2009年12月31日

●年末のご挨拶(とおまけ画像)

あと数時間で今年も終わり。これが2009年最後のエントリーになります。

今年も色々なことがあった……と言いたいところなんですが、年々時間が経つのを早く感じるようになったせいか、ここ数年は以前に比べると年末の感慨が薄いというか、大掃除やら何やらに追われているうちにあっという間に大晦日を迎えてしまう感じ。それでも、FC東京がそれなりに天皇杯を勝ち上がってくれた昨年・一昨年に比べると今年の12月は少しだけゆっくりできたかな、と。東すか編集長の家でもちつきをやったり、忘年会も4つほど出たりして。

つーことで、特段のネタもないのですけど、今回は少し趣向を変えて東京ファン向けにおまけ画像を。数日前に古いアルバムを整理していたら、10年前(1999年11月21日)のJ2最終戦で新潟に行ったときの写真が出てきたんですよ。ちょうど年賀状用にプリンターをエプソンの複合機EP-802A(印刷もスキャンもすげーはえー)に買い替えたことだし、今シーズンの最終戦もアウェイの新潟だったことだし、何枚かアップしてみちゃったりなんかします。はい。

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2009年12月28日

●イケメン日本代表2009

今年、ウチのカミさん的には、Jリーグにおける収穫のひとつは「横浜Fマリノスのイケメンキーパー」だったようだ。飯倉大樹。2005年にマリノスユースからFマリノスに入団し、ロッソ熊本へのレンタルを経て、今年正GK争いに名乗りを上げた23歳である。まあ、6月のリーグ戦では珍プレーで決勝点を献上したり、9月のナビスコ杯準決勝では激高して一発退場をくらったりとプレーの方はまだまだアレのようだが、顔は確かに男前である(よね?)。

マリノスの、いや日本の男前GKと言えば長らく川口能活(現ジュビロ、長期リハビリ中)がその代名詞だったわけだが、ついにそれに(顔だけは)匹敵する若手が現れたわけだ。考えてみりゃ能活ももう34歳、「そろそろ代替わりの時期かもしれんのう」と縁側でお茶でもすすりたくなったわけだが、そこで思い出したのが一昨年の夏に書いた『イケメン日本代表を選べ』なるエントリーである。あれから2年半、我らがイケメンジャパンのメンバーはどう変わったのか……。
 
 
ということで、以下は(今回はカミさんではなく)村田が選出した、2009年版イケメン日本代表であります。
 
 
GK  飯倉大樹  (横浜Fマリノス)
DF  内田篤人  (鹿島アントラーズ)
DF  中澤聡太  (ガンバ大阪)
DF  伊藤宏樹  (川崎フロンターレ)
DF  椋原健太  (FC東京)
MF  宮本恒靖  (ヴィッセル神戸)
MF  中村北斗  (FC東京)
MF  吉田孝行  (ヴィッセル神戸)
MF  坂本紘司  (湘南ベルマーレ)
FW  都倉賢    (ザスパ草津)
FW  玉田圭司  (名古屋グランパス)

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2009年12月21日

●2009年去りゆく人々 (浅利悟 篇)

浅利 悟選手 現役引退のお知らせ (FC東京公式)
 
 
今回はFC東京創設時からの背番号「7」、浅利悟選手について。
 
 
浅利は武南高校→明治大学を経て1997年に東京ガスフットボールクラブに入部。確か東ガスがプロ化する方向性を示したのがその年だったはずだから、「プロ化した東ガス」としてのFC東京の歴史は浅利とともにあると言ってもいいのかもしれない……という書き方はちょっと大げさかな。でも、その翌年の後半から東京に注目してきた僕にとっては、藤山と同じく「ずっといた選手」であり、今に至るまで「ずっと好きな選手」であったことは確かなのだ。

当時僕が浅利に注目したのは、そのプレーぶりがどうのこうのというより、単に同い年だったから(笑)。というか、そもそも僕がFC東京を応援するようになった理由としては「東京初のプロクラブだから」「青基調のユニフォーム色が気に入ったから」と並んで「同い年(1974年生まれ)の選手が多いから」というのもあったのである。浅利、小峯、加賀見、ペルー小池、岡元……中でも浅利は6月10日の誕生日まで一緒だったから、「おお!」という感じだった。

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2009年12月17日

●2009年去りゆく人々 (藤山竜仁 篇)

藤山竜仁選手 コンサドーレ札幌へ完全移籍決定のお知らせ (FC東京公式)
 
 
先週土曜日の『12番目の選手の日』も終わり、天皇杯を敗退してしまった東京は早くもシーズンオフである。時間もたっぷりあることだし(笑)、今年限りでチームを離れる選手たちについてダラダラと書いてみようか。まずはチーム最古参・最年長だった藤山竜仁選手について。
 
 
僕が藤山という選手を意識するようになったのは、1998年の後半、東京の試合に足を運ぶようになってすぐの事だった。地味な選手の多いチームにあって、左サイドをバンバン駆け上がって攻撃参加を繰り返す小柄な「8番」は非常に目立つ存在だったのだ。聞けば、高校(鹿児島実業)時代は前園の同期として全国選手権準優勝の実績もあるという。「下のカテゴリーにもいい選手がいるんだな」と、Jばかり観ていた身にはちょっとしたショックですらあった。

