03日

●「J2仕様」東京がゆく (FC東京×ガイナーレ鳥取)


昨日の夜は、味の素スタジアムでJ2第19節。FC東京 3−0 ガイナーレ鳥取。5月下旬に思いきった新布陣へのシフトを断行して以来、5勝2分けの快進撃で一気に3位へ浮上した我らが東京。今回はJ2参戦初年度のガイナーレとの初対戦であった。試合は、序盤から完全にボールを支配した東京が後半にセットプレーとミドルシュートで3ゴールを重ね、全く危なげなく勝利。シーズン序盤の迷走が嘘のような胸のすくような快勝で連勝を「5」に伸ばした。
 
 
キックオフ直後から「おっ」と思わされたのは、東京の選手たちのプレーから彼らの自信が伝わってきたこと。時間帯を問わず焦りや迷いの見えまくっていた2ヶ月前までとは全然別人のように、落ち着いてよくボールを動かし、下位の相手に対して確実にペースをつかんでいく。「なるほどこれが4連勝の効果なのか」と妙に感心させられた。それに歩調を合わせるように東京側のファン・サポーターも、ある程度の余裕を持って青赤のパス回しを眺めているようだった。

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2011年06月20日

●4位浮上やがな (FC東京×徳島ヴォルティス)


昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ2第17節。FC東京 1−0 徳島ヴォルティス。京都戦の快勝でやっと上昇気流に乗るかと思いきや、その後も複数得点が奪えずにモヤモヤの残る戦いぶりの我らが東京。今回は、毎年上位に食い込みながらなかなか1部昇格を果たせぬ徳島との「狸ダービー」であった。試合は、滑るピッチの上で良く言えば泥臭い、悪く言えば雑で粗い攻防が延々続く展開となり、梶山が「チェンジアップ」で決めた虎の子の1点で東京が勝利。
 
 
この日の東京は五輪予選に参加中の権田が欠場で塩田が先発し、他は最近お馴染みの顔ぶれで「まずは繋いで行こう」というサッカーである。対する徳島は4−4−2の布陣で守備ブロックをしっかり固め、ドウグラス・津田・柿谷らが逆襲速攻を狙ってきた。まずは1分、前目でのパスカットからドウグラスが左サイドを突進、シュートがポスト右を抜ける。2分、中盤の奪い合いからこぼれ球を拾った高橋が糸を引くようなミドルシュートを撃ち、GKオがキャッチした。

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2011年05月29日

●覚醒はなるか (京都×東京テレビ観戦 感想編)

京都サンガ F.C. 1−4 FC東京 (J2第14節)
 
 
つーことで、昨日のツイートまとめに引き続き、試合の感想なぞ。

結果といい内容といい、テレビで観て思わず爆笑した試合だった。J2降格を味わった昨年最終節と同じ対戦相手・会場で、あの苦い記憶を払拭するかのような快勝。内容も前々節までに比べると格段に良化しており、しかもこれまで不遇を託っていた若手が活躍しまくっての4得点。ユルいツッコミどころもかなりあったけれども、少なくとも見た目上は破顔一笑の一戦であった。雨の中わざわざ現地まで足を運んだファン・サポーターは本当に良かったね、という。

まあ、「いや、京都の方がひどすぎたのだ」という意見はあるだろう。この日のサンガは本当に出来が悪かった。攻撃はパスを回せど前になかなか進むことができず、守備に回ると寄せの甘さばかりが目立って東京アタッカーにやりたい放題やられてしまった。おそらく、昨年までの京都がやっていた大駒外国人を生かすサッカーと大木さんの指向とのギャップはかなり大きく、選手たちの戸惑いも大きいのだろう。その混乱と不調ぶりに助けられたのは否めない。

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●破顔一勝、か (京都×東京テレビ観戦 ツイート編)

否応なく昨年のJ1最終戦を思い出さずにはいられない西京極でのアウェーゲームは、諸事情によりスカパー!でテレビ観戦。感想は明日にでも書くつもりだけど、観戦記代わりにとりあえず試合中のツイートを貼り付けておこうかと。そう、要するに手抜きであります(笑)。

 

昨晩仕事の打ち上げでつい飲み過ぎ、酔っぱらって久しぶりにやらかしてしまったので、本日は家で謹慎なう。
posted at 15:12:53

さて。京都×東京にチャンネルを切り替えた。なるほどそういうメンバーで来たか、と。試合前の整列では選手たちの表情は割とリラックスしているように見えた。勝ってさらにいい雰囲気になってほしいところだが……。高橋頑張ってくれよ!!
posted at 16:04:33

赤ちゃんが泣き出して試合に集中できないなう。
posted at 16:07:22

最近なにげにモリゲが不調なので、ちょっと気がかりっす。
posted at 16:16:08

おー、先制!草民・梶山の2人で完璧に崩したね。こういうのが見たかった!!
posted at 16:20:01

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2011年05月23日

●怪我の功名大いに結構 (FC東京×湘南ベルマーレ)


昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ2第13節。FC東京 1-1 湘南ベルマーレ。富山戦の勝利で不振のトンネルの出口がようやく見えたかと思いきや、草津に完敗を喫して逆戻りの我らが東京。今節はホームに戻って日の丸先生率いるベルマーレとの対戦であった。試合は、これまでになく快調なサッカーを見せた東京が開始直後に先制し、その後も攻め続けるが2点目が奪えず。後半積極的な交代策に出た湘南に追いつかれ、残念な引き分けに終わってしまった。
 
 
この日は試合の1時間ほど前から猛烈な雨が降り出す荒れ模様の天気だった。ピッチ状態が心配だったが、特に水が浮く様子もなく、ボールの転がりもまずまずの案配。味スタの芝のコンディションは決して悪くないのかな、という印象であった。いや、悪い時にはみな血相変えて文句言うから、良い時には褒めないと(笑)。少し雨が弱まったかな、というところでキックオフ。

序盤からペースを握ったのは東京だった。平山・PJに続いて高松まで離脱してしまった東京は、セザーと羽生の2トップで田邉草民が初出場初先発するスクランブルの布陣。だが、これがうまい事機能した。田邉は一応攻撃的MFだが、味方がボールを持てばとにかく前後左右に動き回って時にはDFラインに下がってパスを受けては散らし、攻撃を動かしていく。開始後いきなり、田邉・梶山・セザーの滑らかなパス交換で攻め込んでスタンドがどよめいた。

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2011年05月14日

●わからん。いや、もうダメかもしれない。 (ザスパ草津×FC東京 テレビ観戦)

ザスパ草津 2−1 FC東京 (J2第12節)
 
 
前橋の正田醤油スタジアムで行われた今節は、スカパー!でテレビ観戦。

開始早々椋原がラフィーニャにぶち抜かれて冷や汗をかいたものの、序盤は東京が押し気味に試合を進めた。が、相変わらず強引なサイド突破からのクロスばかりが目立つ上に、追い風にも関わらずシュートをなかなか撃たない。梶山は通る確率千分の一以下のパスを繰り返し、達也や上里が撃った数少ないミドルも枠をとらえられず。気がつけばいつも通りに東京の攻撃が失速し、ボールの奪い所や速攻の形がはっきりしている草津の方が良い雰囲気に。

それでも28分、右サイドから戻しのパスをボックス内で受けた達也が切り返したところで、松下に倒されたとの判定でPK。スロー再生で見たら、松下の足はかかっていなかった。ナイスダイブ(笑)。これを梶山がきっちり決めて1−0。ところがその直後、東京陣で今野が跳ねたボールを処理し損ね、熊林とのワンツーで森重を振り切ったラフィーニャが権田を抜いてゲット。あっという間の1−1。その後は草津ペースの流れになって同点のまま前半が終了した。

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2011年05月09日

●同じ「しょっぱい」試合でも (FC東京×カターレ富山)


昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ2第11節。FC東京 1−0 カターレ富山。震災中断明け3試合で2分1敗しかも無得点と、どっぷり不振に浸かってしまった感のある東京。ゴールデンウィーク最終戦の今節は公式戦初の対戦となる富山をホームに迎えた。試合は、意欲的なサッカーを見せながら未完成ぶりも露呈した富山に対して、東京が相変わらずの停滞ぶりでお付き合い。しかし、スコアレスドロー寸前に飛び出したベテランの一撃が東京を救うこととなった。
 
 
試合前、今季開幕からゴール裏に下げられている「J2なめてません」の横断幕が「J2なめてました」に変わっている事に気づいた。ギャグにしてられるうちは大丈夫、だよな(笑)。

キックオフ。負傷と出場停止でPJ・セザーを欠く東京は控えにFWを置かないメンバー構成。初登場の上里がボランチに入ってさばき、高松が前に張って梶山はその周辺を自由に動き回る形。サイドは突進力のある達也と北斗。一方の富山は話題の「3−3−3−1」。全体がブロック型、あるいは球形に伸び縮みし、局面で数的優位を作ることで攻勢をとっていく狙いか。パッと見た感じ、個の力を生かそうとするサッカーと組織力で勝負するサッカーの対決に見えた。

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2011年05月05日

●ドーナツ化する東京 (東京ヴェルディ×FC東京)


昨日の午後は、味の素スタジアムでJ2第10節。東京ヴェルディ 0−0 FC東京。なんとJ2の舞台で実現した3年ぶりの「東京ダービー」。不振の続く両チームにしてみれば是非とも勝利して浮上のきっかけとしたいところだったが、東京は相変わらず低調なサッカーで得点を奪えず、ヴェルディも数的優位を生かせないまま痛み分けのドロー。2万9千もの観衆が詰めかけたにも関わらず、ひどい会場運営や試合後の騒動もあって残念極まる一戦となってしまった。
 
 
今回は観客数が主催者の予想より多かったせいか(でもGWのダービーだぜ?)、スタジアムの運営には多くの混乱があったようだ。入場口不足による長蛇の待機列とか、2階の開放を巡ってもめたりとか。僕は幸い先に着いた東すか編集長に席をとってもらったので焦ることはなかったけれど、それでも案内の看板はないわ係員に聞いても要領を得ないわで入場に手間取ったし、チケットチェックのお姉さんの誤認によって止められたりもした。一体何なんだろうか。

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2011年05月01日

●崖っぷちは案外近いか (FC東京×コンサドーレ札幌)


昨日の昼過ぎは、味の素スタジアムでJ2第9節。FC東京 0−0 コンサドーレ札幌。中断明けの前節は千葉に大敗を喫してしまった我らが東京、約2ヶ月ぶりのホームゲームとなる今回は石崎監督率いる札幌との対戦であった。勝利で勢いをつけたいところだったが、序盤こそ東京が押し気味に進めるもなかなか決定機を作れず膠着した展開となり、後半共に前がかりになるも最後まで得点を挙げることはできず。何とも不満の残る内容でドローに終わってしまった。
 
 
この日は「チカラをひとつに」横断幕こそなかったものの、やはり震災犠牲者に捧げる黙祷を行った後でのキックオフ。

平山・米本が長期離脱した東京はセザーが初先発で高松と2トップを組み、梶山がボランチに戻って4−4−2の布陣。対する札幌は三上を1トップに置くノブリン得意の4−2−3−1で、引いて守りを固めるというより攻守にバランスの良いサッカーを指向している様子であった。札幌の中盤守備が千葉ほどタイトでなかったこと、位置を下げて余裕の出た梶山がよくボールを捌いたことなどから、前半途中まではサイドで速いパスをつなぐ東京のペースで試合が進む。

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2011年04月25日

●再開、即がっくし (ジェフ千葉×FC東京)


昨日の午後は、フクダ電子アリーナでJ2「第8節」。ジェフユナイテッド千葉 3−0 FC東京。3月5日の開幕から1ヶ月半余、東日本大震災による中断からようやくリーグ戦の再開である。初戦を辛勝している我らが東京、今回は2戦目にして早くも昇格争い最大のライバルとの対戦となった。試合は、前半から東京が優位に進めるも先制点を奪えず、終盤ついに炸裂した「オーロイ砲」の前に3連続失点。チームの行き先にいきなり暗雲漂う結果となってしまった。
 
 
1万数千人の観客が賑やかに詰めかけながら、やはりどこか普段と違う雰囲気のフクアリ。試合前には特別のTシャツを着て入場した両チームの選手たちがメッセージ横断幕を掲げる。震災の犠牲者に黙祷が捧げられ、双方のゴール裏からは「ニッポン!」コールと盛大な拍手が。そしてキックオフ。

平山が長期離脱中の東京は高松1トップの梶山トップ下、徳永・米本がボランチを務め、サイドには機動力に優れる選手を並べて速攻を狙う。5分、椋原のクロスを叩いた高松のヘッダーをGK岡本がキャッチ。対するジェフは予想通り超長身FWオーロイへロングボールを集めるが、このオーロイがでかいのなんのって……マジでむっくんの倍くらいあるように見えたぞ(笑)。2分、そのオーロイを囮に使う形で突進する深井のシュートがポストわずか左を抜けた。

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2011年03月06日

●俺たちは還ってきた(笑) (FC東京×サガン鳥栖)


昨日の午後は、味の素スタジアムでJ2開幕戦。FC東京 1−0 サガン鳥栖。さあいよいよ心待ちにしていた(といっても別に2部に落ちたかったわけではないけど)リーグ開幕、初戦の相手が「オリジナルJ2メンバー10チームの中で唯一J1昇格経験のない」鳥栖というのも「日程くん」の粋な配慮(?)と言うべきか。試合はいかにもJ2らしい地味な内容となったが、新加入選手の活躍で後半主導権を奪った東京が、最小得点ながらも無事に勝利を収めた。
 
 
快晴に恵まれた味スタには2万1千余りのファン・サポーターが詰めかけた。相手がサガンということを考えれば、この入りにチーム関係者はさぞかしホッとしたことだろう。試合前には「味の素スタジアム開業10周年」と銘打って、東京スカパラダイスオーケストラのライブが行われた。曲は文句なしに良かったけど、横で観ていた東すか編集長が「大変申し訳ございません!2部の試合なんかに来ていただいて!!」と叫んだのを聞いて思わず失笑。ははは。

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2011年03月03日

●うまねん的2011年シーズンプレビュー(後編)

というわけで、3夜連続(こんな更新頻度、少なくとも当分の間はあり得ないな……)のプレビューも最終回。今回はシーズンのスケジュール、FC東京のチームとしての目標とライバル、そして最後に僕が個人的に求めるものについて書いてみようか。
 
 
[スケジュールについて]

今シーズンのJ2は20チームのホーム&アウェーで行われるため、東京が戦うのは38試合となる。数年前のように40数試合もこなさなければならない訳ではなく、GWを除けばほぼ1週間に1試合のペース。これはJ2慣れしていないチームにとってはありがたいというか、昨季までのようにどこかで過密日程に悩まされる、というのはおそらくないのではなかろうか。ちなみに12年前のJ2は、10チームがホーム&アウェーを2回繰り返す方式(36試合)だった。

よって、東京にとって大敵となるのは、日程そのものよりも慣れぬ対戦相手と遠征先、そしてA代表・U22代表との日程重複となるだろう。東京は戦力的に「優勝候補」との呼び声も高いため、多くのチームから厳しいマークに遭うのは避け難い。また、北海道から九州(4チーム!)まで移動しなければならないのもストレスになる。加えて優れたタレントを有するがゆえに、主力をたびたび代表へ拠出しなければならないジレンマ。タフな戦いになるのは間違いない。

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2011年03月02日

●うまねん的2011年シーズンプレビュー(中編)

FC東京のシーズンプレビューの第2回は、前回に引き続いて2011年の布陣を見ることにしよう。今日は中盤~前線の選手である。DF陣だけでも「おいおいこんなに使えないだろ!」とツッコミを入れたくなるメンツ(ノースを本当に獲得したらなおさら)ではあったが、攻撃の選手はそれどころではない顔ぶれとなった。
 
 
[MF]

松下が仙台、幸野が大分、平出が富山へレンタル移籍……といっても10代の2人は出場機会がほとんどなく、松下もポテンシャルを発揮できていない状態だったのでダメージは少ない。それよりも石川・羽生・梶山・米本といった主力を残留させることに成功し、加えて千葉から曲者・谷澤を、横浜FCからホベルトを、札幌から上里を獲得。大竹、田邉、中村北斗も競争に加わっており、水戸からは下田も戻ってきた。冗談抜きで「2チーム作れる」だけの駒揃えである。

注目は、まずは谷澤。前々回のエントリーでも書いたが、バランスのとれた高い能力を持っている上に、「どくさいスイッチ」の件を持ち出すまでもなく相手チームにイヤ~な感じを与えられる選手であるのが頼もしい。つーか、面白いことになりそうだな、と(笑)。これまで東京というチームは馬場・大竹を除けば「いかにも攻撃的MFっぽい選手」がやや少なかった(由紀彦は微妙かな)ように思うので、そういう意味でも楽しみである。まだ10番はやらんけどな!

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2011年03月01日

●うまねん的2011年シーズンプレビュー(前編)

はい。というわけで、プライベートの方が(ちょっとだけ)落ち着いてきたので、久しぶりにブログの更新なんぞしてみようかと。皆さまお久しぶりでございます。
 
 
西京極における衝撃(いや、虚脱、だったかな)のJ2降格決定から約3ヶ月、気がつけば2011年Jリーグの、つまり僕たちのFC東京のシーズン開幕まであとわずか4日と迫っているのであった。キャンプもプレシーズンマッチも現地で観ていない僕があれこれ書くのも気が引けるんだけど、ここらで少しは頭の中を整理しておかないと、いざ始まって観戦記を書こうとした時に困りそうな気もするので、今週のうちにプレビュー的なものをしておこうっつーことで。
 
とりあえず今回は、今シーズンの東京の布陣を見てみることにしよう。
 
  
[GK]

まずは最後方のポジション。権田・塩田の2枚看板は残留し、阿部が移籍して廣永がレンタルから復帰、さらにザスパから常澤を獲得した。メンツ的には全く不安がないのだが、気がかりなのは権田がU22代表としてロンドン五輪予選に参加し、リーグ戦数試合を欠場する可能性が大きいこと。いや、場合によってはA代表の一員として7月のコパ・アメリカに帯同することになるかもしれない。そこでモノを言ってくるのが、言うまでもなく塩田仁史の存在である。

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2011年01月10日

●「エフシートウキョウは どくさいスイッチをてにいれた!!」

谷澤 達也選手 完全移籍加入決定のお知らせ (FC東京公式)
 
 
オフの移籍関係についてはもう少し情報が出尽くしてからまとめて書こうかと思っていたのだが……「FC東京、谷澤達也を獲得」という文字を見て、俄然ブログの更新意欲をかき立てられてしまった。だって、谷澤だぜ、あの。しかも完全移籍で。個人的には2011年の初笑いというか、思わずのけぞるくらいの衝撃を受けたニュースであった。

ポジションはミッドフィールダー。僕が今まで見てきた印象では「バランスのとれた好選手」である。飛び抜けたスピードやパワーには欠けるものの、ドリブルは巧みで、パスやシュートの精度も高い。速攻も遅攻もこなせ、創造性や守備の弱点を突く戦術眼もあって、相手にとってはとにかく嫌〜な選手である。年代別代表で活躍した経歴もあり(つか、彼も2003年ワールドユース組か!)、石川や羽生、大竹らとともに質の高い攻撃を作り出してくれることだろう。

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2010年12月31日

●ありがとう、来年もよろしく。

2010年も本日で終わりということで、恒例の(でもないか)ご挨拶を。
 
 
今年は私生活でも仕事の方でも大きな変化があって、色々と慌ただしいままに過ぎた1年でした。カミさんの体調は大変だわ、仕事場の上司は総取っ替えになるわ……。あと、何しろ大変だったのはサッカーの応援ですかね。まさかの絶不調、まさかの監督解任、そしてまさかのJ2落ち。いやーこんなこともあるのかいな、と未だに実感が沸かないでいるくらいっす(笑)。

FC東京について言えば、非常に辛くて残念なシーズンでしたけど、一方でファンとしてチームへの愛情を再確認できた1年でもあったように思います。危機的状況の中で痛感した「勝てば嬉しい、負ければ悔しい」というシンプルで本質的な感情。名古屋京都まで足を運んで喜びも悲しみもチームと共有できたのは、ある意味この上なく幸せなことでした。ゆく人来る人色々あれど、選手や関係者の方に対して抱くのはやはり感謝の気持ちですね。ありがとう、と。

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2010年12月30日

●来年またがんばるべ ('10-'11天皇杯準決勝)


昨日の午後は国立競技場で天皇杯準決勝。鹿島アントラーズ 2−1(延長1−0) FC東京。J2降格のショックや熊谷での大苦戦を乗り越えてたどり着いたセミファイナル。相手は奇しくも(って前回も使ったな)1997年に東京ガスが準決勝に勝ち上がった際も国立で対戦した鹿島国であった。平山のスーパーゴールで東京が先制するも鹿島がしぶとく追いつく展開となり、東京は延長でも退場者を出しながらよく粘ったが、終了直前に興梠に決められて無念の敗退。
 
