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2005年12月21日

●アーセナル×チェルシー

JSPORTSでプレミアリーグ第17節。アーセナル 0-2 チェルシー。チェルシーが速攻で奪った2点をしっかり守りきり、快勝。驚くべき事に、プレミア発足以降ハイバリーでの初勝利だとか。時代は変わったということなのだろうか。一方、既に連敗していたアーセナルにとっては、優勝争いはおろかCL出場権さえ危うくなる、あまりに痛い敗戦。

アーセナルのサッカーを観ていて、驚いたり胸を踊らせたりしなくなったのはいつからだろうか。テンポよいショートパスとポジションチェンジを繰り返して守備網の突破を狙う、攻撃のあり方自体が変わった訳ではない。ヴィエラが抜けたとはいえ、選手の質は相変わらずトップクラスだ。でも、見ていて何となく楽しくないし、得点は確実に減っている。相手チームの研究が進んだせいかもしれないし、同じ事の繰り返しで選手たちがマンネリ気分に陥ってしまっているのかもしれない。

いずれにしろ、ハイバリー最後の年になって「煮詰まり」あるいは「行き詰まり」の状態に陥ってしまったのは、アーセナルの関係者全てにとって残念な事だろう。気合い入れて1年限りの復刻ユニまで作ったのにね。ベンゲルももう10年くらいやってるんだっけ?余計なお世話かもしれんが、そろそろ潮時なのかもしれないな、と思う。どんな名将でも引き出しの数には限界があるし、「飽き」や環境の変化からは逃れられないのだから。

ついでに言えば、同じ事がマンチェスター・ユナイテッドにも当てはまるように思うのは僕だけではあるまい。となると、モウリーニョ一人勝ちか。チェルシー贔屓の僕としてもそれはちょっと面白くないな。ファーガソン卿にもうちょっと頑張ってもらうか、さもなきゃ新しい傑物が登場してほしいところである。遠く極東の地から見物している身としてはね。デシャンとか、いつまで浪人してるんだろう。

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