2006年06月30日

●ツール・ド・フランス終了…

ウルリッヒ&バッソ、ツール・ド・フランス不出場決定 (BBC)
 
 
な、な、な、なにいぃぃぃぃいいいいいいい!!


そんな、あーた、せっかくの「ポスト・アームストロング」の年にウルリッヒとバッソが出られないって…どーゆーことよ?!

ドーピング疑惑……しかも本人が否定してても血液検査でシロでも、ドーピングに関わった医師と接触していたっつーだけの理由で即座に排除、か……。恐ろしい話やね。

一昨日あれほどイベントで気持ちが盛り上がったのに……どうしよう……ボーネンのマイヨ・ヴェールだけを楽しみに流し観することにするか……。

2006年06月29日

●なんとまあもったいない… (スペイン×フランス)

決勝トーナメント1回戦最後の試合は、BShiの録画で観戦。スペイン 1-3 フランス。「なんでこの2チームがいきなり当たっちゃうのよ?もったいない!」と叫びたくなる好カードは、グループリーグの不調ぶりとは裏腹にフランスが素晴らしい戦いを見せ、見事逆転勝ち。一方、好調だったスペインはまたしても「無敵艦隊」の称号をつかみ損ねる結果に。


序盤はほぼ互角。高速パスワークにSBの上がりが加わるスペイン。「原点」とも言える4-5-1のソリッドな布陣から、ジダンとヴィエラを中心に機会をうかがうフランス。双方ともに守備もしっかり組織されていてなかなかチャンスは生まれないが、タイトな展開の中、個人の強さで上回るフランスが徐々に優勢に。23分、ジダンの浮き球スルーで右サイドアンリが抜け、えぐってクロスを入れるが飛び込むリベリーとヴィエラはともにシュートできず。

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2006年06月28日

●ツール・ド・フランス開幕直前イベント


夜、渋谷のアップリンクで「ツール・ド・フランス2006開幕直前イベント」。にわかファンなれども昨年来ベタ惚れ継続中の身としては、いくらW杯中とはいえツールのイベントを無視するわけにはいかん!ということで言ってまいりました。開場10分前に到着すると既に行列ができており、その中には東すか編集部のKeiko先生とそのお姉様の姿も(「多分いるだろうな」と思ってたら、やっぱりいた(笑)。席取りサンクスです)。

昨年のツールのダイジェスト映像(これがまた音といい画といい、とにかくカッチョ良いのだ)が流れた後、Saschaさん、今中大介さん、栗村修さんとお馴染みのJSPORTS軍団が登場。Saschaさんは背が高くて愉快なお兄さん、という感じ。今中さんは引き締まった体で「精悍」そのものの印象。栗村さんは…見た目は「物静かな青年」だけど、こういうタイプが実はとんでもない、というのはよくある話だ(笑)。

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2006年06月27日

●恥ずかしながら、トッティのPKを見て泣いてしまいました。 (イタリア×オーストラリア)

昨日の深夜、BShiでドイツW杯決勝トーナメント1回戦。イタリア 1-0 オーストラリア。凄まじい戦いだった。息を呑む拮抗した展開、理不尽な「アクシデント」の発生、攻める新興国に耐える伝統国、そして不調のエースがもたらしたあまりにも劇的な結末。こういう試合を観ると、フットボールなるものの不条理さと大きさに圧倒されてしまうのである。ここ数日のモヤモヤも吹っ飛ぶ、これぞカタルシス!


