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2005年02月14日

●イングランド×フランス ('05シックスネイションズ)

JSPORTSで、6カ国対抗ラグビー。イングランド 17-18 フランス。イングランドの鋭い近場攻撃に苦しんだフランスが、SHイエシヴィリの6PGで逆転勝利。イングランドはホームで痛い敗戦。

勝つには勝ったものの、フランスのラグビーには物足りないところがあった。もちろんイエシヴィリの50m近いロングPGを含む18得点は文句なしに素晴らしいし、それらのペナルティにつながった連続攻撃もなかなかの迫力だった。でも、前半の粗さと終盤の冒険心の喪失(慎重にボール出しを遅らせたためにかえってターンオーバーをくらった)は大きな反省点だろう。SOウィルキンソンの不在に救われた形でもあり、逆に言えば、イングランドにとっては不運な敗戦であった。

両チームが相手防御をなかなか崩しきれない中、2トライを奪ったイングランドのラインブレイクが目を引いた。横一列に並んだDFの大外を抜こうとするのではなく、また縦にゴリゴリ突進するだけでもなく、DF(のうちFW)の狭い隙間を狙って、後方から走り込むアタッカー(特にWTB)への短い平行パス。3回、最近のラグビーでは珍しいくらいにきれいに抜けた。一般的に「速さ」というと横展開をイメージしがちだが、縦方向ではあってもタイミングと方向を工夫すれば「速さ」で勝負することは可能ということ。ダラダラ外に放るくらいなら、こういう攻撃の方が最近のジャパンには向いているような気がするんだけどな。

ま、ともかく、ラグビーはトライを重ねて40点、50点と取り合う展開よりも、やっぱり10点台~20点台の攻防の方が締まりがあって面白いと僕は思う。スーパー12よりも、6カ国対抗ラグビー!!

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