2005年04月30日

●『日本のいちばん長い日』

ビデオで、岡本喜八監督『日本のいちばん長い日』観る。1945年8月14日から15日、終戦という到達点へ向かう大日本帝国の政府・軍部における暗闘をドキュメンタリー調で描いた大作。タダゴトではない緊迫感の中、「日本史上最も重要な1日」の様子がものすごいスピードと密度で描かれていく。

天皇による終戦の決断から始まり、終戦の詔勅を巡る陸軍大臣と海軍大臣の対決、詔勅公布のために駆け回る官僚たち、陸軍省若手参謀たちの反乱決起、玉音放送レコードの争奪戦、終戦を知らず飛び立つ特攻機。そして血なまぐさい夜が明けて、ある者は静かに終戦を迎え、ある者は血だまりの中で息絶える…。なんというボリューム。これが本当に1日の出来事なのか、にわかには信じがたい気さえしてしまう。あくまで政府・軍部の内部に的を絞っているにも関わらず、全太平洋を巻き込む大戦争の終点というのはやはりエライコトだったのだと納得させられる映画だ。

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2005年04月29日

●清原和博通算500号ホームラン

夜、実家で広島×巨人を観ていて、ついに目撃できましたよ清原の通算500号を。センター方向へのラインドライブかかった当たりで届くかどうか微妙だったけど、広島市民球場で良かった(笑)。デビュー当時から見続けていた選手の500号というのは初めての体験であり、今後もそうは出ない記録であろうから、なかなかに感慨深い。

しかし500号か…。すごい記録ではあるんだけど、デビュー当時清原にかけられていた期待と比べて考えると微妙なところではあるよね。衣笠さん(もちろんこの人もスゴイ選手だけど)でも2千本・500号はクリアしているわけだから。せめて野村レベル……今さら言っても仕方のないことではあるが。

●ACミラン×PSV(欧州CL準決勝)

録画していた欧州CL準決勝1stレグを観る。ACミラン 2-0 PSVアイントホーフェン。ミランにとっては会心の、PSVにとっては相当に厳しい結果。

目まぐるしく両チームがチャンスを作りあった試合だったが、どちらかと言えば前半はミランが、後半はPSVが押していた印象。勝敗を分けたのは…決定力、と言うと曖昧すぎるか?要はシェフチェンコがいた方が勝ったということだよね。で、おまけにミランはやられそうだった後半も何とかしのいで、終了間際にトマソンのボレーが決まって追加点。これも、あまりにも大きい…。

PSVが進出するためには、次戦で2-0以上の勝利が必要ということになる。もしミランが1点取ったら4-1以上。まあ、ミランの決勝進出は固いだろう。PSVは何度かあったチャンスを朴智星が1つでも決めてれば、むしろ有利なくらいだったんだけども。まさに天国と地獄。サッカーは怖い。当たり前だが、シュート力は大事なんだ。

2005年04月28日

●FC東京×柏レイソル


夜、味の素スタジアムでJ1第8節。FC東京 0-2 柏レイソル。昼間の陽気とは裏腹に冷たい風の吹きつける中で行われたこの試合、内容と結果、そして試合後の光景は、風なんかよりもずっと寒くてつらいものだった。

試合前、コンコースでどとねと君とやすぞうさん(結局ビール何杯飲んだんですか)に会った時、非常に数の少ない柏ゴール裏を見て「寂しいね~」などと話していたのだが、まさか試合後に寂しい思いをするのがこちらだったとは(笑)。

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2005年04月27日

●二次会に中華料理屋

夜、新宿NSビルの「ごだいご」で仕事場の歓送迎会。お造りとかおでんとかはまあ「お得な」コースメニューだからこんなもんかな、という感じだったのだが、最後に出てきた三元豚の陶板焼はなかなか美味かった。基本的に豚肉ってのはハズレがないからなあ。飲み物は瓶ビールだったのでイマイチ。あと、窓際の席で夜景が素晴らしかったはずなのに、宴会に集中して一切覚えていないのはどうかと思った。

二次会は西口の中華料理「西湖」で。昔からなぜか二次会によく使うんだよなー、ここ。既に相当食ってるんだから中華の醍醐味としてはいかがなものかだな…などと言いつつ、炒飯とか五目焼きそばとかけっこう食ってしまった。うまい。机の上が回転する中華ってやっぱりいいね。隣に説教親父が座らなければもっとよかったな。

