2008年04月30日

●味わいがいのあるしょっぱさ、かな? (FC東京×大分トリニータ)


昨日の夕方は、味スタでJ1第9節。FC東京 1-0 大分トリニータ。3日前に今季リーグ2敗目を喫して迎えた、GW第2戦はホームゲーム。「リーグで上位を狙うには連敗は許されない……」などと当たり前の事を語れる状況自体を嬉しく感じつつも、スケジュールのキツさや今後の対戦相手を考えれば確かに落としたくない試合ではあった。結果は、コンディション不良や連携の未成熟を感じる出来ながら、頼れるストライカーの一撃できっちり勝点3を確保。


この日は「ゲゲゲの鬼太郎デー」ということで、試合前には鬼太郎とねずみ男がタオルマフラーを掲げて入場し、目玉の親父からも「城福東京」への応援メッセージが。こういうキャラクターもののベタな企画は、外れが少なくて良いかも。あと、ハーフタイムに映画(実写)版の予告編が流れていたけど、ウエンツだと(最近のアニメ版もそうだけど)ちょっと優等生過ぎるよな。水木先生の原作だと、煙草好きで昼寝好きで女好きのいーかげんなヤツなのに(笑)。
 

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2008年04月27日

●「10番」の浮遊ぶりに業煮え (清水エスパルス×FC東京)

昨日の午後は日本平スタジアムでJ1第8節。清水エスパルス 1-0 FC東京。3連勝中の好調東京、GW連戦の第1戦は調子の上がらないエスパルスとアウェイで対戦。試合は悪天候の中行われ、序盤から押し込んだ清水が前半の「いい時間帯」に先制、後半は東京が攻め立てるものの1点が奪えずにそのまま完封負け。チームと一部選手の未熟さが目立つ内容であったが、できれば勝点を持って帰りたい「もったいない」ゲームでもあった。



清水へ遠征するのは00年のGW以来、実に8年ぶりのこと。「後半に神野先生の倒れ込みシュートで先制したんだけど、ヒゲの平松に2発やられたんだよな」などと東すか編集長と当時の思い出話をしながら、新幹線→東海道線→シャトルバスで日本平へ。まずは富士宮焼きそばと生ビール。角が立っていて美味かった。ところが、食べている間に冷たい海風が吹きつけだし、パルちゃんショーと「オレンジウェーブ」を楽しむうちに雨が降り出した。うーむ。
 

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2008年04月20日

●スタア誕生 (FC東京×川崎フロンターレ)


夕方、味スタでJ1第7節。FC東京 4-2 川崎フロンターレ。「第13回多摩川クラシコ」。チームの営業的思惑はさておき(つーか、盛り上げようという仕掛けは基本的に歓迎したい)、JFL時代からのライバルとの一騎打ちであり、昨年の壊滅的大敗からの立ち直りを図る東京にとっては確かに重要な一戦であった。試合は、双方のアタッカーの個人能力を押し立てた点の奪い合いとなるが、後半「切り札」を投入した東京がラブリーな攻勢で激戦を制す。


東京は今野・浅利・梶山に栗澤を加えた守備的な中盤構成。おそらく最初からサイドも含めた撃ち合いになっては危険だという判断があったのだろう、中村とその周辺をタイトに締め、攻撃は2トップと左サイド長友の走力をシンプルに生かす形。4分、赤嶺がバックヘッドで流してボックス左手前に走り込むカボレがグラウンダーのシュート、ポスト左を抜ける。長友はトイメンの森に対して全く気後れすることなく勝負を挑み、引きずるように突破する場面が何度か。

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2008年04月17日

●こんなこともあるよ、ってか ('08ナビスコ杯第3節vs磐田)


昨晩は、味スタでナビスコカップグループB第3節。FC東京 1-1 ジュビロ磐田。劇的な「東京ダービー」逆転勝利のわずか4日後、今度は平日の夜にナビスコ予選。いかにもモチベーションと調子の維持が難しそうな状況だったが、案の定というかイマイチ感の残る90分。それでもスクランブル出場の赤嶺の活躍により勝利まであと一歩の状況へたどり着いたのだが……ロスタイムにリードを守りきれず、ちょっぴり残念な「勝点1どまり」の結果に。