 
キックオフ。いきなり1分、左から切れ込む興梠からのラストパスを野沢がシュートするピンチとなったが、権田がはね返して事なきを得た。その後は意外にというべきか、東京がボールを持つ時間が長くなる。だが、ハーフウェーまでつないでもそこで鹿島のタイトな寄せにあい、なかなかチャンスに至らない。逆に鹿島の方が効率良くシュートまで持ち込んでいく。12分、ロングボールを大迫が落として興梠がゴール前へ抜けるも、シュートは権田が横っ跳びでセーブ。

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2010年12月27日

●石川サンタのXmasプレゼント(笑) ('10-'11天皇杯準々決勝)


土曜日の夕方は、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で天皇杯準々決勝。アビスパ福岡 2−3(延長1−2) FC東京。辛いJ2降格が決まってから最初の公式戦は、奇しくも来季J1に昇格するアビスパとの「行き違いマッチ」。東京としてはリスタートに弾みをつけるためにも勝ちたい試合であったが、早々に先制されて延々攻めあぐみ続ける悪いパターンに陥る。しかし、途中出場した石川の劇的な同点弾がチームを救い、延長戦に持ち込んで何とか勝利を収めた。
 
 
立ち上がりは福岡のキレのある動きが目立つ。0分、右サイドに飛び出した永里のシュートを塩田がキャッチ。福岡はさほど人数をかけないものの、大久保のポストプレーを軸に前線へ出し入れの速い攻め。対する東京は梶山を中心にパス交換しながら押し上げていく。7分、大黒・平山とのパスワークで飛び出した梶山がGK神山と一対一になるも、シュートは神山がセーブした。8分にも平山のシュートを神山が弾いたところ、大黒が詰めるが惜しくも押し込めず。

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2010年12月10日

●来年もクマトーキョーだぜ、おい

大熊 清監督 来季続投のお知らせ (FC東京公式)
 
 
早いな(笑)。つか、何というか、直感的にはおそらくベストの選択ではないんだろうな、と。

まず、単純に「降格時の監督がそのままやっていいのかな」という疑問。W杯中断明けから不振を極めて下位に沈んでいく難しい状況の中で引き継いで、大熊さんはよくチームを「戦える」状態まで立て直してくれたと思う。監督交代は決して間違いではなかった。ただ、結局最後の最後で残留に失敗してしまった負のイメージ(京都戦の内容の悪さもあったし)と、やはり経緯からしてピンチヒッター的な起用だったはずでは、という思いがどうしても拭えないのだ。

それと、監督続投は継続性を重視するという趣旨だろうから、チームの変革が中途半端に終わるのではないかという心配。個人的には、今回の降格は単に今年だけの失敗だけでなく、数年に渡るチーム強化の失敗だと思っている。だから、続投は「1年でJ1に戻る」事を重視したが故の選択だとは思うのだけれど、仮に来期順調に3位以内に入ったとしても、根本のところが改善しないまま結局またジリ貧になる(エレベーターチーム化の)危険性があるのではないか。

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2010年12月05日

● 天を仰ぐ (京都サンガ×FC東京)


昨日の夕方は、西京極陸上競技場でJ1第34節。京都サンガF.C. 2−0 FC東京。ついに来てしまった、1部残留を賭けたリーグ最終戦。大事な一戦の相手は既に降格の決まっている京都であった。試合は、異様な緊張感とぎこちなさの中で京都に先制を許し、増していく重圧の中で追いかける苦しい展開。後半途中からは奇策を交えた総攻撃をかけるも1点が奪えず、逆に追加点を許して完敗。神戸が浦和に完勝したために初のJ2降格が決まってしまった。
 
 
キックオフ直後から目についたのは、東京の選手たちの動きの硬さであった。守っては中途半端に前に出て奪おうとしてかわされたり、お見合いで相手をフリーにしたり。攻めても攻撃陣の動きが少なく、中盤からパスを出しあぐねてはサイドに追い詰められて……自力残留のためには勝たなければならない東京だが、京都のカウンターを懸命にクリアする場面が多い。8分、オフサイド崩れの隙を突いてドゥトラが飛び出したピンチはカバーの今野が間一髪ブロック。

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2010年11月28日

●面白くなってきやがった (FC東京×モンテディオ山形)


昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ1第33節。FC東京 1−1 モンテディオ山形。いよいよ残り2試合。前節は首位・名古屋を倒して1部残留へ実質「あと1勝」までたどりついた我らが東京だが、今回は昼間の試合で神戸が清水に劇勝し、プレッシャーのかかる状況での戦いとなった。試合は、前半からボールを支配するものの山形のまったりペースにはまって攻めあぐみ、後半平山のゴールで一旦はリードを奪ったものの、田代の一発にやられてあえなく引き分け。
 
 
キックオフ。平山が復帰した東京は2トップに戻し、徳永がCBに入って森重は控えスタート。一方、前節既にJ1残留を決めている山形はメンバーを落とした様子で、田代・宮沢・石川竜がベンチに並ぶ。2分、北斗がトイメンのSBを振り切ってドリブル突破、クロスは惜しくも平山に合わず。6分、石川が右サイドを強引に突き破り、クロスにファーで大黒が合わせるも枠外。やはり個人能力では東京が上回っている印象であり、全体的に押し込む形で試合が進んでいく。

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2010年11月24日

●悪者見参(笑) (名古屋グランパス×FC東京)


昨日の午後は、豊田スタジアムでJ1第32節。名古屋グランパス 0−1 FC東京。今シーズンのJリーグも残りあと3節。未だ残留争いから抜け出せない我らが東京、今回は優勝を決めたばかりのグランパスと敵地で戦うというビッグゲームであった。試合は、名古屋にボールを支配される展開ながら東京の堅守速攻サッカーが冴え、大黒のファインゴールで先制。前半終わり頃からは攻められ続ける展開となるも、気迫の守備で得点を許さず逃げ切りに成功した。
 
 
平山が出場停止の東京はトップ下に梶山が入る4−2−3−1を採用。対する名古屋は怪我で金崎やダニルソンを欠くものの、凱旋試合ということで(?)闘莉王が先発復帰するなど重厚な布陣であった。パスを回して攻めたてようとする名古屋に対し、東京は自陣に構え、大黒へのロングボールなどで手数をかけず速攻を狙う。1分、玉田のミドルシュートを権田がキャッチ。直後、オフサイド崩れで抜け出した森重のシュートはバーの上。序盤から攻め合いとなった。

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2010年11月21日

●泣くな森重。戦いはまだ続くよ。 (FC東京×川崎フロンターレ)


昨日の午後は、味の素スタジアムで第18回多摩川クラシコ。FC東京 1−2川崎フロンターレ。日曜日のリーグ戦でFマリノスを、水曜日の天皇杯でジェフを撃破して調子を上げてきた我らが東京。1週間で3試合目となる今節は、宿敵フロンターレとの対戦となった。前回の雪辱を果たしたい東京であったが、ほぼ互角の攻防の中で後半早々に先制され、一旦はセットプレーで追いついたものの、終盤にミス絡みでジュニーニョの一発をくらってショッキングな敗戦。
 
 
キックオフ。東京はバランスに注意しつつ、ボールの奪い所を見定めて鋭く切り返そうとする大熊サッカー。1分、平山が鋭いターンから左タッチ際を突進、逆サイドでパスを受けた石川が切れ込んでシュートするがGK相澤がキャッチした。一方の川崎も後ろ厚めの選手配置で、スイッチが入るや外国人FWを軸に一気に持ち上がるお馴染みの攻撃。9分、小宮山のドリブルから中への折り返しをジュニーニョがトゥキックでミドルシュート、権田が横っ跳びで弾き出す。

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2010年11月18日

●「明日の東京」楽しかった! ('10-'11天皇杯4回戦)


昨日の夜は、味の素スタジアムで天皇杯4回戦。FC東京 2−0 ジェフユナイテッド千葉。厳しい残留争いの合間、チームとしては微妙な位置づけのミッドウィークカップ戦を戦う我らが東京。相手は昇格争いに苦戦し、やはり「それどころではない」感の漂うJ2千葉であった。試合は、控えメンバー中心で望んだこともあり、前半は両チームとも見せ場の少ない展開に。しかし後半は若い力が爆発し、大竹の2得点などで圧倒した東京が準々決勝進出を決めた。
 
 
冷たい霧雨の中でキックオフ。東京はMFが松下・田邉・大竹にソ・ヨンドク、FWが重松・前田、そしてSBに平出が入るというカップ戦仕様。テクニシャン揃いの顔ぶれということで、最近の東京にしては珍しくポゼッション指向の強いサッカーになった。9分、相手陣でパスカットした前田が右サイドをえぐって折り返し、攻撃参加した椋原のシュートがポストわずか左を抜ける。対する千葉はFWネットの下に太田・倉田・深井が並び、手数をかけずに速攻を狙っていく。

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2010年11月15日

●平山砲2発でカモメ撃墜 (横浜F・マリノス×FC東京)


日曜日の午後は、日産スタジアムでJ1第30節。横浜F・マリノス 1−2 FC東京。前節の引き分けで残留争いのライバル神戸に勝点で並ばれてしまった東京。負けられない戦いが続く中、今回はACLを狙う好調マリノスとの対戦であった。試合は、開始早々平山のゴールで東京が先制するもその後は横浜の攻勢にさらされ、一度は同点に追いつかれてしまう。しかし終盤再加速した東京は再び平山のゴラッソによって突き放し、見事アウェイで勝点3を獲得した。
 
 
開始直後の主導権争いの中、3分にいきなり試合が動く。右タッチ際で巧みにボールを収めて突進した石川のクロスははね返されたものの、クリアにまごつく中村俊に米本が寄せ、こぼれ球を拾った平山が左足で思いきったミドルシュート!地を這うボールに横っ跳びのGK飯倉も届かず、ゴール右隅に吸い込まれた。強さ・コースとも文句なしの一撃。1−0。7分にも平山は左サイドから仕掛ける石川の折り返しをボックス前で叩いたが、これは飯倉がキャッチ。

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2010年11月07日

●難局は続く (FC東京×ガンバ大阪)


昨日の午後は、味の素スタジアムでJ1第29節。FC東京 1−1 ガンバ大阪。前節はアウェイで清水に快勝しながら追いすがる神戸を引き離せなかった東京、今回は3位ガンバとの対戦である。試合は、前半に主導権を握った東京が1点を先取するものの、後半は一転ガンバの猛攻に耐える形に。残り10分を切るところまで粘りながらセットプレーで同点にされてしまい、終盤の再攻勢も実らず引き分けの結果となった。
 
 
序盤から東京ペースで試合が進む。3分に石川が、5分に大黒が挨拶代わりのミドルシュート。東京はポゼッションにこだわらず、パスを回してくるガンバを前に置き、中盤〜後方でボールを奪うや平山と石川の突進を中心に手数をかけず切り返す。9分、右サイドのパスワークから森重のミドルシュートをGK藤ヶ谷がキャッチ。10分、平山の巧みな反転パスで石川がDFの間を抜けてボックスへ突入するが、シュートは藤ヶ谷が横っ跳びで弾き出す。惜しい!

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2010年10月24日

●まだ「ある」んだな、これは (FC東京×アルビレックス新潟)


土曜日の午後は、味の素スタジアムでJ1第27節。FC東京 1−1 アルビレックス新潟。前節、残留争いのライバル仙台に手痛い逆転負けを喫した苦境の東京。ホーム味スタに戻った今回はまさに「負けられない一戦」であった。試合は、ここ数試合と同様優位に進めながらなかなか得点が奪えず、FKで奪われたリードはPKで追いついたものの、ついに勝ち越すことはかなわず。が、終了間際PKのピンチを権田が防いでくれだお陰でお得な(笑)勝点1はゲット。
 
 
キックオフから東京がペースを握る。いきなり2分、徳永のフィードで石川が右サイドを抜けて折り返し、大黒が頭で合わせるも枠外。序盤はボールに激しくアタックする守備が有効で、攻守の切り替えもスムーズだった。特に徳永は抜群の運動量と一対一の強さで中盤の優勢をもたらす。8分、羽生から左へ展開、北斗が中へ切れ込んで撃ったシュートはGK東口の正面。10分にはCKにどんピシャ合わせた森重の強烈なヘッダーを東口が横っ跳びで弾き出す。

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2010年10月17日

●暗転、だが (ベガルタ仙台×FC東京)


昨日の午後は、ユアテックスタジアム仙台でJ1第26節。ベガルタ仙台 3−2 FC東京。前節久しぶりの白星に引き続き、天皇杯でも勝利を収めて上昇ムードの我らが東京。今節は残留争いのライバルとの直接対決となる大事な大事な一戦であった。試合は勝負試合らしいタイトな攻防となり、2度に渡ってリードを奪った東京が逃げ切りを図るも、終盤東京のミスにもつけ込んでたたみ掛けた仙台が劇的な逆転勝ち。東京はまたしても痛い黒星を喫してしまった。
 
 
気合の入った両サポーターの歌声が響く中でキックオフ。序盤は双方速攻基調で攻め合いを挑む。開始直後、東京陣深くでの競り合いから、こぼれ球を拾った赤嶺のシュートを権田が押さえる。2分、オーバーラップした椋原がニアの大黒を狙ってクロスを入れるが、きわどくDFがブロック。ボールが激しく行き来する中、次第に東京がペースをつかんでいく。6分、平山のパスでリカルジーニョが左サイドを突破、クロスがゴール前の大黒に通るもシュートはできず。

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2010年10月14日

●ふと気になった森重のワンプレー


月曜日の天皇杯3回戦を現地で観ていて、ふと気になるというか、考えさせられるプレーがあった。以下、記憶に頼って書くので間違いもあるかもしれないが、ちょっと振り返ってみよう。
 
 
前半の半ばくらいだったか、東京が北九州陣の左サイドを攻めていてボールを失った場面。ちょうど左SBの中村北斗が中寄りに上がっていたためギラヴァンツのカウンターとなり、右SB佐藤(?)が空いたスペースをドリブルで突進する。東京は北斗とボランチの松下が全力疾走で左後方へ戻るが、慣れない布陣のせいもあるのか退却はスムーズに行かず、ピンチになりそうな気配。が、そこでCBの森重が絶妙のタイミングで前に出てボールをかっさらった。

普通に森重には「ナイスプレー!」と声をかけたくなるところ。しかし実は「おっ」と思わされたのはそこからで、ボールを奪った森重は周りを見渡すとフリーの味方がいたにも関わらずパスをせず、自らスルスルッと北九州陣へ持ち上がっていったのだ。そのままDFライン前まで前進した森重は左サイドに開いていたリカルジーニョへはたいてボックスへ突入、しかし味方のフォローが続かない上にリカが持ちすぎて結局チャンスにはならず、という展開であった。

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2010年10月11日

●スタンドの向こうに山が見える風景は好きだ ('10-'11天皇杯3回戦)


「体育の日」の午後は、正田醤油スタジアムで天皇杯3回戦。ギラヴァンツ北九州 0−2 FC東京。先週、ようやくリーグで連続無勝利のトンネルを抜け出した我らが東京。今週は舞台がガラッと変わり、中立地でのJ2下位チームとの対戦である。試合はほぼ全体を通じて東京が支配する形となり、途中暑さなどからグダグダになる時間帯もありながら前半半ばに石川が、終了間際には平山が得点を挙げて勝利。まずは順当に4回戦へ駒を進めることとなった。
 
 
からっとした秋晴れ、というか10月にしては強い日差しの注ぐ中でキックオフ。

代表戦で今野・キム・権田を欠く東京だが、やはり戦力は上。個人能力で圧倒する東京の優位で試合が進む。2分、中央の大竹から左へ展開、リカルジーニョの折り返しを松下がシュートするがGK水原がキャッチ。特に動きがキレていたたのは石川で、序盤からドリブルで右サイドをえぐる場面が幾つか。8分、CKの流れから石川が撃ったミドルシュートはわずかに枠外。一方の北九州はシンプルにサイドから攻めようとするが、クロスが散発的に上がるのみ。

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2010年10月04日

●やっぱり「俺たちの国立」か (FC東京×湘南ベルマーレ)


すっかり秋空に変わった日曜の午後は、国立競技場でJ1第25節。FC東京 3−0 湘南ベルマーレ。ともに降格圏からの浮上を目指す両チーム、特に東京にとっては前節大熊監督就任後の初戦を落としているだけに「絶対に負けられない戦い」であった。試合は、大宮戦同様に多くの時間帯で東京の攻勢となったが、今度は大黒のゴールを皮切りに3得点をあげて内容どおりの完勝。11試合ぶりの白星で、前日神戸が負けていたために15位に浮上した。
 
 
立ち上がりは激しい攻め合いとなった。東京は4−4−2の布陣で平山や石川を狙うロングボールを中心に、対する湘南は4−3−3の布陣で阿部ら3トップが位置を変えながらDFラインをかきまわし、前に速く運ぶ攻撃。2分、右CKに合わせた徳永のボレーシュートはバウンドしてバーを越えた。3分、オフサイドギリギリで左サイドに飛び出した寺川の折り返しで坂本がボックスへ突入、狭いところを狙ったシュートは権田が弾き出す。ともにシュートの意識も強い。

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2010年09月25日

●悔しいな、本当に悔しいよ (FC東京×大宮アルディージャ)


今日の午後は、味の素スタジアムでJ1第24節。FC東京 0−1 大宮アルディージャ。浦和・磐田に連敗を喫して16位に転落、窮地の中でとうとう城福監督解任という事態にまで至ってしまった我らが東京。大熊新監督が就任しての初戦は14位大宮との「残留デスマッチ第1戦」であった。試合は、後半途中まで東京が優位に進めてシュート20本を撃ちながら先制できず、逆に大宮にゴールを許して悔しい敗戦。これでリーグ戦は3連敗となってしまった。
 
 
午後1時開始ということもあり、やや暑さの残る中でキックオフ。まずはホームの東京がペースを握る展開となった。5分にリカルジーニョが、8分に石川が撃ったミドルシュートをGK北野がキャッチ。東京は平山が久しぶりに先発し、左右にリカと石川が張る布陣。梶山を欠く中盤は森重が何とかさばき、サイド展開を軸に長短のパスを交えてバランス良く攻めて行く。11分、中村北斗の威力あるFKを北野が弾いて波状攻撃となるが、クロスはいずれもDFがクリア。

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2010年09月19日

●最悪の現状が見えた試合、そして (ジュビロ磐田×FC東京)


昨日の午後は、ヤマハスタジアムでJ1第23節。ジュビロ磐田 2−1 FC東京。現在14位と追い詰められている東京にとって、順位の近いチームが相手となる今節からの4戦は残留争いにおける正念場である。だが、この試合も前半から攻守ともバラバラの状態で磐田に蹂躙されて2失点を喫し、後半石川のスーパーゴールで追い上げるものの同点ゴールは遠く、あえなく敗戦。神戸・仙台が勝点を得たことによりついに降格圏の16位へ転落してしまった。
 
 
現地は肌を焼くような強い日差しが照りつけており、試合は過酷な暑さの中で行われた。

序盤からペースを握ったのは磐田。ボールホルダーへの積極的な寄せから、前田の巧みなポストプレーとジウシーニョのスペースへの飛び出しを交え、速いパス交換で前進していく。1分、左CKから古賀のヘッダーが権田の正面を突く。対する東京は4−3−3でスタート。石川とリカの突破力を生かしたい形だが、これが機能しない。慣れない布陣でつなぐのが精一杯の攻撃は磐田守備陣に読まれてパスカットされまくり、守備もマークずれが激しくスカスカの印象。

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2010年09月13日

●レッズ戦は毎回疲れるねえ (FC東京×浦和レッズ)


日曜の夜は味の素スタジアムでJ1第22節。FC東京 0−1 浦和レッズ。ナビスコ杯が悔しい敗退となり、大宮に勝点で追い越されたこともあっていよいよリーグ戦(の残留争い)に専念すべき状況になってきた東京。今回は、実に04年以来勝つことができていない「苦手中の苦手」レッズとの対戦であった。試合は全体的にミスの多い「どっちもどっち」の内容となったが、東京は前半途中のアクシデントから劣勢に立ち、後半PKで失った1点を覆せず完封負け。
 
 
3万弱の観客数と、このカードにしては寂しいスタンドの中でキックオフ。

序盤は東京が押し気味に試合を進めた。鋭い寄せを繰り返してボールホルダーを追い詰め、たまらず浦和が長いボールを蹴ると着実にはね返して速攻を狙う。1分に高橋が、8分には羽生が低く鋭いロングシュートを撃ってGK山岸がキャッチ。10分、森重の好フィードを大黒がきれいに落として梶山がゴール左に蹴り込むが、オフサイド。浦和も柏木を中心にパスをつなごうとするが、連携がイマイチでなかなか進めない。12分の直接FKも柏木のシュートは壁直撃。

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2010年09月06日

●12年ぶりの大学生 ('10-'11天皇杯2回戦)


9月最初の日曜日の夜は、味の素スタジアムで天皇杯2回戦。FC東京 2−0 駒澤大学。2〜3年度ごとに微妙に開催方式が変わるせいもあり、毎年違う状況で迎える「全日本サッカー選手権大会」。今回はわずか2日前に1回戦を勝ち抜いた駒澤大(関東大学リーグ2位)との対戦となった。試合は、駒澤の組織守備に苦戦してスコアレスで折り返す展開ながら、後半投入された羽生・徳永の活躍によって終わってみれば2点差の完勝。東京が3回戦に進出した。
 
