うまねんblog

後半早々、サニックスのＮＯ８西端がスルスルと抜けてトライ。「おいサントリー、油断してるとコカコーラ戦の二の舞になるぞ」と思っていたところで、サニックス松園がプロフェッショナルファウルでシンビン。これで攻防のバランスが崩れ、サントリーのＢＫ攻撃も解禁。後はサントリーが回して攻めまくって……結局、９トライを積み重ねる完勝。ただし、サニックスもサントリーの高いタックルをかいくぐって反撃し、４トライを挙げた。結局２４点差でノーサイド。

「完勝」の点差とは裏腹に、サントリーにしてみればやや「締まらないゲーム」に見えた。特に前半は煮え切らず……。ただ、清宮監督がプレーオフを見据えてＦＷに拘ってきたのだとすると、この試合の持つ意味も変わってくるのだろう。おそらく、三洋ＦＷへの対抗という意味も含め、モール重視・ＢＫムーヴ温存という意図は確かにあったのだと思う。早稲田出身の監督ならそのくらいは普通にやるだろう、ね。後半のたたみかけはさすがだった。

いずれにしろ、サントリーにとって本当の勝負はまだ先。そこの結果によってこの日の戦いぶりの評価も変わってくるに違いない。

サンゴリアスの中で、大好きな有賀の他に個人的に注目しているのがＳＯの野村。なんつーか、プレーぶりが、真面目なんだけどイマイチなんだよね。マンチェスターＵで言えばフレッチャーみたいな（笑）。この日もつい「そこで蹴るかお前！」などと叫んでしまい森末さんに「厳しいですね」とツッコまれてしまった。まあ、６３分のトライは見事だったし、やろうと思えばやれるんだよね、この人。どうも自信なさそうなプレー選択がもどかしくて……。

あとは、サントリーについては、ＤＦの数を合わせる意識が強すぎてタックル自体がやや甘いのが気がかりかな。本当に厳しい戦いになったところでボロが出なければいいけども。

　

試合後は、渋谷に出てアイリッシュパブの「Failte（フォルチェ）」でBELHAVEN BESTなど飲みながらスポーツ話。お題はドラゴンズ・グランパス・トヨタ自動車やその周りを包む名古屋ゆえの「生ぬるい空気」とか、関東学院大学のラグビー部員をどうにかして救ってあげたいとか、あとＦＣ東京とジュビロ磐田の迷走の類似性とか、まあそんなところだろうか。店が空いてたこともあって、話が弾んでとても有意義な時間を過ごすことができた。

で、その後、赤坂に出て「すっとこどっこい」初め（笑）。こっちでも話題はほとんどスポーツばっか。オシムとジーコの違いがどうしたとか、岡ちゃんは大丈夫なんだろうかとか、近年のＦ１の面白さとつまらなさとか、落合も星野も違うあり方でどちらも偉大だとか……ホント、ここら辺の話は尽きることがない。あと、「歯医者が保険診療だけじゃもう食えなくなりつつある」という話もあったけど、これは非常にシリアスなので思わず酔いが覚めそうになった。