観客1万1千の寂しいスタンドに合わせるように、立ち上がりは静かだった。羽生・エメ・石川を欠く東京はダービーの反動か、それとも怪我人続出・連戦の中でペース配分を意識したのか、全体的にどこかおとなしい印象。対する磐田は短いパスを手早く回してボールを支配し、攻め立てようとする。だが、東京も守備については開幕の頃に比べて組織的な動きやバランスが改善されている。互いに中で攻撃を組み立てられず、サイドの淡泊な攻防が目立つ展開。

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2008年04月15日

●パーフェクト・レース ('08ツール・デ・フランドル、'08パリ~ルーベ)

先週今週と、日曜の夜は、JSPORTSでサイクルロードレース「北のクラシック」2連戦をまったり観戦。最近は色々と生放送されるようになったワンデーレースの中でも、この2つ、すなわちツール・デ・フランドルとパリ~ルーベはダントツのお気に入りである。ステータスの高さゆえに選手の質やモチベーションが抜群というものあるが、やはり笑っちゃうほど過酷なコース設定が面白くてたまらないのだ(走っている方は別の意味でたまらないだろうが(笑))。


先週の日曜日はツール・デ・フランドル。相変わらずの石畳急坂に加え、小雨や小雪が降ったかと思えば数分後には強い日差しが降り注ぐ天候の目まぐるしさ。展開的には、ど本命のクイックステップが盤石のレース運びを見せた。アシスト(しかしベルギーチャンプ)のデヴォルデルを常に前へ先行させ、ボーネンは好位で力を温存しつつ、激坂区間になると脚力にものを言わせてジャンプアップ、の繰り返し。ボーネンは久しぶりに王者のオーラを漂わせていた。

で、結果はやはりクイックステップの完勝。ただし、優勝はボーネンではなかった。クイックステップはボーネンへのマークを利用する作戦を採用、終盤の勝負所の手前でデヴォルデルがアタックをかけ、ボーネンは追走集団にとどまって睨みをきかす。それまでにもさんざん仕事をしていたはずのデヴォルデルは驚異的な粘りを発揮し、フレチャらの追撃を振り切って見事逃げ切り。後方でそれを見届けたボーネンの派手なガッツポーズが印象的だった。

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2008年04月13日

●こうして歴史は創られていく (FC東京×東京ヴェルディ)


昨日の夕方は、味スタでJ1第6節。東京ヴェルディ 1-2 FC東京。待ちに待った、というわけでは個人的にはなかったのだけれど(笑)、3年ぶりの「東京ダービー」。FC東京の営業的にはほとんど無視された状態ながら、なんだかんだでダービーマッチらしい熱い雰囲気と内容の試合に。結果は、フッキの異次元弾によりリードを許したものの、大竹投入をきっかけとした後半の攻勢で逆転勝利。双方のファンの記憶に決して消えない痕跡を残しそうな90分となった。


今回はヴェルディのホームゲームだったわけだが、試合前には過去の対戦時のゴールシーンをつなげたVTRを流して「FC東京さん悪いけど今日は勝ちます。」のテロップを出すなど、懸命に盛り上げようとしている様子がうかがえた。こちらはすっかり「多摩川クラシコ」に注力してつれないのに、片思いぶりが切ないというか……(笑)。あと、試合前のゲストはボクシングの坂田選手と立川市長で、その意味不明ぶりも微妙に笑えた。

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2008年04月06日

●1点差は心臓に悪いっす(笑) (FC東京×コンサドーレ札幌)