前半は完全に均衡した戦いだった。両チームとも組織守備が機能。イタリアは巧みな追い込みや挟み込みでボールをさらっては3トップを先頭に攻め込み、対するオーストラリアもビビらず忠実なカバーリングと強靱な体を生かした寄せで対抗。22分のトーニの強烈な反転シュートはGKシュウォーザーが脚一本でセーブ。「やるじゃないか、オーストラリア」。両チーム譲らぬまま、スコアレスでハーフタイム。

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2006年06月26日

●ポルトガル×オランダ ('06サッカーW杯)

BShiの録画でポルトガル 1-0 オランダ。1回戦屈指の好カードは、予想以上に熱い戦い…というよりしっちゃかめっちゃかな大乱戦に(笑)。両チーム合わせて16枚のイエローが飛び交い、都合4人が退場。血の気の多い選手たちと杓子定規な主審が生んだ奇妙な接戦は、攻勢だったオランダがポルトガルの老獪さにいなされ、ついに最後まで1点を奪えず。オランダらしいと言えばらしい敗戦だったかもしれない。

 
開始直後はオランダのペース。中盤のプレスから、速くて強い3トップ(カイト、ロッベン、ファン・ペルシィ)が疾風のように攻め寄せる。加えて中盤の押し上げ。ファン・ボメルのミドルがポストをかすめた時には「こりゃ圧倒するかな」とも思えたのだが…ポルトガルの組織守備はたやすくは崩れなかった。前でボールを奪う強さはないものの、着実に囲い込んでボールを絡め取り続ける。

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●イングランド×エクアドル ('06サッカーW杯)

NHK総合でイングランド 1-0 エクアドル。ひどい内容だったね、この試合は。蒸し暑い気候の中、単調なロングボールの蹴り合いとミスが延々続いて…思わず早送りしたくなるような退屈さ。単調さと退屈さに耐えることでは民族的な強さ(笑)を持つイングランドが、ベッカムのFK一発で準々決勝進出を決めた。

 
昼間の試合、しかもイングランドが1トップで臨んだ時点で、凡戦となることは確定していたのだろう。ポストプレーの上手くないルーニーがトップでは中盤+前線のパスワークでDFを崩すのは難しく、ドッカンドッカン長いのを蹴って「ルーニー大作戦」状態。一方のエクアドルも強豪相手を意識したか、全く前がかりにならない。序盤のクリアミスからの大チャンスをエクアドルがミスってからは、ひたすら中盤の頭越しにボールが行き来。

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2006年06月25日

●アルゼンチン×メキシコ ('06サッカーW杯)

NHK総合の録画でアルゼンチン 2-1 メキシコ。決勝トーナメント初日からこの大激闘。これだからW杯はたまらない。優勝候補アルゼンチンとダークホース・メキシコの戦いは、予断を許さない拮抗した展開から延長戦へ。最後はアルゼンチンの個人技が炸裂したものの、敗者もまた讃えられるべき試合だったように思う。

 
メキシコは「立派な戦い」をした。圧倒的戦力を誇るアルゼンチンに対して引いて守ろうとせず、自分たちの長所を前面にたてて堂々と挑んだ。素早い中盤の寄せからボールを奪い、小気味いいパスワークとドリブルでDFを崩しにかかる。ボルヘッティやフォンセカらアタッカー陣も勝負意識が高くて魅力的。開始早々CKからマルケスが先制ゴールを叩き込み、追いつかれてからも幾度もアルゼンチンゴールを脅かした。

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●ドイツ×スウェーデン ('06サッカーW杯)

さて、気分を入れ替えて(笑)、ベスト16である。「どれも見逃したくないけど、でも4日間で8試合もあるぜおい!」ということで、ここはひとつサクッと行こう。


まずは、BShiでドイツ 2-0 スウェーデン。地元ドイツが大歓声を背に大攻勢をかけ、序盤に2点を奪い、その後も全般的に優位に試合を進める。スウェーデンが反撃する時間帯もあるにはあったのだが、自慢のアタッカー3枚は厳しいマークに遭って満足にチャンスを作れず、加えて前半にDFルチッチが警告2回で退場。最後まで差を詰めることはできなかった。ドイツが準々決勝に進出。

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2006年06月24日

●「規律」と「自由」、「決まり事」と「判断」は両立する。いや、両立せざるを得ない。

『「トルシエ」か「ジーコ」か 不毛な二項対立』 (うまねんWEB)
 