 
昨晩の東京は今野・石川・梶山・大黒・権田が怪我や温存(?)で欠場し、DFラインに高橋と平出が並んで松下・田邉がボランチを組む新鮮なスタメン。前半は「メンバー落ちで連携と動きの鋭さを欠くJ1チームが、組織力と走力に勝る学生(ないし下部リーグ)チームに苦戦」といういかにも天皇杯初戦な展開となった。東京は選手間が離れすぎている上にパスの出し手と受け手の呼吸が合わない場面が多く、サイドにしか行き場がなくなってしまういつものパターン。

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2010年08月29日

●底は打った、のかな (ヴィッセル神戸×FC東京 テレビ観戦)

ヴィッセル神戸 0−0 FC東京 (J1第21節 神戸ユニバー記念競技場)
 
 
土曜の夜は神宮球場にいたので、スカパー!の中継を録画して本日観戦。

立ち上がりは神戸の攻勢。ポポ・ボッティのドリブル突破など縦に速い攻撃で一気にバイタルエリアへ押し寄せ、松岡・朴の強烈なミドルシュートが枠をかすめる。しかしそれらをしのいだ東京は10分を過ぎる頃から徐々にペースをつかんでいき、13分、大竹→リカルジーニョ→石川とテンポ良くパスが通って石川のミドルシュートがバーを直撃。その直後には左に流れたリカの速いクロスに大黒が飛び込んできわどい場面を作るなど、着実にチャンスを作っていく。

この日の東京は前線の4人が流動的に動き回ってパスコースを作り続け、神戸のプレスが(整然としつつも)強度に欠けたこともあり、ボランチからリカ・大竹への楔のパスを軸として相手の守備ブロックに食い込むことができていた。だが、やはり問題はそこから。大竹が積極的に撃つミドルシュートはいずれもDFにブロックされてしまい、40分、大きな展開からボールを収めた中村北斗の強烈なシュートは惜しくもバーを越えた。スコアレスのままハーフタイム。

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2010年08月22日

●ザ・完敗 (FC東京×サンフレッチェ広島)


昨日の夜は、味の素スタジアムでJ1第20節。FC東京 0−2 サンフレッチェ広島。ともに夏場の連戦の中で負傷・欠場者が相次ぐなど満身創痍、結果も出せていない両チームの対戦。東京は開幕以来となるホームでの勝利がほしいところだったが……試合はサンフレッチェがお得意のパスサッカーで終始優位に立ち、後半の2ゴールによる点差をはるかに上回る内容で完勝を収めた。トンネルに入ってしまった感のある東京は、これで2引き分けを挟んで4連敗。
 
 
序盤からゲームを支配したのは広島。ストヤノフを軸として着実にビルドアップし、楔のパスから加速する攻撃。立ち上がりこそ長いボールが多かったものの、徐々に東京の守備網をパス&ムーヴで揺さぶってチャンスを作っていく。6分、槙野のミドルシュートがバーを越え、その直後、高萩のパスでDF裏に抜けた森崎のシュートがポストの右を抜ける。8分にはストヤノフのロングパスで右サイドを突破した森脇のクロスに佐藤寿人が頭で合わせるが、バーの上。

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2010年08月18日

●息もできない (セレッソ大阪×FC東京 テレビ観戦)

セレッソ大阪 4−1 FC東京 (J1第19節 キンチョウスタジアム)
 
 
スカパー!でテレビ観戦。現地は30度超の蒸し暑さだったそうだ。

序盤からペースを握ったのはセレッソだった。ゆったりとしたパス回しから徐々にスピードアップする攻撃でチャンスを作る。対する東京は守備の動きが連動せず、相手のパス&ムーヴを後追いするばかり。4分、右サイドを突破した家長が柔らかいクロス、ファーに流れたアドリアーノがヘッダーを叩きつけた。サイドも中もマークがズレて……。0−1。その後もセレッソはスイスイとパスを回してチャンスを作り、今野の奮闘やシュートミスで何とか逃れる場面が続く。

セレッソの守備もタイトではないため東京も敵陣へボールを運べるのだが、最後の仕掛けが単調で崩せない。前半半ば、焦れた城福監督は今野と森重を入れ替えて前がかりになろうとする。ところが、これが裏目。梶山・キムが不調な中で攻撃の圧力を一身に受けた森重は立て続けにファウルを犯してしまい、37分に退場。あいや…。10人の東京は逆にキビキビとした動きで攻めに出るが、43分松下のミドルシュートはポストに当たって決まらず。1点差で後半へ。

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2010年08月16日

●FC東京の「ボランチ問題」について

新潟戦、そして昨日の鹿島戦と、勝利には届かないながら後半今野をMFに上げる攻撃シフトで相手を追い詰め、その今野が得点をとっていることで、twitterやブログに「今野はボランチで使うべきだ」みたいな書き込みをするファンが増えているようだ。

この手の選手起用や采配に関する議論については、「素人だから」などと引っ込み思案にならず、大いにやった方が良いと僕は思っている。それがある種のガス抜きになるかもしれないし、ファンのサッカー観を深めることもあるだろう。また、そもそも「俺ならこうする」などと考えをあれこれ巡らしたり言い合ったりすること自体、サッカーを楽しむ重要な手立ての一つであるから。もっとも、あまり熱くなりすぎて罵倒に発展したりするのは良くないとも思うけど。
 
 
というわけでそれに乗っかり、以下は最近の東京のボランチに関する考察。

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2010年08月14日

●痛み分けの夏 (鹿島アントラーズ×FC東京 テレビ観戦)

鹿島アントラーズ 1−1 FC東京 (J1第18節 カシマサッカースタジアム)
 
 
スカパー!でテレビ観戦。悔しさも嬉しさもないようなあるような、何とも微妙な結果。

東京は羽生・梶山、鹿島はマルキーニョスと、双方主力を欠く中で迎えた試合は蒸し暑い中でキックオフ。前半は鹿島が快調にパスを回して攻める展開。15分、野澤のロングパスを興梠が胸で落としてジウトンが強烈なミドルシュートを撃つが、塩田が横っ跳びで弾き出した。19分、興梠がボックス内で狙った反転シュートは塩田がキャッチ。東京はやはり梶山不在は大きく、中盤で森重が奮闘するものの、組み立ての途中でプレス守備に絡みとられる場面が目立つ。

ただしこの日は鹿島も盤石ではなく、外国人2人の守備の不安定さから時折隙ができる。16分、右サイドを抜けた石川のクロスから平山の強烈なシュートが曽ヶ端の正面を突く。そうしているうちに27分、左サイドのFKで小笠原が速いボールをゴール前に入れ、興梠がバックヘッドでコースを変えてゲット。敵ながらナイスシュート。0−1。その後は鹿島優勢の流れが続き、大迫が塩田と一対一になる場面などもあったが鹿島の詰めが甘く、1点差のまま前半終了。

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2010年08月09日

●こんだけ攻めても駄目なんかい (FC東京×名古屋グランパス)


昨日の夜は、味の素スタジアムでJ1第17節。FC東京 0ー1 名古屋グランパス。暑さもピークの時期に迎えたリーグ戦の折り返し。3位グランパスとの対戦は、前半戦不本意な順位に甘んじている東京にとって反転攻勢のきっかけとしたい一戦であった。試合は、東京が省エネサッカー(?)の名古屋相手に快調に攻め続けて幾度か決定機を得るも決められず、土壇場の後半ロスタイムに闘莉王のヘッダー一発で敗戦。ホームでの無敗記録もストップしてしまった。
 
 
スルガ銀行杯優勝で弾みがついたか、この日の東京は夏の連戦も何のその、序盤から快調な攻撃を見せる。1分、FKからの長いボールを大黒が好トラップで左へ流し、走り込む羽生のシュートがGK楢崎の正面を突く。その直後、羽生の速いクロスに大黒が飛び込む際どい場面があり、さらに右CKから森重のヘッダーがポスト左。東京は梶山・森重を中心とするテンポ良いパスワークと平山のポストプレーでフリーのアタッカーを作り、次々前を向いて仕掛けていく。

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2010年08月05日

●俺たちには大黒将志がいる (スルガ銀行チャンピオンシップ)


昨日の夜は、国立霞ヶ丘競技場でスルガ銀行チャンピオンシップ。FC東京 2−2(PK4−3) リガ・デ・キト。ナビスコ杯とコパ・スダメリカーナの優勝チームによる一発勝負のカップ戦、相手は一昨年のクラブW杯にも出場したエクアドルの強豪リガ・デ・キトであった。試合は、2度にわたってキトにリードを許す苦しい展開となったが、後半ロスタイムに東京の誇る「日本一のストライカー」が同点ゴールを奪う。PK戦を制した東京が見事初優勝を飾った。
 
 
キックオフ10分後に到着し、2万弱の観衆で埋まったスタンドに驚きながら着席。その時点では東京優勢で試合が進んでいた。森重・田邉が着実にパスをさばき、平山の展開パスから石川がサイドで仕掛けていく。22分、ゴール左隅を襲うキムの直接FKをGKドミンゲスが横っ跳びでセーブ。26分、CKから森重のヘッダーは惜しくも外れ。一方のキトはやや動きが重くリアクション中心の構えだったが、一旦ボールを奪うとさすがのポゼッションを見せる。

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2010年08月02日

●暑苦しいというか、重苦しいというか (アルビレックス新潟×FC東京 テレビ観戦)

アルビレックス新潟 2−1 FC東京 (J1第16節 東北電力ビッグスワン)
 
 
土曜日の新潟戦は、スカパー!でテレビ観戦。以下、感想をざっと。

テレビで観る限り、磐田戦とは逆に「引き分け(か勝ち)に持ち込めそうな流れだったのに届かず」の試合だった。前半は新人の入った中盤ががたついたところを突かれて先制されるも何とか追加点は免れ、後半は梶山投入・今野のMFへのシフトで反撃。しかし、日程的に有利なはずの新潟の足が止まった(DFの幾人かは棒立ちだった)せいもあって波状攻撃をかけたものの、同点ゴールは奪えず、逆に新潟のカウンターで2点目をくらってあぼーん、という試合。

スタメンとベンチの顔ぶれからして、東京の後半勝負の意図は明らかだった。前半はサイドで鈴木達也を走らせて新潟の押し上げを牽制し、あわよくばクロスから大黒・赤嶺で1点。で、後半は中盤が伸びたところで梶山・大竹を入れて叩き伏せる、と。ある意味ゲームプラン通りの展開ではあったんじゃなかろうか。城福監督にとって誤算だったのは、前半中盤があまりに機能しなかったのと、鈴木のクロスが全てあさっての方向に飛んでいってしまったことか(笑)。

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2010年07月30日

●だって夏バテだもの (FC東京×ジュビロ磐田)


昨晩は、国立霞ヶ丘競技場でJ1第15節。FC東京 1−1 ジュビロ磐田。くそ暑いこの7月半ばに週3試合の連戦という、W杯のあおりなのか何なのか、とにかく厳しい日程を戦う我らが東京。ミッドウィークの今回は似たような順位でもがくジュビロとのホームゲーム。試合は、インターバルが1日多い相手にフィジカルで押される苦しい展開となり、大黒の一発で先制したもののセットプレーで追いつかれ、権田の好セーブ連発で何とか勝点1を確保するにとどまった。
 
 
立ち上がりから主導権を握ったのは磐田。整然とした速い寄せでボールを奪っては2トップへのロングボールを軸にシンプルにシュートへつなげていく。開始早々西がたて続けにミドルシュートを放ち、13分にはカウンターから駒野のクロスに前田が頭で合わせ、復帰の権田が横っ跳びで弾き出す。対する東京は磐田のプレスに押されてパスミスが多く、なかなか攻撃を組み立てられない。6分、北斗のアーリークロスに大黒が飛び込んだ場面は間一髪届かず。

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2010年07月26日

●本職のストライカーと、本職になりうるボランチ (湘南ベルマーレ×FC東京)


昨晩は、平塚競技場でJ1第14節。湘南ベルマーレ 1ー3 FC東京。リーグ再開後2戦目は、お久しぶりのベルマーレとJリーグでは初の対戦。前節ホームで悔しいドローに終わった東京としては、降格圏に低迷する相手だけにきっちり勝っておきたいところであった(みたいな事を毎回書いているような気がする(笑))。試合は暑い季節にも関わらず激しい攻め合いとなり、大半の時間帯でボールを支配した東京が3点を先取、湘南の反撃を1点に抑えて完勝を収めた。
 
 
むっとする暑さの中でキックオフ。この日の東京は全体的には神戸戦を継承しながら、負傷の徳永に代わって森重がMFに上がり、キム・ヨングンがCBに入る布陣。森重は守備の場面ではややぎこちなさを見せながらも、着実なパスさばきと機を見た上がりで攻撃を加速させていく。立ち上がりは中盤で優位に立つ東京ペースで試合が進んだ。5分、中央を持ち上がる大竹から右の梶山にはたき、戻したボールを叩いた森重のミドルシュートはポストのわずか右。

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2010年07月18日

●「こんなこともあるさ」 (FC東京×ヴィッセル神戸)


昨日の夜は、味の素スタジアムでJ1第13節。FC東京 2−2 ヴィッセル神戸。約2ヶ月に渡るW杯中断もようやく明け、いよいよ僕たちの「日常のハレ」の再開である。相手は降格圏ギリギリに位置する神戸。東京にしてみれば、きっちり勝って上位進出に向け勢いをつけたいところであった。試合は東京が序盤に幸先良く2点を先制したものの、あと一歩で3点目が奪えず、逆に後半終了間際の土壇場で残念な2失点。悔しい悔しい引き分けとなってしまった。
 
 
風があり、7月にしては過ごしやすい空気の中でキックオフ。長友の抜けた東京は左右のSBに松下・中村北斗が入り、攻撃的MFは大竹と羽生が、FWはリカルジーニョと新加入の大黒がコンビを組む新鮮な布陣。序盤はこれが機能した。鋭いフォアチェックと安定感あるライン防御が神戸の攻撃を寸断し、ボールを奪うと速いテンポのパスワークで攻めたてる。攻撃陣の連携未成熟ゆえにシュートにまではなかなか至らないながら、確実に主導権を握っていた。

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2010年06月07日

●とりあえず2位浮上 ('10ナビスコ杯 vs京都サンガ)


昨日の午後は、味の素スタジアムでナビスコカップ第6節。FC東京 1−0 京都サンガF.C.。前節ベガルタ仙台に敗れ、3位に転落して迎えた首位との対戦。グループリーグ突破のためには引き分けでなく勝ちが必要な状況であった。試合は、暑さと両チームのステディな守備によって膠着状態が続く展開となったが、後半にキム・ヨングンの来日初ゴールで得た虎の子の1点を守りきって東京が勝利。
 
 
25度に達しようかという暑さの中キックオフ。東京は左SB中村北斗でCBにキム、右SBに松下を起用する変則的(?)な布陣であった。立ち上がりは京都の出足が良く、フォアチェックから押し込む形に。4分、ディエゴがキムからボールを奪ってドリブルシュートするも、バーの上を越えた。東京もすぐさま反撃。6分、左サイドのつなぎからボックス手前に出た石川がグラウンダーのシュート、惜しくもポスト右を抜けた。そこからしばらくは一進一退の攻防に。

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2010年05月23日

●帰ってきた(小さくて)凄いヤツ ('10ナビスコ杯 vsアルビレックス新潟)


昨日の午後は、駒沢陸上競技場でナビスコカップ第3節。FC東京 1−0 アルビレックス新潟。一時期の停滞ムードから次第に上げ潮の雰囲気が出てきた我らが東京。日本代表組数人を欠く今回は、ピンチであると同時にこれまで出番のなかった若手らを新たな戦力とするチャンスでもあった。試合は、両チームとも悪ピッチに苦しみなかなかスコアできない展開となったが、終盤「遅れてきたファンタジスタ」の投入でモメンタムを引き寄せた東京が勝利を収めた。
 
 
キックオフ。年に1度の駒沢開催でまず目についたのはピッチ状態の悪さ。ボールが思うように走らず、不規則バウンドが頻発。両チームともパス回しに苦労し、足をとられて転倒する姿が各所で見られた。その芝の上で序盤は局面ごとのボール争奪戦が続く。8分、高橋のフィードを平山が落として鈴木がミドルシュートを撃つが枠外。その直後、新潟はバイタルエリアでのパス回しからマルシオ・リシャルデスが強烈なミドルシュート、権田が両手パンチで弾き出した。

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2010年05月17日

●梶山と小野の再戦が楽しみだ (FC東京×清水エスパルス)


一昨日の午後は、味の素スタジアムでJ1第12節。FC東京 2−2 清水エスパルス。前節今季初の3得点で山形に快勝し、ようやくトンネルを抜け出した感のある東京。良い流れを今後につなげたいW杯中断前最後の試合は、首位エスパルスが相手であった。東京が主導権を握るも、セットプレーのチャンスを生かした清水が先に2得点する苦しい展開。しかし終盤怒濤の攻撃を見せた東京が松下らのゴールで追いつき、結果は今後に期待をつなぐ引き分けに。
 
 
序盤から押し気味に試合を進めたのは東京だった。梶山のキープ・配球と平山のポストプレーを軸にテンポよくボールを動かす攻撃。右サイドでは石川がSB児玉を圧倒するなど、選手の動きにもキレが感じられた。9分、石川が平山とのワンツーでボックスへ突入、清水DFがかろうじてカット。12分、左サイドからDFをかわしながら切れ込んだ平山が強烈なシュート、ポスト右をきわどく抜けた。13分にもボックス正面で羽生の落としを梶山がシュートする(枠外)。

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2010年05月09日

●破顔一勝 (モンテディオ山形戦×FC東京 テレビ観戦)

モンテディオ山形 0−3 FC東京 (J1第11節 NDソフトスタジアム山形)
  
 
久しぶりに、楽しく笑顔で語れる(エントリーを書ける)試合になったのう。

この日の東京は梶山控えで松下が先発し、FWは平山・重松。バランスの良い守備で山形にスペースを与えず、平山を中心に流動的に動きながら長短のパスを交えて攻め込んでいく。1分、右から細かくつないでボックス内へ運び、平山が落としたボールを長友が狙うがポスト右。一方の山形は3ラインで守りを固め、古橋・田代を長いボールで狙うカウンターサッカー。2トップの献身的な動きと意図の明確なパスは脅威ではあったが、森重・今野が堅実に防ぐ。

10分、ロングボールに走り込んだ重松がGK清水のこぼしたボールを拾ってシュートするが枠外。23分、ロングボールをボックス内で平山が落とし、走り込む石川がシュートするもバーを越えた。そして24分、羽生の縦パスを平山が左に流れながら落とし、松下がダイレクトでDF裏へ。鋭い飛び出しで抜けた重松が角度のないところから清水を抜いてゲットした。楔のスイッチからアタッカー3人の動きが連動した見事な得点!!これが見たかったのよ、という。1−0。

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2010年05月06日

●絶賛膠着中なり (FC東京×ベガルタ仙台)


昨日の午後は、味の素スタジアムでJ1第10節。FC東京 0−0 ベガルタ仙台。得点力不足に悩んでリーグ戦ではここ5試合勝ち星のない東京、ゴールデンウィーク唯一のホームゲームの相手はJ2から昇格したて「お久しぶり」の仙台。大観衆の前でスカッと勝ってモヤモヤした空気を吹き飛ばしたいところであった。試合は、序盤の大チャンスを逃した東京がその後ほぼ終始ペースを握って攻めるもなかなか得点機まで至らず、何とも残念なスコアレスドロー。
 
 
この日はまさに五月晴れの天気。メインスタンドは気持ちよかったが、バックスタンドや、ましてやピッチ上の選手たちにしてみれば暑すぎるくらいだったろう。

東京は徳永を右SBに戻し、前方にはリカルジーニョ・石川・達也とドリブラーを多く並べた布陣。前節ショッキングな交代を命ぜられた平山も先発した。序盤はショートパスをつないで攻めようとする仙台に対し、東京は守りを固めて逆襲速攻主体の組み立て。いきなり5分、SB朴を置き去りにして石川が右サイドを突破、速い折り返しがフリーの平山の足下に入る決定機。しかし、シュートは力なくポスト左に外れ。枠に飛ばすだけで入りそうな場面だったが……。

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2010年05月01日

●早くも(またも)正念場っすか (サンフレッチェ広島×FC東京 テレビ観戦)

サンフレッチェ広島 2−1 FC東京 (J1第9節 広島ビッグアーチ)
 
 
J1第9節は広島には出かけず(お金もないし)、スカパー!でテレビ観戦。

ACL参戦による過密日程で青息吐息の広島に対し、大黒柱の梶山が先発に復帰した東京。序盤は両チームがパスを回して攻め合う展開に。東京は羽生のクロスに平山が頭で合わせ、またショートカウンターから突破したリカルジーニョがあわやのクロスを入れるなど、ゴール前でチャンスを作る。一方の広島は槙野や高柳が積極的にミドルシュート。しかし、徐々にコンディションで上回る東京がペースを握り、梶山の正確な配球から押し込んでいった。