ここで散会…になったのだけど、調子に乗って浦和サポーターの仕事仲間(試合前は一触即発状態(笑))ともう一軒、「串特急」でサシ飲み。ディープな話題でしみじみしている(自分で書いてても意味わからんな)うち、気がつけば終電なくなってた。がびーん。

2005年04月26日

●殴ったら負け、か

帰宅途中、大江戸線の中で「EL GOLAZO」読む。どうにもピンク色の紙面が馴染めなくて普段は読まないのだが、今回は柏サポーターの暴力事件の経緯が知りたくて購入。

今回の事件について。まず、柏サポーターの行為の善悪については論ずるまでもないだろう。それでもなお名古屋ゴール裏の「煽り」がどーのこーの言っている意見もあるようだが、別に名古屋の連中がアウェイ席を飛び出して何かやったわけでもあるまいし、仮に名古屋側に行き過ぎがあったとしても、それは殴りかかったりしなければ非難もできたかもしれないが、こうなっては柏側や柏寄りの人間がそれを持ち出すことは許されまい。おそらく、殴られたり追いかけ回されたりした人たちの中には「煽り」に加わっていない人間もいたことだろう。あらゆる意味で言語道断である。

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●山利喜

昼間どうにも仕事でストレスが溜まって仕方なかったので、夜は1人でふらっと飲み屋へ。大江戸線に乗り、ここを見て前から行きたかった森下の「山利喜」(新館)へ。8時前に着いたのだが、一番混雑する時間に当たってしまったらしく、15分ほど待つ。春になっていてよかった、と思う。

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2005年04月25日

●マラガ×バルサとか

夜、仕事が終わってから実家に寄って日ハム×ダイエーソフトバンク戦など見ながらメシを食う。ソフトバンクは小久保に村松に井口と次々主力選手が抜けているのに、いまだ強さを維持してるのは大したものだ。オリックスなんて、近鉄とオリックスを足して上半分を取ったようなものなのに5位だもの。

久しぶりに実家の自室を眺め、どう片づけるかしばし悩む。いや、実はGWに田舎から親戚(高校生・中学生・小学生)が遊びに来るので僕の部屋に泊めなきゃいけないのだが、本棚に並んでるのが「不健全図書」ばかりだからなあ(笑)。根本敬の本とかやばいっしょ。松沢呉一さんの本も隠した方がいいかも。

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2005年04月24日

●レアル・マドリー×ヴィジャレアル

WOWOWの録画でリーガ・エスパニョーラ。レアル・マドリー 2-1 ヴィジャレアル。レアル・マドリー、難敵相手に炎の逆転勝ち。いやあ盛り上がってきましたな。

同点・逆転ゴールそれ自体を演出したのはジダンやロナウド、サルガドの個人技であったが、それよりも印象に残ったのはベッカムのプレー。前半から守ってはしつこい絡みでボールを奪い取り、サイドからの高速クロスとミドルシュートでチャンスを演出、味方に対しては絶えず激励を飛ばす。チャラチャラした印象で語られがちな彼だが、イングランド代表の主将を立派に務めていることからもわかるように、体の中には熱い闘志を秘めている男なのである(飛ばした反動で後半はバテていたようだが)。加えて、彼の高速パスによってオーウェンの走力も生きるようになった。

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2005年04月23日

●ガンバ大阪×FC東京(テレビ観戦)

午後、JSPORTSでJ1第8節。ガンバ大阪 5-3 FC東京。東京ファン以外の観戦者にとっては実に楽しいゲームだっただろうし、僕らの目から見てもスリリングなゲーム。でも、ユルい撃ち合いはガンバの方にとって得意な形だった、ということか。


前半早々、石川からのサイドチェンジが大きく弾んだところ、左から走り込む戸田がDFと競りながら右足ダイレクトで叩く!このシュートが逆サイドのゴールネットに刺さって東京先制。判断と体の動きと結果が一致した見事な得点。その後はガンバのペースとなり、軽快なパスワークと外国人選手のキープ力を武器に攻めたてるも、東京は土肥の好セーブにDFの体を張る守備、さらにゴールポスト大先生の活躍(笑)も加わって、ハーフタイムまでしのぎきる。