 
なんか、川淵キャプテソがW杯の総括もなしに自己正当化に走っているようなので、参考までに2年半前に書いたコラムを再掲しておきます。

結論。「規律」と「自由」、「決まり事」と「判断」は両立する。いや、両立せざるを得ない。不毛な二項対立思考はとっとと放棄されるべきなのだ。そして、この事を全く理解しない(理解しようともしない)者は高いレベルのサッカーチームを指導するコーチとして適格ではない。このまま手をこまねいて「何もしない」のならば、ジーコは日本代表監督の座を降りるべきだ。僕はそう思う。

いいこと書いてたんだなあ、我ながら(笑)。その後アジアカップとコンフェデの健闘を見て、ジーコ批判についてはフリーズしてしまったのが悔やまれる。

●本当に、本当になってくれるの?

ジーコ監督後任にオシム氏と交渉 川淵会長明かす (スポーツナビ)
 
 
川淵日本サッカー協会会長(自称キャプテソ)が記者会見で語ったそうな。つーか、代表帰国を伝える夕方のニュースでも既にその模様が流れてましたわ。

まだ代表チームはジーコも帯同した状態で帰国したばかり、しかもオシムともあくまで水面下で交渉しているところなのに、なぜ今言っちゃうかなあ…。いつものお喋りの延長線上で単に口が滑ったのか、ファンへのリップサービスのつもりなのか、それとも独断でジーコ就任を決めたことの責任追及を回避するためか(どうもこれっぽい)。

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2006年06月23日

●終わった?いや、終わってないよ。 (日本×ブラジル)

NHKで、ドイツW杯グループF最終戦。日本 1-4 ブラジル。苦しい状況ながらも決勝トーナメント進出の僅かな可能性にかけて、我らが日本代表が王者・ブラジルに挑んだ一戦。期待の膨らむ展開だったが、前半ロスタイムの1点が全てを変えてしまった。嗚呼、この結果をどう受け止めればいいのだろう…。


前半開始直後から、予想通りブラジルがボールを支配する展開。抜群のキープ力にものを言わせ、日本DFの寄せを軽くかわしては独特のリズムのパスをつないでバイタルエリアへボールを運ぶ。ロナウジーニョにカカーにジュニーニョ、さらに軽快な両SBも加わっていく。これに対し、気合いの入っている日本イレブンは粘り強くプレッシャーをかけて対抗。上り調子の稲本がよく効いていて、中田や加地の動きもまずまずいい感じ。

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2006年06月21日

●スウェーデン×イングランド ('06サッカーW杯)

NHK-BSの録画でドイツW杯グループB最終戦。スウェーデン 2-2 イングランド。予選におけるオランダ×チェコと並んで「国際大会でなぜかよく当たる」2チームの対戦は、日韓大会に引き続いて仲良く(?)勝点を分け合うことに。このグループもトリニダード・トバコの健闘でちょっとした驚きはあったものの、終わってみれば1位イングランド2位スウェーデンと、極めて「順当」な結果となった。


大ざっぱに言えば、前半はイングランド、後半はスウェーデンの試合だったのだが、いずれにせよ激しい攻防が続いて「引き分けなら両方決勝T進出」なのになかなか見応えがあった。同カードでイングランドが38年(!)も勝っていないこと。スウェーデン人のエリクソンがイングランドの監督であること。2位抜けだと1回戦でいきなりドイツと当たってしまうこと。そして両チームとも、基本的に手は抜かないタイプのチームでもある。

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2006年06月20日

●スペイン×チュニジア ('06サッカーW杯)

NHK-BShiの録画で、ドイツW杯グループH。スペイン 3-1 チュニジア。この国にしては珍しく、極めて順調なスタートを切ったスペイン。注目の2戦目は、案の定というか、引く相手を崩せず苦戦の展開に。しかし、終盤に新旧ゴールゲッターの活躍でたたみかけ、終わってみれば鮮やかな逆転勝ち。やはりこの大会のスペインはひと味違うのか?


