2013年03月31日

●悔しい悔しい、ああ悔しい (横浜FM×東京) 

横浜Fマリノス 3−2 FC東京 (J1第4節 日産スタジアム)
 
 
ナビスコカップの快勝で調子を取り戻して迎えた首位マリノスとの一戦。3月末とは思えぬほど冷え込んだ日産スタジアムで生観戦した。

試合は序盤から緊迫した雰囲気の中で進んだ。互いにDFの寄せは厳しく速く、東京は渡邉千真・李の2トップに当ててからのタッチの少ないパス交換で、マリノスは縦横に動き回る中村俊輔を中心とする流麗なパスワークで、それぞれかいくぐろうとする。12分に東京が李と千真の豪快な2人カウンターで惜しい場面を作ると、15分と20分には俊輔が絶妙のスルーパスで兵藤のシュートチャンスを演出する。

26分、東京の左スローインからアーリア→ルーコン→東と長短のグラウンダーを素早く繋いで太田が左サイドを抜け、クロスが逆サイドに流れたところで待ちかまえた李がボレーシュートを叩き込む。かつて相手チームの10番から「部活サッカー」などと呼ばれていたチームとは思えない(真面目な話、ちょっと俊輔に感想を聞いてみたい(笑))、素晴らしいパス交換からの得点だった。1-0。

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2013年03月25日

●次につながれこの勝利 (鹿島×東京ナビスコ テレビ観戦)

鹿島アントラーズ 2−4 FC東京 (ヤマザキナビスコカップ第2節 カシマサッカースタジアム)
 
 
開幕から快勝の2試合とやや停滞の2試合を経て迎えた今季5試合目。スカパー!でテレビ観戦した。

前半、主導権を握ったのはホームの鹿島だった。この日は小笠原・岩政・曽ヶ端らを休ませ若手をずらりと並べる顔ぶれとなったが、セレーゾ監督らしい統率のとれた守備から手数をかけず、ダヴィの突破力を生かしながらチャンスを作る。3分にはロングフィードで飛びだした前野が惜しいシュートを放ち、18分には遠藤のFKに合わせた西のバックヘッドがきわどくポスト左を抜けた。

対する東京は東をベンチに置いて河野が先発し、ボランチに野澤が、SBに丸山が入るまた新しいメンバー構成。ポゼッションはそれなりに高いものの鹿島DFのしつこいマークに手を焼き、連携の悪さもあってなかなか前に進めない。28分、丸山が前に出かけたところでボールを奪われ、ダヴィとのパス交換で右サイドに飛び出した大迫に逆サイドに突き刺す豪快なシュートを決められてしまう。0−1。

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2013年03月21日

●みどころは三田(だけか) (東京×鳥栖ナビスコ)

FC東京 0−0 サガン鳥栖 (ヤマザキナビスコカップ第1節 駒沢陸上競技場)
 
 
リーグ戦は2連勝の後大阪で残念な負け方をして一旦お休み。今週はナビスコカップの開幕である。桜も咲き始めた駒沢公園で、ピクニックを兼ねて家族揃って観戦した。

開始後すぐに明らかになったのはピッチ状態の悪さ。凸凹の酷さにボールは真っ直ぐ転がらず、イレギュラーバウンドが頻発しているのがはっきり見えた。またこの日は不規則な強風も吹き付ける状況。これはパスサッカーの東京には不利に働き、東や長谷川アーリアは運動量とテクニックで何とかボールを抑え込むものの、周りの選手はトラップやパスでミスを連発してなかなか前に運べない。

加えてこの日の東京は渡邉千真・ルーカス・高橋がスタメンから外れ、李・三田・田邉が先発する布陣。慣れないメンツだけにやはり連携の悪さは否めない。10分過ぎにCKから李のヘッダーがポスト左を抜け、18分にはパス交換から東が右サイドに飛び出してクロスを田邉に合わせかけるチャンスはあったものの、それ以外は四苦八苦するうちに時間が過ぎていってしまう。

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2013年03月10日

●夢が膨らむホーム開幕戦 (東京×柏)

FC東京 3−0 柏レイソル (J1第2節 味の素スタジアム)
 
 
待ちに待った今年のホーム開幕戦。諸事情によりスタジアム到着が遅れたため、前半はスカパー!で録画観戦、後半は生で観戦した。

立ち上がりから、柏がボールを回しながらビルドアップを図り、東京はやや下がり目に守備網を敷いて速攻を狙う構図となった。6分、中盤でパスカットした米本が早いタイミングで縦方向に蹴り出し、出足良くDFライン裏に飛び出した渡邉千真が菅野の脇を抜いてゲット。システム変更による柏DFの連携不足を突く形になったか、シンプルな2タッチによりあっけなく東京が先制した。1-0。

その後も柏はパスをつないで押し上げようとうするも、東京の的確なチェックに攻撃を寸断されて攻めあぐむ姿が目立つ。工藤のドリブル突破からのシュートや、クレオのヘッダーも権田がセーブ。一方の東京は中盤での出足よいボール奪取から、千真のポストプレーと東の飛び出しを中心にチャンス量産とは行かずとも幾度か良い形を作り、21分には高橋の惜しいシュートがバーを越えた。

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2013年03月03日

●まずは好発進 (大分×東京 テレビ観戦)

大分トリニータ 1−2 FC東京 (J1第1節 大分銀行ドーム)
 
 
2013年の開幕戦は、「頼れる2年目」の活躍により見事な逆転勝ち。NHK-BSでテレビ観戦した。
 
立ち上がりからペースを握ったのはアウェイの東京。1トップの渡邉千真に2列目の東・ルーカス・長谷川が加わってショートパスとポストプレーを速いテンポで組合せながら前進し、次々にチャンスを作る。東が強烈なシュートをバーに当てたほか、太田や千真も良い形でのシュートを放つ。だが、東京が好機をものにできぬまま、15分を過ぎる頃から大分のプレス守備が効き始めたように見えた。

17分、大分は左CKからMF木村の短いパスを受けたMFチェがインスイングで速いクロスを入れる。ニアポスト手前、FW森島とDFが競り合う足下でショートバウンドしたボールは権田の横っ跳びも届かずそのままゴールへ吸い込まれた。この場面東京DFはショートコーナーに全く反応できていなかった。残念な失点だった。0-1。さらに直後、FW西が浮き球にフリーで走り込みかける場面も。

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