2005年12月31日

●去りゆく2005年

昼頃起床。午後は年賀状作りに励む。どう考えても遅すぎるのだが、本来は「元旦の挨拶」なんだからまあいいじゃん(笑)。届くのが4日くらいになっても怒らないでくださいな~。来年は戌年なので、素材には全く困らないっす。

夕方出かけ、新宿高島屋でカミさんのクリスマス・プレゼントを(今頃)買う。徹頭徹尾出遅れた年末である。遅まきながら差し上げたのは、手帳の中身。まあ平凡なところか。でも、エルメスの手帳って高いのね(笑)。

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●『A2』

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「地下鉄サリン事件」10周年となる2005年、最後のレビューはこれしかない。DVDで森達也監督『A2』。初見。孤高の映像作家・森達也が再びオウム真理教を追った、その名の通り『A』の続編となるドキュメンタリー。時は1999年。「荒木浩とその周辺」に的を絞った前作とは異なり、「我々の社会とオウム」という視点をより前面に出しながら、各地に住む信者とマスコミや地域住民との間に生じる軋轢を描いている。変に扇情的にならず淡々としたトーンが貫かれており、だからこそ胸に深く響いてくるのは相変わらず。

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2005年12月30日

●また~りと年末を楽しむ

昼前に起床。録画していたサッカーなど観ながらダラダラと過ごす。昨年の年末は、山口に帰って牡蠣やふぐを食いまくったりダービー君と一緒に雪の中走り回ったりしていたのだが、今年は東京で平穏無事に年越しの予定。昼食は昨日に引き続き即席ラーメン(という言い方も死語か?)。連休になるとサッポロ一番大活躍である(笑)。


今日観たサッカーはプレミアリーグ第18節。バーミンガム 2-2 マンチェスター・U。ユナイテッド、2度のリードを守りきれず。内容的にはさほど悪くなかったのだが…。同節でマンチェスター・シティ相手にランパードを欠いて大苦戦のチェルシーが、しぶとく勝点6を積み重ねたのとは対照的。そろそろロナウドには見切りをつけて、パク・チソンを主力に据えてやればいいんじゃないかと思うんだけどね。

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2005年12月29日

●忘年会@赤坂つぼ八

夜、赤坂の「つぼ八」で高校つながりの忘年会。上は43歳から下は18歳まで、その幅実に25歳。これだけの年齢層の人々が、それも居住地・職業や学校・性別・趣味指向のバラバラな人々が30人近くも、同じ高校の同窓会に関わった事があるというだけで、いきなり集ってしまうのは大したものだ。

最初は何人か先輩方と一緒に参戦したので、僕はまあ「真ん中辺の歳の人」だったのだけれど、オッサン連中が早々に二軒目に移動してしまったため、気がつけば20人くらいの中でダントツの最年長になっていた。……うーむ、こういうシチュエーションは今まであまりなかったんだがな。先日の東すか忘年会だと下から2番目だったし。話しかけてくる若い衆がやや恐縮してるのが伝わってきて、それでこちらも恐縮しちゃったり。

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2005年12月28日

●来年のTO*SCAに望むものは?

05→06年の瀬東すかアンケート
 
 
「どうしたらいいか、」「しんけんに考えよう。」

なーんて言いつつ、ネタもありだよ(多分)。存分に投票してください。

2005年12月27日

●『秋葉原・年の瀬の物語』

夕食後何気なくNHKをつけていたら、『にっぽんの現場 秋葉原・年の瀬の物語』なる、一見地味な番組が始まった。秋葉原で休日を過ごす人々に密着取材して「アキバ」の街の貌を描くドキュメンタリーなのだが、これが意外な当たり。いつの間にか引き込まれ、45分間最後まで通して観てしまった。

