2006年02月28日

●日本×ボスニア・ヘルツェゴビナ

夜、日テレでサッカー日本代表ドイツ遠征。日本 2-2 ボスニア・ヘルツェゴビナ。みぞれ混じりの悪コンディションの中、一旦は逆転を許した日本だが、ロスタイムの土壇場に俊輔のクロスから中田英のダイビングヘッドが炸裂!しぶとく同点に追いついた。

前半に日本(つーか加地)が単調なクロスをはね返された時には「高い!」なんて実況もあったけど、ボスニアの特長は屈強さや高さよりも足下の技術にあるように見えた。湿ったピッチ上でも着実にボールをつなぎ、日本DFのタックルを間一髪かわしてスペースへ走る味方へパスを通す。「仮想クロアチア」かどうかは知らんが、動きの連動性もなかなかのもので、フルメンバーでのトレーニングマッチには良い相手だったかもしれん。FWバルバレスは粘り強くていい選手。

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2006年02月27日

●『街場の現代思想』

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内田樹著『街場の現代思想』(NTT出版)読了。フランス現代思想と映画評論と武道論の間を軽快に渡り歩く当代随一の論客が、様々な題材を用いて世の理路を解き明かしていく。

タイトルに「現代思想」なんて付いてはいるけれど、思想家とか難しい用語はあまり出てこず(皆無ではないが)、身の回りのモノについてのお話が大半。ありふれた事象に対して筋の通った解釈を施し、それに対する心構えを説く、というスタイル。特に第3章「街場の常識」は、まんまそのまんま人生相談である。

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2006年02月26日

●FC東京×ヴァンフォーレ甲府(プレシーズンマッチ)


午後、味スタでプレシーズンマッチ。FC東京 2-1 ヴァンフォーレ甲府。ガーロ東京、3/5のリーグ初戦を前に最初のお披露目&本番前の一叩き。この時期らしく、期待と不安が相半ばするような試合となった。


メンバー発表。東京は、徳永・増嶋・前田・規郎のフレッシュな4バックに、中盤は伊野波が底に入って右に梶山・左に宮沢が構える。で、前線はルーカス・ササ・吉朗。これが今季の基本形になるのかどうかはまだわからないが、とりあえず4-3-3気味という感じか。甲府の方は、スタメンの変動はあれど、全体的にはビジュ・林の加入を除いては昨年とあまり変わらない印象である。藤田は怪我でもしてるのかな?

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2006年02月25日

●第9回文化庁メディア芸術祭


早起きして、午前中から写真美術館の「文化庁メディア芸術祭」。1年間のメディアアートの優秀作百数十点がアート、エンターテイメント、アニメーション、マンガの4部門に分かれて展示されるお祭りである。とにかく若い人を中心に混み合う展覧会なので、今年は比較的マシな午前中を狙ってみた。ちなみに入場は無料。さすが文化庁というかなんというか…。


アート部門は、「創作」的なものよりも、現実の時間や空間を操作・再構成することで、観る(ないし体験する)者の感覚に訴えようとするものが多かった。大賞作『Khronos Projector』(Alvaro CASSINELLI)もそう。映っているのは一見ただの夜景だが、人がスクリーンに接触すると触れ方(強さ・速さ等)に応じて接触部分周辺の時間が変化。手を離すと接触部分を渦の中心としてゆっくりと夜へ戻っていく。ちょっとした神様気分を味わえるような作品。

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2006年02月24日

●「びっくり、ただ、びっくりです」


昨晩飲み会だったのでフィギュアスケートはリアルタイムでの観戦をあきらめていたのだが、朝6時前になぜか自然と目が覚めた。ちょうど早起きしたカミさんが隣の部屋でNHKの中継を見始めたので、テレビの音だけ聞くことにした(フィギュアは失敗が多いから、可哀想であまり積極的に観る気にならんのよ)。
 
荒川静香の演技の時刻。静まりかえった会場に「トゥーランドット」の美しい旋律が流れる。解説はおろか実況アナさえも口数少ない中、技が決まるたびに「ホゥ!」と観客の小さな歓声が聞こえた。失敗はないようだ…。そして数分間の時が流れ、ついに音楽が止まった瞬間、割れんばかりの拍手と歓声。「初めてのスタンディングオベーション!!」とアナの声。慌てて戸を開け「どうだった?」と尋ねると、やや目を赤くしたカミさんからは「完璧。もしこれでメダル獲れなくても悔いなし、って感じ」との答え。よし!
 