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2005年04月22日

●「写真はものの見方をどのように変えてきたか 第1部」

恵比寿の写美で、10周年特別記念展「写真はものの見方をどのように変えてきたか 第1部「誕生」」。1世紀半以上に及ぶ写真の歴史を、美術館の収蔵作品だけを使って8ヶ月にわたって(4部構成)再現する、という野心的な展覧会。

仕事で関わっている関係上客観的な批評は難しいのだが…入ってすぐ、世界最初の写真方式「ダゲレオタイプ」で撮影された銀盤写真が展示してあるのだけれど、その鮮明さ(サイズは小さいけど)には驚かされた。そして、この「ダゲレオタイプ」はいわゆるネガを介さないダイレクトプロセスというやつで、その点では現代のデジタルカメラと共通しているとか。最古のものと最新のものが通じている、っつーのがなんだか不思議ですな。

他には、昔の写真はしばらくジッとしていなければならなかったので死体が被写体に選ばれることがけっこうあった(現物あり)とか、ルイス・キャロルのロリ写真とか、あとちょんまげ結っていた頃の日本人の写真とか、色々見るところがあるのは間違いないです、はい。

2005年04月21日

●レアル・マドリー×バルセロナ

録画しっぱなしになっていたクラシコを、(今頃になって)観た。レアル・マドリー 4-2 FCバルセロナ。マドリーにしてみればまさに会心、溜まっていた鬱憤をだいぶ晴らせる試合であったに違いない。

この試合のマドリー攻撃陣はいわば火の玉状態。得意の流れるようなパスワークからのラストパスにジダンが、ロナウドが、ラウールが、そしてオーウェンがもの凄い勢いで飛び込んでいった。特にジダンの先制点はシュートの勢い余ってゴールポストに頭から激突するもので、その姿を見て味方が奮い立たないわけがない。「口火を切る」とはまさにあのプレーのことだ。ベッカムも見事なクロスを何本も入れて奮闘していたし、間違いなく今季最高のサッカーだった。

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2005年04月20日

●万力、だな

夜、夕飯を食べながら日テレで巨人×阪神戦を観る。清原の2発などで巨人が快勝。

凄かったのは清原の2つ目のホームラン。フルカウントから真ん中高めの速球を思い切りひっぱたき、後でスローで見たら相当グリップ寄りに当たっていたのだが、「グシャ」と異様な音をたてたボールは山なりの弾道でスタンドへ飛び込んだ。ひしゃげたボールが目に見えるようで、力任せにもほどがあるというか……あれ、普通のバッターだったら定位置のレフトフライでしょ。化け物37歳、である。

2005年04月19日

●『地獄の黙示録 特別完全版』

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フランシス・コッポラ監督『地獄の黙示録 特別完全版』観る。

…うーむ。子供の頃に(オリジナル版を)観た時には、ある種の無秩序というか、とにかくバラバラ、支離滅裂な印象しか残らなかったのだが、今観ると全然違う。あらゆるシーン(特に前半部)が相当に作り込まれており、分裂的に見えて実はきちんと筋は通っているように思える。

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2005年04月18日

●バルセロナ×ヘタフェ

WOWOWの録画でリーガ・エスパニョーラ。FCバルセロナ 2-0 ヘタフェ。バルサのサッカーってのは基本的に個人技か2人のコンビネーションでの突破を積み重ねるものだから、主要メンバーが欠けると戦力ダウンに直結してしまう。今回はエトーとプジョルの大駒2枚が欠場で、案の定の苦労ぶり。悪く言うと、厚みのない、もろいチームだよね。ま、それでもこの試合は残ったロナウジーニョ(この人は『少林サッカー』に混じっても違和感ないと思う)とジュリが個人技で何とかしてしまったし、残り6試合で勝点差6ならなんとか逃げ切れるとは思うのだが、オフの補強はだいぶ賑やかなことになりそうだ。

2005年04月17日

●すげえインパクトだ


昼前に起床。一通り部屋の掃除をしてから、昼食にインスタントのフォーを食べる。

13時から東京×ユベントス戦のソシオ優先販売に電話する。が、これがなかなか繋がらない。どうもシステムエラーだったらしいのだけど、電話の「先着順」ってのはいつもながらいい気分がしない。結局、40分くらいかかってSA席をゲット。