取り上げられた「アキバの住人」は、ゲーム10万枚を売る同人作家、美少女ゲームオタクの青年、CPUのクロックアップに熱意を注ぐマニア、メイドカフェで働く女子大生、そして小さな電機部品販売店の店主。安っぽいバラエティーなら彼ら「変人」をセンセーショナルに取り上げ、「キャー!」「ワハハハハ!」なんて音声をかぶせて冷やかしそうなものだが、あくまで淡々と、しかしスタイリッシュな映像と編集でしっかりと彼らを見せるのがこの番組の良いところ。

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2005年12月26日

●『A』

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DVDで『A』を見直してみた。孤高の映像作家・森達也監督の手による、オウム真理教密着ドキュメンタリー。一般マスコミのヒステリックなバッシング報道とは一線を画し、教団に限りなく近い位置から、しかし淡々と彼らの姿を追っている。僕自身の心境と世情の変化のせいだろうか、数年前に観た時よりも一層傑作に思えた。

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2005年12月25日

●全日本女子サッカー選手権大会準決勝

昼間、全日本女子サッカー選手権準決勝を観に西ヶ丘まで出かけた。西ヶ丘と聞くと体がうずく習性(笑)と、ひいきの日本代表FW大谷選手を見たいがためである。…って、別に理由を説明せんでもいいか。



昼食は十条駅前「蒲田屋」で買ったおにぎり。えび天、あなご天、すじこ。これで300円だからムチャクチャ安いよな。美味かった。ただし、1個1個は小さいので、3個でもまだ小腹が空くくらい。なので、スタンド裏の売店でレトルトパック(?)のモツ煮込みを購入。味は決して悪くないが、具が本当にモツだけしか入っていないのが微妙。



ちょっと(いやだいぶ)出遅れたので、到着したら第1試合は既に後半半ば。日テレベレーザ 2-0 浦和レッズレディース。ベレーザ、やっぱり強かった。近くの席の会話によれば前半は結構浦和も頑張っていたようだが(到着時1-0のスコア)、後半はほぼ一方的な展開。高い個人技に加えて、スペースへ飛び出すタイミングや攻撃の分厚さといった点でも完全に上回る。要するに、「チームとして」高いレベルのサッカーをしているということ。さすが王者というべきか。右SB川上がゲットしたPKをMF伊藤が決めて2点目を追加し、そのままタイムアップ。

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●「無敗の○冠馬」は「最強馬」に非ず

有馬記念(G1)は西ヶ丘からの帰り道、十条の電気屋の店先にできた人混みに紛れてテレビ観戦。ダントツの1番人気ディープインパクトは伸びきれず、好位から抜け出したハーツクライが優勝。「ほら見ろ!言わんこっちゃない…」と思いつつも、しかしディープの敗戦を目にするのはやはり悲しかった。

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2005年12月24日

●穏やか~なクリスマスイブ


クリスマスイブということで、昼頃から出かける。二日酔いなどとは言ってられないのである(笑)。

新宿の東京麺通団でひやかけ小+かき揚げ+えび天の昼食をすませ、カミさんの実家でコーギー犬のアルバート君と合流。銀座線で渋谷へ出てから代官山~青山~表参道と散歩。今日のアルバート君はサンタのコスプレである(寒いしね)。道行く女性に「かわいい~!」と言われまくり、鼻高々の本人(犬)と、ちょっと羨ましい俺…。

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2005年12月23日

●東すか忘年会とか

昼間は部屋の掃除をダラダラと。プレ大掃除、という意識でいつもよりちょっとだけ丁寧に。これまで使っていた「サッサ」に代えて「ウェーブ」というハンディワイパーを使ってみたのだが、これなかなかいいね。テレビの裏とか、狭いところを拭くのに便利。


一息ついて、ネットでも見ようかとパソコンを開いてみると、このblogに接続できない。どうも昨晩のメンテナンス工事が長引いているらしい。うーむ…。ネットワークの事情についてはよく分からないので何とも言えないが、予定時間を8時間も超過するのは正直困りものである。これで深夜のアクセスが軽くなってくれればいいのだが…。

