2007年01月29日

●'06-'07マイクロソフト杯準決勝


昨日の午後は、秩父宮ラグビー場でマイクロソフトカップ準決勝を観戦。東芝ブレイブルーパス 38-33 トヨタ自動車ヴェルブリッツ。事前に当事者もファンも頭に思い浮かべていたであろう「王者・東芝にタレント軍団トヨタが挑む」という構図そのままの内容となった。結果は、優位に試合を進める東芝をトヨタが何とか追走し、トライの奪い合いの末にわずかの差で東芝が逃げ切り。最後まで一方的にならずなかなか楽しめる試合だったと思う。


序盤は完全な東芝ペース。先制点こそトヨタがPGであげたものの、すぐさまFB立川が右タッチ際を巧みなドリブルで抜け、あれよという間の独走トライ(さすがは日本有数のビッグプレーメーカー!)。そして9分、東芝が今度は左→右とピッチを横断するパス攻撃を見せ、WTB吉田がきれいに抜けてトライ。仕留めの正確さとDFライン構築の速さでは明らかに東芝が上回っており、「これは大差がつくかも」と思える展開だった。

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2007年01月27日

●祝!?国立新美術館開館


先日、六本木の旧防衛庁跡地に開館したての国立新美術館に行ってみた。工事の途中で一度内部は見学させてもらったし、開館前のお披露目でも一通り中は拝見したのだが、実際に展覧会の行われている様子を見るのは初めてである。


まあ何百億円もかけたのだから当たり前と言えば当たり前かもしれないが、黒川紀章設計の建物に内部の施設設備、そしてロビーに置かれているソファー等の什器に至るまで、どれも豪華でスタイリッシュであった。微妙にクッションの効いたフローリング風タイル床も足が疲れなくて良し。3階まで吹き抜けのロビーは全面ガラス張りで確かに明るいけど、夏の冷房代は異常にかかりそう(余計なお世話……じゃないよな、税金だから)。

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2007年01月26日

●お引っ越し


今週の初め、実家の引っ越しがあった。青山の高樹町から京王線沿線の某市へ。5歳から30歳まで実に25年もの間住んだ家だけに、感傷的にならないわけがない……はずなのだが、年が明けてからは荷物の整理やら何やらが忙しくてそれどころではなかった。まだ今はなかなか実感が沸かない、といったところ。

上の写真は、片付けの途中で僕の部屋のベランダから外を眺めた様子である。この風景も見納めかと思うと、さすがにちょっと寂しいかもしれない。この部屋ではあんなことやこんなこと、色々な出来事があったけれども、一番印象的だったのはやっぱりオウム関係だろうか。

実は、右の写真の左下あたり、2軒隣がオウム真理教の東京総本部(村井氏が刺殺され、上祐氏が逮捕された場所)だったのである。地下鉄サリン事件の後、早朝に突然サイレンが鳴り響き、家のビルの前をガスマスクを付けた機動隊員がズンズン進んでいった光景は忘れがたい。あと、近所でテロ事件があって、ロケット弾の発射音が鳴り響いた事もあったな。

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2007年01月22日

●いいじゃない、福西!

福西崇史選手 移籍加入決定のお知らせ (FC東京公式)
 
 
なるほど、福西という手があったか(笑)。

いや、これは実際のところ「寝耳に水」というか、驚いたというのが正直なところである。福西と言えば、ジュビロ磐田の黄金期を支えた元日本代表ミッドフィルダー。宮沢の移籍・文丈の引退により中盤の層の薄さが指摘される(僕は全然悲観するような状態じゃないと思っていたけれど)東京の状況を考えれば、これは格好の補強であろう。大いに歓迎したい。


福西のどこが良いのか。それは、大ざっぱに言えば、FC東京というチームに新しい力を加えてくれる(言い換えれば、東京に欠けていたものを補ってくれる)可能性を持った選手であるように思えるからだ。話題のワンチョペや、結果的に獲れなかった阿部勇樹や坂本、鈴木慎吾らについても同じ事が言えるのだが。少し砕いて書くと、以下の3点になるだろうか。

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2007年01月14日

●「関東学院」を忘れてた!!

昨日の午後、JSPORTSでラグビー大学選手権決勝。早稲田大学 26-33 関東学院大学。早稲田念願の3連覇はならず、10年連続決勝進出の関東学院が6度目の優勝。予想外の結果、と言っては失礼だが、しかしここ最近の早稲田の盤石ぶりと、夏~秋の関東の出来の悪さを考えれば「ビックリした」というのが本音である。強豪・関東学院の存在を忘れていましたゴメンナサイ、という感じ(笑)。


「前後半の最初の10分を制する」との宣言通り、関東学院は立ち上がりから重量FWを前面に立ててラッシュ。早稲田は低く足を止めるタックルと機先を制するフォローで対抗し、モールの前進を許さない。関東の攻勢が続くもなかなかゴールは割れず、「さすがは早稲田、よく研究しているな」というのが第一印象だった。そのままモール戦を巧みにしのげれば、ラインアウトの不利も致命傷にはならないように思えた。

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2007年01月12日

●悲しみよこんにちは

増嶋竜也選手ヴァンフォーレ甲府へ期限付移籍決定のお知らせ (FC東京公式)

阿部吉朗選手柏レイソルへ期限付移籍決定のお知らせ (FC東京公式)

八田康介選手の移籍加入決定のお知らせ (FC東京公式)

宮沢正史選手大分トリニータへ完全移籍決定のお知らせ (FC東京公式)

戸田光洋選手清水エスパルスへ完全移籍決定のお知らせ (FC東京公式)


案の定、連休明けからドドドッと動いたね。原監督の復帰が決まってからの原さんやチームスタッフの発言から「今年は色々と派手なことがあるだろう」とは思っていたけれど、やはり、というべきか。何となく「そうなるだろうな」と感じていた移籍が多く、チームも去っていく選手をあまり引き止めているようには感じられないのが今年の特徴と言えるだろう。

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2007年01月08日

●2007年のFC東京は大きく変わる……かな?