翌年、チームは「FC東京」として生まれ変わり、参戦したJ2で苦戦しながらリーグ2位の成績を収めた。藤山はSBとしてリーグ戦のほとんどに出場し、アマラオ・佐藤由紀彦とともにチームの柱として1部昇格に大きく貢献。攻守に見せる切れ味は相変わらずで、彼が活躍した試合後にはゴール裏から「フジヤマー、ニッポン!」コールが起こったものである。冗談抜きで、SBの層が薄かった当時の代表ならば、彼の入る余地もあるのではないかと思うこともあった。

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2009年12月10日

●2年ぶりに小平へ行ってみた

ちょっと前の話になるんだけど、先週の火曜日に(半日休暇をとって、スーツ姿で)小平にあるFC東京の練習場へ行ってきた。お目当てはもちろん、今シーズン限りでチームを離れることが決まり、3日前に味スタで涙の挨拶をしてくれた浅利(と藤山)である。ちなみに2008年2月以来(その前は原監督時代の2002年になるのか……)の小平訪問であった。
 
 
その日のチーム練習は午前10時半から。やや出遅れた僕が到着したのは11時半近かったから、既に練習は後半部分に入っていたのだろう。平日なのに(って、ヒトのことは言えないが)数十人の見学者がスタンドを埋めていてちょっと驚いた。あれこれお喋りしている女性ファンのグループもいるにはいるけど、ほとんどの人はジッと黙って見つめている感じ。

選手たちはグラウンド半分を使って対戦形式のトレーニングを行っていたところだった。面白いのは、片方のチームはゴール2つをGK1人で守っていて、もう片方は普通に1ゴール1GKだったこと。2つのゴールへ攻める側はフリーになるとすぐシュートを要求されて(タッチ数も制限されてたかも)、普通に攻める側はじっくり回して崩してからシュート、という雰囲気。カウンター×ポゼッション、というようなシチュエーションを意図的に作り出していたのかな。

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2009年12月08日

●悲喜こもごもJ最終戦

前のエントリーに書いたとおり土日は東京の最終戦(というか浅利と藤山のラストゲーム)を観に新潟まで行っていたのだが、試合前、そして試合中も他会場の動向が気になって仕方がなかった。なにしろJ1の優勝もJ2からの昇格も、どう転んでもおかしくない状況にあったから。そして、実際、どちらも劇的な結末を迎えたのだった。まさに「Jリーグの一番長い日」。
 
 
まずJ1は、首位と2位がともに苦戦しながら勝利を収め、鹿島アントラーズが優勝。

鹿島の優勝は、まあ順当と言ってしまえば順当なのかもしれないが、浮き沈みの激しい今シーズンの経過を考えれば結果的には十分にドラマティックであったと言えるだろう。盤石の強さを見せたリーグ序盤戦~中盤戦。失速して5連敗を喫し、激しい追い上げを受けた秋の苦境。そして驚異的に立ち直り、4連勝で優勝をもぎ取った終盤戦。ダイジェスト映像を見る限り、浦和戦も終盤に怒濤の攻撃を受けながらしのぎきる、いかにも鹿島らしい勝ち方だったようだ。

正直、以前の鹿島は「強いけど汚い」イメージが強かったものだが、オリヴェイラ監督が就任してからはそうした印象もだいぶ薄らいできたように思う。むしろ堂々たる王者らしさ、風格を備えつつあるというか。Jリーグ史上初の3連覇というのはもちろん偉業で、いずれも最終節を勝って混戦を制した勝負強さは「お見事」の一言。悔しいけど東京はまだ敵わない。つーか、ベテランと若手のバランスも良いし、このままでは王朝を作られてしまう……いかんのう。

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2009年12月06日

●「また来年」の人も、そうでない人も (アルビレックス新潟×FC東京)


昨日の夕方は、東北電力ビッグスワンスタジアムでJ1第34節。アルビレックス新潟 1-1 FC東京。長かった2009年のリーグ戦もいよいよ最終節。広島の結果如何では4位の可能性もある東京としては、ACL出場のためにも、シーズンを良い形で締め括るためにも、藤山・浅利のラストゲームを飾るためにも、勝利したいところであった。が、雨と風と相手の気迫に苦しみながら東京が先制するも、終了間際にセットプレーで追いつかれて残念な引き分け。
 
 
試合直前に振り出した雨の中でキックオフ。濡れたピッチと吹きつける風によりボールコントロールは難しく、足を滑らす選手も多い。序盤は「蹴り合い」気味の展開となった。まずペースをつかんだのは新潟。3分、オーバーラップの内田が上げたクロスを松下が頭で叩くが枠外。10分、三門の出足良いカットから新潟のショートカウンターとなり、曺のシュートはポスト左。さらに11分にも新潟の速攻、ジウトンのクロスをゴール前フリーの松下が狙うもミートできず。

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