13分、リカの叩きつけるシュートをGK西川がきわどく弾き出す。16分には右サイドから切れ込む石川の強烈なシュートがバーに当たって惜しくも決まらず。広島の選手たちはいかにも体が重そうな感じ。「こりゃ行けるかな」。ところが23分、右サイドの山岸から山崎→左サイドを追い越す服部へきれいにパスがつながる広島のチャンス。折り返しを佐藤寿がヒールで流してDFを外し、詰めていた山岸が押し込んだ。広島らしく、そして山岸らしい得点。0−1。

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2010年04月25日

●問題は「精度」なのかいな (ガンバ大阪×FC東京 テレビ観戦)

ガンバ大阪 2−0 FC東京 (J1第8節 万博記念競技場)
 
 
昨日夕方のJ1第8節は、スカパー!でテレビ観戦。

前半は東京ペースだった。怪我人続出のガンバは5バックで守りを固め、前線に新人の宇佐美を起用する苦肉の策。しかし自陣深くでボールを得てもMF陣がほとんどパスをつなげず、すぐさま東京が素早い寄せから奪い取ってサイドから攻めたてる。11分、左サイドでパスを受けたリカルジーニョが切れ込んでボックスへ突入、シュートがサイドネットに突き刺さった。23分には羽生からのパスでオーバーラップした長友がシュートし、GK藤ヶ谷がきわどく抑える。

しかし、ひたすら攻撃を続ける東京だが、なかなか決定機までは至らない。右サイドでは長友が安田を圧倒して幾度かクロスを上げるものの、ゴール前に上がる人数が少ないこともあり、待ち構えるガンバDFに簡単にはね返されてしまう。38分、ショートカウンターで羽生→リカからつないで石川がフリーでボックスに突入し、安田が後ろから突き倒した場面もノーファウルの判定。もっともガンバの方も全くと言っていいほどチャンスは作れず、0−0でハーフタイムへ。

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2010年04月18日

●我慢の時は続くかね (FC東京×京都サンガ)


昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ1第7節。FC東京 1−1 京都サンガF.C.。鹿島戦の激闘に大宮戦の勝利と、上昇の兆しがようやく見えてきたかに思える我らが東京。今回は3年間勝っていないという「苦手」京都との対戦であった。試合は、鹿島戦は何だったんだと言いたくなるような戦いぶりで、早々に京都に先制される苦しい展開。後半重松・赤嶺の投入を機に攻勢に転じてPKで同点に追いついたものの、勝ち越し点は奪えず引き分けに終わった。
 
 
最初の数分間は東京の攻勢となった。京都は全体的に引き気味で、かつ構成力のあるパサーが不在。単調な縦パスを森重・今野がはね返しては押し込んでいく。が、東京も人数をかける京都の守備を崩せない。逆に11分、京都は右スローインを柳沢が頭で流し、追い越す西野がサイドを突破して折り返し。中山が長友と競りながら足に当てたボールは権田の頭上を越え、逆サイドに詰めた角田が角度のないところを押し込んだ。一瞬の隙を突かれた失点。0−1。

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2010年04月15日

●もしもしあたしリカちゃん(笑) ('10ナビスコ杯 vs大宮アルディージャ)


昨晩はNACK5スタジアムでナビスコカップ第2節。大宮アルディージャ 0−1 FC東京。前節名古屋戦では、劣勢に追い込まれながら重松の劇的な同点弾で勝点1を得た東京。今節は得意の大宮相手だけにきっちり勝ちたいところであった。試合は、控えメンバー中心の東京に対して大宮が優勢に進めるも、東京が「不思議ちゃん」の一撃で先制する展開。後半も数的優位に立つなど好機を得た大宮がそれを生かせず、またしてもナスクタで東京が勝利を収めた。
 
 
この日の東京はリカルジーニョ・田邉・塩田が今季初先発。平山・徳永・長友・羽生をベンチに置き、体調不安の石川・権田は休養という至極正しい「ナビスコ杯ベストメンバー」であった。対する大宮は橋本が控えに回ったものの、比較的リーグ戦に近い構成。序盤は両チームとも中盤をコンパクトに保って主導権を争う。12分、FK後の混戦からゴール前右に飛び出した石原のシュートがポスト左を抜ける。14分、内田のミドルシュートは塩田がキャッチした。

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2010年04月11日

●鹿狩りまであと一息 (FC東京×鹿島アントラーズ)


昨日の晩は、味の素スタジアムでJ1第6節。FC東京 1−1 鹿島アントラーズ。前節は「多摩川クラシコ」で宿敵フロンターレに手痛い敗戦を喫した我らが東京、今回はやはり前節昇格組のベガルタ相手に星を落としている王者アントラーズとの対戦であった。どちらにとっても上位生き残りのために負けられない一戦だったが、試合は予想通り熱い攻め合いに。東京が早々に先制するものの鹿島が盛り返し、最後はどちらも譲らず痛み分けのドローに終わった。
 
 
開始直後から東京がラッシュ。前目から勢いよくプレスをかけ、ボールを奪うと素早い展開で攻め込んでいく。2分、右CKからファーに流れた場面、今野が野沢に倒されてPK獲得。平山が落ち着いてGK曽ヶ端の逆を突き、左隅にゲットした。幸先の良い先制点。1−0。鹿島もすぐに反撃し、7分、右からのクロスを興梠が落として大迫がボレーで狙い、DFに当たったボールがポストをかすめる。さらにCKからイが撃ったヘッダーは権田がジャンプ一番弾き出した。

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2010年04月05日

●恐るべし人間ブルドーザー (川崎フロンターレ×FC東京)


昨日の夕方は、等々力陸上競技場で第17回多摩川クラシコ。川崎フロンターレ 2−1 FC東京。昨年のクラシコ(リーグ戦)では川崎が2連勝、しかし「最も大事な」ナビスコ杯決勝では東京が勝ったという、宿敵同士の今季初戦。両チームとも中盤の大黒柱を欠く状態でのゲームとなったが、慌ただしい攻め合いの末に「人間ブルドーザー」(笑)の活躍で2点を奪った川崎が快勝を収める結果に。東京は終盤に1点を返すにとどまり、これでクラシコ3連敗となった。
 
 
2万2千観衆の前でキックオフ。序盤は双方長短のパスを交えてチャンスを探り合う展開。3分には平山の、8分にはレナチーニョのミドルシュートが枠をかすめた。スタンドの熱い雰囲気も後押しし、局面では激しい攻防が続く。11分、田坂のパスで右サイドを突破した森がクロスを上げ、鄭のヘッダーを権田がキャッチ。15分には鈴木のパスを受けた石川が右サイドを駆け上がってDFの足が止まったところで折り返し、北斗のシュートがポストわずか右を抜ける。

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2010年04月01日

●重松→大竹→重松!! ('10ナビスコ杯 vs名古屋グランパス)


昨日の夜は、送別会の合間をぬって国立競技場でナビスコカップ第1節。FC東京 2−2 名古屋グランパス。今大会は「ディフェンディングチャンピオン」として臨むことになる東京。リーグ戦ではメンバー編成に苦しんでイマイチな戦いぶりが続いているだけに、得意のナビスコ(笑)で今後への展望を開きたいところである。試合は、2度に渡ってリードを許す苦しい展開となったが、終了間際に若手2人の鮮やかなコンビネーションが決まって何とか勝点1を獲得。
 
 
序盤にペースを握ったのは名古屋。6分、右からのCKをケネディが折り返し、フリーの金崎が狙うもふかしてしまう。名古屋は前線中央にケネディがそびえ立ち、左右に金崎とマギヌンが張るワイドな布陣。つられて間隔が開いた東京DFは後方から飛び出す中村らもつかまえきれず、ケネディ目がけたクロスを権田がセーブする場面が続く。14分、FKから左サイドに飛び出した阿部がクロス、千代反田が落としたボールをダニルソンが狙うがこれもバーの上。

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2010年03月28日

●黄色でよかったのに (大宮アルディージャ×FC東京)


今日の午後は、NACK5スタジアム大宮でJ1第4節。大宮アルディージャ 0−2 FC東京。開幕戦を勝利で飾りながらイマイチな戦いぶりの続くチーム同士の対決は、前半の内に2人の退場者を出した大宮が東京の攻勢にひたすら耐え続ける展開となったが、後半に2ゴールを奪った東京が勝点3をものにした。ひいきチームの勝利と新たな才能を目撃する喜びの一方で、数的不利の相手を袋叩きにする後味の悪さもあり、複雑な心境にさせられる試合だった。
 
 
立ち上がりはほぼ互角の展開。どちらも4−4−2のフォーメーションでパスをつなぎながら主導権を探る。攻撃の軸ラファエルを怪我で欠く大宮に対して東京は左MFに中村北斗を置く新布陣。高めに位置どる左SB村上の背後を突く形でチャンスを作っていく。開始直後に赤嶺の浮き球で石川が右サイドを突破、クロスを収めた北斗が切り込んでシュートするもGK北野がキャッチ。大宮も6分、橋本のサイドチェンジを内田がダイレクトボレーで狙うが長友がブロック。

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2010年03月22日

●浮上のきっかけはどこだ (FC東京×セレッソ大阪)


一昨日の夜は、味の素スタジアムでJ1第3節。FC東京 0−0 セレッソ大阪。開幕横浜戦を劇的な勝利で飾ったものの、前節は鬼門埼玉で浦和に敗戦を喫した東京。ホーム連勝で弾みをつけたい今回の相手は、J2からの昇格組であり今シーズン初勝利を目指すセレッソであった。味スタ今季初のナイトゲームは双方ともに様々な問題を露呈する内容の乏しい試合となり、2万観客のため息とブーイングと沈黙の交錯する中でスコアレスドローに終わってしまった。
 
 
立ち上がりはセレッソ攻撃陣の意欲的な動きが目立った。3−6−1の布陣で1トップのアドリアーノを狙った縦パスと、香川・乾の変幻パス交換を交えて攻勢に出ようとする。しかし、先にチャンスを作ったのは東京。6分、フェイントでDFをかわした平山のシュートがポストわずか左を抜ける。直後には平山のパスから赤嶺がシュート、GKキムがキャッチ。8分には茂庭が石川を倒してボックス左でFKとなり、クロスに平松が飛び込むもキムがきわどくクリア。

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2010年03月15日

●「負け慣れ」厳禁 (浦和レッズ×FC東京)


昨日の午後は、埼玉スタジアム2002でJ1第2節。浦和レッズ 1−0 FC東京。東京は新生横浜相手に劇的な勝利、浦和は王者鹿島に完敗と対照的なスタートを切った両チーム。浦和にしてみれば開幕からの連敗は是非とも避けたいところであったろう。試合は、序盤快調に試合を進めた東京があっけない失点と退場による数的不利で自滅気味の展開となり、後半反撃を見せるも得点を奪えず僅差の敗戦。これで東京は浦和に対して泥沼の7連敗となった。
 
 
立ち上がり、意外なことに試合を優勢に進めたのはアウェイの東京だった。やや覚束ない浦和のパス回しを寸断し、羽生のパスさばきから攻めたてる。4分、中村北斗のミドルシュートがバーをわずかに越える。5分、ショートカウンターで右サイドを抜けた北斗から鈴木達也へ送ったラストパスはやや長く逸機。8分、鋭いターンで坪井の裏をとった達也が持ち上がるが、惜しくもシュートできず。9分には森重が上がった後の穴を田中達也が突くも、椋原がナイスカバー。

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2010年03月07日

●開幕戦は「ここから」くらいが丁度良い (FC東京×横浜Fマリノス)


昨日の午後は、味の素スタジアムでJ1第1節。FC東京 1−0 横浜Fマリノス。さて、待ちに待った、というと言い過ぎかもしれないけど(笑)、いよいよJリーグ開幕だ。我らがFC東京、初戦の相手は木村和司監督就任・中村俊輔復帰で何かと注目を集める横浜Fマリノスであった。悪コンディションの中で行われた試合は、双方調整不足を露呈するミスの多い内容となったが、後半に怪我明けの主力を投入した東京が終了間際の得点で幸先の良いスタートを切った。
 
 
今年の開幕イベントは女子柔道48kg級で目下世界最強の(谷亮子より強い!)福見友子選手によるゲストスピーチ。まあ、率直に言って「地味だなあ」という感じは否めないのだが、しかしそもそも開幕戦だからといって派手な「イベント」で無理に盛り上げる必要があるのかいな、という気もするので、こんなもんでいいっしょ。
 
 
キックオフ。この日は朝から降り続く雨によりピッチ状態は悪く、選手たちは滑る足下やボールの転がりの不規則さに苦労しながらのプレーとなった。東京は怪我明けの石川・梶山がベンチスタートで、もちろん米本もいないためMFは松下・中村北斗・羽生・徳永。いかにも苦し紛れの布陣だが、DFの森重・椋原と合わせてとりあえずイケメンは総動員したメンバーと言えよう(笑)。対する横浜は渡邉・長谷川の2トップで山瀬と狩野が前目に張る4−4−2。

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2010年03月04日

●うまねん的2010開幕プレビュー(後編)

前編の続き)
 
 
というわけで開幕戦プレビュー、前回でほとんど書きたいことは書いてしまったような気がしないでもないが(笑)、後編は我らがFC東京の方に注目してみてみよう。
 
 
【4】チームの仕上がりと新戦力のフィットぶり

何といっても真っ先に注目すべきはチームの仕上がり具合だろう。監督交代初年度はともかく、昨年は期待の大きさに反してスタートダッシュに失敗。守備システムが機能せず、連敗後の山形戦からチームを作り直すような形になってしまったのは記憶に新しい。夏・秋の好成績を考えても開幕直後の足踏みは実にもったいなかった。今季は3〜5月に味スタや東京近郊の試合が多く、日程的には春恵まれていそう。ぜひ良い成績で弾みをつけてほしいものだ。

チームの仕上がりと特に密接に関わってくるのは、新戦力のフィット具合である。松下と森重は実力やチーム状況からしておそらく開幕からスタメンだろう。松下はプレー精度が高くて周りも生かせるタイプの攻撃的MF。森重の方はセンスがあり、高い戦術眼で攻撃にも貢献できるDFだ。どちらも従来の東京に新たな武器を加えてくれそうな選手だけにとても楽しみ。加えて2人ともイケメンでもある……佐原・ブルーノを失った今季はこれも大事なのだ(笑)!

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2010年03月03日

●うまねん的2010開幕プレビュー(前編)

ということで、2010年のJリーグ開幕までいよいよあと3日に迫った水曜日である。たまには、というか少なくとも今シーズンは二度とないかもしれないけど(笑)、ここらでひとつ試合のプレビューでも書いてみようかと。今回は前編として、対戦相手である横浜Fマリノスにスポットライトを当てる形で見どころを並べてみよう。
 
 
【1】10年ぶりの開幕横浜戦

横浜Fマリノスは、2部時代からのFC東京ファンにとっては様々なエピソードを思い出す対戦相手である。たとえば1999年のナビスコカップ準々決勝1stレグ。アウェイの地で東京がJ1の強豪たる横浜を3-0と蹴散らした試合は鮮烈だった。ホーム側スタンドを静まりかえらせる電光石火のゴールラッシュ。カブ、コバ、カブ!!東京は続く2ndレグでも0-2と持ちこたえ、J2チームながら見事準決勝進出の快挙を成し遂げたのだった。

そしてその翌年。J1に昇格した東京が初戦で当たったのもまた横浜だった。巨大な横浜国際総合競技場、暗闇に花火がドカンと光る派手な開幕セレモニー。しかしゴージャス(笑)な雰囲気にもひるまず東京は大健闘を見せる。さすがにボール支配では劣ったものの、土肥・サンドロ・小峯・藤山・浅利らDF陣が粘り強く食らいつき、アマラオ・ツゥット・由紀彦らが逆襲の牙をむく。そして85分、アマが獲得したPKをツゥットが決めて1−0の勝利!

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2010年03月02日

●気がつけばあと数日

最近の週末は酔っぱらって帰ってベットにバタンキュー、気がつけばもう翌朝、というパターンが多いのだけど、それでも夢を見ることがある。

この週末、「Jリーグ開幕の日をうっかり忘れてしまい、3月6日に昼間っから飲みに行って開幕戦を見逃してしまう」という夢を見た。しかも夢の中で「ま、いっか」とか言ってやんの俺(笑)。

ということで、気がつけばもう開幕のFマリノス戦まであと5日しかないではないの。しかもいつの間にか3月とかになっちゃってるし!!今年は(というか今年も)正月明けからラグビーばっか観てたからな……「フットボール二毛作」も農閑期が全くないと切り替えがキツいっす。

つーか、責任転嫁(?)するわけではないが、今年はプレシーズンマッチもないし、事前の盛り上げも少し地味な気がするのである。金曜日に都庁でやってた写真展観に行ったら、まだ15時前なのに撤収始めてやんの。せっかく都合つけて行ったのにー(と思ってたら、公式サイトには14時までと書かれていた。スイマセン……)。

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2009年12月31日

●年末のご挨拶(とおまけ画像)

あと数時間で今年も終わり。これが2009年最後のエントリーになります。

今年も色々なことがあった……と言いたいところなんですが、年々時間が経つのを早く感じるようになったせいか、ここ数年は以前に比べると年末の感慨が薄いというか、大掃除やら何やらに追われているうちにあっという間に大晦日を迎えてしまう感じ。それでも、FC東京がそれなりに天皇杯を勝ち上がってくれた昨年・一昨年に比べると今年の12月は少しだけゆっくりできたかな、と。東すか編集長の家でもちつきをやったり、忘年会も4つほど出たりして。

つーことで、特段のネタもないのですけど、今回は少し趣向を変えて東京ファン向けにおまけ画像を。数日前に古いアルバムを整理していたら、10年前(1999年11月21日)のJ2最終戦で新潟に行ったときの写真が出てきたんですよ。ちょうど年賀状用にプリンターをエプソンの複合機EP-802A(印刷もスキャンもすげーはえー)に買い替えたことだし、今シーズンの最終戦もアウェイの新潟だったことだし、何枚かアップしてみちゃったりなんかします。はい。

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2009年12月21日

●2009年去りゆく人々 (浅利悟 篇)

浅利 悟選手 現役引退のお知らせ (FC東京公式)
 
 
今回はFC東京創設時からの背番号「7」、浅利悟選手について。
 
 
浅利は武南高校→明治大学を経て1997年に東京ガスフットボールクラブに入部。確か東ガスがプロ化する方向性を示したのがその年だったはずだから、「プロ化した東ガス」としてのFC東京の歴史は浅利とともにあると言ってもいいのかもしれない……という書き方はちょっと大げさかな。でも、その翌年の後半から東京に注目してきた僕にとっては、藤山と同じく「ずっといた選手」であり、今に至るまで「ずっと好きな選手」であったことは確かなのだ。

当時僕が浅利に注目したのは、そのプレーぶりがどうのこうのというより、単に同い年だったから(笑)。というか、そもそも僕がFC東京を応援するようになった理由としては「東京初のプロクラブだから」「青基調のユニフォーム色が気に入ったから」と並んで「同い年(1974年生まれ)の選手が多いから」というのもあったのである。浅利、小峯、加賀見、ペルー小池、岡元……中でも浅利は6月10日の誕生日まで一緒だったから、「おお!」という感じだった。

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2009年12月17日

●2009年去りゆく人々 (藤山竜仁 篇)

藤山竜仁選手 コンサドーレ札幌へ完全移籍決定のお知らせ (FC東京公式)
 
 
先週土曜日の『12番目の選手の日』も終わり、天皇杯を敗退してしまった東京は早くもシーズンオフである。時間もたっぷりあることだし(笑)、今年限りでチームを離れる選手たちについてダラダラと書いてみようか。まずはチーム最古参・最年長だった藤山竜仁選手について。
 
 
僕が藤山という選手を意識するようになったのは、1998年の後半、東京の試合に足を運ぶようになってすぐの事だった。地味な選手の多いチームにあって、左サイドをバンバン駆け上がって攻撃参加を繰り返す小柄な「8番」は非常に目立つ存在だったのだ。聞けば、高校(鹿児島実業)時代は前園の同期として全国選手権準優勝の実績もあるという。「下のカテゴリーにもいい選手がいるんだな」と、Jばかり観ていた身にはちょっとしたショックですらあった。

翌年、チームは「FC東京」として生まれ変わり、参戦したJ2で苦戦しながらリーグ2位の成績を収めた。藤山はSBとしてリーグ戦のほとんどに出場し、アマラオ・佐藤由紀彦とともにチームの柱として1部昇格に大きく貢献。攻守に見せる切れ味は相変わらずで、彼が活躍した試合後にはゴール裏から「フジヤマー、ニッポン!」コールが起こったものである。冗談抜きで、SBの層が薄かった当時の代表ならば、彼の入る余地もあるのではないかと思うこともあった。