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2005年04月16日

●FC東京×浦和レッズ

10時頃起床。やや二日酔い。

昼食は久しぶりに「東京麺通団」で。ひやかけの小に海老天とげそ天。13時頃店に入ったのだが、ちょうど昼のラッシュ後の茹で上がりに当たったらしく、麺のコシ・ツヤともに満点の出来。美味かった。もうこれからはひやかけの季節だな。

京王線に乗って飛田給へ。駅からスタジアムまでの道のり、警官隊が出場していていつもに比べればものものしい雰囲気。昨年の2nd第6節、浦和ファンの一部が駅前で騒いだという件を思い出す。こういうことで色々とやかましく厳しくなるのは誰にとっても良いことではない、という当たり前の事を、サッカーを愛する人間は肝に銘じるべきだ。

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2005年04月15日

●味珍樓

夜、木場公園近くの中華料理屋「味珍樓」で仕事場の歓送迎会。味はまあまあ、机のくるくる回る中華というのは懇親会みたいなものにはぴったりで、それなりに座も盛り上がったのだが…。

いわゆる「オヤジ」という人種は、どうして若い女性のいる前でも平気で下ネタに走っちゃうかね?どんどん引いていく女性陣の脇で、俺も酔いがさーっと醒めちゃったよ。その手のオヤジと、あと酔っぱらうとやたら説教したがる中年は飲み会出禁にしたいくらいだ。

2005年04月14日

●『激動の昭和史 沖縄決戦』

ビデオで岡本喜八監督『激動の昭和史 沖縄決戦』観る。一度見たらもう金輪際絶対戦争なんてやるもんかと思える、太平洋戦争ものの傑作。

固いナレーションの下、ドキュメンタリー調で映画は進んでいく…のだが、行き当たりばったりの展開、無数の登場人物が繰り広げるドタバタ劇はコミカルとさえ言えるもので、その大半が史実に基づいたもの(一応「一部創作」という断り書きは出るが)だとはにわかに信じがたい。でも、本当なんだな。それがまた沖縄戦の悲惨さを際立たせるのである。岡本監督の皮肉たっぷりの演出もあり、全編に漂うのは「滑稽な哀しさ」といったテイストだ。

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●非常に単純な性格なので

こういうことを言われると、けっこうブッフバルトを好きになってしまう俺(笑)。

そして、だからこそ、土曜日には、前へ出て粘りもある東京らしい守備がレッズを封じ込める光景を見たい。ぜひとも見たい。

2005年04月13日

●名古屋グランパス×FC東京(TV観戦)

夜、六本木のFootball loversへ。今度大阪へ引っ越してしまう「トーキョウ・ウェブ・ライフ」管理人のあらさんが現れると聞き、せっかくなので賑やかしに顔を出してみた。「東京闇鍋」のRICさん・ぶらっくばすさんに挟まれながら緊張気味の観戦。

フットボール・パブにてライブ観戦というのは実は初めてだったりするのだが、うん、なかなか良かったっすね。試合前にギネスをひっかけながらサッカー話して、試合中はギネスをひっかけながら同好の士で一喜一憂して、試合後はギネスをひっかけながら感想を言い合って…いや、ずっと飲みっぱなしだったのは僕くらいかもしれんが(笑)。スタジアムではゴール裏で飛び跳ねるほどの元気さはない僕だが、こういうサポーター濃度の濃さは心地よい。

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2005年04月12日

●磐田戦観戦記

4/10磐田戦の観戦記を、「うまねんWEB」本体の方にUP。


ちなみに、参考として、2001年ホーム磐田戦の観戦記。今回東すかの「プレイバック東京」に書いた、雨の国立競技場での試合ね。

2005年04月11日

●磐田戦追記


昨日の磐田戦で最も印象的だったのは、やはり前半の前半、明日をもしれぬ前からの攻撃的守備と、石川・戸田が走って走りまくる速攻。思えば3年前の磐田スタジアムでは、ああいう前に出る守備がことごとく裏をとられて1-6と大敗したのだった。あれに懲りてスタイルを変えたりすることもなく、ヒロミと共に毎年イケイケとやってきて、こういう形で同じ相手に勝つことが出来たのにはやはりそれなりの感慨がある。ジュビロに昔のような強さがなくなったのも確かだが、おそらくは強くなっているのだろう、僕たちも。

