2011年05月29日

●覚醒はなるか (京都×東京テレビ観戦 感想編)

京都サンガ F.C. 1−4 FC東京 (J2第14節)
 
 
つーことで、昨日のツイートまとめに引き続き、試合の感想なぞ。

結果といい内容といい、テレビで観て思わず爆笑した試合だった。J2降格を味わった昨年最終節と同じ対戦相手・会場で、あの苦い記憶を払拭するかのような快勝。内容も前々節までに比べると格段に良化しており、しかもこれまで不遇を託っていた若手が活躍しまくっての4得点。ユルいツッコミどころもかなりあったけれども、少なくとも見た目上は破顔一笑の一戦であった。雨の中わざわざ現地まで足を運んだファン・サポーターは本当に良かったね、という。

まあ、「いや、京都の方がひどすぎたのだ」という意見はあるだろう。この日のサンガは本当に出来が悪かった。攻撃はパスを回せど前になかなか進むことができず、守備に回ると寄せの甘さばかりが目立って東京アタッカーにやりたい放題やられてしまった。おそらく、昨年までの京都がやっていた大駒外国人を生かすサッカーと大木さんの指向とのギャップはかなり大きく、選手たちの戸惑いも大きいのだろう。その混乱と不調ぶりに助けられたのは否めない。

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●破顔一勝、か (京都×東京テレビ観戦 ツイート編)

否応なく昨年のJ1最終戦を思い出さずにはいられない西京極でのアウェーゲームは、諸事情によりスカパー!でテレビ観戦。感想は明日にでも書くつもりだけど、観戦記代わりにとりあえず試合中のツイートを貼り付けておこうかと。そう、要するに手抜きであります(笑)。

 

昨晩仕事の打ち上げでつい飲み過ぎ、酔っぱらって久しぶりにやらかしてしまったので、本日は家で謹慎なう。
posted at 15:12:53

さて。京都×東京にチャンネルを切り替えた。なるほどそういうメンバーで来たか、と。試合前の整列では選手たちの表情は割とリラックスしているように見えた。勝ってさらにいい雰囲気になってほしいところだが……。高橋頑張ってくれよ!!
posted at 16:04:33

赤ちゃんが泣き出して試合に集中できないなう。
posted at 16:07:22

最近なにげにモリゲが不調なので、ちょっと気がかりっす。
posted at 16:16:08

おー、先制!草民・梶山の2人で完璧に崩したね。こういうのが見たかった!!
posted at 16:20:01

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2011年05月23日

●怪我の功名大いに結構 (FC東京×湘南ベルマーレ)


昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ2第13節。FC東京 1-1 湘南ベルマーレ。富山戦の勝利で不振のトンネルの出口がようやく見えたかと思いきや、草津に完敗を喫して逆戻りの我らが東京。今節はホームに戻って日の丸先生率いるベルマーレとの対戦であった。試合は、これまでになく快調なサッカーを見せた東京が開始直後に先制し、その後も攻め続けるが2点目が奪えず。後半積極的な交代策に出た湘南に追いつかれ、残念な引き分けに終わってしまった。
 
 
この日は試合の1時間ほど前から猛烈な雨が降り出す荒れ模様の天気だった。ピッチ状態が心配だったが、特に水が浮く様子もなく、ボールの転がりもまずまずの案配。味スタの芝のコンディションは決して悪くないのかな、という印象であった。いや、悪い時にはみな血相変えて文句言うから、良い時には褒めないと(笑)。少し雨が弱まったかな、というところでキックオフ。

序盤からペースを握ったのは東京だった。平山・PJに続いて高松まで離脱してしまった東京は、セザーと羽生の2トップで田邉草民が初出場初先発するスクランブルの布陣。だが、これがうまい事機能した。田邉は一応攻撃的MFだが、味方がボールを持てばとにかく前後左右に動き回って時にはDFラインに下がってパスを受けては散らし、攻撃を動かしていく。開始後いきなり、田邉・梶山・セザーの滑らかなパス交換で攻め込んでスタンドがどよめいた。

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2011年05月14日

●わからん。いや、もうダメかもしれない。 (ザスパ草津×FC東京 テレビ観戦)

ザスパ草津 2−1 FC東京 (J2第12節)
 
 
前橋の正田醤油スタジアムで行われた今節は、スカパー!でテレビ観戦。

開始早々椋原がラフィーニャにぶち抜かれて冷や汗をかいたものの、序盤は東京が押し気味に試合を進めた。が、相変わらず強引なサイド突破からのクロスばかりが目立つ上に、追い風にも関わらずシュートをなかなか撃たない。梶山は通る確率千分の一以下のパスを繰り返し、達也や上里が撃った数少ないミドルも枠をとらえられず。気がつけばいつも通りに東京の攻撃が失速し、ボールの奪い所や速攻の形がはっきりしている草津の方が良い雰囲気に。

それでも28分、右サイドから戻しのパスをボックス内で受けた達也が切り返したところで、松下に倒されたとの判定でPK。スロー再生で見たら、松下の足はかかっていなかった。ナイスダイブ(笑)。これを梶山がきっちり決めて1−0。ところがその直後、東京陣で今野が跳ねたボールを処理し損ね、熊林とのワンツーで森重を振り切ったラフィーニャが権田を抜いてゲット。あっという間の1−1。その後は草津ペースの流れになって同点のまま前半が終了した。