途中までは完全にアップセットの流れだった。8分、FWジャジリの切り返しがDFを引きつけ、折り返しをMFムナリがボレーから押し込んでいきなりチュニジア先制。その後は初戦で得た自信もあるのか、スペインも慌てず中盤のパスワークで翻弄しながら攻めたてる。が、この日のチュニジアDFは意外な健闘を見せた。フェイントやワンツーで抜かれても慌てずカバーに走り、アタッカーに体を当てて決定機寸前で防ぐ。44分、CKからアロンソがドンピシャのヘッダーを枠に飛ばすも、ゴールライン上でDFがクリア。

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2006年06月19日

●まだだ、まだ終わっていない (日本×クロアチア)

NHKーBShiでドイツW杯グループF第2戦。日本 0-0 クロアチア。初戦敗れた両チームにとって大事な大事な第2戦。負けたら即終わり、特に3戦目にブラジル戦を控えている日本にはまさに崖っぷちの状況。結果は…この試合だけみれば「痛み分け」だが、そもそも苦しい日本は勝点3を取れなかったことでますます追い詰められてしまった。もう、開き直るしかない。


前半、日本の出来は悪くはなかったように思う。豪州戦に比べて前目から守備に行く姿勢があり、ボールを奪うと中盤のパスワークにSBも絡んで攻撃ラインを押し上げる。やはり小笠原が入ってマークも分散したのだろう、俊輔がボールに触る回数も多い。相手にDFライン前までボールを運ばれると中盤底の守備が緩いためピンチに陥るが、それは4バック(実質1ボランチ)を採用した時点で覚悟せねばならないこと。対するクロアチアは、特に前がかりにもならず慎重な立ち上がりに見えた。

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2006年06月18日

●ようやく小嵐来る ('06サッカーW杯)

大会前から、実は「死のグループ」C組より厳しいのではないかとも言われていたグループE。初戦でイタリアとチェコが快勝して「あら?意外と順当?」と一瞬思われたのだが、いやいやなんの、やっぱり平穏ではあり得なかった。2試合をNHKーBShiで観戦。


1試合目は、チェコ 0-2 ガーナ。開始直後、チェコDFのミスからギャンが決めてガーナ先制。これで浮き足だったのか、チェコはパスワークがチグハグになってしまい、前がかりになるもなかなか決定機を作れず。66分にはウイファルシの退場でさらに苦しくなり、終盤はチェコに疲れが出たところを逆にガーナが攻勢に出て、82分ムンタリのゴールで追加点。終わってみればガーナの完勝であった。

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●訃報

訃報:宿沢広朗さん55歳=三井住友銀行専務執行役員 (毎日新聞)


記事のタイトルを見ても、一瞬何のことやらさっぱりわからなかった。日比野さんは「信じられない」とコメントしているみたいだけど、僕も全く同じ気持ちだ。というより、「信じたくない」といった方が正確か。なんででこの時期にこの人がこういう亡くなり方をしてしまうのか…。55歳とはいくらなんでも早すぎるだろう。愕然、である。

実は、昨晩実家で両親と妻と夕食をとっていた時、最近のラグビー日本代表の不調ぶりが話題になり、その中で「早稲田出身の人がジャパンの監督になるといい仕事するんだよ。オールブラックスJrに勝った大西鐵之祐さんでしょ、ウェールズをアウェイで追い詰めた日比野さんでしょ、スコットランドに勝った宿沢さんでしょ…」なんて話をしたばかりだった。まさか、その時亡くなってたなんて。

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2006年06月17日

●アルゼンチン×セルビア・モンテネグロ ('06サッカーW杯)

昨晩は飲み会(記憶なし)だったので、グループC第2戦はNHKの録画で。アルゼンチン 6-0 セルビア・モンテネグロ。好発進をきったアルゼンチンに対し、後のないセルビア・モンテネグロが自慢の守備でどこまで食い下がるか…という興味深い対戦だったのだが、予想に反して一方的な「花火大会」になってしまった。これである意味「死のグループ」も終わり、ですな。


開始早々、アルゼンチンが先制点。左サイドの細かいパス回しからサビオラがスパッと抜け出し、完璧な折り返しのラストパスをマキシ・ロドリゲスに通した。緩急の際だつ、鮮やかな得点。その後はアルゼンチンがややペースを落としたこともあり、どちらかと言えばセルビア・モンテネグロがボールを支配して攻める展開。しかし、工夫のないサイド攻撃が多く、アルゼンチンDFは余裕で受け流している感じ。

