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2005年08月21日

●オーストラリア×南アフリカ ('05トライネーションズ)

JSPORTSの録画でトライネーションズ。オーストラリア 19-22 南アフリカ。ホーム2連戦を接戦で制した南アが、今度は敵地でさらに際どい試合をものにして首位キープ。相変わらず華麗さには欠けるが、魂のタックルを80分間浴びせかける泥臭さ上等のラグビーがまた威力を発揮。前の試合の時、「ホームの利」「アウェイで勝点を奪うのは難しい」「どうやら優勝はNZ」などと書いてしまって本当に申し訳なかった。強さ本物ですわ。

この試合のハイライトは後半25分前後。何度かのアドバンテージを挟みながら数分間プレーが継続し、豪州が十数次にわたる波状攻撃をかけた場面。豪州選手のスキルは素晴らしく、速いパス回し→ズラしたクラッシュ→巧みなスイープ→パスアウト、が延々と続く。これが10回も続けばさすがに防御に穴もできそうなものだが…南アDFは信じられないほどのしつこさで起き上がってはタックルを続け、ついに耐えきる。のみならず、果てしない攻防の果てにボールを奪うやいなや自陣から逆襲、WTBハバナが快足を飛ばして一気に逆転トライを奪った。気力体力集中力予測力…全てが張りつめていたからこその素晴らしい得点。おみそれしました。

一方のオーストラリアは、SHグレーガンの114キャップ(世界記録)目の試合を勝利で飾れず、これでとうとう3連敗。エディー・ジョーンズ監督の首も危なくなってきたようだ(しつこいくらいにTVカメラがアップにするのよ、これが)。第三国から客観的に見れば、怪我人続出でころころメンバーが変わって1本目のSOもFBもCTBもHOも使えない中での敗戦なのだから、大いに言い訳の余地はありそうなものだが…。厳しいものである。次は敵地でオールブラックスとの試合だから、首の皮は大げさでなく一枚残っているかどうかなのだろう。

この結果により、優勝争いは南アとNZの直接対決で決まりそうな気配。南アホームでの接戦ぶりからして、そしてNZがそうやすやすと2連敗するわけがないという経験的直感からすると、微妙にNZ有利な気がしてしまう。でも、わからないよね、この試合の南アの戦いぶりなんかを見てしまうと。守備ってのは攻撃に比べれば波が少ないし、完封しちゃえば少なくとも負けることはないのだから。決戦は来週か。楽しみだ。

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