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2006年02月23日

●ビバ!ベルギービール!!


夜、渋谷の「イドロパット」で秘密の会合(笑)。ここはビールの輸入卸売会社が経営している店で、実に50種類以上(!)のベルギービールを飲むことができるのである。
 
まず1杯目は「グリゼット ブロンシュ」の樽生。程よい酸味と甘い香りで、非常に飲み口の爽やかなビール。おそらく鮮度も良いのだろう、いかにも「搾りたて、フレッシュ!」という感じであった。グラス1杯900円はややお高めのようにも思えるが、ジョッキでごっくんごっくん飲むようなタイプのものでもないので、特に問題ないように思う。まあ、結局僕は速攻でおかわりしてしまったんだけど。
 

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2006年02月21日

●『妖怪大戦争』

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DVDで、三池崇史監督『妖怪大戦争』。世界に平和をもたらす“麒麟送子”に偶然選ばれてしまった少年タダシ(神木隆之介)が日本に住む妖怪たちと力を合わせ、人類滅亡を目指す魔人・加藤保憲(豊川悦司)に挑む冒険ファンタジー。
 
いかにもお子様も対象にしたような筋立ての「一般映画」だけに、皆無ではないだろうけど三池色はちと薄目なのかな、と思いながら観たのだが……蓋を開けてみるとモロ三池だった。ガチャガチャとやりすぎのCG、ミもフタもない残酷描写(特にすねこすりの虐殺シーン)、時折飛び出す脱力ギャグ(飛行機のシーンには笑った)、エロ(川姫の太もも!栗山千明のお尻!)、そして少年という存在への甘いノスタルジー。最後の大爆発は『DEAD OR ALIVE』かと思ったよ(笑)。

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2006年02月20日

●金メダルは決まった

夜、仕事から帰ってみると、時計は23時を回っていた。慌ててNHKの女子カーリング録画中継をつける。日本 6-4 イタリア。画面の向こうで展開されていたのは、まさにギリギリの接戦。思わずネクタイを外すのも忘れて最後まで見入ってしまった。結果は…もちろん小野寺ショット炸裂!である。
 
この試合(に限らないが)、日本は非常に苦しい戦いだった。準決勝進出の望みをつなぐためには1試合も落とせない状況、相手は地元イタリア(当然会場はアウェイムード)、そして残り3エンドで2点のビハインドという試合展開。同点の最終エンドも不利な先攻で、本当に最後の最後まで勝負はわからなかった。気持ちを切らさず、果敢に攻め続けた彼女たちの戦いぶりには脱帽するしかない。

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2006年02月19日

●「いいラグビー」を観た! ('06日本選手権準決勝)

ここ数日ちょっと体調に自信がないので(と言いつつ酒は飲んでたりするのだが(笑))、ラグビー日本選手権はNHKでテレビ観戦。


秩父宮の試合は、東芝府中 43-0 早稲田大学。人間の心理とは面白い。僕は元々トップリーグでのひいき度は東芝>トヨタなのに、先週よりも今週の方がずっと素直に早稲田を応援する気になったのだ。基本的に「トップリーグが大学に負けてはいけない」という気持ち(下記注参照)があって、トヨタについては「ポカ(自滅)があるかも」という心配があった(そして的中した)のに対し、東芝には「ポカはあるまい」という信頼があった。だから、判官贔屓的な気持ちが表に出てきたのかもしれない。

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2006年02月18日

●カーリングいいじゃないですか

昼間、ぶらりと渋谷へ出かける。


昼食は宇田川町のスポーツ・バーMaple Leafでホット・チキンサンドとキルケニー1パイント。本当は「スピットファイア」という銘柄のビールを飲みたかったのだが、残念ながら売り切れだった。チキンサンドはパンの上にグリルしたチキンが載っており、さらにホワイトソースがかかっているもの。やや淡泊な味だが、結構量が多いのでそのくらいでちょうど良かったかも。

店内のテレビでは、トリノ五輪アイスホッケーカナダ×イタリア戦の録画中継。店内にいたカナダ人と思われるグループが「ワオ!」とか叫びながら盛り上がっていた。なにしろ国技だからなあ。酒を飲みながらとはいえ、彼らがどんな単語にも「Fuckin'」を付けて喋っていたのには「オイオイ」という感じではあったが。

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2006年02月17日

●原さんが元気です

金曜日の深夜はいつもJSPORTSのサッカー番組で楽しんでいるのだが、今日の番組編成にはちょっとビックリ。何に驚いたって、原さんですよ原さん。は、ら、ひ、ろ、み!