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2006年06月16日

●イングランド×トリニダード・トバコ ('06サッカーW杯)

夜中、NHKでドイツW杯グループB。イングランド 2-0 トリニダード・トバコ。初戦の両チームの戦いぶりからイングランドにとって難しいと思われていた試合。案の定というか予想以上にというか、トリニダード・トバコの組織守備の前に苦しむことに。しかし、イングランド人にとっては幸いなことに、「困ったときのベッカム」は未だ健在なのであった。


開始から、順当にイングランドの優勢。中盤の支配力にベッカムのクロス、クラウチの高さ、そしてジョー・コールのドリブル突破。完全にハーフコート・マッチの状態でじっくり攻めたててる。しかし、トリニダード・トバコの防御は実にしっかりしていた。ぬかりのないマークの受け渡しと素早い守備ラインの構築。ランパードのミドルのこぼれ球をオーウェンが押し込み損ねたりしつつ、スコアレスのまま試合は進む。

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2006年06月15日

●驚愕のスペイン×ウクライナ ('06サッカーW杯)

夜中、NHKでドイツW杯グループH。スペイン 4-0 ウクライナ。グループ1位抜けのライバルと目される両チーム、ともに不安を抱えながらいきなりの対決。際どい勝負になることが予想されていた一戦だったが、蓋を開けてみれば予想外に一方的な内容と結果になった。サッカーというのはつくづく恐ろしいものである。


キックオフ直後から、スペインが優位に試合を進めた。前ではビージャとトーレスというイキのいい2トップを頼れるルイス・ガルシアが支え、後ろではシャビ、アロンソ、セナの3ボランチを中心とするパス回しが好調。一方のウクライナは、やはりシェフチェンコの動きがイマイチな上に彼を目標とするパスに拘りすぎのようにも見え、頑健かつ老練なスペインCBに阻まれなかなかチャンスを作れない。

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2006年06月14日

●ヤクルト×日本ハム


気分転換、という訳でもないが(笑)、神宮球場でプロ野球交流戦を観てきた。ヤクルトスワローズ 6-3 日本ハムファイターズ。お目当ては、もちろん今季限りの引退宣言をカマしてくれた新庄、じゃなかったSHINJO、である。


神宮球場のスタンドは超久しぶりである。おそらく、10年じゃきかないくらい間が空いているのではなかろうか。バックスクリーンがカラーになっていたりビール売りのお姉さんがタンクを背負うようになってたりと、変わったところも確かにあるが、スタンド裏の食券制のそばスタンドとか、スタンド入口でやる気なさそうに座布団を売るおばちゃんの存在(笑)とか、昔のまんまの部分も多くて懐かしかった。小さな球場なので、選手が近くに見えるのも相変わらずいいね。

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2006年06月13日

●やられた、やられた、やられた…クソッ。 (日本×オーストラリア)

NHKでドイツW杯グループF。日本 1-3 オーストラリア。大事な、大切な、超重要なグループリーグ初戦。午後のカンカン照りの下、試合は消耗戦となり、日本はGKのミスから幸運な先制点を得るも、残り10分やはりGKのミスをきっかけに続けざまの3失点。厳しい逆転負けをくらってしまった。ああ、悔しい。


前半途中まで、どちらかと言えば豪州ペースだったように思う。個々の選手は屈強ながら力任せにならず、規律のとれたパス回しからのキューウェルらの鋭い持ち出し、さらにヴィドゥカの機転を武器にチャンスを作る。ただし、日本もやられっぱなしというわけではなく、能活の好守でしのいでは、柳沢と高原の切れのいい動きから逆襲を見せた。高原がDFの逆をとって放ったシュートは僅か左にはずれ。

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2006年06月12日

●暑さはサッカーの敵なり (セルビア・モンテネグロ×オランダ)