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2005年12月22日

●なるほどこれは確かに…

号泣ものである。ドラえもん最終話。


公式のマンガで一旦描かれた最終話(ドラえもんが帰っちゃうやつ)も素晴らしいし、「しずかちゃんと結婚できたかどうか不確かで、うだつの上がらない会社員になっている未来ののび太」が僕は好きなんだけど、これはこれで大いにありだな…。

特に、何も知らないママがいつものように夕飯に2人を呼ぶシーンと、あとラストの「のび太くん宿題は終わったのかい!?」が泣ける。

2005年12月21日

●アーセナル×チェルシー

JSPORTSでプレミアリーグ第17節。アーセナル 0-2 チェルシー。チェルシーが速攻で奪った2点をしっかり守りきり、快勝。驚くべき事に、プレミア発足以降ハイバリーでの初勝利だとか。時代は変わったということなのだろうか。一方、既に連敗していたアーセナルにとっては、優勝争いはおろかCL出場権さえ危うくなる、あまりに痛い敗戦。

アーセナルのサッカーを観ていて、驚いたり胸を踊らせたりしなくなったのはいつからだろうか。テンポよいショートパスとポジションチェンジを繰り返して守備網の突破を狙う、攻撃のあり方自体が変わった訳ではない。ヴィエラが抜けたとはいえ、選手の質は相変わらずトップクラスだ。でも、見ていて何となく楽しくないし、得点は確実に減っている。相手チームの研究が進んだせいかもしれないし、同じ事の繰り返しで選手たちがマンネリ気分に陥ってしまっているのかもしれない。

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2005年12月20日

●早くも来季は近い

ガーロ氏 来季監督就任のお知らせ (FC東京公式)


決まりましたな。

ガーロ氏とはどんなコーチか、については「来る前に騒げ」が詳しい。ブラジル若手コーチの有望株の1人、という位置づけになるのだろうか。まあ、彼の率いたチームを見たことがないので、能力については何とも言えない。相性もあるしね。

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●「フェアプレーは男の勲章」

ついでに(と言ってはなんだが)東京関連のニュースを2つほど。


茂庭照幸選手『フェアプレイ個人賞』選出について (FC東京公式)


素晴らしい。

茂庭はとにかく重心が低くて加速力があるので、きっちり相手の足下まで追いついてからタックルできる。だから、後ろから引っ張ったり伸ばした足で引っかけたりということが少ない。加えて元々汚いプレーはしない上に、最近大人になって変にエキサイトすることもなくなった。ホント、この受賞はいい選手になったという証拠だろう。あとは、天皇杯のようなポカがなくなれば。

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2005年12月19日

●『植田正治:写真の作法』

恵比寿の写真美術館で開催中の『植田正治:写真の作法 ~僕たちはいつも植田正治が必要なんだ!~』。故郷・山陰の人や風景を題材として「植田調(UEDA-CHO)」と称される独特の感覚の作品を発表し続け、国内のみならず海外でも高い評価を得た写真家・植田正治。その没後5年目に開催された初めての本格的な回顧展。

植田さんの作風は観れば一目瞭然、「作り込み」が第一の特徴である。キャプションにも書いてあるように、土門拳みたいなリアリズム路線とはまことに対照的。砂丘の中で趣向を凝らして並べられた人やオブジェたち。加えて、単に作為的というだけではなく、カラッとした明るさがあるのがこの人のいいところだ。向き合った時に思わず微笑んでしまうような感覚……そう、「ユーモア」という言葉がしっくりくる感じ。「ホラ、こういう配置でこう撮ってみたら面白いでしょ?」と悪戯っぽく話しかけられているような。

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2005年12月18日

●もちつきで秩父宮を連想したよ


昼前から出かけて、都内某所の東すか編集長宅にて大もちつき大会。なんでも毎年恒例の行事らしいのだが、立派な臼と杵が用意されていただけでなく、焼き鳥(タンうますぎ!)は焼かれてるわおでんともつ煮の鍋はあるわ酒はじゃんじゃん並んでいるわで、全くもって素晴らしい「もちパーティー」であった。