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2009年12月10日

●2年ぶりに小平へ行ってみた

ちょっと前の話になるんだけど、先週の火曜日に(半日休暇をとって、スーツ姿で)小平にあるFC東京の練習場へ行ってきた。お目当てはもちろん、今シーズン限りでチームを離れることが決まり、3日前に味スタで涙の挨拶をしてくれた浅利(と藤山)である。ちなみに2008年2月以来(その前は原監督時代の2002年になるのか……)の小平訪問であった。
 
 
その日のチーム練習は午前10時半から。やや出遅れた僕が到着したのは11時半近かったから、既に練習は後半部分に入っていたのだろう。平日なのに(って、ヒトのことは言えないが)数十人の見学者がスタンドを埋めていてちょっと驚いた。あれこれお喋りしている女性ファンのグループもいるにはいるけど、ほとんどの人はジッと黙って見つめている感じ。

選手たちはグラウンド半分を使って対戦形式のトレーニングを行っていたところだった。面白いのは、片方のチームはゴール2つをGK1人で守っていて、もう片方は普通に1ゴール1GKだったこと。2つのゴールへ攻める側はフリーになるとすぐシュートを要求されて(タッチ数も制限されてたかも)、普通に攻める側はじっくり回して崩してからシュート、という雰囲気。カウンター×ポゼッション、というようなシチュエーションを意図的に作り出していたのかな。

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2009年12月06日

●「また来年」の人も、そうでない人も (アルビレックス新潟×FC東京)


昨日の夕方は、東北電力ビッグスワンスタジアムでJ1第34節。アルビレックス新潟 1-1 FC東京。長かった2009年のリーグ戦もいよいよ最終節。広島の結果如何では4位の可能性もある東京としては、ACL出場のためにも、シーズンを良い形で締め括るためにも、藤山・浅利のラストゲームを飾るためにも、勝利したいところであった。が、雨と風と相手の気迫に苦しみながら東京が先制するも、終了間際にセットプレーで追いつかれて残念な引き分け。
 
 
試合直前に振り出した雨の中でキックオフ。濡れたピッチと吹きつける風によりボールコントロールは難しく、足を滑らす選手も多い。序盤は「蹴り合い」気味の展開となった。まずペースをつかんだのは新潟。3分、オーバーラップの内田が上げたクロスを松下が頭で叩くが枠外。10分、三門の出足良いカットから新潟のショートカウンターとなり、曺のシュートはポスト左。さらに11分にも新潟の速攻、ジウトンのクロスをゴール前フリーの松下が狙うもミートできず。

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2009年11月29日

●10年一区切り (FC東京×ヴィッセル神戸)


昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ1第33節。FC東京 1-0 ヴィッセル神戸。今月初めのナビスコ杯制覇後、激戦の反動と相次ぐ怪我人・出場停止に悩まされて3連敗中の我らが東京。ホーム最終戦は、退団するベテラン2人を良い雰囲気で送り出すため、そして良い流れで来季へつなぐためにぜひとも勝ちたいところであった。試合は、内容的にはかなり低調ではあったが、終了間際に飛び出した「宴会部長」のヘッド一発で東京がからくも勝利。
 
 
試合前、今季限りでの退団・引退が決まっている藤山と浅利を送り出すため、ゴール裏とバックスタンドには青赤の中に「8」と「7」が浮かび上がる人文字が。非常に規模の大きな仕掛けであり、ビジュアル的にも、その行為で示された気持ちも、実に素晴らしく思えた。
 
 
キックオフ。やはり梶山・平山の不在は痛く、立ち上がりの東京は攻撃の組み立てに苦労。2分、クロスのはね返りを拾った金のミドルシュートがゴール左上をきわどく抜け、その直後には大久保の鋭いミドルシュートを権田がキャッチ。ただし神戸も中盤のパス回しが拙く、東京の守備ブロックをパスワークで崩すような場面はほとんどなかった。どちらも裏を狙うFWへの縦のボールが多い。6分、ボックス手前での奪い合いから鈴木がシュートするもバーの上。

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2009年11月16日

●あと3試合

天皇杯4回戦@丸亀競技場 FC東京 0-3 ベガルタ仙台 (FC東京公式)
 
 
カップ戦というのは常にそういうものだけど、まあ何ともあっけない、というか。

試合全体については観られなかったので何とも言えない。ただ、NHKのダイジェストや公式ウェブサイトのレポート、あと現地に行かれた方のブログなどを観る限りは内容的にも完敗だったようである。シュート数でも7対10と負けており、失点場面の他にも中島の鋭いミドルシュートを横っ跳びで弾き出すなど、権田の好セーブに救われた場面があったようだ。

草津戦の記事にも書いたけど、こちらは激戦・遠征続きの「お疲れ」状態、かつ「既に昇格を決めて勢いに乗っている」相手だったのだから、驚くべき結果ではないのかもしれない。3失点は予想外だったが、最初の2点はこぼれ球に対して東京守備陣の足が出ないところ、仙台FWに思い切りの良いシュートを決められたもの。まあ、連携以前の問題で限界だったのだろう。

ということで、今シーズン残されたタイトルはあとリーグ戦のみ。東京としては優勝はもはや絶望的で、目標となるのはACL出場圏内(3位、もしくは4位)ということになる。千葉戦・神戸戦では梶山が出場停止となることもあって苦しい戦いが続くが、ぜひとも昨年と同じように最後まで目標を追うことのできるよう頑張ってほしいものである。藤山と浅利もあと3試合か。

あと、公式サイトに乗っている権田のコメントはいいな、と思った。負けずぎらいむき出しで。未来を感じさせる若者の言葉だよね。……つーか、こういう一ファンのエラそうな物言い自体、彼の目に止まったらものすごく怒られちゃいそうだけど(笑)。
 

2009年11月12日

●国見パワー炸裂 ('09-'10天皇杯3回戦 テレビ観戦)

昨日の夜は、NHK-BSで天皇杯3回戦@長崎県立総合運動公園。FC東京 3-2 ザスパ草津。ナビスコ杯決勝のために日程変更となっていた一戦は、リーグ戦優勝が絶望的になったチームにとっては「2冠」への夢をつなぐ大切なゲームであり、国見高校出身の平山・中村北斗にとっては「凱旋試合」であった。草津の積極果敢なサッカーと強風に苦しめられる展開となったが、国見コンビのゴールなどで得点を重ねた東京が接戦をものにし、4回戦進出。
 
 
強風が吹きつける中でキックオフ。立ち上がりからペースを握ったのは草津だった。前目からの積極的なチェイスと、小気味よくつなぎながら前がかる攻撃。やや雑なプレーはあるものの、気後れは見られない。13分、ボックス右手前のFK、MF熊林のシュートがポストを叩く。一方、リーグ戦に比べて半分ほどメンバーを変えてきた東京は守備はそれなりに安定しているものの、攻撃ではフォローや動き直しの鈍さが目立ち、風上ながらなかなか前に進めない。

草津の攻撃の中心はやはり都倉賢。高さと攻撃性に柔らかさも加えたFWはこの日も存在感を発揮し、ゴール前では佐原と互角に渡り合う。29分には松下のクロスに対して佐原を振り切ってヘッダー、ポストのわずか左を抜けた。東京の側では攻撃陣の連携が悪い中で田邉が悪目立ちしている感じで、中途半端なドリブルをしてはボールを失っていた。23分、偶然はねたボールに反応した平山がDFライン裏に飛び出すが、有薗が気迫のカバーリングで防ぐ。

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2009年11月09日

●来年残しの宿題が、まず一つ (FC東京×浦和レッズ)


昨日の午後は、味の素スタジアムでJ1第31節。FC東京 0-1 浦和レッズ。2004年以来5年ぶり2度目のナビスコカップ制覇を成し遂げ、次の目標「ACL圏内」へ向かって突き進みたい我らが東京。今回はなんとその04年以来勝っていない苦手・レッズが相手であった。試合は、ホーム東京が組織守備の完成度などにものを言わせて優位に進めるも、一瞬の隙を突かれて先制点を許し、最後は守りを固める10人の相手を突き崩せずまたも敗戦。
 
 
序盤は東京がボールを支配し、じっくり回して機会をうかがう展開。4分、左サイドから今野がクロス、闘莉王を背負った平山が反転シュートで狙うもGK山岸がキャッチ。7分には右へ開いた平山から内側を追い越す鈴木へラストパスが通りかけるが、坪井が懸命のクリア。浦和も以前に比べるとポゼッション指向でつなごうとするのだが、まだまだな感じ。後ろで回していても結局は大きく蹴ってしまう場面が多い。10分、闘莉王が直接狙ったFKはバーのはるか上。

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2009年11月04日

●すでに「ニューヒーロー」どころじゃないっス ('09ナビスコ杯決勝)


昨日の午後は、国立競技場でナビスコカップ決勝。FC東京 2-0 川崎フロンターレ。いよいよやってきた5年ぶりのファイナル。会場は聖地霞ヶ丘、相手は宿敵フロンターレ、スタンドは大入り満員と、東京にとって目標とする「タイトル獲得」に向けて願ってもないシチュエーションとなった。試合は、川崎の攻勢を受けて東京がしのぎ続ける展開となるが、「ニューヒーロー」米本の値千金シュートと鮮やかなカウンター攻撃が決まり、東京が会心の勝利を収めた。
 
 
この日の国立上空は昨年と同様、雲ひとつない青空が広がっていた。「フロンターレのチームカラーだな」などと不吉な考えが頭をよぎったのは内緒である(笑)。試合前、大型ビジョンに両チーム作成の盛り上げビデオが流される。川崎は遊び心に溢れたホームゲームの時とは異なり、真面目一徹という感じの内容。対する東京はいきなり五輪招致失敗ネタが飛び出して大笑い。この間まで「応援してます」とか言ってたくせに早くもネタにするか、という。いいぞー。

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2009年11月02日

●決戦前日に、つらつらと

日付も変わって、いよいよ明日がナビスコカップ決勝である。会場は聖地・国立競技場。相手は宿敵・川崎フロンターレ。そしてチケットは発売即日で完売。FC東京にとって、これ以上はないシチュエーションに恵まれた「決戦」と言えるだろう。
 
 
僕は、今までナビスコカップの決勝を現地で4度観ている。

初観戦は1998年、ジュビロ磐田 4-0 ジェフユナイテッド市原。フランスW杯における負傷で中山を欠く磐田が、川口・高原という若い2トップの大活躍でジェフを粉砕。敗れた市原は中盤に野々村・江尻(現監督)・マスロバルらを揃えていた。2度目は翌99年、柏レイソル 2-2(PK5-4) 鹿島アントラーズ。西野監督の下でステディな好チームを作り上げた柏がJ初タイトルを獲得。終了間際の渡辺毅の同点ゴール、PK戦でのGK吉田の活躍が印象深い。

飛んで3度目は2007年。川崎フロンターレ 0-1 ガンバ大阪。「ベストメンバー問題」や我那覇への処分など理不尽な苦境の中で初栄冠を目指す川崎が、安田理大の果敢な攻撃参加にしてやられた試合。川崎ファンはその悔しさを忘れていないはずだ。そして昨年は大分トリニータ 2-0 清水エスパルス。雲ひとつない青い空、ウェズレイのサイドチェンジ、金崎の技巧、エジミウソンの闘志、そしてニータンの笑顔と大分ファンの涙。最高のファイナルだった。

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2009年10月26日

●「チャンピオンズ」まで、あと一歩 (清水エスパルス×FC東京)


昨日の午後は、アウトソーシングスタジアム日本平でJ1第30節。清水エスパルス 1-2 FC東京。長丁場のリーグ戦もいよいよ終盤戦。ここ数試合調子上昇中ながら、前節アクシデントでチーム得点王を失ってしまった我らが東京、今回は優勝争いに食い込む4位清水との大一番であった。試合は、中盤の攻防で終始優位に立つ東京が前半に奪ったリードをそのままキープし、快勝。ACL出場権へ向けて大きな大きな勝ち点3を手に入れた。
 
 
直接順位争いに関わる大事な一戦らしく、両チームとも気合い十分。序盤はボールが激しく行き来する攻め合いとなった。いきなり4分、清水陣ゴールライン際への速い縦パスに鈴木達が快足を飛ばして追いつき、左サイド→右サイドへ素早くつないで徳永がクロス、DFのマークを外した鈴木が思い切りよくヘッダーを突き刺した。望外の早い先制点。1-0。しかし清水もすぐに反撃し、5分、ボックス左手前のFKで山本真のシュートがポストわずか右を抜けた。

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2009年10月18日

●石川と一緒にACLへ行こう (FC東京×柏レイソル)


昨日の昼間は、味の素スタジアムでJ1第29節。FC東京 4-0 柏レイソル。ジュビロ戦後半から吹いてきた上昇気流に乗り、前節もアウェイでグランパスに完勝を収めた我らが東京。再び上位が射程に入ってきた今節は降格危機真っ只中のレイソルが相手であった。試合は、終始東京がボールを支配して攻めたて続ける展開となり、エースストライカーの一撃を皮切りに4得点を奪う完勝。今季一番の内容で文句なしのはずだったのだが、しかし……。
 
 
キックオフ。現在の力関係どおりに東京がボールを支配、テンポよくパスをつなぎながら押し込んでいく。柏は後方を固めてカウンター狙いの構えだが、フォアチェックも抜かりない東京の圧力に押され、淡泊な「タテ一本」で終わってしまうことが多い。11分、この日は序盤からトップギアの梶山が右サイドへ速いフィードを送り、快足を飛ばして追いついた石川がスパッとDFをかわして中へ切れ込む。左足の強烈なシュートをGK菅野が横っ跳びで弾き出した。

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2009年10月12日

●浦和や湘南の事を考えれば、あーた! ('09-'10天皇杯2回戦 vsカマタマーレ讃岐)


昨日の午後は、味の素スタジアムでサッカー天皇杯2回戦。FC東京 4-0 カマタマーレ讃岐。日本代表に4人を送り出し、怪我人とあいまって絶賛人材不足中の我らが東京。「今年狙えるもう一つのカップ」の初戦は、JFL昇格を目指す四国リーグの有望株が相手。試合は、個人能力と組織の成熟度で優位に立つ東京が終始圧倒し、前半のうちに4得点。後半はチャンスを作りながらFW陣が決めきれなかったものの、まずは順当に3回戦進出を決めた。
 
 
開始して数プレーを見ただけで、彼我のレベルの差は明らかに思えた。讃岐はバルセロナに留学していた羽中田監督らしく、バランス良く選手を配置するパスサッカー。しかしキープ力や守備範囲、こぼれ球への働きかけといった個人の力も組織力もともに見劣りし、なかなかボールをつなげない。一方の東京は中盤以前に欠場者が少ないこともあり、スイスイとパスをつないで攻めたてていく。6分、左サイドからファーを狙う羽生のシュートがポストを叩いた。

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2009年10月04日

●東京の中盤、なめたらいかんぜよ (名古屋グランパス×FC東京 テレビ観戦)

J1第28節、瑞穂陸上競技場でのアウェイゲームはスカパー!e2でテレビ観戦。名古屋グランパス 1-2 FC東京。ともに重要なカップ戦を勝ち上がる一方で、リーグ戦では中位に位置する両チーム。今回は上位進出を狙うためには「蹴落としたい」相手との対戦であった。試合は、開始早々に名古屋が突出した個を生かして先制するも、フィジカルコンディションで優位に立つ東京が前半のうちに逆転。後半の名古屋の反撃も封じ、見事に連勝を飾った。
 
 
東京は最近の傾向通りに抑え気味の立ち上がり。SBは上がりを控え、石川や鈴木が単騎で仕掛ける姿が目立つ。一方の名古屋はホームゆえか無闇にケネディ目がけて蹴ることはせず、つなぎながら押し上げる意図が見えた。が、名古屋は連戦の影響か動きが重く、ペースを握ったのは東京であった。名古屋のSBの後方のスペースに鈴木らが走り込んで基点を作り、空いた内側に梶山が上がって攻撃を作っていく。15分までに撃ったシュートが実に5本。

ところが、先制したのは名古屋。18分、左CKをケネディがファーで頭一つ抜けて折り返し、吉田が押し込んでゲット。「わかっていても止められない」ケネディーハンマー。喜ぶ名古屋イレブンの向こう側、スタンドに立っていた東京ファンが苦笑している姿が印象的。0-1。これで試合の流れが変わり、今度はパスをつなぎながら押し込む東京とやや引き気味に逆襲を狙う名古屋、という構図に。中盤では梶山がトイメンの三都主を子供扱いにして主導権を握る。

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2009年09月27日

●ばかしあい上等、ってか (FC東京×ジュビロ磐田)


昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ1第27節。FC東京 3-2 ジュビロ磐田。夏の間もやもやとした戦いぶりが続き、順位もすっかり真ん中あたりに落ち着いてしまった我らが東京。今回は比較的相性の良い相手だけに、11月のナビスコ決勝と「その後」に向けてきっかけをつかみたいところであった。試合は、双方のミスが結果的にスリリングなシーソーゲームへつながり、終了間際に出たエース赤嶺の復活弾で東京がバカ試合撃ち合いを制した。
 
 
前半の磐田は攻撃的MFに西・村井とドリブラーを起用し、SBは攻撃参加を控える「アウェイ仕様」のサッカー。前田とイ・グノへ放り込む単調な攻撃が多く、今野とブルーノが着実にはね返す。一方の東京はパスをつないで攻め込もうとするが、磐田の厚い守備網に引っかかってなかなか前へ進めない。序盤は「何もない」まま時間が過ぎていった。14分、磐田は右からアーリークロス、イが権田に競りかけて落とし、前田がヘッダーで狙うもポスト右を抜けた。

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2009年09月20日

●秋風飛田給ってか (FC東京×ガンバ大阪)


昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ1第26節。FC東京 0-0 ガンバ大阪。8月以降の不振から未だ脱出できず、おまけにカボレをカタールに強奪されてしまった我らが東京。リーグ戦はナビスコ杯・天皇杯のための調整場所と化しつつある状況だが、今回の相手は「上に行くためには倒しておきたい」強豪・ガンバである。試合は、前半のボール支配を生かせなかった東京が終盤ガンバの猛攻に遭うも、頼れる守護神の活躍でドローに持ち込むことに成功。
 
 
キックオフ。パスサッカーを標ぼうする両チームではあるが、意外なことに前半の戦いぶりは対照的なものとなった。東京がピッチ幅一杯につないでゆっくり攻めたてるのに対し、ガンバはボールを奪うと外国人2トップをめがけた縦のボールで速攻を狙うことが多い。2分、左サイドでDF後方のスペースに飛び出した鈴木達にパスが通り、逆サイドでフリーになった石川を狙うクロス。「必殺」にも思える形だったが、石川のダイレクトボレーはポスト右に外れてしまった。

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2009年09月15日

●二日酔いの頭でFC東京の現状を憂う

9月13日(日)

11時起床。案の定というか、当然の如くというか、二日酔い。朝食に1枚だけパンを食べて、あとはひたすらゴロゴロしたり、たまに起きてネットを見たりしながら頭痛が過ぎ去るのを待つ。
 
 
鹿島×川崎戦の「降雨ノーゲーム」問題はネットのニュースで初めて知った。なんと後味の悪く、取り返しのつかない「結果」なのだろう。おそらく「0-0からの90分間での再試合」になるはず(同状況の再現は不可能)だから、川崎はほぼ手中に入れていた大事な勝点3(実質勝点6)を失っただけでなく、今後は超過密日程(ただでさえACL・ナビスコ杯もあるのだ)の不利を被る事になる。命拾いした鹿島の方だって、決して良い気持ちはしないに違いない。

報道によれば両チームとも続行を主張したにも関わらず(つまりピッチの悪さは「その程度」だったということ)、なぜ岡田主審はKY、というより状況を読まない決定をしてしまったのか。「この試合の事情だけに基づいて判断する。順位争いや日程は関係ない」という事なのだろうか。建前はそうなのかもしれないが、それにしたって人間のやることなんだからその位の「判断」は必要なんじゃないの、と思う。そもそも、「雨くらいでやめない」のがサッカーだろうに。

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2009年09月07日

●気迫の勝利、梶山の勝利、みんなの勝利 ('09ナビスコ杯準決勝2ndレグ)


昨日の夜は、味の素スタジアムでナビスコカップ準決勝2ndレグ。FC東京 1-0(合計3-2) 清水エスパルス。水曜日の第1戦は東京が2度リードしながら追いつかれる展開での痛み分けとなり、その後両チームとも主力に欠場者や負傷者が出る中で迎えた「国立まであと一勝」の大一番。試合は、早い時間帯に「次の主砲」の一撃で先制した東京が堅実な攻守で試合を支配し、ほぼ危なげなく逃げ切りに成功。見事、5年ぶりの決勝進出を決めた。
 
 
立ち上がりから双方ボールを大きく速く動かす意図が見え、スピーディーな攻め合いとなった。清水は中盤のパス交換からサイドへ開いてクロス、東京は梶山から左右に流れる2トップへつないで基点を作るパターンが多い。とにかく「勝つことが全て」の一戦の割にはやや意外な展開にも思えたが、自分たちのスタイルへこだわりを持つ両チームゆえだろうか。両チームともキビキビと動き、スタンドにも緊張感が充満。さすがは準決勝、という感じである。