昨日の午後は、味スタでJ1第5節。FC東京 1-0 コンサドーレ札幌。「中2日3連戦」の3戦目は、前節リーグ初黒星を喫した東京にとって「勝たなければいけない」札幌との一戦。前半はラブリーなパス回しと個人能力の違いで圧倒したものの、足の止まった後半は一転低調なサッカーに。札幌のサイド攻撃に苦しめられながら何とか守りきって勝点3をゲット。開幕から約1ヶ月、待ちに待ったホーム初勝利である。


開始直後は札幌が攻勢をとり、いきなり右FKからのクロスに曽田が頭から飛び込んでシュートがポスト左を抜け、ヒヤリ。その後も佐原のミスから攻め込まれる場面があり、どうもピリッとしない立ち上がりであった。それでも、次第に力の差が表れはじめ、東京のパス攻撃が形になっていく。7分、梶山の長く正確なフィードから徳永が縦に突破、カボレを狙ったクロスはDFカット。10分には右サイドのパス交換からまた徳永が前進、平行パスを受けた梶山がループ気味にゴールを狙うもGK佐藤キャッチ。

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2008年04月02日

●うち2点差くらいは10番の差 (横浜Fマリノス×FC東京 テレビ観戦)

J1第4節は結局三ツ沢まで足を運べず、BS-iでテレビ観戦。横浜Fマリノス 3-0 FC東京。ここまでリーグ戦出入りの激しい内容ながら3戦負けなしと、ファン・サポーターの期待を大きく膨らませてきた新生FC東京。中2日でのアウェイという厳しい条件でどれだけやれるかが注目だったが、こちらも桑原監督の下で再生が進んでいるマリノスを相手に3失点であえなく撃沈。今季初の完敗を目にして、ちょっと笑顔に往復ビンタはられた気分(笑)。


東京は中盤に梶山が復帰。カボレ・大竹を控えに回し、平山・森村・川口・佐原を先発させるまたまた今季初の布陣。この手の「抜擢」にももうあまり驚かなくなってきた。6分、羽生とのパス交換で前に出た森村がミドルシュート、GK榎本横っ飛びで弾き出す。8分、大島目がけたアーリークロスで東京のCBが重なりかけ、ボックス内でフリーになった松田の足下にボールが落ちるが、シュートは宇宙開発。10分に山瀬が放ったミドルシュートは塩田がキャッチ。

今シーズンの横浜は初めて見たのだが、連戦を考慮したのかそれとも昨年の早野流とは違うということなのか、あまりきついプレスをかけてこない印象。まあ、東京の方も前目の寄せが弱く見えたし、選手起用を見ても消耗が気になったのは確かなのだろう。とにかくそのせいで、最初は東京が比較的つないで攻め、横浜が山瀬・ロペス・ロニーで逆襲、という形に。復調の今野が中盤の底を走り回ってピンチの芽を摘む。14分、羽生が早いリスタートで左からクロス、ファーに森村が飛び込むが惜しくも合わず。

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2008年04月01日

●もっと多くの人に見せたい試合 (FC東京×京都サンガ)


日曜の午後は味スタでJ1第3節。FC東京 3-3 京都サンガFC。歴史的経緯を考えれば、こじつけも含めてもう少し盛り上がってもいいような気がしないでもない「新旧都対決」。双方ともやや粗っぽく撃ち合いの展開となったが、一度は逆転を許した東京が終盤の幸運なゴールで引き分けに持ち込む。勝点3こそ得られなかったものの、開幕戦に続いて「サッカー応援本来の楽しさを思い出した」充実感を得られる試合だった。これで観衆2万人弱はもったいない。
 
 
2分、東京がいきなりの先制点。ボックス右角でGK平井のミスキックを拾ったカボレが切り返しでDFをかわしてシュート。ニアを狙った強烈な一撃は平井がはじき出したものの、右からのCKをカボレがすらしてファーに抜けたところをフリーになっていた吉本がシュート、当たりそこねのボールが平井の頭を越してゴールイン!2日前に子供が生まれたばかりの羽生を祝福する「ゆりかごポーズ」で喜ぶ選手たち。最高の立ち上がりだった。

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