ただし、10升以上(?)のもちを人力でつくのは容易ではなく、老若男女誰もが労働力を提供しなければならないのであった。杵を持つのはおそらく20年ぶりくらいだと思うが、ずっしり重くて扱いが難しかったな…。つくのは何となく昔やってた剣道の要領で行けるんだけど、餅米を臼に入れてから粘り気が出るまでこねるのが非常に難しい。「腕をなるべく使わずに体重をかけて、左手でひねる」。ベテランのアドバイスをもらっても、実行するのがなかなか、ね。某東京中華の人とか1分くらいでバテてたし(笑)。

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2005年12月17日

●ありがとう、さようなら、お元気で


午後、味の素スタジアムで『ファンの集い~原監督からファンの皆様へのご挨拶~』。日刊スポーツの記事によれば、集まったファンの数は実に4749人。ゴール裏1階はほぼ満員だった。J2の頃の観客より多いじゃないか(笑)。

入口では「原監督から、各選手へのメッセージ」というA1版の紙が配られた。文字通り、原さんが在籍全選手について1人1人コメントしたもの。これが、当たり前っちゃ当たり前なのかもしれんけど、細かく選手の特徴やら性格やらをよくつかんでいるんだよね。そして文面からは愛情が感じられ、一方で厳しさもあり…やっぱり個々の育成にこそより優れた手腕を発揮する人だったのかもしれない、と思った。

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●ついでにもう1つお別れ…なのか?


帰り道、笹塚から京王新線に乗り換えて初台のICCで「アート&テクノロジーの過去と未来」展2回目。mixiのコメントでも書いたのだが、テクノロジーを駆使しているといっても、やっぱり「美が(理よりも)勝った」作品がいい。特に素晴らしいのは、実験工房、佐藤慶次郎、松本俊夫、岩井俊雄あたりかな。アートなんだから、考える前に感じないとね(もちろん理解の助け、ないし事後の説明としての理屈はあっていいけども)。

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2005年12月16日

●秋田のきりたんぽはモノが違う

夜、江古田にある仕事仲間の家で忘年会。地鶏ときりたんぽの鍋、鶏・イカの唐揚げ、エビスビール、近所の酒屋にあったボジョレー・ヌーボーの売れ残り(もう「ヌーボー」じゃないか(笑))。この季節はホント鍋料理が続くわな。今週だけで3回?いや4回か。

とはいえ、きりたんぽ鍋は美味かった。地鶏の出汁も良かったのだろうが、肝心のきりたんぽがさすが秋田の本場物、適度に固い外側といいしっとりとした柔らかさのある内側といい、実にイケる食感と味わい。どうもきりたんぽというとベタッとしていて味気なくて、「わざわざ食うもんじゃねえな」という思い込みがあったのだが、これは全然違った。米を潰しただけなのに、なかなか大したものである。

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2005年12月15日

●'05トヨタカップ準決勝

夜、カキフライをかじりながら日テレでトヨタカップ準決勝。リバプールFC 3-0 デポルティーボ・サプリサ。これはちょっと力の差が歴然としていた。シセらの巧みなアシストからリバプールがチャンスを量産、クラウチとジェラードという「大砲」(プレーも形も(笑))が得点を重ねて快勝。至極順当な決勝進出となった。

僕がイングランドのサッカーを好きな理由の1つは、プレミアの選手たちのシュートの豪快さにある。特にミドルレンジから最大出力で撃つシュートの威力は圧倒的で、セリエAもリーガ・エスパニョーラもかなわない。今日の試合でも開始早々クラウチがドカーン!、30分後にジェラードがドカーン!!、でだいたい試合が決まってしまった。それにしてもクラウチ、完全なる電柱(失礼)かと思っていたらけっこう足技もイケるのね。