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2009年08月30日

●ニータンには頑張ってほしい (FC東京×大分トリニータ)


昨日の晩は、味の素スタジアムでJ1第24節を観戦。FC東京 2-0 大分トリニータ。7月下旬以降リーグ5戦勝ちなしの不調で、中位(定位置とも言う)に埋没しつつある我らが東京、今回は最下位に低迷する大分をホームに迎えた。勝ちきれないチーム同士の対戦だけに前半は膠着した展開となったが、後半途中から大分のスタミナ切れに乗じて攻勢に出た東京が若手選手の活躍で2点を奪取。実に40数日ぶりの勝利を収めたのであった。
 
 
キックオフ。今回はポポヴィッチ体制になってからは初の対戦となったが、大分の変化は一目瞭然だった。布陣こそ3-5-2で変わらないものの、守備ボール保持にこだわらないシャムスカ時代とは異なり、とにかくボールを大事によくつなぐ印象である。東京も現在はパスサッカー指向が強いだけに、大ざっぱに言えば「似たもの同士」の対戦にも見えた。2分、左サイドを駆け上がる藤田が中へ折り返し、フェルナンジーニョの反転シュートがポスト右を抜ける。

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2009年08月24日

●とおい、とお~い、鹿島~ (鹿島アントラーズ×FC東京)


昨日の晩は、カシマサッカースタジアムでJ1第23節。鹿島アントラーズ 3-1 FC東京。8月に入って1分2敗、ここ5試合での得点がわずかに「2」とスランプに突入した東京。その苦しい状況の中で今回はJ王者・アントラーズとの対戦を迎えることになってしまった。試合は早い時間帯に2点を先制した鹿島が試合をコントロール、後半の東京の反撃を1点に抑え、さらに駄目押しの3点目を加えて堂々と逃げ切った。東京は8月に入って未だ勝ちなし。
 
 
ここ2年と同様、京王観光の応援ツアーで現地へ。専用列車は(少々ボロいのが難点だが)やはり楽で良い。今回から生ビールの車内販売も始まったので、次回は是非利用したい。到着は開始2時間ほど前。いつも通り国道沿いの屋台村で焼鳥とビールをいただいて、さらに入場してから牛串と厚焼きベーコンとビール。このベーコンが実に美味。ボランティアの方々の対応の良さも含め、このスタジアムのホスピタリティの良さは何かの陰謀かと思うくらいだ(笑)。

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2009年08月20日

●なくしてわかる、勝利の貴重さよ (モンテディオ山形×FC東京 テレビ観戦)

昨日の晩は、スカパー!e2の中継でJ1第22節。モンテディオ山形 1-0 FC東京。8連勝した初夏の勢いはどこへやら、公式戦ここ4試合勝ちなしとやや息切れ気味の東京。今節は主力3人が復帰したものの、中2日でのアウェイという厳しい条件での戦いとなった。ポゼッションで優位に立つ東京が前半から優位に試合を進めるも、なかなか得点が奪えず、逆に後半残りわずかとなったところで山形に先制されてヒジョーに悔しい(理由は後述)敗戦。
 
 
キックオフ直後、山形はまだ落ち着かない東京DFの脇を突いてSB小林が攻撃参加からクロス、ゴール前で長谷川がボレーで叩くも権田が弾き出す。その後は東京がボールを支配。復帰した梶山・ブルーノを中心に丁寧にパスを回して前進していく。3分、右サイドから平山が折り返し、羽生のシュートをGK清水が防ぐ。4分、今度は左サイドから平山がえぐって決定的なクロスを入れた場面は、詰めたカボレがなぜか押し込めず。これは決めたかった。

この日は平山がバイタルエリアのスペースに入り込んでボールを持つ場面が多く、彼を中心に東京はいい形を作る。ただ、アタッキングサードに運んでからの詰めがイマイチなのは相変わらずで、2度あった平山のシュートは当たりが弱く清水がキャッチ。22分に鈴木のクロスを平山が折り返した場面も、羽生のシュートは清水の正面。逆に33分、右CKの場面で平山が権田の視界を塞いでしまい、石川のインスイングのクロスを危うく弾き出してヒヤリ。

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2009年08月17日

●「充実の秋」を迎えるために (FC東京×横浜Fマリノス)


昨晩は、味の素スタジアムでJ1第21節。FC東京 0-0 横浜Fマリノス。「JOMOカップ」なる意味不明瞭な大会による中断が明け、2週間ぶりのリーグ戦。多摩川クラシコで悔しい逆転負けを喫した東京としては心機一転好スタートを切りたいところだったが、そんな折りの欠場者続出……試合は良く言えば均衡した、悪く言えば見せ場の少ない膠着した展開となり、ついに最後まで両チームともゴールを割ることができずスコアレスドローに終わった。
 
 
この日の東京は石川が負傷で、梶山が累積警告で、長友が虫垂炎で、ブルーノが一時帰国による調整不足で欠場というピンチ状態。田邉・金沢・椋原・茂庭が穴を埋めるべく先発した。横浜の方はお馴染みの「純国産」布陣。2週間空いて休養がとれた効果なのか、立ち上がりから8月の試合にしては動きが軽快に見える。1分、右サイドを田邉と徳永が持ち上がり、カボレのシュートをGK飯倉がキャッチ。2分には山瀬のミドルシュートがDFに当たって枠外へ。

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2009年08月02日

●しかし最大のライバルがこんだけ強いってのは幸せなことなんだろうな (川崎フロンターレ×FC東京)


昨日の夕方は、等々力陸上競技場でJ1第20節。川崎フロンターレ 2-1 FC東京。16回目を迎えた「多摩川クラシコ」は、わずか勝点差1の4位と5位が激突する重要な対戦となった。5月の同カードで敗れている(そしてその後リーグでは負けていない)東京としては雪辱を果たしたいところだったが……試合はスリリングな攻め合いとなり、東京が得点王・石川のゴールで先制するも、後半シフトチェンジして攻勢に出た川崎が終了間際に劇的な逆転勝利。
 
 
この日の試合前は実に良い雰囲気だった。スタンドは満員の観衆で埋まり、川崎港振興協会「JOWSランド」イルカ喰われてるじゃん(笑))と前座の「多摩川子ラシコ」が特別ムードを醸し出す。歓迎アナウンスが「(翌日、東京U18が出場する)クラブユース選手権、がんばってください!」と言ってくれたのもうれしかった。川崎の運営は本当に気が利いてるよね。23日の山形戦に来場した方はバナナが1本、じゃなくて1房(!)もらえるそうな。

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2009年07月26日

●動かなかった?動けなかった? (FC東京×サンフレッチェ広島)


昨日の夜は、味の素スタジアムでJ1第19節。FC東京 0-0 サンフレッチェ広島。石川・平山の覚醒などでリーグ戦5連勝、公式戦8連勝と波に乗る東京。今回はサンフレッチェとの後藤健生杯「日本でいちばん面白いサッカー」決定戦である。エキサイティングな攻め合い・撃ち合いが期待されるところだったが、試合は全体的にまったりとした見せ場の少ない展開となってしまい、2万8千観衆のため息が聞こえるスコアレスドロー。
 
 
この日、広島は怪我や出場停止で槇野やミキッチ、森崎が欠場。対する東京は体調不良の情報もあった今野も先発していつもの「ベストメンバー」。序盤はスローペースで、双方前からチェイスしない中、互いにパスを回して機会をうかがう。1分、羽生の浮き球で石川がDFライン裏に抜けるが、GK中林が前に出て間一髪クリア。6分、ボックス手前から石川がノーステップで強烈なミドルシュート、中林がジャンプ一番弾き出す。石川の好調さは相変わらずである。

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2009年07月19日

●浦和と川崎の背中が見えた (大宮アルディージャ×FC東京)[訂正あり]


昨日の夕方は、NACK5スタジアムでJ1第18節。大宮アルディージャ 0-3 FC東京。ナビスコ杯決勝ラウンドとの「かけもち」のため、暑い季節にも関わらず厳しい日程となった7月の東京。今回は中6日のアルディージャに対し、7日間で3試合こなす状態で迎えた「ハンディ付」マッチである。案の定お疲れの内容ではあったが、いよいよ覚醒が本物らしい大型FWの活躍で東京が3点を奪って完勝。上位チームにググッと肉薄する結果となった。
 
 
この日はバックスタンドで観戦したのだが、席に着いたらいきなり目の前をセグウェイ(スポンサーは日高屋)に乗ったアルディくんがバビューンと横切っていったので驚いた(笑)。一番前の席に座っていた東京ファンが柵のところにドロンパのぬいぐるみを置いていて、アルディ君は見つけて頭をなでてくれましたな。ミーヤちゃんとも相変わらずラブラブのようで何より。蒸し暑い季節ですが、コア・ブロックも水分補給に気をつけて頑張ってください。

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2009年07月16日

●「日本でいちばん面白いサッカー」 ('09ナビスコ杯準々決勝1stレグ)


昨日の夜は、味の素スタジアムでナビスコカップ準々決勝1stレグ。FC東京 5-1 名古屋グランパス。どういう巡り合わせなのか実現してしまった7月「名古屋3連戦」の第2戦は、タイトル獲得を目指すチームにとって大事な決勝ラウンド第1戦。つい3日前に快勝したばかりの相手との再戦はかえっていやなものに思えたが……試合開始直後から東京が怒濤のゴールラッシュで畳みかけ、予想もできなかったような大勝。準決勝進出へ大きく近づいた。
 
 
キックオフ。前節大敗の名古屋は布陣を大幅に改めてきた。MFは中村が復帰し、FWは玉田に代わって杉本が、左SBは阿部に代わって佐藤が、GKは楢崎に代わって(!)西村が先発。2分、左に流れた杉本からのサイドチェンジを小川が折り返し、今野の裏をとる形でボックス内に突入したダヴィがシュートに持ち込むピンチ。慌てて追いついた今野がブロックして事なきを得る。この場面に限らず序盤は東京の守備がややユルい印象で、不安を抱かせた。

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2009年07月13日

●「ダヴィだこりゃ」byピクシー改めミスター (FC東京×名古屋グランパス)


昨日の夜は、味の素スタジアムでJ1第17節。FC東京 3-0 名古屋グランパス。今年のリーグ戦も早くも折り返し地点。芝の貼り替え工事のため1ヶ月半ぶりとなったホーム味スタに迎える相手は、今月ナビスコカップ準々決勝と合わせて3度対戦することになるグランパス。夏場らしいややまったりとした流れになった試合は、「いつも絶好調」男の先制弾など、要所で好プレーが出た東京が3得点の快勝。これから始まる連戦に向けて弾みをつけた。
 
 
真夏に差しかかる時期だけあって、立ち上がりはややスローなムード。ともに高いDFラインを保ち、新しい味スタ芝への戸惑いもあるのかパスをつなごうとしてつなぎきれず、ダヴィや平山を狙う縦パスが増えていく。そんな雰囲気を切り裂いたのはまたしても石川だった。3分、左からのパスを受けざまにターンしてボックス正面に切れ込み、DF3人に囲まれながらシュート!楢崎の横っ跳びも届かずゴール右隅に突き刺さった。ドリブルシュートのお手本だ。1-0。

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2009年07月05日

●東京のクリロナ(笑) (ヴィッセル神戸×FC東京 テレビ観戦)

土曜日のJ1第16節はe2 by スカパー!の録画でテレビ観戦。ヴィッセル神戸 0-2 FC東京。リーグ中断を挟んでメキメキと調子を上げてきた東京。今回はインフルエンザ禍に大久保の復帰、カイオ・ジュニオール監督の辞任と、激動のシーズンを送るヴィッセルとのアウェイゲーム。前半から試合をうまく運んだ東京の攻撃力がハーフタイム明けに爆発、石川・カボレのダイナミックなプレーで連続得点を奪い、そのまま2点差で完勝を収めた。
 
 
前半立ち上がりから、前がかりの意識が高かったのはホームの神戸。早い守→攻の切り替えからボッティの配球でアタッカー陣がDFライン裏を狙う。7分、大久保のミドルシュートがゴール右上を抜ける。17分、大久保の浮きパスで我那覇がブルーノの背後に出たシーンは権田が思い切りのよい飛び出しで防ぐ。だが、東京は落ち着いて3ラインの守備をしき、前線へのパスをシャットアウト。攻勢が続かない神戸は次第に攻めあぐむ姿が目立つように。

一方の東京は効率的にチャンスを作る。最初は平山の巧みなボール処理から少人数で、前半半ばを過ぎるとパスも回り始めて押し込むように。23分、神戸陣でパスカットした石川が鮮やかなステップでDFを振り切って突進、ラストパスを受けた平山のシュートをGK榎本が横っ飛びでセーブ。41分には平山の落としから石川が強烈な反転ボレーシュート、榎本が何とか弾き出す。他にもいくつか好機があり、なかなかよい感触でハーフタイムへ。

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2009年06月28日

●ジーザス・クライスト・スピードスター (FC東京×清水エスパルス)


昨日の夜は、国立競技場でJ1第15節。FC東京 2-1 清水エスパルス。先週レイソルに文句なしの内容・スコアで快勝し、リーグ中断明けの好スタートを切った東京。今節の対戦はエスパルスと。ナビスコ杯では快勝しているものの、ヨンセン・岡崎が復帰してモチベーション・顔ぶれともにあの時とは比べ物にならない相手である。試合は早々に先制するも追いつかれる苦しい展開となるが、エースの一発がチームを救い、公式戦の連勝を「4」に伸ばした。
 
 
キックオフ後しばらくはパス回しのリズムが上がらない東京に対し、清水の前へ出る勢いが勝っているように見えた。ヨンセン・原・岡崎が並ぶ前線はなかなかの圧迫感で、特にヨンセンはヘディングでブルーノに競り勝つなど高さが際立っていた。しかし、先制したのは東京。6分、ハーフウェーのFKからブルーノがロングボール、ボックス内での競り合いでカボレが兵働に倒されてPK。これを梶山がきっちり左隅に決めた。1-0。儲けものの1点であった。

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2009年06月21日

●3ヶ月弱の逆転劇 (柏レイソル×FC東京)


昨日の晩は、日立柏サッカー場でJ1第14節。柏レイソル 0-3 FC東京。W杯予選とナビスコ杯グループリーグが終わっていよいよリーグ戦の再開である。14位から中位、さらには上位への進出をもくろむ東京の初戦の相手は、17位と降格圏でもがき苦しむレイソル。試合はほぼ全般に渡って東京が支配し、石川・カボレ・平山と好調のアタッカーが3得点を重ねて快勝。昨年とはうって変わって素晴らしいリスタートを切ることに成功した。
 
 
実は今回アウェイ側のチケットを買い損ねてしまい、昨年と同様に柏側スタンドでの観戦となったのであった。売店でビールとジャンボフランク、「レイソルカレー」を購入。カレーはざく切りのレタスや揚げチップ、半熟卵なんかが載っていてなかなか豪華。試合前は柏ゴール裏みゃ長の楽しいトラメガトークを堪能し(柏が勝ったら東京ディズニーランドは「浦安ディズニーランド」になっていたらしい)、選手入場時の紙吹雪にも参加。なんだ、楽しいじゃないか(笑)。

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2009年06月17日

●駒沢のおもひで

たまには最新の試合以外のこともちょっと。
 
 
土曜日のナビスコ杯清水戦は、FC東京のトップチームにとって駒沢陸上競技場での久しぶりの試合だった。僕の記憶が正しければ、2002年のナビスコ杯初戦以来か。あの時も相手は清水エスパルス。横浜から移籍したばかりの石川直宏がデビューした試合だった。右サイドから鋭く切れ込むドリブルには、それはそれはワクワクしたものだ。あれからもう7年か。今回技ありシュートで決勝点を挙げた姿と比べてみると、月日の流れを感じずにはいられない。

(……と思っていたのだが、よく調べたら2003年にナビスコ杯横浜戦を駒沢で開催していた。アテになりませんな、人の記憶は……。)

駒沢は、陸上トラックはあるし屋根はメイン側にしかないし照明はないしオンボロだしで、まあ一般的には良いスタジアムの部類には入らないのだろう。でも、2万人収容のスタンドはかつての東京にとっては丁度良く、ロケーションも緑豊かな公園の真っ只中、昼間のゲームものんびり楽しむ分には決して悪くない。僕にとってはどちらかと言えば好みの「ハコ」であったように思う。そのせいもあってか、駒沢で観戦した試合には強く印象に残っているものが多い。

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2009年06月14日

●この流れをのがすな ('09ナビスコ杯 vs清水エスパルス)


昨日の午後は、駒沢オリンピック公園陸上競技場でナビスコカップグループB第6節。FC東京 3-1 清水エスパルス。3月から断続的に行われてきたグループリーグもはや最終節。東京にしてみれば決勝ラウンド進出のために勝つことが必要であり、既に勝ち上がりを決めている清水にとっては「消化試合」とも言える一戦であった。試合は、両チームのモチベーションの差も影響したか、東京が3点を奪って快勝。逆転でグループ首位通過を決めた。
 
 
キックオフ。東京はいつも通りの4-4-2で、前節山形戦に比べると負傷の北斗に代わって椋原が、出場停止の平山に代わって近藤が入るスタメン。対する清水は岡崎・ヨンセン・山本真希を欠く状態で、苦肉の策にも見える原1トップの布陣であった。意外に早い先制点は6分。梶山からの楔パスをカボレが落とし、近藤がDFライン裏へ浮き球。タイミングよく飛び出したカボレが頭で浮かし、中途半端に前へ出たGK西部の頭上を抜いてゲット。1-0。

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2009年05月25日

●「魔がさした」10分間 (FC東京×川崎フロンターレ)


昨日の午後は、味の素スタジアムで第15回多摩川クラシコ。FC東京 2-3 川崎フロンターレ。徐々に調子を上げてあと1勝で五分の星に戻るところまで来た東京と、やはり序盤の不調を脱して上位に進出しつつある川崎の対決。リーグ中断期間前ということもあり、ともに負けられない一戦であった。試合は、バランス良い攻守を見せた東京が2点を先取するも、後半早々の一発退場をきっかけにたて続けの3失点。悔しい逆転負けとなってしまった。
 
 
この日の試合前イベントは東京スカパラダイスオーケストラのミニライヴ。04年の開幕戦以来だから、実に5年ぶりである。石川直宏の応援歌でおなじみ『DOWN BEAT STOMP』と、通常よりもアップテンポな『You'll Never Walk Alone』を含む3曲。楽しかった!盛り上がった!!特に最後のユルネバは「このままキックオフに突入すれば最高!」という感じだったのだが、その後にいつものユルネバがもう1回流れちゃってみんなズッコけた(笑)。惜っしい!

