2009年09月27日

●ばかしあい上等、ってか (FC東京×ジュビロ磐田)


昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ1第27節。FC東京 3-2 ジュビロ磐田。夏の間もやもやとした戦いぶりが続き、順位もすっかり真ん中あたりに落ち着いてしまった我らが東京。今回は比較的相性の良い相手だけに、11月のナビスコ決勝と「その後」に向けてきっかけをつかみたいところであった。試合は、双方のミスが結果的にスリリングなシーソーゲームへつながり、終了間際に出たエース赤嶺の復活弾で東京がバカ試合撃ち合いを制した。
 
 
前半の磐田は攻撃的MFに西・村井とドリブラーを起用し、SBは攻撃参加を控える「アウェイ仕様」のサッカー。前田とイ・グノへ放り込む単調な攻撃が多く、今野とブルーノが着実にはね返す。一方の東京はパスをつないで攻め込もうとするが、磐田の厚い守備網に引っかかってなかなか前へ進めない。序盤は「何もない」まま時間が過ぎていった。14分、磐田は右からアーリークロス、イが権田に競りかけて落とし、前田がヘッダーで狙うもポスト右を抜けた。

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2009年09月25日

●連休のシメは、中村憲剛と田原豊


9月23日(水)

10時過ぎに起床。明日の朝、いつも通りに起きられない方に5千点(笑)。今日は、全く日が差してないわけではないが、しかし雲の量はかなり多いという微妙な天気。朝食はパンをクリームチーズ・ブルーベリージャムで食す。そういや昨日の「J’sベッカライ」、「店を移動してもらったから」ということで5%引きにしてくれただけでなく、ドイツパンの詰め合わせ(小ぶりなヤツが3種類×2袋!)もくれたんだった。そこまでしてもらうとかえって申し訳ないくらいだね。
 
 

昼前に出かけ、初台の東京オペラシティーのアートギャラリーで鴨池朋子「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」展。数年前から現美などのグループ展で見かける作家だが、本格的な個展は初とのこと。初めてゆえか力の入りようはハンパではなく、壮大な構成や展示全体を貫く「神話」的世界観、狼・ナイフ・少女・輪廻転生といった独特のモチーフと絵画・映像・造形等の多様なメディアを駆使して作り込まれた作品の迫力は、いずれも圧倒的であった。

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2009年09月24日

●現代美術だもの(と、石川ナオのかかし)


9月22日(火)

10時過ぎ起床。本当に、明後日から朝早く起きられるのだろうか(笑)。カミさんが高島屋で買っておいてくれたパンで朝食を済ませ、昼前に出かけて近所でしばし汗を流す。外は晴れてるのか曇ってるのかはっきりしない天気だ。昼食は、松屋で「豚と茄子の辛味噌炒め定食」を食べる。なんか米がやたら美味いな、と思ったら、「新米フェア」なんだそうな。なるほど。「ライスの大盛り無料ですよ!」と勧められたのだけど、さすがにそこまでは食えないっす。

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2009年09月23日

●タコスと、ピザと、アートの日


9月21日(月)

10時頃起床。だんだんこの辺に起きるリズムが身についてきてしまっている気がして、木曜日の朝にいつも通り起きられるかどうかが怖い。カーテンを開けてみたら、昨日とはうって変わって薄暗い曇り空。MLBマリナーズ×ヤンキースの中継を横目に観ながら、カゴメの「ラブレ」と食パン2枚、クリームチーズで朝食を済ませる。この日は珍しくイチローも松井も無安打で、現地に駆けつけた日本人ファンは貧乏くじ引いた気分だろう。掃除機をかけてから、外出。
 
 

既に12時を回っていたので、まずは腹ごしらえということで大崎駅前のフットニックで昼食。フットニックは恵比寿店の穴倉的な雰囲気も捨てがたいが、昼間であれば開放感のある大崎店の方がキモチイイ。欧州CLのベジクタシュ×マンUを観ながら、ハイネケンとチキンタコスをいただく。タコス、スパイシーで香草が効いてて鶏肉がゴロゴロで、美味い。ただ、具だくさんすぎて皮から具が溢れ、やや食べづらいのが難点かな。上手な食べ方、誰かおせーて。

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2009年09月22日

●青い空から、マイケル・オーウェン


9月20日(日)