まず、22時30分からのFCバルセロナ情報番組「バルサ・エス・バルサ」に「ナビゲーター」なる肩書きで出演。デコや欧州CLのチェルシー戦について、原さんなりの分析を披露。いつの間にか日本におけるバルサの権威になっているのが、笑えるというか何というか…ベギリスタインの友達だからねえ。

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2006年02月16日

●病気になっていない訳

えー、先日も書いたことだが、どうもこのblogを見て「この人(村田)はこんな食生活をしていて、病気になったり肥満したりしないのだろうか?」と思う人がけっこういるようである。まあ、たまに飲み食いの事を書くと「ビール大ジョッキ○杯」とか「半チャンラーメン餃子付」とかそんなんばっかりなので、そう思われるのも不思議ではないのかもしれない。

肥満については、実は微妙なところだったりする。一見デブではないように見える(よね?)僕だけど、脇腹は数年前に比べて確実に柔らかくなっている(そこの君、つまんで確かめたりしないように(笑))し、週末の暴飲暴食の後、月曜日には大抵「ダイエットしなきゃな」と思っていたりするのだ。

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2006年02月15日

●スーパー14ってスゴイのね

録画していたスーパー14開幕戦を観る。ウェスタン・フォース 10-25 ACTブランビーズ。昨年まで「スーパー12」だった南半球3カ国(NZ、豪州、南ア)の地域プロクラブ対抗戦が、新たに2チームを加えて拡大リニューアル。今回は新規加入フォースのホームだったが、スタンドも3万人台の観衆で大盛り上がり、「活気があるなあ」という感じである(我ながらアホみたいな感想だ(笑))。

試合の方は、序盤こそフォースの粘り強い防御に苦しんだものの、グレーガン、ラーカム、モートロック、ギタウら現・元ワラビーを多く抱える強豪ブランビーズが徐々にボールを支配。後半半ばにバックスの展開からきれいな2つのトライを奪い、4トライのボーナスこそ逃したもののまずは順当な勝利。個人的には、現在一番好きなSOスティーブン・ラーカムの元気な姿を観ることができたのが何より。

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2006年02月14日

●多忙ゆえにボーッとね

仕事が忙しい。

まあ、数年前みたいに週100時間くらい働いている、という状況にはまだほど遠いんだけど、でも僕自身がその時より数歳としとってるからな(笑)。ちょっとキツめというか、ややテンパり気味であります。

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2006年02月13日

●これまた微妙な心境で

昨日のこと。


夜、新宿西口の「ルノアール」で東すか編集会議。開幕号の内容と、あと今後の活動方針について。もしかしたらこれまでで最もシリアスな話し合いだったかもしれない。世の中には、事前にきっちりと枠を決めた方が集中できるという人と、あえて未決の部分を残しておいてほしいと思う人とがいるのだ。難しい。

何はともあれ、今年もだいたい月1回のペース、7回発行の予定でやっていきたいということで。まだチームの了解をもらっていないはずだから、正式決定ではないけれども。

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2006年02月12日

●複雑な心境 ('06ラグビー日本選手権2回戦)

JSPORTSでラグビー日本選手権2回戦第2試合。トヨタ自動車 24-28 早稲田大学。早稲田に大敗した関東学院が1回戦でコカコーラWJを追いつめ、そのコカコーラが第1試合でNECといい勝負をした時点で「接戦にはなるだろうな」とは思ったのだが……本当に早稲田が勝つとは思わなかった(というか、思いたくなかった)。大学チームがトップリーグチーム撃破の快挙。

早稲田のラグビーは文句なしに素晴らしかった。守ってはトヨタの攻撃パターンをよく読み、しつこいタックルで外国人を含めた強力アタッカーを自由にさせなかった。攻めてはFWがセットでもルースでもがっちりボールをキープし続け、SO曽我部を中心にDFラインの穴を果敢に突くパス攻撃も冴えた。内橋のインターセプト→独走トライが象徴するように、ここぞという場面での思い切りも良かった。お見事、である。