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2009年05月17日

●北斗神拳炸裂 (横浜Fマリノス×FC東京)


昨日の夜は、日産スタジアムでJ1第12節。横浜Fマリノス 0-1 FC東京。前節京都戦は優勢に試合を進めながらスコアレスドローに終わり、なかなか下位から抜け出せない東京。今回はシーズン序盤の不調から調子を上げつつあるFマリノスが相手であった。試合は、前半から東京が優勢に進めながら先制点が奪えず微妙な展開。しかし、後半のアクシデントで出場した中村北斗の一撃で虎の子の1点をもたらし、そのまま逃げ切り勝ち。
 
 
東京はいつも通りの4-4-2で、負傷した石川の代役は鈴木達。一方の横浜は木村監督が突如採用した、松田がアンカーに入った4-3-3の新フォーメーション。立ち上がりは双方マーク合わせに手間取り、ボール争奪戦というより攻め合いの印象。3分、ワンツーパスでCBの背後に出た梶山がボックスに突入するも、シュート寸前でDFがカバー。5分、左→右の滑らかなパス展開から田中が右サイドを突破、クロスをFWの寸前でブルーノがクリア。

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2009年05月10日

●あがれない麻雀、のような (FC東京×京都サンガ)


昨日の午後は、味の素スタジアムでJ1第11節。FC東京 0-0 京都サンガF.C.。前節広島に完敗して降格圏寸前の15位にまで落ち込んだ東京。GW5連戦の最終戦は、同じく4勝6敗の12位と下位に沈む京都をホームに迎えた。試合は、東京が試合の大半を支配しながらなかなか決定機に至らず、後半の交代策も功を奏しないままスコアレスドロー。快晴の青空とは裏腹に、ファンにとってはモヤモヤしたものが残る結果となってしまった。
 
 
キックオフ。久々先発の平山がスペースに流れてよくボールを引き出し、押し込んでからのパス回しで東京がボールを支配する。立ち上がりこそ京都もシンプルな展開から林のミドルシュートに至る場面があったものの、その後は一貫して東京ペース。12分、米本の攻撃参加でCK獲得、ブルーノのヘッダーはゴール右上に外れ。15分、平山のスルーパスで長友が左サイドを抜けてDFを振り切りシュート、前に出るGK水谷の脇を抜いたが、わずか右に外れた。

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2009年05月06日

●チクショウ、鯉のぼり振られちゃったヨ(笑) (サンフレッチェ広島×FC東京 テレビ観戦)

J1第10節は、スカパー!の中継を録画観戦。サンフレッチェ広島 2-0 FC東京。前節はメンバー落ちの大宮が相手ながら3点を奪っての勝利で、ようやく光明を見出したかに思える東京。GW5連戦の第4戦は、ここ2試合スコアレスドローと「らしくない」試合が続いている広島とのアウェイゲーム。内容的には互角に近い戦いを繰り広げるも、チャンスに得点が奪えず、攻撃局面での完成度の差を見せつけられて2失点の完敗となってしまった。
 
 
降りしきる雨の中キックオフ。ピッチの上をボールがよく走る。カボレ師匠を負傷で欠く東京だが、立ち上がりの雰囲気は悪くなかった。広島の攻撃をパス回しの起点で抑えるという意図だったのだろう、いつもより前目からのプレスがはまり、ショートカウンターから良い場面がいくつか。11分には赤嶺の強烈なミドルシュートをGK中林が弾き出す。対する広島は序盤はややおとなしめいうか、佐藤寿人を狙って長いボールを使うなど、ステディなサッカー。

17分、広島が左右への揺さぶりから左サイド服部の攻撃参加でチャンス。ラストパスは通らなかったものの、広島もエンジンがかかってきた。そして22分、中央に上がってきたストヤノフが右サイドに飛び出すミキッチへスルーパスを通し、どんピシャのクロスを高萩が頭で叩いてゲット。ここぞという場面での急加速にDF陣がついていけなかった印象。0-1。さらにその直後、権田のクリアミスを拾った柏木が無人のゴールを狙ったシュートは枠外。

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2009年05月04日

●7年後はともかくとして、だ (U-14 FC東京むさし×モスクワ選抜)


昨日、なんとなくヒマだったので気が向いたので、駒沢で行われている東京国際ユース(U-14)サッカーに足を運んでみた。世界各都市から招待されたチームに交じって、FC東京むさし(と、ついでにヴェルディジュニアユースも)が出場しているのである。
 
 
お目当てのFC東京むさし×スメナ(モスクワ)の会場は、通い慣れた陸上競技場ではなく第二球技場。補助競技場の陰になるような場所だったので見つけるのに手間取り、到着したらキックオフ後10分弱が経過していた。つーか、行ってみて初めて知ったんだけど、20分ハーフなのね。既に試合の1/4近くが終わってた(笑)。高校選手権でも40分ハーフだから、勝手に「30分ハーフくらいかな」と思い込んでいた。まったく無知というのは恐ろしい。

第二球技場は座席がメインスタンドのみで、後は芝生に囲まれたコンパクトな作り。ピッチもやや小さめだが、まだ体の小さいU-14ならまあちょうどいいくらいかな、という感じ。スタンドの観客は300人ほどだったろうか。選手の家族らしき人のほか、青赤マフラーの人々もちらほらと見受けられた。一貫してポジティブな「応援モード」がなかなかに心地よい。

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2009年05月03日

●石川!石川!!石川!!! (FC東京×大宮アルディージャ)


昨日の夜は、味の素スタジアムでJ1第9節。FC東京 3-2 大宮アルディージャ。ともに8節終了時点で勝点9と、シーズン前の意気込みとは裏腹に下位に沈む両チームの対戦。序盤からユルい大宮ディフェンスの穴を突いて攻勢に出た東京が石川の大活躍で3点を奪うも、大宮もセットプレーで反撃して僅差のゲームに。最後は東京がパワープレーをしのぎきって逃げ切り、残留争い(というには早いけど)から一歩抜け出す勝点3をものにした。
 
 
前節ガンバに大敗した東京はスタメンにかなり手を入れてきた。CBは負傷の佐原に代わって今季初登場のブルーノ・クアドロスと、一段下がった今野。ボランチは米本とやはりポジションを下げた梶山が組み、羽生は久々に攻撃的MFの位置へ。後方は厚みを持たせながら「射手」を並べ、前線は軽快で機動力の高い選手で固めた印象である。ただし、3トップではなく赤嶺・カボレの2トップとして、石川は羽生と並ぶ高さに位置したのが特徴的だった。

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2009年04月30日

●踏み切り板はどこだ (ガンバ大阪×FC東京 テレビ観戦)

J1第8節は、またもスカパー!でテレビ観戦(GWのホーム試合、少なっ)。ガンバ大阪 4-2 FC東京。ACLグループリーグと掛け持ちの過密日程に苦しむガンバのホーム万博に、前節大分で劇的な「サヨナラ勝ち」を収めた東京が乗り込んだ一戦。試合は、ガンバが幸運な先取点から巧みな試合運びを見せ、自慢の外国人アタッカーが爆発して4得点。東京は終盤に2点を返すにとどまり、またも強豪相手に力不足を実感する結果となってしまった。
 
 
東京は前節に引き続いてウイングに石川・カボレを並べる4-3-3の布陣。対するガンバはレアンドロ・チョ・ルーカスが今季初めてそろい踏みするメンバーでスタート。落ち着いた守備から細やかなパスワークで攻めるガンバに対し、東京はSBと守備的MFが上がりをひかえ、3トップ+梶山で逆襲の機会をうかがう形。上位争いに加われるか微妙な順位にいる双方にとって是が非でも勝ちたい一戦だけに、緊迫感が伝わってくる序盤となった。

19分、ガンバが先制。右サイドから入れた佐々木のクロスが立ちふさがる羽生の頭に当たり、絶妙の軌道を描いたボールは権田の頭を越してゴールイン。不運としか言いようのない失点である。0-1。これでガンバはリズムが良くなり、動揺する東京は退却意識が過剰になって守備ブロックが弛緩。レアンドロのミドルシュートはポストに弾かれたものの、25分、チョ・レアンドロとのパス交換から仕掛けたルーカスが佐原を抜き去ってゴール右上にゲット。0-2。

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2009年04月25日

●泣くな西川、君は凄かったぞ (大分トリニータ×FC東京 テレビ観戦)

J1第7節のアウェイ大分戦は、スカパー!でテレビ観戦。大分トリニータ 0-1 FC東京。大分は3連敗、東京は前節千葉に逆転負けをくらって2連敗と、ともに不調にあえぐ下位同士の対戦。大分が前半のうちにチームの要を失って数的不利に陥りながらも堅守を見せてよく粘り、東京が圧倒的に押しながら攻めあぐむ展開。最後は後半ロスタイムにPKを得た東京が辛くも勝点3を得たが、快勝にはほど遠い、苦い味のする勝利であった。
 
 
大分はいつものように「守備から入る」3-5-2の布陣で、対する東京は鹿島戦・千葉戦に引き続いて石川先発の3トップフォーメーション。序盤は凸凹ピッチの上でボール争奪戦が続いたが、次第に東京が両ウイングのスピードを生かしてチャンスを作りだす。特にカボレはマーカー(主に高橋)を置き去りにして逆サイドからパスを受ける絶好機が前半だけで3度ほど。だが、いずれもシュートは大きくバーを越えて決まらず。カボレ師匠、っすか(笑)。

32分、エジミウソンが梶山を後方から倒して2枚目のイエローカードで退場。確かにファウルをとられてもおかしくないプレーではあったが、警告を出す程かどうかは……以後、大分の選手たちのエキサイトする姿がやたら目につくように。高山主審らしい杓子定規な判断が試合を荒れさせる好例である。数的優位に立った東京は梶山や羽生の配球にSBの攻撃参加も加わって押し込むが、攻撃にあとひと工夫足りず、無得点のままハーフタイムを迎えてしまう。

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2009年04月20日

●歴史は繰り返す (FC東京×ジェフ千葉)


土曜日の晩は、国立霞ヶ丘競技場でJ1第6節。FC東京 1-2 ジェフユナイテッド千葉。前節鹿島相手に悔しい敗戦を喫した東京が、今季まだ未勝利と不振に苦しむ千葉を迎えた一戦。試合は粗い「蹴り合い」の様相を呈し、前半東京が石川のキモチいいシュート一発で先制するも、終了間際に千葉がお得意の粘り腰を発揮して瞬く間に2得点。まるで昨シーズン最終戦のリプレイを見ているかのような逆転負けで、早くもシーズン4敗目となった。
 
 
この日はIOC評価委員が来日中ということで、試合前には東京オリンピック・パラリンピック招致活動応援イベントが行われた。ソウル五輪100m背泳ぎ金メダリスト鈴木大地さんによる「聖火台灯火式」。東京ゴール裏には「2016」の横断幕が掲げられ、「バサロ!」コールも。いやー、あの30mバサロは燃えたよなあ。隣のコースが世界記録保持者のバーコフで……という話は、長くなるので割愛(笑)。トーチから火が移るのにちと時間がかかったが、何とか点火。

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2009年04月14日

●確かに悪くはない……がっ! (FC東京×鹿島アントラーズ)


日曜日の午後は、味スタでJ1第5節。FC東京 1-2 鹿島アントラーズ。第4節ジュビロ戦の辛勝で星を五分に戻して迎えた、前年度チャンピオン(ACL帰り)との対戦。昨年の30節と同様、絶好の「力試し」の機会である。試合は、開始直後に不運なゴールで先制され、さらに早々に追加点を許す苦しい展開。これまでよりも積極果敢なパス攻撃で反撃し、赤嶺のゴールで1点を返すも、あと一歩が届かず悔しい悔しい敗戦となってしまった。
 
 
試合前、先日の入替戦に勝利して見事「V・プレミアリーグ」への昇格を決めた、FC東京バレーボールチームの面々が登場。監督の熱い挨拶に続いて選手たちが上着を脱ぎ始めたので「何だろう」と思って見ていたら、白Tシャツの胸に「サッカーもバレーも東京が1番!アイシテル東京」の文字が。いやー、いいねえ、こういうおバカな感性は(笑)。ちゃんとメインスタンドにも向いてくれたし。「アイシテル」がカタカナなあたりはアマラオを意識しているのだろうか。

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2009年04月06日

●勝てば官軍、の気分 (ジュビロ磐田×FC東京 テレビ観戦)

昨日は義理の弟(11歳 オス ウェルシュ・コーギー)を温泉に連れて行く用があったため、J1第4節はスカパー!でテレビ観戦。ジュビロ磐田 0-1 FC東京。ナビスコ杯の2試合を挟んでリーグ再開の初戦は、ともにスタートダッシュに失敗し、チーム立て直しの途上にある2チームの対戦となった。ホーム磐田が試合の大半を支配してチャンスを作るも決められず、数少ない好機をエースストライカーがものにした東京が辛うじて勝利。
 
 
激しい雨の中キックオフ。東京はナビスコ神戸戦とほぼ同じ布陣で、SBは長友が復帰したことにより椋原がメンバー外に(もったいない)。磐田はほぼベストメンバーだったろうか。開始直後、那須のヘディングを東京陣中央で前田がすらし、佐原の裏をとったジウシーニョが抜ける大ピンチ。果敢に飛び出した権田がシュートを顔面で防いで事なきを得る。続いて左サイド突破からの戻しを山本がミドルシュート、バーを越えた。いきなりのワンツーパンチ。

その後しばらくは互角の攻防に。東京は地上で丁寧にボールをつなぎ、梶山のキープ力と大竹の突破力を生かして攻撃を組み立てようとする。しかし、中央攻撃はコンビパスの微妙なズレからなかなかDFラインを突破できず、サイド攻撃もクロスまでは行くのだがはね返されるばかり。9分、パス交換から右へ展開、徳永のクロスのこぼれ球を角度のないところからカボレがシュートするも、サイドネット。19分には大竹のCKを今野が頭で叩くが、左に外れ。

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2009年03月29日

●正しい「ナビスコカップの戦い方」 ('09ナビスコ杯 vsヴィッセル神戸)


今日の午後は、味の素スタジアムでナビスコカップBグループ第2節。FC東京 1-0 ヴィッセル神戸。リーグ開幕2連敗に続いてナビスコ初戦もレイソルに完敗と、芳しからぬ内容・結果が続く東京。若手抜擢のメンバー・新布陣で「仕切り直し」を狙う一戦となった今回は、序盤はチームが機能せず苦戦の様相を呈するも、後半パスワークから大竹の一撃で得た1点を守りきって見事勝利。今後に明るい見通しをもたらしてくれそうな、意義ある戦いとなった。
 
 
東京は代表に抜かれた長友の代わりに椋原を右SBとして起用。CBに今野が入り(茂庭は怪我?)、ボランチを羽生と今季初登場の浅利が、攻撃的MFを大竹・梶山が務める新鮮な布陣となった。羽生が前に出て浅利がDF前を固めることが多いので、感覚的には4-1-3-2みたいな感じか。しかし、立ち上がりはこれが機能しなかった。慣れない組合せのせいもあるのか、いつも以上にパス回しはぎこちなく、なかなか攻撃が組み立てられない。

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2009年03月27日

●両脇甘甘 ('09ナビスコ杯 vs柏レイソル)


水曜の夜は、日立柏サッカー場でナビスコカップBグループ第1節。柏レイソル 3-1 FC東京。今年からACLの参加チーム拡大に伴って、7チーム1回戦総当たり制(上位2チームが準々決勝進出)に変更されたグループリーグ。長友・今野の代表勢以外はリーグ戦と同じメンバーで臨んだ東京だったが、対照的に大幅に先発を入れ替えてきた柏の優勢を許し、サイドを幾度か崩されて3失点の完敗。今後に向けて不安の残る内容と結果になってしまった。
 
 
雨のちらつく中でキックオフ。まずボールを支配したのは柏。李・フランサ・大谷・古賀・菅野らを「温存」した布陣ながら、北嶋のポストプレーとポポのキープに的確なフォローがついて押し上げてくる。3分、右サイドを駆けるポポのクロスから北嶋のヘッダーがバーを叩く。これに対し、東京はなかなかトップにボールが収まらない。10分にはドリブルでボックスに突入した大津を藤山が倒して止める危ない場面、こぼれ球を鎌田がミドルシュートするもバーの上。

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2009年03月22日

●やはり羽生と佐原のチームなのかいな (FC東京×モンテディオ山形)


昨日の午後は、味の素スタジアムでJ1第3節。FC東京 1-0 モンテディオ山形。開幕から新潟・浦和に連敗して迎えたホームゲーム、相手は1部に昇格したばかりの山形。東京にしてみれば早くも「絶対に負けられない」一戦であった。試合は、東京がスタメン入れ替えの甲斐あって優位に立ち、山形の組織守備に攻めあぐみながらも羽生のゴラッソで得た1点を守りきって勝利。桜の開花宣言とともに東京にもようやく「春」がやってきた、というところか。
 
 
公式戦では実に10年ぶりになる山形との顔合わせ。山形側ゴール裏には「おぼえてる? ’99.11.21」なんて横断幕も。もちろん忘れるはずがない。あの日、新潟を破った東京にJ1昇格の歓喜をもたらしてくれたのは、後半ロスタイムの得点で石崎ノブリン率いる大分と引き分けた山形なのであった。懐かしいねえ、加賀見の反転シュート、ドキドキしながら試合後のスタンドで待ち続けた30分、そして奥原のガッツポーズ。「ましもコール」なんてのもあったな(笑)
 

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2009年03月16日

●リーグ戦はあと32試合もある (浦和レッズ×FC東京)


土曜日の午後は、はるばるさいたまスタジアム2002まで出かけてJ1第2節。浦和レッズ 3-1 FC東京。ともにパスサッカーを標榜する両チーム、ともに開幕を完敗して迎えた「負けられない」第2戦。浦和が荒削りながら「人もボールも動く」サッカーで優位に立って先制、一度は東京が好展開から追いついたものの、後半はゆるい東京DFの裏を突くポンテらの活躍で浦和が圧倒し、2得点を重ねて今季初勝利を収めた。東京は愕然の連敗。
 
 
試合は立ち上がりから浦和ペースで進んだ。5万観衆で赤く染まったスタンドの後押しを受け、積極的に前へ出る。いきなり3分、DFをはね飛ばしながら左サイドへ飛び出した田中達のシュートは権田が伸び上がって弾き出したものの、続くCKでポンテの低く速いクロスに東京DFが反応できず、阿部のダイレクトボレーがゴール左へ決まった。前節セットプレーでやられていた割にはあまりにあっけなく見えた、出鼻をくじかれる失点。0-1。

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2009年03月08日

●完敗スタート、ここから… (FC東京×アルビレックス新潟)


昨日の午後は、味の素スタジアムでJ1第1節。FC東京 1-4 アルビレックス新潟。いよいよ、というより早くも今シーズンの開幕、2ヶ月のオフ明けということでチームの仕上がり具合が注目される一戦であった。試合は、ホームの東京がボールを支配して攻めたてるもゴールを奪えず、逆に新潟が一発のチャンスを生かして先制。後半は東京の守備の乱れを突いて新潟の鋭い攻撃が次々と決まり、終わってみれば予期せぬ大差の結果となってしまった。
 
 
試合前のイベントは、引退した川口信男さんの挨拶と「東京ドロンパ」お披露目ショー。ご家族に見守られながら非常にそつのないスピーチをこなした信男さんにはひたすら拍手。ドロンパは……ローラースケートに乗って勢いよく登場したものの、一気に場内を駆け抜けて退場してしまう演出は笑えた。ただ、再登場した後、「東京ドロンパバックダンサーズ」(笑)を引き連れてのパフォーマンスはちと長かったかな。メインスタンドからはよく見えなかったし。

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2009年03月05日

●開幕戦、東京の「10番」はどこにいるのだろう

2009年のJリーグ開幕まであと2日。いや、現在5日の午後9時なので、あと40時間と言うべきか。新潟戦マッチイベントも信男さん挨拶とタヌキ君のお披露目ショー(アディダス履いてるからピッチの上でも大丈夫!)に決まったそうで、さすがに「いよいよ始まるんだなあ」という気持ちになってきた。とりあえずチケット忘れないように財布に入れておかないと。年チケ忘れは何とか年1回ペースに収めているのだが、いきなり初戦で忘れるともう後がない(笑)。
 

まあ、イベントやらスタジアム食事事情の改善(これとかこれとか)ももちろんいいんだけど(沖縄そばにはかなり興味をそそられるな……)、やはり気がかりなのは初戦に臨むチームの状態である。塩田は3月中旬まで入院ということなので、とりあえずしばらくは権田が先発することになるのだろう。病気についてはこればっかりは仕方がないことだし、GKというのはある意味「抜けば後から生えてくる」ものだから権田ガンバレ、というしかない。

カボさんはお父さんの看病から戻ったばかりだから、出場したとしてもスーパーサブになるはずだ。となると平山が先発か。鈴木達也を使ってみても面白そうだが……。トーチュウの記事などを読むと佐原は故障明けでリハビリも遅れており欠場濃厚、長友も微妙なコンディションのようだ。新加入の平松・中村がいきなりの先発起用となるのかもしれない。補強の効果がいきなり出たとも言えるし、後方に新顔が多いのは信頼性の面でやや心配でもある。

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2009年02月22日

●城福東京、08年から09年へ (2009年展望 後編)

前編から、2009年FC東京の展望の続き。今回はいちファンとしての要望的な話を。
 
 
5 「内容」と「結果」の両立を

僕が今年のFC東京に望みたいのは、ズバリこれ。もちろん優勝ないし昨年以上の順位という「結果」を残すことが最も大事なのは疑いのないことだ。ただ、一方で贅沢なファンとしては、「Moving Football」の旗の下に高い志を掲げている今の東京だからこそ、そこに「内容」も伴ってほしいとも思うのである。つまり、「人もボールも動くサッカー」を高いレベルで実現すること。そのサッカーで優勝争いをし、人々を感動させ、FC東京の名を高めること。

そう思う一つの理由は、昨季の前半戦と後半戦との落差である。先日の回顧記事でも書いたとおり、4月から5月にかけては戦績的には一進一退ながら、一昨年までとは見違えるような鮮やかなパス攻撃が炸裂する場面があり、東京ダービーや多摩川クラシコ、大宮戦や磐田戦といった素晴らしい勝利があった。それに比べれば夏の苦戦から立ち直った秋~冬は5連勝など勝ち星は多かったものの、内容は春に比べてやや見劣りがしたように思う。

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2009年02月20日

●城福東京、08年から09年へ (2009年展望 前編)

ということで今回と次回は、もうすぐ始まる09シーズンの展望なぞ。まず今回は前編として、現状の整理をしてみよう。
 
 
1 変わらない「Moving Football」
 
2009年FC東京のチームスローガンは昨シーズンとほぼ同じ、「Moving Football ~観ている人の心を動かせ~」となった。城福監督のコメントからもうかがえるように、今年は昨年1年間で築いたベースからのレベルアップを図る年ということになるのだろう。スタイルとしては「人もボールも動くサッカー」の継続・発展、順位的には「雲の上」でなくなった(はずの)優勝争いに今度こそ加わる、といったあたりか。そして観ている人を感動させるぞ、と。

「2年目」としては、これ以上ないくらいにまっとうな目標だと思う。なんだかんだ言ってファン・サポーターの大半は昨季の戦いにポジティヴな印象を持っているだろうし、個人的にも「人もボールも~」のコンセプトには大いに共感するところがあるので歓迎したい。もともとJ1昇格後の東京は漸進型のクラブであったわけで、06~07年の迷走を教訓にしているのかどうかは知らないが、腰をドッシリすえて取り組むこと自体は正しいことだと思うから。