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2005年12月14日

●忘年会とは何を忘れる会だっけ

昼間、目黒近辺で仕事の打ち合わせ。「モノの性能を保ち、使い続けるために一部を新しくする」事と「モノの(ある種の)価値を保つために、古い部分をそのまま残す」事が対立するというやっかいな案件。いくら古くて価値のあるモノでも、モノは本来の用途できちんと使ってあげてこそのモノだと思うんだけどね…。どうもそれだけでは押し切れない価値観があるようだ。うーむ。

夕方、中目黒まで歩いてミヅマアートギャラリーで会田誠展「恋の前厄」。『ボク、169ページのマンガを描いたよ!』はあまりのキッチュさにかえって計算高さが透けて見えてしまう感じで好きじゃないな。殴り書きのようで実はすげえ巧い『恋の前厄』と、あと『愛ちゃん盆栽』がグー。『おにぎり仮面の小さすぎる旅』は座ってまったり観てしまいますた。

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2005年12月13日

●『魔障ヶ岳』

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諸星大二郎著『魔障ヶ岳-妖怪ハンター』(講談社)読了。諸星さんの代表作とも言うべき『妖怪ハンター』シリーズ久々の新作。人里離れた「魔障ヶ岳」に存在する奇妙な遺跡を訪ねた考古学者・稗田礼二郎は、不思議な「物の怪」に遭遇し、さらに遺跡の奥でうごめくこの世ならぬ「モノ」(神とも魔とも鬼とも名付けうるもの)を目撃する。その後、帰還した稗田と同行した3人の身の周りに次々と不思議な事が起こって……。

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2005年12月12日

●シドニー×サプリサ(トヨタカップ)

夜、日本テレビでトヨタカップ1回戦。シドニーFC 0-1 デポルティーボ・サプリサ。お客さんの入りが悪かったせいもあって、TVで観る限り(実況アナの煽りの割には)全体的にまったりムードの試合だったような。序盤の好機をシドニーが生かせず、膠着状態での折り返し。後半攻勢に出たサプリサが一発のロングボールから得点を奪い、終盤は再びシドニーがラッシュをかけて場内も盛り上がったが、ついにスコアは動かず。ちょっとガッカリの結果。

シドニーFCは一部「助っ人」選手を除いては技術レベルが低かったし、サプリサは煮え切らない戦いぶりで「勝負パス」の概念のないチームのように見えた。昨日出た2チームも、アル・イテハドは個人は強いけれどもまとまりがなく、アル・アハリはよくつなぐがトップ下の選手の質に問題があった。サンパウロとリバプールは未見だけれど、ここまでの2試合を見る限りではまだ「世界クラブ選手権」と胸を張れるだけのレベルにはないのかな、と。まあ、まだ1回目だからね。

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2005年12月11日

●Jリーグはおそろしい

トヨタカップ1回戦アル・イテハド×アル・アハリは対照的なスタイル(タテ速攻×ヨコつなぎ)のがっぷり四つ、という感じでなかなか面白い試合だった。が、やはり今日はこちらについて書かずにはいられない。もちろんJリーグ入替戦2ndレグ、である。

柏レイソル 2-6 ヴァンフォーレ甲府。iモードの速報でこのスコアを見た時、大げさではなく我が目を疑った。これぞまさに衝撃の結果。いや、内容的にもシュート数8対23のワンサイドゲームであった。太陽王の失墜。冬の午後、選手たちの影が長く伸びている映像を目にした瞬間、「斜陽」の二文字が頭をよぎった。明日は我が身だ、笑ってはいられない。

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2005年12月10日

●来年は勝とう。

天皇杯5回戦は伊東旅行のため観に行けず、iモードで経過をチェックするのみ。浦和レッズ 2-0 FC東京。この試合については未見のため論評できないが、これで今季浦和には3戦3敗である。ここ2年ほどで、観客動員や戦力補強、そしてチームの完成度など、浦和には様々な面で差をつけられてしまったような気もする。来年は一歩でも近づきたい……現状を変えようとするクラブの決断はやはり正しいと思う。

