2010年07月26日

●本職のストライカーと、本職になりうるボランチ (湘南ベルマーレ×FC東京)


昨晩は、平塚競技場でJ1第14節。湘南ベルマーレ 1ー3 FC東京。リーグ再開後2戦目は、お久しぶりのベルマーレとJリーグでは初の対戦。前節ホームで悔しいドローに終わった東京としては、降格圏に低迷する相手だけにきっちり勝っておきたいところであった(みたいな事を毎回書いているような気がする(笑))。試合は暑い季節にも関わらず激しい攻め合いとなり、大半の時間帯でボールを支配した東京が3点を先取、湘南の反撃を1点に抑えて完勝を収めた。
 
 
むっとする暑さの中でキックオフ。この日の東京は全体的には神戸戦を継承しながら、負傷の徳永に代わって森重がMFに上がり、キム・ヨングンがCBに入る布陣。森重は守備の場面ではややぎこちなさを見せながらも、着実なパスさばきと機を見た上がりで攻撃を加速させていく。立ち上がりは中盤で優位に立つ東京ペースで試合が進んだ。5分、中央を持ち上がる大竹から右の梶山にはたき、戻したボールを叩いた森重のミドルシュートはポストのわずか右。

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2010年07月23日

●『ぼくのエリ 200歳の少女』

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先日、銀座テアトルシネマでトーマス・アルフレッドソン監督『ぼくのエリ 200歳の少女』を観た。主人公はストックホルム郊外に母親と住む、12歳のいじめられっ子オスカー。彼は隣の家に父親と共に引っ越してきた少女エリに初恋を抱くが、時を同じくして彼らの住む町で惨たらしい殺人事件が頻発するように。ある時、オスカーは重大な秘密を知ってしまう。エリは町から町へ移り住みながら人の血を吸って200年間生きながらえてきたヴァンパイアだったのだ……。
 
 
とても残酷で、とても哀しい映画だった。

現在一般化している(ブラム=ストーカーが『ドラキュラ』で作った)ヴァンパイアのイメージは、恐ろしい化け物であると同時にもの哀しさを帯びた存在でもある。宙を舞い人を惑わせる超越的な能力と、冷酷に人を殺す残忍さ。しかしその一方で血以外のものを口にできず、日の光を浴びることもかなわず、容易に死ぬことのできない「生ける屍」でもある。この映画はそうした伝統的なフォーマットを忠実になぞっており、堂々たる正統派吸血鬼映画と言ってよいだろう。

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2010年07月22日

●『蜘蛛巣城』

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今年は黒澤明監督生誕100周年ということで、あちこちの映画館で特集プログラムが組まれている。春には日比谷のTOHOシネマズで、現在は池袋の新文芸座で、そして秋には北千住のシネマブルースタジオでも連続上映が行われるようだ。まあ、何だかんだで日本映画史上最大の巨匠であることは間違いないし、4月に『用心棒』を観た時に思ったけど、やっぱりスクリーンで観ると黒澤映画独特のスケール感やアクションの迫力がダイレクトに伝わってきていい。
 
 
ということで、先日、今度は新文芸座で『蜘蛛巣城』を観てきた。

あらすじはgoo映画の紹介を見てもらえればわかるが、要するにシェイクスピアの『マクベス』である。舞台が日本の戦国時代になってエピソードに微妙な違いはあるけれど、森の妖婆の予言→夫人にそそのかされた主人公の王殺害→不安にかられた主人公の止まらない殺戮→狂気に陥る主人公たち(落ちない血)とその破滅(動く森)、というプロットはそのまんま。よってストーリーはしっかりしているのだが、意外性には欠けるし、少々退屈な部分がないではない。

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2010年07月20日

●競争と友情、難しいね


昨日のツール・ド・フランス第15ステージ。フランスチャンピオンジャージを身にまとったヴォクレールが見事な独走勝利を決める一方で、総合争いの中ではやや後味の悪い出来事が。
 