朝10時くらいに起床。どうも目覚めがスッキリしない。近所のスーパーに水を買いに行ってから、食パン2枚とクリームチーズ、野菜ジュースの朝食。食べながら、JSPORTSでラグビートライネーションズNZ×豪州の再放送をチラッと観る。ちょうどNZが相手のパント処理ミスにつけ込んでリードを広げているところだった。NZと他の強豪国との一番大きな違いは「DNAレベルまで高められたボール扱いの技術」なんだとつくづく思う。風呂に入った後、外出。
 
 
家を出て見上げると、雲ひとつない青空。昨年の秋以降、こういう空を見るたびに大分が優勝したナビスコ杯決勝を思い出してしまう。国立を覆う透き通った青色、その空をバックにして、ウェズレイのサイドチェンジが駆け上がる高橋大輔めがけて飛んでいく……あれは感動的な試合だった。たった1年足らずで大分が今のようになってしまうなど、誰が想像できただろうか。

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2009年09月21日

●夕焼けはキレイだったんだが

9月19日(土)


今日から5連休である。「シルバーウィーク」という呼び名は何とかならんかと思わないでもないのだが、じゃあ何と言えばいいのかと言われると……何でもいいや、休めれば(笑)。
 
 
10時過ぎに起床。先週の週末と同様、体の芯から疲れが抜けきらない感じ。とりあえず朝食として食パンにチーズをのせてオーブンで焼き、2枚平らげる。焼けたチーズ、シンプルだけど美味い。風呂に入ってから午前中のうちに家を出て、新宿のいつもの床屋で散髪。混雑のためしばらく待つことになったので、待合室に置かれている週刊誌をザッと読んでみた。やはり新政権誕生の記事が大きい扱いである(のりピーばっかりだったらどうしようかと思った)。

「週刊現代」は比較的民主政権に好意的なようで、藤井財務相や渡部顧問のインタビューも掲載されている。「週刊新潮」は批判的な記事もあるが、自民党の悪口も同じくらい載っている感じ。「週刊文春」は鳩山夫人の元夫まで持ち出して嫌みたっぷりの攻撃姿勢だ。まあ、端的にリベラルっぽいのが生理的に耐えられないんだろう、あの出版社は(笑)。面白いのが「AERA」で、歓迎トーンは意外と薄いようにも感じられる。努めて冷静にしている感じかな。

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2009年09月20日

●秋風飛田給ってか (FC東京×ガンバ大阪)


昨日の夕方は、味の素スタジアムでJ1第26節。FC東京 0-0 ガンバ大阪。8月以降の不振から未だ脱出できず、おまけにカボレをカタールに強奪されてしまった我らが東京。リーグ戦はナビスコ杯・天皇杯のための調整場所と化しつつある状況だが、今回の相手は「上に行くためには倒しておきたい」強豪・ガンバである。試合は、前半のボール支配を生かせなかった東京が終盤ガンバの猛攻に遭うも、頼れる守護神の活躍でドローに持ち込むことに成功。
 
 
キックオフ。パスサッカーを標ぼうする両チームではあるが、意外なことに前半の戦いぶりは対照的なものとなった。東京がピッチ幅一杯につないでゆっくり攻めたてるのに対し、ガンバはボールを奪うと外国人2トップをめがけた縦のボールで速攻を狙うことが多い。2分、左サイドでDF後方のスペースに飛び出した鈴木達にパスが通り、逆サイドでフリーになった石川を狙うクロス。「必殺」にも思える形だったが、石川のダイレクトボレーはポスト右に外れてしまった。

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2009年09月16日

●「ベスト」はない。「ベター」なのは……

第25節「鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ」 試合の取り扱いについて (Jリーグ公式)
 
 
Jリーグが変に意固地にならず、良識的な判断を示したということになるのだろうか。試合当日の岡田レフェリーの判断があまりにアレだったし、おまけにマスコミにも大きく取り上げられてしまったゆえに良識的な判断を示さざるを得なかった、というとかなり意地悪な言い方になっちゃうかな(笑)。「試合経過等を総合的に判断した」か。なるほど、なるほど。

僕としては、これはこれで少し違和感を感じる決定でもある。大雨の中で74分戦った後の16分と、日を改めて残り16分だけを戦うのとでは「同等」とは言えないだろう、と。たとえば、仮にオリベイラ監督があの天候・ピッチ状態を考慮して交代枠を1つ残して(最後田代投入でパワープレー勝負に出ようとして)いたのだとしたら、その意図は無に帰すことになる。また、1ヶ月も経てば、天候も選手の体調も、あらゆるものが変わってしまっているに違いない。