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●ハトヤ4126(ヨイフロ)


午前中から旅行に出かける。天皇杯5回戦にも後ろ髪引かれまくりなのだが、これはずっと前から決まっていたのでまあ仕方がない。東京駅で大学時代からの友人たちと合流し、「踊り子」号で1時間40分余、伊東駅へ到着。今回の目的地は、そう、「4、1、2、6!」のCMソングでお馴染み、ホテルサンハトヤである。


部屋は「全室オーシャンビュー」を売りにしているだけあって、ナイスな見晴らし。チェックイン後、さっそく噂の千石風呂(海底温泉)へ。……うーむ。大浴場の壁一面が巨大な水槽になっていて、でかい魚がぷかぷか漂っている……。シュールな光景に、ドアを開けた瞬間思わず吹き出してしまった。ただ、ちょっと照明が暗めで、TVCMに比べると魚の種類も数も少ないような。まあそんなもんか(註)。露天風呂やサウナもあって、風呂自体はなかなか良かった。

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2005年12月09日

●ブラジル、豪州、クロアチアの順でやりたい

日本、ブラジルなどとF組 サッカーW杯組み合わせ(スポーツナビ)


ブラジル、クロアチア、オーストラリアか。けっこう厳しそうだ。

「ここには勝てそう」という相手がいない代わりに、「ここは全然アカンわ」という相手もいない組のように思える(ブラジルは予選リーグで飛ばしてこないだろうから)。まあ、全敗の危険性も大きいが、クロアチア戦をうまく立ち回れば決勝トーナメント進出もあり得るかな、というところか。

韓国はフランス、スイス、トーゴ?そっちの方がよかったかも(笑)。


[12/11 追記]
どうやらすっとぼけたタイトルを付けてしまったようだ。既にオーストラリア→クロアチア→ブラジルの順で対戦するのが決まってるんですね。「ブラジルが2試合目までで決勝トーナメント進出を決めれば、3戦目はメンバーを落としてくれるはず」という声もあるみたいだけど、果たしてそううまく行くかどうか。

2005年12月08日

●『スターウォーズ エピソード3』

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DVDで、ジョージ・ルーカス監督『スターウォーズ エピソード3/シスの復讐』を観た。旧3部作を合計50回以上観ておりスターウォーズ・ファンの端くれくらいには位置する僕だが、しかしこれについてはなかなか劇場に足を運ぶ気が起こらず、ついに見逃してしまっていたのである。暗い話になるのはわかっていたし、しかもなまじっか『エピソード2』が盛り上がっただけに「ホントにルーカスにうまく収拾できるのかよ」という不安が勝っていたのだ。でも、実際に観てみると、何とか収まるところには収まった様子。ホッとした。

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2005年12月07日

●『ドキュメンタリーは嘘をつく』

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『ドキュメンタリーは嘘をつく』(草思社)読了。傑作ドキュメンタリー『A』『A2』等の監督として知られる森達也さんが、ズバリ「ドキュメンタリーとは何か」「表現とはいかなる行為であるか」を突き詰めた連作エッセイ。日本有数の個性派映像作家たる森さんらしく、豊富な体験・エピソードを交えつつ、思慮深く、しかし頑固に自らの信念を綴っている。

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2005年12月06日

●カントクが残す聡明な言葉

【原語録】チームが苦しい時期に選手、スタッフがバラバラにならず本当にうれしかった 
 
 
聡明な指導者が、引き際に残す聡明なコメント。

なんか、「これぞヒロミだ」という感じでしょうか。主観あり客観あり、過去・現在から未来へのパースペクティヴも包括した、まさしく納得の内容である。「そうだそうだ、やっぱりちゃんとわかってくれてたんだ」と嬉しくなった。