 
終盤のパレ峠、人数を減らした集団の中からマイヨジョーヌのアンディ・シュレクが絶妙のタイミングでアタックをかける。しかし、ライバルのコンタドールをうまく出し抜いたかに思えた瞬間、アンディの自転車のチェーンが脱落するトラブル。ここで、コンタドールが逆にアタックをかけ、それにサムエル・サンチェスとメンショフが続いてアンディを置き去りにしたのだ。

自転車ロードレースにおいて、有力選手がメカトラブルや落車で遅れた場合は待つのがフェアプレー精神、というか不文律とされている。コンタドールはこれを破ったということでアンディは激怒し、マスコミやファンの間でもコンタドールの行為に対する非難が起こっているようだ。

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2010年07月18日

●「こんなこともあるさ」 (FC東京×ヴィッセル神戸)


昨日の夜は、味の素スタジアムでJ1第13節。FC東京 2−2 ヴィッセル神戸。約2ヶ月に渡るW杯中断もようやく明け、いよいよ僕たちの「日常のハレ」の再開である。相手は降格圏ギリギリに位置する神戸。東京にしてみれば、きっちり勝って上位進出に向け勢いをつけたいところであった。試合は東京が序盤に幸先良く2点を先制したものの、あと一歩で3点目が奪えず、逆に後半終了間際の土壇場で残念な2失点。悔しい悔しい引き分けとなってしまった。
 
 
風があり、7月にしては過ごしやすい空気の中でキックオフ。長友の抜けた東京は左右のSBに松下・中村北斗が入り、攻撃的MFは大竹と羽生が、FWはリカルジーニョと新加入の大黒がコンビを組む新鮮な布陣。序盤はこれが機能した。鋭いフォアチェックと安定感あるライン防御が神戸の攻撃を寸断し、ボールを奪うと速いテンポのパスワークで攻めたてる。攻撃陣の連携未成熟ゆえにシュートにまではなかなか至らないながら、確実に主導権を握っていた。

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2010年06月30日

●戦いすんで

パラグアイ 0−0(PK5−3) 日本 (FIFAW杯南ア大会 ラウンド16)
 
 
120分間の死闘の末、PK戦負け。パラグアイの波状攻撃の場面もあったにせよ日本もチャンスは作っていたし、延長戦では憲剛を中心に日本の方が動けていたように見えたのだが……形にできなかったね。結果については残念としか言いようがない。

でも、戦いぶりは立派だった。4試合同じスタメンで戦って消耗も相当激しかったろうに、みんなよく頑張った(特に本田△はそろそろ限界だったろう)。まさに死力を尽くした闘いだった。胸を張って堂々と日本に帰ってきてほしいと思う。泣くな、川島。

まあ、何にせよ、この大会の成果(は計り知れないな)の確認と、忘れちゃいけない準備期間も含めた反省(足りなかったモノは何か)については、色々と落ち着いてから、だね。

お疲れ様でした。
 
 
しかし本田のコメントはかっちょいいな。惚れ直したぜ。
 

2010年06月25日

●本田△もってんなあ

デンマーク 1−3 日本 (FIFAW杯南ア大会 グループE第3節)
 
 
厳しい時間帯ながら、サッカーファンの端くれとして根性で早起きして観た。

試合は大方の予想通り、序盤からデンマークが攻めたてる展開。だが日本DFは堅実なブロック守備で決定機を許さず、松井・長谷部の飛び出しで反撃。そして17分、ボックス右手前30mの距離でFKを獲得。本田が左足で叩いたボールは凄まじいスピードで曲がり落ち、ゴール左隅に突き刺さった。1−0。これでデンマークはやや勢いが削がれた形に。30分には今度はガチャさんがボックス正面から美しい弾道の直接FKを決めて2−0。理想的な流れである。

後半に入ると再びデンマークの一方的な攻勢に。押し込まれる日本だが、GK川島を中心に高い集中力で粘り強く守っていく。ボウルセンの強烈なミドルシュートも川島が横っ飛びでセーブ。ところが81分、長谷部がアッガーを後ろから倒してPK、これをトマソンが決めて1点差。しかしこれで火のついた日本は反攻に転じ、87分、切り返しでDFをぶち抜いて突破した本田がゴール前の岡崎にラストパスを通して決定的な3点目。そのまま日本が勝利を収めた。

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