●多忙ゆえにボーッとね
仕事が忙しい。
まあ、数年前みたいに週１００時間くらい働いている、という状況にはまだほど遠いんだけど、でも僕自身がその時より数歳としとってるからな（笑）。ちょっとキツめというか、ややテンパり気味であります。
そんな中、長時間ガーッと集中ｏｒ緊張している反動なのだろう、ふとした移動の時間や夜中寝る前の数分間には妙にボーーーッと物思いにふけってしまったりもする。仕事中の必死こいた「目の前の仕事をどう片づけるか」とはうってかわって、ゆったりと客観的に、自分自身を見下ろして位置づけるような視線で。
そういう時はたいてい、何だか自分という存在や自分の振るまいがちっぽけで滑稽なものに感じられてしまったりして。身の程がわかるというか。過去と現在を問わず、しくじった事や力の及ばない事の数々が頭に浮かび、「ああ、しょうもねえなあ、俺」みたいな感じになってしまうのだ。
……なんて書くと、とてもネガティブな精神状態のようだが、実は案外そうでもなく、むしろ気負いがとれて楽になったりもするのである。「まあ、大したことない俺だからこそ、できることを気楽にやっていこうか」という風に。無理せず、分をわきまえ、しかしいい意味で開き直ろうという気持ちになるのだ。
こういう自省の時間は大切なんだと思う。全く生産的ではないが、きっと、日々の生産のための助走路みたいなものなのだろう。他の人はどうだか知らないけれども。