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2006年02月11日

●昼間から酒を飲む、という贅沢。そしてサッカーとモーグル。

今日は昼間から、我が家に友人3人を招待しての焼肉宴会。「ハナマサ」で肉を買い込んで、ちょっとしたつまみをカミさんに作ってもらって、それらを大量のビールや島焼酎で流し込む!酒飲みのオッサンにとって、これ以上の贅沢があろうか?モグモグゴクゴクギャハハハ、と時間を忘れて盛り上がっているうちに、いつの間にか窓の外は夕方。

それにしてもよく食べた。カルビ、中落ちカルビ、サガリ、豚トロ、豚タンの5種だけで計2kg以上はあったはずだが、それに加えて大ぶりのソーセージ1ダースに手羽餃子10個……まさか完食するとは思わなかった……どう考えても食い過ぎ、今血液検査したら全員中性脂肪は確実に基準値オーバーであろう。まいっか(笑)。


そんな感じで焼肉ほおばりながら、横目でサッカーをテレビ観戦。アメリカ代表 3-2 日本代表。いや~酷かったね、日本。ボランチのところから全然前にボールが進まなくて、苦し紛れの縦のボールを全部拾われて押し込まれまくり。前半なんて、バスケの3on3みたいだった。完全なハーフコートマッチ。よく3失点で収まったものだと思う。「1トップ2シャドー」も、そこまでボールが届かないのでは良いも悪いもなかったやね。

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2006年02月10日

●『極私的エロス・恋歌1974』

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ビデオで、『極私的エロス・恋歌1974』観る。『ゆきゆきて、神軍』の前作にあたる、原一男監督の劇場用映画第2作。原監督が、自らの下を去った元同棲相手(武田美由紀さん。原監督との間に一子あり)を「彼女とのつながりを保つために」はるか沖縄まで追いかけた、まさに「極私的」ドキュメンタリー。

原監督の言うところの「アクションドキュメンタリー」の定義について詳しく知っているわけではないが、カメラの存在、あるいはカメラの「侵入」によって「あえて状況を起こす」という手法において、本作が『ゆきゆきて~』以上に先鋭的なのは間違いない。『ゆきゆきて~』も確かに強烈だけれど、あくまで主役は奥崎謙三という超強烈なパーソナリティであり、カメラはそれを煽り立てる副次的存在であった。

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2006年02月08日

●それってどうなのよ神様

サッカーのテレビ解説でおなじみ、”ジャンルカ・トト・富樫”こと富樫洋一さんがアフリカネーションズカップ取材中に急死されたそうである

このニュースを知ったときは、とにかくびっくりした。そして大きなショックを受けた。ついこの間JSPORTSの欧州CL特番で元気な姿を拝見したばかりでもあったし、なんつーか、僕の思い込みかもしれないけど、この人がブラウン管を通じて作り出していた(作り出そうとしていた)雰囲気というのは、「死」とか「悲劇」とかとは対極と言っていいものであったはずだから。

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2006年02月07日

●やったね相田さん!!

昨日、ラグビートップリーグの表彰式が行われたそうである。サッカーのJリーグがシブい地域密着で実績を残しながら、一方で(創設当初ほどではないにせよ)華やかなイメージを保っている要因の一つは、「Jリーグアウォーズ」のような行事の存在だろう。観客の前でリーグを挙げて選手・チームを様々な面から讃える表彰式は、プロモーションの面からもモチベーションの面からも非常に重要なのである。ラグビーも頑張らないと。


まず、チーム表彰では、リーグとカップの優勝チームの他、神戸製鋼が「ベストファンサービス賞」と「フェアプレーチーム賞」の2冠を獲得。前者については、チームの人気に昔から気を遣っている(サインボール投げとかも早くからやってたよね)神鋼が獲得するのは納得できるんだけど、後者はちょっとイメージと齟齬が…(笑)。どういう基準で選んでいるのかもよくわからないが(HPに選考基準載っけてほしいな)、大西一平以来の「バレない反則技術」が効いてたりして。

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2006年02月06日

●そろそろ気がふれてきました

夜、JSPORTSの録画でプレミアリーグ(マンチェスター・U 4-2 フルハム)を観ていたのだが、試合内容がイマイチだったこともあり、どうも集中しきれないというか、頭の中がいつの間にやらFC東京方面へ飛んでしまう。