となると、やはり①90分の再試合、②74分の時点で(川崎の勝利で)試合成立、のいずれかが選択されるべきなのだろうか。ただ、①はそれこそあの悪条件の中での両チームの74分の熱闘を「なし」にしてしまう結果となる。これは受け容れられまい。ならば②がベストかといえば、これも微妙。試合は16分「も」残っていたのだ。サッカーは何らかのきっかけでたて続けに得点の入る競技でもある。鹿島の同点、あるいは逆転劇の可能性も否定できない。

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2009年09月15日

●二日酔いの頭でFC東京の現状を憂う

9月13日(日)

11時起床。案の定というか、当然の如くというか、二日酔い。朝食に1枚だけパンを食べて、あとはひたすらゴロゴロしたり、たまに起きてネットを見たりしながら頭痛が過ぎ去るのを待つ。
 
 
鹿島×川崎戦の「降雨ノーゲーム」問題はネットのニュースで初めて知った。なんと後味の悪く、取り返しのつかない「結果」なのだろう。おそらく「0-0からの90分間での再試合」になるはず(同状況の再現は不可能)だから、川崎はほぼ手中に入れていた大事な勝点3(実質勝点6)を失っただけでなく、今後は超過密日程(ただでさえACL・ナビスコ杯もあるのだ)の不利を被る事になる。命拾いした鹿島の方だって、決して良い気持ちはしないに違いない。

報道によれば両チームとも続行を主張したにも関わらず(つまりピッチの悪さは「その程度」だったということ)、なぜ岡田主審はKY、というより状況を読まない決定をしてしまったのか。「この試合の事情だけに基づいて判断する。順位争いや日程は関係ない」という事なのだろうか。建前はそうなのかもしれないが、それにしたって人間のやることなんだからその位の「判断」は必要なんじゃないの、と思う。そもそも、「雨くらいでやめない」のがサッカーだろうに。

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2009年09月13日

●疲れている時は酒の回りも早いので気をつけよう

9月12日(土)

10時過ぎに起床。普段は休日でも9時頃には起きるようにしているのだが、最近は「朝から23時半頃まで仕事→帰りに中野坂上の加賀屋で、もしくはコンビニでつまみを買って家で2~3杯飲む→深夜就寝」、という生活が続いているので、どうも疲れがたまっているようだ。朝は食パンで軽く済ませ、「Foot!」の再放送を観たり風呂に入ったりしていたら、もう昼過ぎ。
 
13時から、スカパー!で京都×東京戦@鴨池の前半をテレビ観戦。開始早々、まるでTVゲームのようなきれいなワンツーリターンを決めたディエゴの得点で京都先制。何ともあっけない。その後はやはり30度を超える気温がたたったか全体的にダレ気味の展開となり、両チームともなかなかチャンスを作れない。カボレのいなくなってしまった前線では赤嶺が奮闘するも、久方ぶりの先発ゆえか持ち味を出せず、周りの選手も赤嶺に合わせきれていない印象。
 
 
0-1のままハーフタイムへ突入したところで、やや後ろ髪を引かれながら家を出て、中央線から神田で銀座線に乗り継いで浅草へ。

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2009年09月07日

●気迫の勝利、梶山の勝利、みんなの勝利 ('09ナビスコ杯準決勝2ndレグ)


昨日の夜は、味の素スタジアムでナビスコカップ準決勝2ndレグ。FC東京 1-0(合計3-2) 清水エスパルス。水曜日の第1戦は東京が2度リードしながら追いつかれる展開での痛み分けとなり、その後両チームとも主力に欠場者や負傷者が出る中で迎えた「国立まであと一勝」の大一番。試合は、早い時間帯に「次の主砲」の一撃で先制した東京が堅実な攻守で試合を支配し、ほぼ危なげなく逃げ切りに成功。見事、5年ぶりの決勝進出を決めた。
 
 
立ち上がりから双方ボールを大きく速く動かす意図が見え、スピーディーな攻め合いとなった。清水は中盤のパス交換からサイドへ開いてクロス、東京は梶山から左右に流れる2トップへつないで基点を作るパターンが多い。とにかく「勝つことが全て」の一戦の割にはやや意外な展開にも思えたが、自分たちのスタイルへこだわりを持つ両チームゆえだろうか。両チームともキビキビと動き、スタンドにも緊張感が充満。さすがは準決勝、という感じである。

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