昨晩、NHKでドイツW杯グループC。セルビア・モンテネグロ 0-1 オランダ。「死のグループ」第2戦は暑い気温の中での消耗戦となり、虎の子の1点を何とか守りきったオランダが接戦をものにした。これでドイツ、イングランド、アルゼンチンに続いてオランダが白星発進ということで、この大会今のところ波乱なし、というところか。


立ち上がり、セルビア・モンテネグロが自陣に分厚い守備網を張り巡らし、対するオランダがもの凄い勢いで中盤プレスをかけていったのを見て、「これはとんでもなくタイトな戦いになるのでは」と期待したのだが、長続きはせず。原因は、ピッチレベルで30度にも達しようかという暑さ。昨日のイングランド×パラグアイもそうだったが、途中からはミスの多くユルめの試合になってしまった。

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2006年06月11日

●共に戦え…ません、これでは。 (ラグビー日本×イタリア)


午後、秩父宮でラグビーのテストマッチ。日本 6-52 イタリア。最初は腹が立って、次第に笑えてきて、それを通り越すと…悲しかった。力の差があるのはわかっていた、のだけれど、ここまで何もできないとは。2年前に対戦した時は、最後は突き放されたけどまだ「やりようによっては勝てないことはない」という感じだった。でも今回は…。ジャパンの相対的な弱体化に愕然、である。


試合前の君が代独唱は平原綾香さん。上手いね~。声量と声のきれいさに音響設備が追いついていないような様子だったけど、素直に感心して聞き入ってしまった。雨の中肩出しの衣装で頑張ってくれたし。あと、ハーフタイムには彼女のデビュー曲の『Jupiter』も披露してくれたんだけど、どうせなら『World in Union』(ホルストの『Jupiter』に歌詞をのっけたW杯公式ソング)を歌ってくれれば良かったのに、と思ったのは僕だけか?

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●「死のグループ」初戦 (アルゼンチン×コートジボワール)

朝、NHK-BSでW杯グループC。アルゼンチン 2-1 コートジボワール。リケルメの優れた個人技で2点を先行したアルゼンチンが、身体能力で上回るコートジボワールの猛反撃を受けながらも何とか逃げ切って白星スタート。両チームの特徴らしきものがよく見えた、実に面白い試合だった。

コートジボワールは下馬評通り強力なチームだった。身体能力が高い上に戦術的にも統制がとれていて、ドログバが中心なんだけど決して彼だけに頼っているわけでもない。立ち上がりからアルゼンチンの選手が一対一ではね返される姿を見て、「これはヤバいかも」という印象。粗いがムチャクチャ速い攻めにアルゼンチンDFがタジタジになる場面も。

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2006年06月10日

●あれから10年も

えー、気がつけば6月10日、三十ウン回目の誕生日を迎えておりました(つーことは、生年月日が一緒の浅利悟選手も誕生日だったということだな。おめでとう!)。ささやかながら、カミさんにシャンパンとケーキでお祝いしてもらいましたですよ。本当にありがたいことであります。「嬉しい」かどうかと言われれば、そろそろ微妙な歳かもしれんけど(笑)。

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●やっぱり、嬉しい開幕だ!! ('06サッカーW杯)

いや~いよいよ始まったね~。何だかんだ言って、ワールドカップともなるとワクワクしてくるのを抑えられないのがサッカーファンの性。だいたい、サッカーは野球と違って週末(とせいぜい水曜日)くらいしかやっていないのが程良いところでもあり、残念なところでもあるんだけど、この1ヶ月に限っては毎日観られるっちゅうんだから嬉しいやないですか。


で、開幕戦。ドイツ 4-2 コスタリカ。順当、と言ってよいのだろう。終始ドイツ優位で進む試合展開、コスタリカが逆襲から2ゴールを奪って食い下がるも、最後は地力の差が出た形になった。地元ドイツがまずは幸先のいいスタートを切ることに。前のW杯は前王者(フランス)敗戦で始まる波乱の幕開けで、そのまま波乱の大会になったのだが、さて今回はどうなるか。