例えば、朴智星のプレミア初ゴールとなったユナイテッドの先制点。右ライン際でDF2人に前を塞がれて後ろからSBネヴィルがフォローする場面、朴はあえてすぐにはネヴィルを使わず、中のポストプレーヤーにグラウンダーパスを通して自らも内へ入っていく。迷いのない動きにDFたちは朴を追うか外に張り続けるか躊躇し、朴のマークもネヴィルのマークも甘くなった。で、ネヴィルへの展開から折り返しを朴が自身でゲット。

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2006年02月05日

●東芝府中×サントリー ('06マイクロソフトカップ決勝)


午後、秩父宮ラグビー場でマイクロソフトカップ決勝。東芝府中 33-18 サントリー。準決勝を観た後で「サンゴリアスとしては、とにかくゲームスピードを上げて点の奪い合いに持ち込みたい」なんて書いたのだけれど、一方的に奪われちゃあかんがな、サントリー(笑)。大差こそつかなかったものの、東芝の完勝だった。


東芝の最初のトライが両チームの力量差をよく表していたように思う。4分、サントリー陣10m付近中央での東芝のラック。サントリーは両サイドにDFを散らして十分な人数で待ち構え、対する東芝は密集付近に集まりすぎて展開が難しそうな場面。ボールを出すSH吉田が後ろにいたBKたちと目を合わせた刹那、おそらく予定通りのムーヴなのだろう、全員が一斉に右サイドへ散っていく。サントリーDFの対応は一瞬遅れ、ほぼ同数のマッチアップからCTBマクラウドがグイッと抜け出し、WTB廣瀬にラストパスを通してトライ。どう見ても防御側有利の状況だったのだが……うーむ。

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2006年02月04日

●ビミョーに躁鬱な週末也

最近仕事が右肩上がりに忙しくなっており、残業でもこなしきれずにとうとう休日出勤するはめに(一応サラリーマンのはしくれなのよ)。午前中から夜の7時半頃まで、仕事場でひたすら孤独な作業。まあ、周りに人がいないのは作業に集中する上では好都合、電話の応対に煩わされることもなく、平日の倍くらい仕事がはかどるような気がする。困るのは夜になってからで、人っ子一人おらず薄暗い巨大オフィスはけっこう怖い。最後ドアをロックして灯りを消したら、出口へ向かう足取りも微妙に早足になったりして(笑)。やれやれ。
 
ちと疲れたので、新宿駅の「ベルグ」でとりあえず一杯。ここ、前から1回入ってみたかったのだ。サッポロ「エーデルピルス」と「マイスターハムサンド」。缶売りをしていないエーデルピルスが飲めるのも嬉しいが、ハムサンドの美味しかったこと!斜め切りのパンに生ハムとピクルスが載せてあるだけのものだが、甘くて柔らかいパンとハムの塩気のコンビが絶妙。こりゃいい店を見つけたもんだ。ギネスや外国の限定ビールもあるみたいだし、激混みなので時間帯は選ぶかもしれないが、ちょっと通ってしまいそう。

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2006年02月02日

●『ゆきゆきて、神軍』

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ビデオで、原一男監督『ゆきゆきて、神軍』観る。戦争責任を過激に追求する「神軍平等兵」奥崎謙三(神戸でバッテリー業を営むアナーキスト)が、終戦後に2人の兵士を敵前逃亡の罪で処刑した元上官らを訪問し、真相を究明する。……と書くといかにも真面目なドキュメンタリーのようだが、実際には「社会派」などという枠をはるかに超越し、観る者にガツン!と強烈なインパクトをもたらす怪作であった。

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2006年02月01日

●バルセロナ×マジョルカ

WOWOWの録画で、リーガ・エスパニョーラ第21節。マジョルカ 0-3 FCバルセロナ。バルサが19位マジョルカの健闘に苦しめられながら、終盤の攻勢でたたみかけて勝利。これでリーグ14連勝。「14戦負けなし」ではなく、「14連勝」なのが凄すぎる。


この試合、バルサは明らかに精彩を欠いていた。選手たちは体が重そうで、いつもの相手チームをパッキングするような強烈な押し上げはなく、フリーランニングの少なさゆえにパスワークもぎこちない。理由はよくわからないが、開幕から飛ばしてきたチームにはそろそろキツイ時期なのかもしれない(チェルシーもやや減速気味だし)。デコの巧みな浮き球をジュリーが決めて先制点こそ奪ったものの、全体的にはテンションが低い。

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