年が明けて1週間、そろそろ色々な事が動き始めるだろうから、とりあえず書いておこうか。


周知のとおり、今オフのFC東京は移籍の動きがいつになく(というと言い過ぎだな。久しぶりに、か)激しい。まず獲得する選手としては、既に元コスタリカ代表のFWワンチョペとグレミオのDFエバウドが発表になっており、他にも報道では千葉のMF阿部勇樹[追記2参照]や磐田のDF茶野、新潟のMF鈴木慎吾[追記1参照]、千葉のMF坂本といったあたりの名前が挙がっている(1月6日現在)。なんともワクワクする顔ぶれではないか。

ワンチョペの代表通算45得点(うちW杯3得点)は、FC東京の外国人史上最高の実績と言っていいだろう。阿部勇樹はオシム監督の代表でも不動の「顔」になりつつあり、近い将来キャプテンマークを巻くことになるだろう。エバウドはブラジル選手権で実績を残している有望な若者のようだし、茶野も元代表。鈴木慎吾と坂本は代表には縁がないものの、Jリーグファンなら知らぬ者のいない好選手である。

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2007年01月06日

●東芝×サントリー (ラグビートップリーグ)

午後、本当なら生観戦する予定だった東芝とサントリーの「天王山」が行われたのだが、急な用事やら引っ越しの準備やらで結局現地まで赴くことはできず。JSPORTSで録画観戦。味スタでのトップリーグ第12節。


今日は朝から天気が悪く、冷たい雨が降りしぶく中での試合となった。ワイドな展開は困難でキックの距離も出ない。選手の体からは白い湯気が立ち上り、特にスクラムやモールを組んだ時にはモワッと……いいなあ。僕も基本的にはオープンな攻め合いが好きなんだけど、こういう試合もまたラグビーらしくて良し、という感じ。85年の雪の慶明戦とか思い出すなあ。条件が厳しいと両チームの集中力も問われるし。

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2007年01月03日

●ワセダ強し、はいいのだけれど

昨日のラグビー大学選手権準決勝、第1試合の関東学院 34-3 大体大は思いっきり見逃し、第2試合の早稲田 55-12 京産大はカミさんの実家でテレビ観戦となった。結果は関東学院と早稲田がともに快勝し、これで決勝は6年連続同じカードとなったのだけれど、少なくとも第2試合は見た目のスコアよりも締まったゲームだったように思う。


大畑組以来9年ぶりに準決勝に進出した京産大は、とにかく自分たちの長所(重量FW!)を前面に出そうとしていた。スクラムでのプレッシャー、ラインアウトからのモール攻撃、そしてしつこい近場の突進。それに思い切りよく面でぶつかるDFが加わって、序盤は優位に試合を進め、インターセプトから見事なトライも奪って見せた。ひたむきさもあり、好感の持てる戦いぶり。前半半ばまでは「あるいは」とも思えるような出来だった。

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2007年01月02日

●あけまして写美


今日は、正月開館している東京都写真美術館に行ってきた。美術館でゆっくり展示を観られるのも久しぶりである。昼前頃に着いて3階の展示室から順に回ったのだが、正月ということでお客さんはやや少なめ、各展示室に10~20人といったところか。ゆっくり観られるので、個人的にはいいっちゃいいのだが。


3階の展示は「光と影-はじめに、ひかりが、あった」なるコレクション展。タイトルどおり、写真の原点とも言える「光」と「影」にこだわって、十数人のアーティスト(グループ)をチョイスした展覧会。全体的に見応えがある中、マン・レイ、山崎博、森山大道、片桐飛鳥、杉浦邦恵あたりの作品は特によかった。なにしろテーマがテーマだけに、シンプルだけど、写真好きの根源的な美的感覚に響くものがあるんだよね。

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2007年01月01日

●「サッカーらしい」試合(天皇杯決勝テレビ観戦)

昨晩は実家の映りの悪いテレビで紅白歌合戦を観てたらDJオズマのバックダンサーのお姉ちゃんがマジでトップレスに見えてしまい、ワインとビールをたらふく飲んだせいもあってやたらドキドキ、気がつけば除夜の鐘は108回鳴り終わっていたとさ。……というわけで(笑)、あけましておめでとうございます、「うまねんWEB」村田です。本年も、どうぞよろしくお願いします。


2007年の「観戦初め」は、元旦恒例の天皇杯決勝。といってもゴロ寝テレビ観戦だが(笑)。浦和レッズ 1-0 ガンバ大阪。J1の優勝争いと同じ顔ぶれとなった決勝戦。リーグの雪辱に燃えるガンバが攻めに攻めて22本ものシュートを撃つも無得点に終わり、終了間際に浦和が逆襲から虎の子の1点を奪って連覇達成。今季の両チームの差を象徴するような試合展開でもあり、いかにもサッカーらしい理不尽な結果でもあった。

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