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2006年06月09日

●『殺人の追憶』

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明日からはどうせサッカー三昧になるのだからと、久しぶりにHDレコーダーに溜め込んである映画を消化。ポン・ジュノ監督『殺人の追憶』。1980年代半ば、韓国のとある農村で起こった連続強姦殺人事件。地元の刑事パクとソウルから派遣された刑事ソは、互いに反目しながら捜査に乗り出すのだが…。

いや、正直、韓国映画ということで多少ナメていたことは否めないのだが、観てみると非常に出来のいい作品だった。凄惨な殺人現場とコミカルな捜査の失敗がテンポ良く交互する軽快な序盤。手がかりと共に事件の異常さが露わになって緊迫感が高まる中盤。そしてサスペンスと悲劇から重い結末に至る終盤。色々なテイストが複合的に積み重なって、2時間20分全く飽きなかった。

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2006年06月08日

●すんごい男がいたもんだ

夕食時、何気なくつけていたプロ野球交流戦中継が面白かった。ソフトバンク 4-0 巨人。怪我人続出で苦しむ巨人に対し、攻守の柱が大活躍したソフトバンクが完勝。これでソフトバンクはロッテに並んで首位である。

この試合のMVPは、ソフトB先発の齊藤和巳だろう。1安打無四球の完封、12奪三振。数字的にももちろん見事だが、マウンド上での存在感や投球の迫力はそれ以上に素晴らしかった。次々投げ込まれる快速球に巨人の打者は手も足も出ない。9回には最高速152kmを出し、余裕の笑顔を浮かべ、そして三者三振の締め。プロ野球ファンには「何をいまさら」と言われるかもしれんが、すごい男がいたもんだ!

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2006年06月07日

●それを自転車レースでは「アシスト」と呼ぶ

「サッカーというのは、バランスを保つために水を運ぶ役割をする選手が必要」( J's GOAL )


当たり前といえば当たり前すぎるくらいの事なんだけど、一部では次期代表監督とも噂される名将イビツァ・オシムの言葉となると重みが違うよな、重みが(笑)。

ここでオシムの言う「水を運ぶ役割をする選手」とは、前にサッカーマガジン(だっけ?)のインタビューで名波が言ってた「コマネズミ」の事だろう。エース級の選手を生かすために、汗をかきまくって献身的な役割を果たせる選手。野球で言うところの2番打者。サイクルロードレースでは「アシスト」。確かに、それは必要に違いない。

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2006年06月06日

●まあ、何十年後かには会えるだろう

夜、新宿東口の「えん」で元河合塾の仲間と飲み会、というか、先日中国某所にて交通事故で亡くなった友人の追悼会。まあ、いつものガブ飲みメンツだけに、しめやかな時間などにはほとんどならず、ビールや焼酎を散々飲みまくってガハガハ笑い続けて、でもそれでいておセンチな瞬間も確かにあった、そんな集いだったんだけど。

その亡くなった彼は、もう10年以上前になるのか、大学時代一緒に中国旅行に参加した仲間である。今にして思えば大した冒険でもないのかもしれないが、まだまだ引っ込み思案だった当時の僕たちにとって、半月の間に北京(で短期留学)→成都→重慶(から船で揚子江下り)→南京→上海と巡る旅は十分に刺激的かつヘビーなもので、彼には「戦友」とも言うべき思いを抱いていたのである。

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2006年06月05日

●日本×トンガ ('06パシフィック5ネーションズ)

パシフィック5ネーションズの初戦はJSPORTSの録画で観戦。日本 16-57 トンガ。大敗。世界ランクが下とはいえ、トンガが実質格上の相手だということは承知している。でも、福岡の満員のお客さんの前で、今季初戦でもあるまいに、しかも今年からIRBがわざわざセッティングしてくれた貴重な国際大会の場で、いくらなんでもこれはないんじゃないの、というのが正直な感想。頭を抱えてしまった。