もっとも、今年のFC東京をめぐる環境には「今年はレベルアップの年」などと悠長にはしてられない事情もあるわけで……これについては後述したい。

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2009年02月18日

●城福東京、08年から09年へ (2008年回顧 後編)

前編から続く)
 
 
4 「内容はともかく」それなりに結果を残した冬

上位争い生き残りをかけ、チームもファンも気合十分で臨んだ第30節鹿島戦。東京は長友・大竹コンビのマジカルな活躍(笑)などで会心の勝利を収める。鹿島が東京の勢いをいなさずに向かってきてくれたおかげで白熱した撃ち合いとなり、これはこれで東京らしい試合だったとも言えるだろう。春の多摩川クラシコとは違う意義を持った「秋のベストゲーム」というか。ともあれ、リーグ上位が空前の混戦となっていたため、これで希望がつながった。

その後はアウェイでガンバに勝ち、神戸と引き分けて優勝争いこそ脱落したものの、ホーム最後の新潟戦を辛勝して最終節までACL出場権を争い続けた。この時期は春のような快いパスサッカーが陰を潜めた感はあったものの、途中加入した鈴木達のフィットや守備の安定もあり、個々の能力をきちんと生かしつつ手堅く勝つ形が多く見られた。「Moving」はどうした、というツッコミはともかく、結果重視のスタイルで成果を出したということになるだろうか。

リーグ最終戦のフクアリではどえらいものを見てしまったような気もするが、まああれは犬に噛まれたとでも思って(笑)忘れよう。ある意味、大変に貴重な経験だった。

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2009年02月16日

●城福東京、08年から09年へ (2008年回顧 前編)

ふと気がつくと、前のFC東京関係のエントリー(といっても実はマンガと特撮テレビの話だが(笑))からはや1ヶ月以上がたち、そして開幕までもう1ヶ月を切っているではないか!いや、サッカーの世界の休みは短いのう(つってもチームはとっくに練習を始めているわけだが)。というわけで日程もヘンテコなマスコットも発表になったことだし、開幕に向けてリハビリ気分でつれづれ書いてみようかと。今回と次回、まずは08シーズンの回顧から。
 
 
1 「リスタート」に成功した春

2008年の開幕時は「期待半分、不安半分」といったところだったろうか。監督は長年慣れ親しんだ原さんに替わり、U17代表での実績はあるがJリーグ経験のない城福さんが就任。オシムサッカーの申し子・羽生やKリーグ得点王・カボレの獲得に成功する一方で、ルーカス・馬場・鈴木規といった主力がチームを去った。そして「Moving Football」のスローガン。変わってほしいと願う一方で、あまりの変貌ぶりに心細さを感じるのが正直なところであった。

実際、開幕から1ヶ月余りの間、チームは不安定な戦いを続ける。新加入エメルソンと長友の活躍や時折見られる小気味よいパス回しはあったものの、組織守備の弱さやペース配分の拙さが目立ち、工夫されたセットプレーでなんとかしのぐ状態だった。神戸戦・京都戦では勝ちきれず、新潟戦・札幌戦でようやく辛勝、横浜には0-3の惨敗。僕はといえば、06年のイヤな記憶もあり、「とにかく壊れないでくれ。結果が出てくれ」と毎試合祈り続けていた。

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2009年01月06日

●北斗といえば

中村北斗選手 完全移籍加入決定のお知らせ (FC東京公式)
 
 
ほ~~お。

SBは長友が左右両方できるし、金沢も椋原もいるのでまあ足りなくなる事はおそらくないんだけど、長友の不在時や将来的な事も考えての獲得なんだろうね、きっと。五輪代表や福岡の試合はそんなにじっくり見たことがないが、いかにも気の強そうなプレーぶりは印象に残っている。ボランチもできるらしいし、守備陣全体の層は確実に厚くなるだろう。あと、偏見かもしれないけど、重い怪我から復活した選手というのは何となく信用がおけるような。

それと、オシムの爺ちゃんが「欧州移籍を勧めたい選手」なんつってかなり評価してたってのは、ホントなんだろうか。だとしたら、どうしても期待が膨らんでしまうのお。「よく動く」ことができるプレイヤーっつーことやね(でもすぐに欧州に行っちゃうのはヤーヨ)。

で、ここからが本題。「北斗」と言えばやっぱり僕らは↓これを想起してしまうわけで……。

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2008年12月30日

●今年は、とりあえず、ここまで ('08-'09天皇杯準決勝)


昨日の午後は、エコパスタジアムで天皇杯準決勝。FC東京 1-2 柏レイソル。東京にとって初のファイナル進出をかけた大一番は、退任する石崎監督の花道づくりに燃えるレイソルとの対戦となった。試合は、立ち上がりから激しい攻め合いとなり、鈴木の大活躍で東京が前半に1点リード。しかし、予想外に早く投入された「魔法使い」が後半の土壇場にステッキを二振り。城福東京のシーズン最後の試合は、悔しい逆転負けで終わることに。
 
 
キックオフ後、まず気づいたのはカボレが左に張っていないこと。柏の4バックがサイドに蓋をしてくるのを見越したか、この日は赤嶺と2トップであった。立ち上がりは東京ペース。意欲的に前からプレスをかけ、この日も最初から覚醒中の梶山を中心にテンポよいパス交換からアタッカーを走らせる。2分、赤嶺のポストプレーから羽生がボレーシュート(枠外)。ただし、バイタルエリアまでは攻め込むものの「あと一本」のパスがなかなか通らない。

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2008年12月21日

●このメンバーでやれるのもあと2試合か ('08-'09天皇杯準々決勝)


土曜日の午後は、ユアテックスタジアムで天皇杯準々決勝。清水エスパルス 1-2 FC東京。Jリーグも全日程を終了し、今季日本サッカーのビッグタイトルも残りひとつとなった。ベスト8のうち北国仙台で対決するは、ナビスコ杯をあと一歩で逃した清水と、クラブ史上初の天皇杯獲得を目指して邁進するFC東京。試合は、東京DFの乱れを突いた清水が前半に先制するも、後半早々東京がエース赤嶺の2ゴールで一気に逆転、見事準決勝進出を決めた。
 
 
開始後、まず気づいたのは清水の中盤の並びが前回とは違ったこと。MF4人のメンツは同じだが、10月はダイヤモンド型だったのに対し、今回は伊東と山本が2人で中盤の底を支えるボックス型。守備重視の「ノックアウト仕様」ということだろうか。一方の東京は4-3-3の布陣。数的不利の中盤を蹂躙された前回の悪夢が頭をよぎるが、さすがにそこは考えたのだろう、右サイドに入った鈴木達は可動域広く中盤守備によく参加し、全体のバランスは悪くない。

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2008年12月07日

●どえらいものを見てしまった (ジェフ千葉×FC東京)


昨日の午後は、フクダ電子アリーナでJ1第34節。ジェフユナイテッド千葉 4-2 FC東京。長かったリーグ戦もいよいよ最終節。クラブ史上最高の年間順位とACL出場を目指す東京の相手は、2部降格の崖っぷちに立たされた17位千葉。様々な感情の入り交じった一戦は、東京が高い個人技で2点を先制して優位に進めるも、信じがたい二枚腰を発揮した千葉が終盤一挙に4点を連取して逆転勝ち。壮絶なるJ1残留劇を目撃することとなった。
 
 
前半立ち上がりから、両チーム気合いをむき出しにした攻め合いに。東京は石川の代わりに鈴木達也が初先発してMFボックス型の4-4-2、千葉は巻を1トップに立てその後ろにレイナウド・ミシェウ・深井が並ぶ4-2-3-1の布陣。開始直後、ボックス右手前から鈴木がミドルシュート、GK櫛野が両手ではじき出す。7分、右からレイナウドの巻き込むクロス、ファーにミシェウが飛び込むも一歩届かず。激しいボール争奪戦、好守の切り替えもいつになく早い。

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2008年12月01日

●今年も、応援してよかった (FC東京×アルビレックス新潟)


日曜日の夕方は、味スタでJ1第33節。FC東京 1-0 アルビレックス新潟。前日、鹿島の劇的な勝利によってとうとう優勝の可能性を失った東京だが、ホーム最終戦となる今回は新体制1年目の「締め括り」として負けられない一戦。相手は、J1残留のかかっているアルビレックス。双方ややミスの目立つ試合内容となったが、塩田の奮闘でピンチをしのぎ続けた東京がエース赤嶺のヘッド一発で虎の子の得点を手に入れ、辛うじて勝利。
 
 
静かな立ち上がり。梶山出場停止の東京は珍しくエメルソンと石川が同時に先発。エメが石川同様に高い位置をとるため、流れの中では今野・羽生が中盤の底を支える4-4-2の並びになることが多かった。対する新潟は引き分けでもほぼ残留が決まるためか慎重な戦いぶりで、SB+守備的MFは守りに専念して2トップと松下、マルシオ・リシャルデスの4人のみで攻めることが多い。扇谷主審の神経質にも思える笛もあり、ぶつ切りの攻防が淡々と続く。

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2008年11月25日

●正直なところこれで脱落、だが (ヴィッセル神戸×FC東京)


日曜日の午後は、ホームズスタジアム神戸でJ1第32節。ヴィッセル神戸 1-1 FC東京。いよいよリーグ戦も佳境の「ラスト3」。東京にとっては優勝争い生き残りをかけた、神戸にとっては目標の5位以内に近づくために、それぞれ負けられない一戦であった。試合は、ホーム神戸がアグレッシブな速攻を武器に優勢に立つが、東京もカボレの一撃で食らいつく。最後まで目の離せない熱戦は両者痛み分けのドローに終わり、東京は優勝争いからほぼ脱落。
 
 
東京はおなじみ4-3-3の布陣。対する神戸も3トップか、と思いきや、大久保が2トップ(レアンドロ、吉田)の後ろ左サイドに位置する4-4-2であった。東京はカボレの突破を、神戸はアタッカー陣の流動的な動きを武器に開始直後から攻め合うが、東京はSBとボランチの連携に難があるのか、引くFW、飛び出す二列目のいずれもつかまえきれずにバイタルエリアを使われる場面が目立つ。13分、平山のキープからカボレのミドルシュートはバーを越えた。

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2008年11月09日

●駄目だこりゃ、で笑ってられりゃいいんだけどね

週末に仕事場の旅行で箱根まで出かけて温泉だ宴会だトイ・ミュージアムだランチブッフェだと遊んでいたその裏で、我らがFC東京は08年ACLチャンピオン(予定)のガンバ大阪相手に3-1で勝利。「Jリーグアフターゲームショー」で観た限りでは、攻められながら塩田のビッグセーブでしのぎ続け、数少ないチャンスを生かして勝った模様。上位陣がまたも揃って足踏みしたこともあり、まことにめでたい限り……なんだけど、どうもはしゃぐ気になれない。
 
 
原因はこれ↓だ。

主力温存に犬飼会長激怒!大分、千葉から来年天皇杯出場権はく奪も (スポーツ報知)
 
腹立たしさを通り越して、哀しみさえ感じてしまうニュースである。
 
犬飼会長の発言の不当さについては、大分や千葉のファンサイト等各所で書かれているとおりで、今さら細かく述べるまでもないだろう。ここでは「バックスタンドからの眺め」で紹介されていた2つのブログ記事へのリンクを張っておくにとどめたい(backstandさんありがとう)。

持たざるもののターンオーバー (Forza Torinita)
 
犬飼会長、あなたは間違っています (いぬをおいかけて。)

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2008年11月04日

●「とりあえず」にしては熱い初戦 ('08-'09天皇杯 vsベガルタ仙台)


昨日の午後は、味の素スタジアムで天皇杯4回戦。FC東京 2-1 ベガルタ仙台。リーグ戦も佳境に差しかかったところで迎えた天皇杯の初戦は、J2でまさに厳しい昇格争い真っただ中の仙台が相手。両チームともこの試合に向けたモチベーションが心配されるところだったが、いざ蓋を開けると試合は期待を上回る激しい攻め合いに。仙台のパスワークに苦戦し一度は追いつかれた東京が、ロスタイム平山のゴールで突き放して初戦突破を果たした。
 
 
薄曇りの天気、やや寂しい数の観客が見守る中で試合開始。いきなり両チームにチャンスが生まれる。4分、関口が長友を振り切って右サイドを突破、中央の永井へラストパスを送るがわずかに合わず。5分、カボレの高速ドリブルから東京がCKを奪い、平山が頭で合わせるもゴールライン上でDFがクリア。8分、中島がボックス手前から左足でミドルシュート、際どくポスト右を抜けた。11分には左をえぐるカボレからニアの平山へクロス、シュートは枠の左。

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2008年10月29日

●消える魔球(笑)

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日曜日の観戦記を書いた後、また東京のゴール3つを録画で見直してみた。何度見ても良い!特に3点目の大竹のゴールシーンは、見れば見るほど愉しさが増してくるのであった。

まず、左サイドで起点となったカボレが出した、DFの足下を抜くグラウンダーのパス。2点目の場面ではカボレが急加速で内田をぶっちぎって決定機を作ったわけだが、今度は「そうはさせまい」と鹿島が2人がかりで立ちはだかったところでその裏をかくプレー。カボさんと言えば重厚かつど迫力の突進が持ち味だけど、これは軽快で遊び心を感じさせる、まるでエメルソンのようなプレーだった。そういやカボさんってブラジル人だったな、みたいな(笑)。
 
で、それを受けた鈴木達と大竹のコンビネーション。最初は鈴木がゴール正面に向かって、やや遅れてニア方向へ大竹が走っていたところ、カボレがニアへ速いパスを出したのを見て瞬時に2人が交差、ニアに出た鈴木がワンタッチ足裏で中へ流し、ゴール方向へ転換した大竹が足下に収めてそのまま突進、という流れ。全く見事な連携であった。2人のセンスのたまものなのか、それとも練習の成果なのか。少なくとも偶然でないことを祈りたい(笑)。

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2008年10月27日

●これぞ会心の勝利ダ! (FC東京×鹿島アントラーズ)


昨日の午後は、味の素スタジアムでJ1第30節。FC東京 3-2 鹿島アントラーズ。清水・大分に残念な連敗を喫し、優勝争いからはやや遠ざかった感のある東京。今回は首位を走るアントラーズをホームに迎え、ACL出場権獲得のためにも踏ん張りどころの大一番となった。試合は激しい攻め合いとなったが、東京が気迫溢れるプレーで優位に立ち、「静かなる大砲」の活躍で3点を奪取。粘る鹿島を1点差で振り切って会心の勝利をものにした。
 
 
3万3千強の大観衆が作り出す心地よい緊張感の中、キックオフ。序盤はジャブの撃ち合い、両チームともSBを上げず縦のボールを多用して主導権を奪いあう。最初のシュートはようやく7分、羽生のミドルを曽ヶ端がキャッチ。その直後に今度は青木の強烈なミドルシュートを塩田が弾き出し、さらにダニーロのミドルがポスト左を抜けた。10分過ぎにはカボレのパスミスをマルキーニョスがカットし、興梠にラストパスが通りかけるも茂庭が速い寄せで防ぐ。

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2008年10月19日

●おそるべきタートルフットボール (大分トリニータ×FC東京 テレビ観戦)

J1第29節 大分トリニータ 1-0 FC東京 (FC東京公式)
 
 
諸事情によりお金の余裕も時間の余裕もなく、スカパー!でのテレビ観戦となった。優勝戦線への生き残りをかけた上位対決。試合は、多くの時間帯で東京がボールを保有して攻め、大分が得意の堅守からカウンターを狙い続ける予想通りの展開となったが、ホームで無類の強さを見せる大分がセットプレーで得た虎の子の1点を守りきって勝利。「タートルフットボール」の威力を存分に見せつけられ、東京は残念無念な連敗となってしまった。


この日の九州石油ドームは「国体明け」とあってピッチ状態は最悪だった。不規則バウンドが多発し、選手たちも足を取られまくり。従って両チームともまずは安全第一ということで、序盤はロングボールをDFがはね返し、セカンドボールを奪いあう場面が続く。立ち上がりこそ大分の勢いに押された東京だが、エメルソンの足技と今野の前へ出る強さを軸に次第にペースを握る。10分、CKからゴール前で混戦、今野のシュートをGK下川が横っ跳びでかろうじて防ぐ。

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2008年10月05日

●いきなり落とし穴、ドーン!! (FC東京×清水エスパルス)


昨日の午後は、味スタでJ1第28節。FC東京 1-5 清水エスパルス。ともに一時の不調を抜けだし、中位から上位進出を狙うチーム同士の一戦。東京にしてみれば「チーム新記録」の6連勝がかかった試合でもあった。試合は、前半半ばから小気味よいパスサッカーでたたみかけた清水が大量リードを奪い、後半ようやく目覚めた東京が反撃するも1点止まり。逆に終盤の連続失点で突き放され、実に5失点を喫する大敗となった。
 
 
試合は比較的地味な、しかしじりじりとした雰囲気で始まった。清水はMFがダイヤモンド型の4-4-2、東京は今野・浅利・梶山の右手前に石川が張り出すような4-3-3気味の布陣。中盤では清水が数的有利となり、しばしばMF1枚がフリーになるのが気になったが、序盤は浅利が駆け回って何とかケア。狭い地域でのボール争奪戦が続く展開。6分、DFライン裏に飛び出した赤嶺が梶山のフィードをダイレクトボレーで狙い、惜しくもサイドネット。

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2008年09月30日

●なんちゅーか、無慈悲な一撃だった (コンサドーレ札幌×FC東京 テレビ観戦)

J1第27節 コンサドーレ札幌 1-2 FC東京 (FC東京公式)
 
 
日曜日は都内某所に出かけて飲んだくれていたので、スカパー!の録画を昨日になって観た。スポナビの速報で得点経過だけはリアルタイムで知っていて、てっきり「良い形を作りながらなかなか得点を奪えず、後半うっかり先制されて苦戦」というパターンだと思いこんでいた。でも、全体的には札幌ペースで進む時間帯の多い試合だったんだね。よく考えたら、降格危機にあるホームチーム相手なんだから全然不思議じゃないんだけれども。


序盤の札幌の攻勢をしのいで10分を過ぎた頃から一旦は東京のパスがテンポよくつながりだし、浅利も攻撃に絡むなど悪くない雰囲気。でも、札幌がアンデルソンらに当てて縦に出し入れしているうち、DFラインが下がって中盤が間延びして、札幌のライン守備にボールを奪われては速いサイド攻撃に冷や汗をかかされる……というシーンが何度も。シュートこそカボレを中心に数多く撃っていたけど、あわやの場面は相手の方が多かったか。

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2008年09月24日

●カボレ父さんと息子たち (FC東京×ジュビロ磐田)


秋分の日の夕方は、味スタでJ1第26節。FC東京 5-1 ジュビロ磐田。等々力での激戦クラシコから中2日で臨むホームゲーム。相手は降格危機にある必死の磐田、おまけに赤嶺・羽生・今野の欠場と、東京としてはやや嫌な状況であった。が、頼れる子供たちの不在にカボレお父さんが大ハッスル、彼の助けで次々に東京の子供たちが得点を重ね終わってみれば4点差の圧勝。ファン・サポーター大満足の「味スタ祭り」となったのであった。
 
 
前節から間隔がなく久々のデーゲームということもあったのか、ややまったりとした立ち上がり。ジュビロは3-5-2の布陣で駒野・村井が左右に張り、広く回してくる感じ。一方欠場者の多い東京は慎重な戦い方で、4バック+浅利はほとんど攻撃参加せず、攻撃は縦のボールでカボレ・石川を走らせるパターンが多い。4分犬塚のミドルシュートがバーの上、13分に左CKから茶野のダイビングヘッドがポスト右、と散発的に磐田のチャンス。

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2008年09月21日

●スミイチ、穴熊、大きな勝点3 (川崎フロンターレ×FC東京)


土曜日の夜は、台風明けの等々力競技場でJ1第25節。川崎フロンターレ 0-1 FC東京。「クラシコ」と銘打ち出してから4回目の対戦は、今度こそその名にふさわしく上位進出を目指すチーム同士の熱戦となった。試合はホーム川崎が一貫して猛攻を浴びせ、東京側は負傷者・退場者も出す苦しい展開に。が、序盤にエースの一撃で得た虎の子の得点、チーム一丸となった堅守、そして采配の妙も加わって、東京が見事J等々力初勝利をゲットした。


キックオフ直後から、川崎がスピード感溢れる攻撃で攻めたてる。3分、右からのクロスがボックス内の混戦でジュニーニョの前に落ち、ボレーシュートはわずかにポスト左。次のCK、ヴィトール・ジュニオールのクロスにジュニーニョが合わせるも右に外れ。しかし、先制点は東京。5分、カボレが井川と競って獲った左CK、徳永のインスイングのクロスがファーに流れたところを赤嶺が左足ダイレクトで叩く!ゴール右隅に決まって1-0。さすがの一撃、である。

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