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2011年05月09日

●同じ「しょっぱい」試合でも (FC東京×カターレ富山)


昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ2第11節。FC東京 1−0 カターレ富山。震災中断明け3試合で2分1敗しかも無得点と、どっぷり不振に浸かってしまった感のある東京。ゴールデンウィーク最終戦の今節は公式戦初の対戦となる富山をホームに迎えた。試合は、意欲的なサッカーを見せながら未完成ぶりも露呈した富山に対して、東京が相変わらずの停滞ぶりでお付き合い。しかし、スコアレスドロー寸前に飛び出したベテランの一撃が東京を救うこととなった。
 
 
試合前、今季開幕からゴール裏に下げられている「J2なめてません」の横断幕が「J2なめてました」に変わっている事に気づいた。ギャグにしてられるうちは大丈夫、だよな(笑)。

キックオフ。負傷と出場停止でPJ・セザーを欠く東京は控えにFWを置かないメンバー構成。初登場の上里がボランチに入ってさばき、高松が前に張って梶山はその周辺を自由に動き回る形。サイドは突進力のある達也と北斗。一方の富山は話題の「3−3−3−1」。全体がブロック型、あるいは球形に伸び縮みし、局面で数的優位を作ることで攻勢をとっていく狙いか。パッと見た感じ、個の力を生かそうとするサッカーと組織力で勝負するサッカーの対決に見えた。

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2011年05月05日

●ドーナツ化する東京 (東京ヴェルディ×FC東京)


昨日の午後は、味の素スタジアムでJ2第10節。東京ヴェルディ 0−0 FC東京。なんとJ2の舞台で実現した3年ぶりの「東京ダービー」。不振の続く両チームにしてみれば是非とも勝利して浮上のきっかけとしたいところだったが、東京は相変わらず低調なサッカーで得点を奪えず、ヴェルディも数的優位を生かせないまま痛み分けのドロー。2万9千もの観衆が詰めかけたにも関わらず、ひどい会場運営や試合後の騒動もあって残念極まる一戦となってしまった。
 
 
今回は観客数が主催者の予想より多かったせいか(でもGWのダービーだぜ?)、スタジアムの運営には多くの混乱があったようだ。入場口不足による長蛇の待機列とか、2階の開放を巡ってもめたりとか。僕は幸い先に着いた東すか編集長に席をとってもらったので焦ることはなかったけれど、それでも案内の看板はないわ係員に聞いても要領を得ないわで入場に手間取ったし、チケットチェックのお姉さんの誤認によって止められたりもした。一体何なんだろうか。

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2011年05月03日

●5月2日深夜のツイート

昨日の夜に珍しくまとめてツイートしたので、大した内容ではないけどこっちに掲載。

   

本日のデマ2題。/「3号炉を核爆発で(マテ」 http://bit.ly/kPJtIV /「「NHKオンデマンドでチェルノブイリ事故関連番組が削除された」情報拡散&認知的不協和解消発言と、実際の事実確認」 http://togetter.com/li/130729
posted at 00:58:35

こういう騒ぎを見ていると、脱原発運動が殺されるとしたらそれは政府や電力会社の情報操作や圧力によるのではなく、「善意から出たデマ」や「過剰な不信感が招く無知・誤認」によるのではないかと思ってしまう。無闇な煽りではなく、落ち着いて味方を増やす努力こそが大事なのだろう。自戒を込めて。
posted at 01:00:46

@kdb38 早野さんのツィートを継続的に見ればわかることですが、彼は東電発表のデータのみを用いて状況評価を行っているわけではありません。また、東京その他の地域で観測されている放射性物質・放射線量等の推移から見ても、放射性物質の大放出は3月14日には起こっていないように思えます。
posted at 01:19:13

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2011年05月01日

●崖っぷちは案外近いか (FC東京×コンサドーレ札幌)


昨日の昼過ぎは、味の素スタジアムでJ2第9節。FC東京 0−0 コンサドーレ札幌。中断明けの前節は千葉に大敗を喫してしまった我らが東京、約2ヶ月ぶりのホームゲームとなる今回は石崎監督率いる札幌との対戦であった。勝利で勢いをつけたいところだったが、序盤こそ東京が押し気味に進めるもなかなか決定機を作れず膠着した展開となり、後半共に前がかりになるも最後まで得点を挙げることはできず。何とも不満の残る内容でドローに終わってしまった。
 
 
この日は「チカラをひとつに」横断幕こそなかったものの、やはり震災犠牲者に捧げる黙祷を行った後でのキックオフ。

平山・米本が長期離脱した東京はセザーが初先発で高松と2トップを組み、梶山がボランチに戻って4−4−2の布陣。対する札幌は三上を1トップに置くノブリン得意の4−2−3−1で、引いて守りを固めるというより攻守にバランスの良いサッカーを指向している様子であった。札幌の中盤守備が千葉ほどタイトでなかったこと、位置を下げて余裕の出た梶山がよくボールを捌いたことなどから、前半途中まではサイドで速いパスをつなぐ東京のペースで試合が進む。

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