2010年12月31日

●ありがとう、来年もよろしく。

2010年も本日で終わりということで、恒例の(でもないか)ご挨拶を。
 
 
今年は私生活でも仕事の方でも大きな変化があって、色々と慌ただしいままに過ぎた1年でした。カミさんの体調は大変だわ、仕事場の上司は総取っ替えになるわ……。あと、何しろ大変だったのはサッカーの応援ですかね。まさかの絶不調、まさかの監督解任、そしてまさかのJ2落ち。いやーこんなこともあるのかいな、と未だに実感が沸かないでいるくらいっす(笑)。

FC東京について言えば、非常に辛くて残念なシーズンでしたけど、一方でファンとしてチームへの愛情を再確認できた1年でもあったように思います。危機的状況の中で痛感した「勝てば嬉しい、負ければ悔しい」というシンプルで本質的な感情。名古屋京都まで足を運んで喜びも悲しみもチームと共有できたのは、ある意味この上なく幸せなことでした。ゆく人来る人色々あれど、選手や関係者の方に対して抱くのはやはり感謝の気持ちですね。ありがとう、と。

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2010年12月30日

●来年またがんばるべ ('10-'11天皇杯準決勝)


昨日の午後は国立競技場で天皇杯準決勝。鹿島アントラーズ 2−1(延長1−0) FC東京。J2降格のショックや熊谷での大苦戦を乗り越えてたどり着いたセミファイナル。相手は奇しくも(って前回も使ったな)1997年に東京ガスが準決勝に勝ち上がった際も国立で対戦した鹿島国であった。平山のスーパーゴールで東京が先制するも鹿島がしぶとく追いつく展開となり、東京は延長でも退場者を出しながらよく粘ったが、終了直前に興梠に決められて無念の敗退。
 
 
キックオフ。いきなり1分、左から切れ込む興梠からのラストパスを野沢がシュートするピンチとなったが、権田がはね返して事なきを得た。その後は意外にというべきか、東京がボールを持つ時間が長くなる。だが、ハーフウェーまでつないでもそこで鹿島のタイトな寄せにあい、なかなかチャンスに至らない。逆に鹿島の方が効率良くシュートまで持ち込んでいく。12分、ロングボールを大迫が落として興梠がゴール前へ抜けるも、シュートは権田が横っ跳びでセーブ。

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2010年12月27日

●石川サンタのXmasプレゼント(笑) ('10-'11天皇杯準々決勝)


土曜日の夕方は、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で天皇杯準々決勝。アビスパ福岡 2−3(延長1−2) FC東京。辛いJ2降格が決まってから最初の公式戦は、奇しくも来季J1に昇格するアビスパとの「行き違いマッチ」。東京としてはリスタートに弾みをつけるためにも勝ちたい試合であったが、早々に先制されて延々攻めあぐみ続ける悪いパターンに陥る。しかし、途中出場した石川の劇的な同点弾がチームを救い、延長戦に持ち込んで何とか勝利を収めた。
 
 
立ち上がりは福岡のキレのある動きが目立つ。0分、右サイドに飛び出した永里のシュートを塩田がキャッチ。福岡はさほど人数をかけないものの、大久保のポストプレーを軸に前線へ出し入れの速い攻め。対する東京は梶山を中心にパス交換しながら押し上げていく。7分、大黒・平山とのパスワークで飛び出した梶山がGK神山と一対一になるも、シュートは神山がセーブした。8分にも平山のシュートを神山が弾いたところ、大黒が詰めるが惜しくも押し込めず。

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2010年12月10日

●来年もクマトーキョーだぜ、おい

大熊 清監督 来季続投のお知らせ (FC東京公式)
 
 
早いな(笑)。つか、何というか、直感的にはおそらくベストの選択ではないんだろうな、と。

まず、単純に「降格時の監督がそのままやっていいのかな」という疑問。W杯中断明けから不振を極めて下位に沈んでいく難しい状況の中で引き継いで、大熊さんはよくチームを「戦える」状態まで立て直してくれたと思う。監督交代は決して間違いではなかった。ただ、結局最後の最後で残留に失敗してしまった負のイメージ(京都戦の内容の悪さもあったし)と、やはり経緯からしてピンチヒッター的な起用だったはずでは、という思いがどうしても拭えないのだ。

それと、監督続投は継続性を重視するという趣旨だろうから、チームの変革が中途半端に終わるのではないかという心配。個人的には、今回の降格は単に今年だけの失敗だけでなく、数年に渡るチーム強化の失敗だと思っている。だから、続投は「1年でJ1に戻る」事を重視したが故の選択だとは思うのだけれど、仮に来期順調に3位以内に入ったとしても、根本のところが改善しないまま結局またジリ貧になる(エレベーターチーム化の)危険性があるのではないか。

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2010年12月05日

● 天を仰ぐ (京都サンガ×FC東京)


昨日の夕方は、西京極陸上競技場でJ1第34節。京都サンガF.C. 2−0 FC東京。ついに来てしまった、1部残留を賭けたリーグ最終戦。大事な一戦の相手は既に降格の決まっている京都であった。試合は、異様な緊張感とぎこちなさの中で京都に先制を許し、増していく重圧の中で追いかける苦しい展開。後半途中からは奇策を交えた総攻撃をかけるも1点が奪えず、逆に追加点を許して完敗。神戸が浦和に完勝したために初のJ2降格が決まってしまった。
 
 
キックオフ直後から目についたのは、東京の選手たちの動きの硬さであった。守っては中途半端に前に出て奪おうとしてかわされたり、お見合いで相手をフリーにしたり。攻めても攻撃陣の動きが少なく、中盤からパスを出しあぐねてはサイドに追い詰められて……自力残留のためには勝たなければならない東京だが、京都のカウンターを懸命にクリアする場面が多い。8分、オフサイド崩れの隙を突いてドゥトラが飛び出したピンチはカバーの今野が間一髪ブロック。

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