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2008年01月08日

●年明けはまず不景気な話から

土肥・川口・福西・八田の退団以降はしばらく公式ベースで動きがなかった(今野の残留はあったけど)東京のストーブリーグだが、年明け早々また移籍の動きが。
 
 
FWルーカス選手 ガンバ大阪へ完全移籍加入のお知らせ (1/7付ガンバ大阪公式)

ルーカスは結局4年間在籍、ということは僕の東京歴の半分近く、「アマラオ以降」の全てに彼の存在があったわけで、感慨がないと言えば嘘になる。一生懸命なテクニシャンで、好漢で、ファンに愛された選手だった。特に印象的なのは、5人抜きで観客の度肝を抜いた04年名古屋戦、脳震盪で場内騒然となった05年横浜戦、苦しむ「ガーロ東京」を2得点で救った06年名古屋戦あたりか。文句なしの主力選手だった。

ただ、一方で使い方の難しい選手、あるいは難し過ぎる役割を負わされ続けた選手でもあった。技術は高く爆発力はあるものの、フィニッシュを中心に安定感を欠くところがあり、1トップで使われると守備面(チェイスの起点として)の貢献度はともかく得点力はイマイチだった。ガーロ時代のトップ下起用や倉又時代の赤嶺との2トップ起用では生き生きとプレーしていたので、ああいう形でもう少しやらせてみたかったとは思うのだけれど……。

ガンバへの移籍ということになると、基本的にはバレーや播戸と2トップを組むことになるのだろう。なんか、これで爆発して得点王でも獲っちゃったら「結局東京の4-5-1が合わなかっただけじゃん」とかなりそうでちょっと嫌な感じかも(笑)。まあ、自慢の美人妻を引き連れて堂々と関西に乗り込み、向こうのファンの心をとらえて頑張ってほしいものである。
 
 
「少し遅れましたが皆さんに報告があります」 (竜也のブログ)

増嶋が京都に移籍…元U―20代表DF (スポーツ報知)

増嶋君は京都へ移籍とのこと。甲府退団が発表されてからしばらく音沙汰がなかったので「移籍先を探しているのかな?」とは思ったが……。ブログによれば「レンタル移籍」、報知によれば「完全移籍」となっているけれど、さすがに前者が正しいのかな。京都にしてみれば秋田引退でDFの層が薄くなっていたし、シジクレイもフル出場は厳しいだろうから、いい補強だろう。

いずれにせよ、個人的には好きな選手だけにちょっと残念。来季の競争相手が茂庭や佐原あたりだとすると、戻ってもスタメンの目は結構あったのではないかと。ただ、まあ、パスコースなくてバックパスするとブーイング浴びるような環境には戻りたくないのかな、とか思わないでもない(笑)。1年様子見て、チームが立て直ってから安心して戻ってもいいんだぞ、増嶋よ。


FC東京全体としては、報道のとおりブルーノ・クアドロスや佐原が加入するのであれば、DFの頭数としては足りるように思える。問題はやはりルーカスの抜けた穴をいかに埋めるかだろう。いい外国人FWが見つかればいいのだけれど。やや不景気な話が先行している今オフ、そろそろ「いい話」も聞きたいところではある。え、伊野波に、規郎も?移籍金成金(笑)?
  
 
佐藤由紀彦選手完全移籍加入のお知らせ (ベガルタ仙台公式)

何年も前に東京を出て行った選手の話題ではあるのだが、我が家としてはこれが一番重要(笑)。ウチのカミさんのレプリカユニは未だに由紀彦の14番だから。由紀彦ももう31か……これでなんと7チーム目(!)である。ロペスの代わりとしてトップ下起用を考えられているとすれば正直首を捻ってしまうけれど、まあ岡山も完全移籍で加入したし、仙台は「昇格請負人」を2人揃えた形になるのか。げん担ぎは完璧ってか。

仙台で由紀彦といえば2002年の試合である。小峯のGK練習とか小針の神懸かりセーブとかコール合戦とか、とにかくネタ満載で楽しい試合だった。1点差に追い上げた後、ボール拾いを邪魔した小村に由紀彦が体当たりをかましたのが印象的(笑)。そういや、仙台側のゴール裏から「由紀彦よこせ!」コールもあったんだよな……。試合後、仙台駅の「利久」で牛タンを食べる由紀彦&小峯に遭遇したのもいい思い出。

まあ、ともあれ、由紀彦も頑張ってくれ!2回くらいはユアスタまで応援に行くぞ(多分)!!

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コメント

いのうえと申します。
ユキヒコよかった。心配してました。

私は、東京のほかに甲府も応援しており、ユキヒコと宮沢が甲府に行ったら東京サポでいられないかも・・・なんて思っていたのですが、なんと、ユキと宮沢が仙台でランデブーではありませんか!!

これで今年の注目度no.1は仙台です。

いのうえ様、コメントありがとうございます。

そういえば、宮沢も仙台でしたね!2人揃っての出場なるのか、とても楽しみです。そういう意味でも、由紀彦がどのポジションで使われるのかが気になって……。

まあ、J2に行ってくれると、東京ファンでも心おきなく応援できるのがいいです(笑)。

まず始めに長文失礼します。

東京らしさについて

FC東京を書く上で欠かせないのは、キングアマラオと東京ガスだと思います。
もし東京ガスであれば、アマラオが現役を続行したいと希望したとき、フロントは選手兼任コーチにしてでもアマラオは残留したはずです。
そしてFCの完璧な歴史を背負う土肥洋一に対する、無情な戦力外通告・・・

かつてFC東京のフロントはサポーターからの信頼を勝ち得、漸進、漸進、また漸進といわれた堅実で人情味にあふれたフロントだった。

ファンは東京にリーグ優勝を求めたのではなく、東京という田舎に集まり、楽しい宴と未来を夢見た。
部活サッカーというあざけりを勲章に変え、東京ファンはただのサポーターと一線を画した。

今やFC東京はただのプロフットボールクラブに成り下がってしまった。
東京のフロントはユース選手中心のチームを夢見ているのかもしれない。
でもそれには欠かせないものがあるはずだった。

少なくとも僕は夢見た。
キングアマラオが監督で土肥がGKコーチ。
フミさんがヘッドコーチで藤山DFコーチ。
浅利ユース監督に戸田がユースコーチでシュー錬の大事さを説き、小林マサミチがフロント入りして高校生にスカウトをして安全を説く。
ピッチにはFC東京3代目今野が縦横無尽にプレスをかけ、ユータ、梶山、森村、権田がテクニシャンぶりを見せ付ける。

それでこそのユース中心主義なんだ。
ガス灯は消えてしまった。
東京はただのプロフットボールクラブに成り下がってしまうのか。

東京の未来を憂う。

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