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2005年04月10日

●「東すか」9号&東京×磐田


朝、根性で起きた。やや二日酔い。

午前中に集合し、キャリアーをゴロゴロ転がして「東すか」輸送。今回はさらに部数を増やしたので3人体制に強化した。つーか、これ以上増やしたら人力では無理だな。

11時半に味スタへ到着。開門と同時に配布開始。新潟戦より人出は多いが、「東すか」のはけるペースは同じかやや遅めといった感じ。昨年9月の浦和戦でもそうだったが、混雑すると皆さん席の確保に焦っているし配布所も目につかないしで、かえってうまくいかないこともあるんですな。ちょっとだけ余りが出た。

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2005年04月09日

●試合前日は体調を整えないとね

午前中、クリーニング屋にスーツを引き取りに行く道すがら、近所に立つ桜の木の下でしばし佇む。ほぼ満開の、透き通るような桜色。早くもピークは過ぎかけているのか、風が吹くたびにたくさんの花びらが舞い落ちていたけれど、それがまたいい風情なんだな。日本に生まれ育った事を幸せに思う季節である。

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2005年04月08日

●欧州CL準々決勝1stレグ

録画で、フジテレビの欧州チャンピオンズリーグダイジェストを見た。バルサもマドリーもユナイテッドも敗れてしまった今、残っているオキニはチェルシーだけである。

チェルシー 4-2 バイエルン・ミュンヘン。終了間際のPKについては、色々言いたいことがあるよな、ジョゼ(笑)。会心の攻撃で4点も奪って、あとはそのまま逃げ切れば万々歳だっただけに、もったいないというか何というか…。ま、それにしてもチェルシーは強い。特にランパード。なんなんでしょうか、あの破壊力は。FWにコール、ドログバ、ダフと揃っているところにあれが2列目から飛び出してくるのはちょっと反則だよな。

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2005年04月07日

●野球の監督も大変すね

夜、仕事場の「新人歓迎懇親会」なる居心地悪めの空間を早々に抜け出し、自宅で夕食を食べながらTBSで横浜×巨人を観る。14-6で横浜が圧勝。

11点もの差があったとはいえ、完投経験のない先発・土肥を9回も続投させた(しかもブルペンは無人!)牛島監督の采配は一種のギャンブルだったんだろう。経験を積ませ自信を付けさせるためとはいえ、打ち込まれたらかえって逆効果になりかねない。実際、土肥は巨人打線意地の反撃に遭い、最後の最後で3点返される苦労ぶりだった。球数も150球くらいは行ったろうか?牛島さん、背中に汗かいたかもしれんな。

「人を育てる」と、言うのは簡単だがやはり実行するのは難しい。特にお客さんが減っているこの時期である(佐々木を出したら皆喜んだろう(笑))。でも、やらねばならんのだな、きっと。監督ってツライ。

2005年04月06日

●『スリーピー・ホロウ』

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WOWOWの録画でティム・バートン監督『スリーピー・ホロウ』観る。バートン監督が真正面から取り組んだゴシック調ホラー。18世紀末、とある村で起こった「首なし騎士」による連続首切り殺人事件に、NY市警の捜査官イカポッド・クレーン(ジョニー・デップ)が挑む。

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2005年04月05日

●「東すか」9号配布します

、4/10ジュビロ磐田戦にて配布します。

テーマは「チャンピオン」
谷村新司を口ずさみながら、味スタへダッシュだ!!

