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2006年06月10日

●やっぱり、嬉しい開幕だ!! ('06サッカーW杯)

いや~いよいよ始まったね~。何だかんだ言って、ワールドカップともなるとワクワクしてくるのを抑えられないのがサッカーファンの性。だいたい、サッカーは野球と違って週末(とせいぜい水曜日)くらいしかやっていないのが程良いところでもあり、残念なところでもあるんだけど、この1ヶ月に限っては毎日観られるっちゅうんだから嬉しいやないですか。


で、開幕戦。ドイツ 4-2 コスタリカ。順当、と言ってよいのだろう。終始ドイツ優位で進む試合展開、コスタリカが逆襲から2ゴールを奪って食い下がるも、最後は地力の差が出た形になった。地元ドイツがまずは幸先のいいスタートを切ることに。前のW杯は前王者(フランス)敗戦で始まる波乱の幕開けで、そのまま波乱の大会になったのだが、さて今回はどうなるか。

試合は、よく点が入った割には平板と言えば平板だった。ドイツはコンフェデの時と同じく、中盤プレスでボールを奪って着実につないでからサイドに展開、あるいはミドルシュート、という攻撃を繰り返す。一方のコスタリカはひたすら「ワンチョペ大作戦」で少ないチャンスを狙う。その攻防が90分ずっと続いたと言っても過言ではない。まあ、もし副審のオフサイド判定がもっと緩かったらドイツも冷汗をかいたかもしれんが。

ドイツの得点はサイド攻撃からクローゼが押し込む形で2点、そしてボックス外からの弾丸シュートで2点。これは狙い通りか。クローゼの決定力はさすがで、4年前よりもよりポジショニングで勝負できるようになったかも。どの選手もミドルシュートをやたら撃っていたのは、やはり公式球のトリッキーな挙動とMF陣の馬力を見越してベンチからも指示が出ていたのだろう。フリングスの「ドカン」にはビックリさせられた。

この試合の印象だけで言えば、攻撃はサイドのクロスとロングシュートの反復に偏っていて「イングランドあたりに通用するのか?」という気もしてしまうのだけれど、そこら辺はバラックのコンディションとノイヴィルの使い方次第なのかな。まあ、ドイツで問題なのはやはり守備の方で、日本戦でも見られたような裏のボールへのDFの対応のズレが今日もあったような気がするのだが、どうなのだろう?あと、レーマンがいつもより前に出られなかったような気がしたが?

もっとも、ワンチョペの個人技が凄かったのも確かではある。DFライン裏に抜けた2回のチャンスを、両方とも決めて2得点だから。言わば決定率100%ですよ!2回しかシュートできないのが問題とも言えるが(笑)。コスタリカも、残りの2チームが(他のグループに比べれば)強くない相手だろうから、まだまだチャンスはあるよね。


ともあれ、これで「特別な1ヶ月間」が始まったことには違いない。とりあえずはグループリーグで他の有力国の調子を見て比較しながら、日本の応援で楽しむことにしようか。社会人としての日常生活を破壊しないためには、1日1試合程度に抑えなきゃいなかんかもしれんけど。明日はイングランド×パラグアイかな。あ、アルゼンチン×コートジボワールもあるよ…(笑)。

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