キックオフ前のハカに気押されてそのまま、というわけではなかった。前半は、確かにいい出来では決してなかったけれども、最低と言うほどでもないように見えた。開始早々のあっけない、そして30分過ぎの軽いキック処理からのトライ献上はいただけない。でも、全般的には密集で集中力を見せてしのいでいたし、終了間際はジャパンの方が押し気味、追い上げて後半に入る良さげな展開だった。

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2006年06月04日

●プレイバック高校時代?の日

毎年、6月の第1日曜日に行われる母校(都立日比谷高校)の同窓会は、卒業生の端くれとして手伝うことにしている。今年も前日の昼から永田町の校舎へ出かけ、若い連中(ほとんどが大学生)に交じって汗を流してきた。トラックの助手席に乗って移動しては、パイプイスやテーブルを積んだりテントを組み立てたり看板を運んだり…。

自他認める文系人間の僕は、正直なところこの手の力作業はあまり得意ではないのだが、それでも荷台に跳び上がり、重い荷を抱え、運び、渡し…と繰り返していくうちに段々と体が動くようになって気分もノッてくる。やっぱり汗をかくって気持ちいいなあ、みたいな。まあ、本当にキツいと言うほどの作業ではないのだろうし、周りの若者にはうざがられたかもしれんが。

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2006年06月03日

●『草競馬流浪記』

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『草競馬流浪記』(新潮社)読了。競馬や将棋、野球などをこよなく愛した故・山口瞳さんが、昭和50年代後半に全国の公営地方競馬全27場(当時)を巡った旅の様子を綴っている本。4月の末にさる友人から借りていたのだが、結局読み通すのに1ヶ月以上かかってしまった。5月は忙しかったからなあ。仕事とか飲み会とか、あとジロとかジロとかジロとか…(笑)。

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2006年06月02日

●J1お休み中の主なスポーツ

6/4(日)              日本×トンガ(ラグビー)
6/4(日)              安田記念(競馬)
6/4(日)              日本×マルタ(サッカー)
6/9(金)~6/23(金)     W杯予選リーグ(サッカー)
6/10(土)~6/18(日)    ツール・ド・スイス(自転車)
6/11(日)             日本×イタリア(ラグビー・現地観戦予定)
6/12(月)             日本×オーストラリア(サッカーW杯)
6/14(水)             ヤクルト×日ハム(野球・現地観戦予定)
6/17(土)             サモア×日本(ラグビー)
6/18(日)             日本×クロアチア(サッカーW杯)
6/22(木)             日本×ブラジル(サッカーW杯)
6/24(土)             オールブラックスジュニア×日本(ラグビー)
6/24(土)~6/27(火)     W杯決勝T1回戦(サッカー)
6/25(日)             宝塚記念(競馬)
6/30(金)・7/1(土)      W杯準々決勝(サッカー)
7/1(土)              日本×フィジー(ラグビー)
7/1(土)~7/23(日)     ツール・ド・フランス(自転車)
7/4(火)・7/5(水)       W杯準決勝(サッカー)
7/9(日)              W杯決勝(サッカー)
7/19(水)             アビスパ福岡×FC東京(J1第13節)


………なんだ、全然「お休み」じゃないじゃん、俺(笑)。

2006年06月01日

●茂庭の快足が世界を驚かす、ぞ!!

田中左太もも痛を再発、代役に茂庭を召集(日刊スポーツ)


このニュースを読んで、昨日のエントリーで僕は「複雑な気持ち」だと書いた。田中誠のW杯出場は、おそらく本人にとっては長年ずっと抱いていた願いだろうし、僕も一ファンとして個人的にそういう思いであった。今回の離脱は気の毒でもあり、本当に残念でならないのである。

ただ、だからといって、代役が茂庭になったことはもちろん嬉しいに決まっている。02年に東京に来て間もない頃の、愛嬌はあるけど不安定で頼りなく、「しっかりせい!」と叫びたくなるようなプレーぶり。磐田に1-6で叩き伏せられた時の涙。そしてその後の人が変わったかのような成長ぶり。この5年間チームと共に歩んできた姿を思い起こせば、「あのモニがねえ……遠くへ来た(行く)もんだなあ」という感慨を禁じ得ないのである。

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