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2005年10月08日

●サントリー×神戸製鋼


秩父宮ラグビー場でトップリーグ第4節。サントリー 18-23 神戸製鋼。僕は、ロースコアゲームが決して嫌いではない。トライラインの往復が続いて40点も50点も入るバスケのような試合よりは、拮抗してなかなか点が入らない方がよほどいい。でも、今日みたいに締まりがなくて退屈な試合もまた御免被りたい。数年前ならサントリー×神鋼なんて黄金カードだったんだけどね。

サントリーは理論家・林雅人さんがスタッフに入ったし、前評判も高かったのでかなり期待していたのだが…。確かに密集からの仕掛けパターンの多さやキックシチュエーションでの面で押し上げるような防御等にその片鱗はうかがえたものの、選手たちが課題をこなすことにいっぱいいっぱいな印象で、まだ戦闘集団としてのレベルアップには至っていないようだ。

具体的には、まず全体的に走れていない。考えながら走っているせいか、それとも単純にフィットネス不足なのか、動きに鋭さがなく、セットプレーもラック・モールへの到着も遅れ気味。結果としてボールキープができず、せっかく用意している(はずの)攻撃パターンも生かせない。相手が14人の時間帯に逆転されたり、終盤追い上げたところミスで自滅したのを見ても、まずは戦術よりもチーム全体を「締める」ことが必要なのではないか。

一方、神鋼の方も相変わらず強さも速さも感じられないラグビー。外国人プレーヤーの突破力とベテラン&後藤の気の利いたプレーで何とかサマになっているかな、というところ。大畑もキック処理要員になっちゃってるし。今の力じゃとにかく接戦に持ち込んで寝技勝ちするしかないのだけれど…それでいいのか神鋼、という気がしないでもない。来年は森田も来るのにねえ。


今日の客の入りは、ざっと見て3千人くらいか?トップリーグ全体としても今季は昨季以上に苦戦しているらしい。そんな状況ならなおさらファンとしては現場で見なきゃな、と思い駆けつけてはみたものの、「確かにこれじゃ入らんわな」という試合を観ることになってしまい、ガックシ。どうすればいいのだろうか。

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