皆さま、どうぞよろしく。

2005年04月04日

●ブレーメン×シュツットガルト

JSPORTSの録画でブンデスリーガ。ブレーメン 1-2 シュツットガルト。CL出場権を欠けた3位と4位の熱い激突!!…なんだけど、ちょっと副審がいただけなかったな。前半ブレーメンがミクーのスルーパスでシュツットガルトのDFラインを破りまくって、でもぜ~んぶオフサイドになっちゃって、しかもそれらのかなり多くがスロー再生で見たら全然オフサイドじゃなかったという。何度も何度も同じ光景が繰り返されたのには思わず笑ってしまった。「そういう審判の癖に合わせないと」と言うのは簡単だが、長年染み着いたライン破りの動き方ってのもそう簡単には修正できないんだろうね。

そんなドタバタの中で少ないチャンスをものにされて敗れたブレーメンは、まったくお気の毒さまでした。

2005年04月03日

●「刑事まつり祭!!」

夕方、新宿ロフトプラスワンで「祝・TV初オンエアー!刑事まつり祭!!」。もはや「自主映画」などという枠組をはるかに超えてしまった、ギャグ・ショート・ムービー・オムニバス「刑事まつり」シリーズのイベント。会場でライターの奈良崎コロスケさんと合流して見物した。


第1部は黒沢清・佐々木浩久・篠崎誠というビッグ3の対談。「刑事まつり」開始当時のエピソードを語るトーク(つーか雑談)だったが、やっぱり映像化されなかった企画の話が面白い。『でか刑事』とか『ミクロコップ』とか(笑)。あと、黒沢監督(シリーズ第1弾に『回路』のパロディ『霊刑事』で参加)が、あちこちの海外映画祭で「あなたの次回作『ゴースト・コップ』はなぜ観れないのか!」とかツッコまれたという話には大笑い。最初顔がこわばっていた(ご本人は『霊刑事』を記憶から消去したいらしい)黒沢監督が、話が弾むに連れて次第にノリノリになっていったのも楽しい。コロスケさんも言ってたけど、ホント、この第1部だけでも十分に来た甲斐があった。

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2005年04月02日

●ヴィッセル神戸×FC東京

JSPORTSの録画でJ1第3節。早稲田大学ヴィッセル神戸 1-2 FC東京。アウェイゲームながら前に出る積極的な守備で前半2点のアドバンテージを得た東京が、最後詰め寄られながらも何とか逃げ切る。


前半は、東京得意の前に出る守備が炸裂。神戸のもたつき気味のパスを次々とカットし、即座にアタッカーへ送ってチャンスを作る。今日の石川・ルーカス・戸田は縦の動きだけではなく横に流れたりポジショニングを工夫したりする意識が強く、今までの試合では一番「3トップ」っぽく見えた。で、受けに回った相手がファウルやCKに逃げたところ、セットプレーで2点を奪う。神戸は播戸・カズの2トップが孤立気味で無得点。唯一見せ場だった播戸のドリブルシュートも、土肥が横っ飛びで弾き出す。

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●「インターナショナルドッグショー」

朝7時半(!)に早起きし、つれ・つれ母・つれ姉夫婦・コーギー犬のアルバート君と一緒に車でお台場へ。


FCIアジアインターナショナルドッグショー」。いや~、笑っちゃうくらいわんこがいたね~。どこを見渡しても犬、犬、犬(そしてそのお供の人たち)。犬好きの端くれとしては、もうお腹いっぱい!である。大きなお尻を揺らして歩くチャウチャウ君が特に可愛かったな。…などと興奮する我々の横で、人(犬)見知りぶりを発揮し、次々とご挨拶に近づくわんこたちにややビビり気味のアルバート君(笑)。

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2005年04月01日

●「TEN VIEWS」

なんだか落ち着かんなあ、しかし。

夕方、仕事から逃避して(笑)写真美術館「TEN VIEWS スペイン現代写真家10人展」。意欲的な作品が並び、なかなかに面白かった。全体的には良く言えば斬新な、悪く言えば奇をてらった作品が多い中で、逆に際立っていたのがRamon Masatsの諸作品。題材は普通っちゃ普通だが、写真から感じられる奥行きと力強さが素晴らしい。「純粋芸術写真の路線」(解説パンフより)ですか。なるほどね。あと、Jose Ignacio Lobo Aitunaの作品には『ウィッカーマン』的な「一歩だけ歪んだ日常のグロテスクさ」が出ていて、これもいい感じ。

もう一つ、「小林伸一郎写真展 BUILDING THE CHANEL LUMIERE TOWER」という展覧会もやっていて、こちらは銀座シャネルビルの建設現場をひたすら写したものだが…「作品」というより「記録」だな、こりゃ。残念ながら写真そのもの魅力はあまり感じられず、題材自体も僕みたいな人間にとっては「シャネルだから何だというのだ」という感じである。