●やったね相田さん!!
昨日、ラグビートップリーグの表彰式が行われたそうである。サッカーのJリーグがシブい地域密着で実績を残しながら、一方で(創設当初ほどではないにせよ)華やかなイメージを保っている要因の一つは、「Jリーグアウォーズ」のような行事の存在だろう。観客の前でリーグを挙げて選手・チームを様々な面から讃える表彰式は、プロモーションの面からもモチベーションの面からも非常に重要なのである。ラグビーも頑張らないと。
まず、チーム表彰では、リーグとカップの優勝チームの他、神戸製鋼が「ベストファンサービス賞」と「フェアプレーチーム賞」の2冠を獲得。前者については、チームの人気に昔から気を遣っている(サインボール投げとかも早くからやってたよね)神鋼が獲得するのは納得できるんだけど、後者はちょっとイメージと齟齬が…(笑)。どういう基準で選んでいるのかもよくわからないが(HPに選考基準載っけてほしいな)、大西一平以来の「バレない反則技術」が効いてたりして。
個人表彰の方は、MVPが立川(東芝)という衝撃(笑)の結果。まあ、FBとしてはやはりイマイチだと思うけれども、薫田ラグビーの冒険性を象徴する選手ではあるし、はまった時の破壊力は確かにリーグ最高である。ほとんど休まず出ていたしね。そう考えると、別におかしくないっちゃそうかもしれん。新人王が後藤(神鋼)なのは順当というところか。代表方面で評価されすぎの気もするけど、神鋼で1年目からレギュラーなのはスゴイ。
最多トライゲッターはマクイナリ(クボタ)とタアラ(セコム)。タアラの方は正直よく知らないけれども、マクイナリのステップの鋭さには目を見張らせられたので、「やっぱりか」という感じである。そして、もう1人、「取るべき人が取った」と言えば、何といっても得点王&ベストキッカーの廣瀬(トヨタ)だろう。コンバージョン53本中50本成功って、あーた……ちょっと信じがたいほどの数字である。ホント、博物館に保存しておきたい選手だよこのお方は。
あと、とても嬉しかったのは、今年から「ベストホイッスル賞」というレフリーの表彰が設けられて、相田真治さんが第一回の受賞者となったこと。公平で、判定の基準が安定していて、プレーの継続を重視する相田さんはもう何年も前から日本のベストレフリーだったと思うのだけれど、これまでは桜岡さんや下井さんの陰に隠れがちな印象であった。一ファンとして、「やった!」と思わず喝采。10年くらい前だったか、秩父宮で行われた早慶戦での、「ルールの範囲内で最大限人間くさい」レフリングが忘れられない。
ともあれ、トップリーグもまだ3年目。こういう行事などを通じて、リーグとしてのフォームを整えて継続していく事が何より大事なんである。10年くらい経っても「そういや、あの年は立川がMVPで後藤が新人王だったな」と覚えられているくらいでないといけない。頑張ろう。
コメント
ときに、今週末の日本選手権2回戦は行くの?
Posted by: こばえもん | 2006年02月09日 17:46
えーと、まだ決めてないけど、その日は別の用事もあるし、多分行かないと思う。
ちょっと勝ち負け的にはうーん、ってなカードだし。
Posted by: murata | 2006年02月10日 00:55