改めてこの人はスゴイと思う。元旦、国立で一緒に喜びたいね。

2005年12月05日

●フランス×南アフリカ

録画しておいた、南ア北半球遠征最終戦(by JSPORTS)を観た。フランス代表 26-20 南アフリカ代表。好調のフランス代表が攻守に出足の良さを見せてくれた。早々に速攻で2トライを奪い、その後も南アと互角のプレーの激しさで対抗し続け、ついにリードを守り抜いて快勝。北半球勢の健闘が目立つこの秋のテストマッチシーズンを象徴するような試合であったように思う。

フランスの過激な豹変ぶりにはちょっと驚いた。春の6カ国対抗の頃は、良く言えば即興的な、悪く言えば「固まっていない」ラグビー。なんちゅーか、「いいラグビー」をしようというのはよく分かるんだけど、でも最終的な目標・目的意識が曖昧になっているというか。「君たち本当に勝ちたいのかね?」とでも言いたくなる場面さえあったように思う。例えるなら、サッカーの山本ジャパンみたいな(笑)。

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2005年12月04日

●辛い日曜日


大阪遠征2日目は朝から雨模様であった。8時前に起床してホテルのレストランで朝食。今日はカレー→たこ焼きとハシゴするつもりだったので、本当はコーヒーとヨーグルト程度で済ませようと思っていたのだが、結局はモリモリと食べてしまった。「バイキング形式」、特に熱々のスクランブルエッグ取り放題、などというシチュエーションには弱いのである。貧乏性なのかな(笑)。

午前中は部屋でゴロゴロと過ごす。NHK-BSでガンバの優勝特番をやっていたので、少しだけ観た。西野さん、この5年でとてつもなく老けたなあ…。まあ、ヒロミもこの1年でどっと年をとったように見えるので、やはりJリーグ監督というのはとてつもなくキツイ職業なのだなあ、と今さらながらに実感させられる。

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2005年12月03日

●泣ける試合 (セレッソ大阪×FC東京)


J1第34節。いよいよリーグ最終戦である。セレッソ大阪 2-2 FC東京。4万4千人の大観衆で桜色に染まった長居スタジアム。「勝てば優勝」のセレッソだったが、前半・後半のいずれも早い時間帯に奪ったリードを守りきれず。終了間際、今野の同点弾がリーグ制覇の夢を霧散させた。同じ大阪のガンバが逆転優勝し、セレッソはなんと5位まで転落。2000年に続いて2度目の、土壇場の悲劇。なんというか、変な言い方だが、「泣ける試合」だった。

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●大阪遠征だぜ


今週になって「そういや今年は関東以外に1回も遠征してないな」ということに気づき、急遽遠征を決定。早起きして東京駅から「のぞみ」に乗り、新大阪へ。朝食はホームで買った天むす(5個入り)を車内で。ややお高め(700円)だが、けっこう美味しくいただけた。途中居眠りなどしながら、音楽なんぞ聴いているうちに所要時間2時間半ほどで到着。

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2005年12月02日

●大阪遠征しまっす

明日は長居でJ1最終節観戦の予定。

夕方仕事場を出る時に、仕事仲間のレッズサポーターに「よろしく」と言われた(笑)。

東京に勝ってほしいような勝ってほしくないような、微妙な心境…。

2005年12月01日

●『ガンダム展』、行ってきますた

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上野の森美術館で『GUNDAM 来るべき未来のために』。「ガンダム世代」(ってどの辺の人たちを言うのだろう?)のアーティスト・クリエイターたちによる、ズバリ『機動戦士ガンダム』をモチーフとした展覧会。正直なところあまり期待していなかったのだが、行ってみるとこれがなかなか面白い。

おそらく、テーマパークやロボットアニメ的なものを求める人にとっては全く魅力のないイベントだろう。1/1コアファイター(そんなに大きくないのね)と、「ニュータイプテクノロジーラボ」と、あとオリジナルプラモくらいかな?「そっち向き」なのは。基本的に絵や映像やインスタレーションによる構成。つまり扱うテーマが『ガンダム』というだけで、そこを除けば割と普通の「展覧会」なのである。ライドも体感3Dもアニメ上映もなし。

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