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2009年06月20日

●ガンダム台場に立つ


先日お台場に行く用事があったので、ついでに潮風公園の1/1ガンダム立像を見物。

この立像は「ガンダムプロジェクト」なる催しの一環として作られたものだそうで、イベント自体は7月1日から。しかし、既に公園に行けば普通に見られる状態になっている。プロジェクトの趣旨については環境問題やオリンピック招致と絡めた説明書きがWEBサイトに掲載されているのだが、正直なところ読んでもよくわからない(笑)。

全高18m。間近で見てみると、当たり前だがとてもでかい。ただ、大きいことは大きいのだけれど、アニメで描かれたような、人を手にのせて運べるようなスケール感とはちょっと違うのかな、と。まあ、モビルスーツというのはロバート・A・ハインライン『宇宙の戦士』に出てくる「パワードスーツ」が元ネタで、巨大ロボットというよりもパワーアシスト付装甲服の延長線上にあるわけだから。そういうコンセプトからすると、むしろ絶妙のサイズと言えるのかもしれない。

実際に製作したのは乃村工藝社だそうだが、バンダイが協賛しているだけあってフォルムについては特に違和感はない。細部は「今どきのガンダム」という感じで、小さなハッチやスジ彫りがたくさんあっていい感じだ。気になるのは操縦席まわりで、コアブロック分離は無理としても(当たり前だ)人が乗り込めるような仕掛けになってると無駄に素晴らしいのだが。なんか、ゆりかもめの窓から見るとガンダムが動いてるように見えるとか言ってた人もいたな。

ちなみに、ヤノベケンジの「ジャイアント・トらやん」は人形がコクピットに乗り込むし、腕を振って火も吐くぞ。このガンダムもビームライフルとか撃てばいいのに(笑)。あ、そういえばビームライフル(いや、バズーカとかガンダムハンマーとかビームサーベルとかでもいいけど)とシールドを持ってないじゃないか!!


入場料がかかるわけでもないし、ガンダムだし、イベント開催期間の土日なんかは混むんだろうね。この日も修学旅行っぽい学生さんやら観光客やらがけっこう工事中の柵の外から写真をとっていた。犬の散歩で立ち寄ったらしきご夫婦もいて、犬はちょっとビビり気味で腰が引けていたような(そらそうだ)。まあ、時間がつぶせるものでもないし一回見たら充分のような気もするけど、夜にライトアップされることもあるらしいから、それはちょっと見たいかも。

biwacovicさんは、いつ見に行くのかな(笑)?
 

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コメント

こんにちは。東京の試合日なのに、こんなステキなエントリーとは。。

キャラクターデザインの安彦良和さんによると、コアファイターはおもちゃ屋の要請による無茶な設定だったので、現在連載中の「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」では変更されているみたいですね。でもコックピットには乗ってみたかったなあ。

昨日のルパンの映画を見ていても思ったのですが、やっぱり70年代後半から80年代前半にかけての、アニメ業界のエネルギーはすごいなと。今でも感心してしまう構図や工夫がてんこ盛りでした。もちろん金もなく海外から見向きもされなかったからこその工夫なんでしょうけど、差別されながらひそかに自分達の音楽を作り上げたソウルミュージックのようなたくましさを感じます。世に認められてからはぱっとしない点も含めて。

あ、ロケットを作っている航空工学の技術者の友人によると、「金さえ出してくるならガンダムはうちの会社で作れる」だそうです。村田さんも一口いかが?

あ、さっそく反響が(笑)。

>コアファイターはおもちゃ屋の要請による無茶な設定
>「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」では変更されているみたい
アニメでも、TV版だと合体シーンがけっこうあるけど、映画版だと出てこないですもんね。
ただ、「THE ORIGIN」でも「脱出ポッド」みたいな設定で似たようなものが盛り込まれるようです。なにしろコアファイターがないと、ラストの大感動脱出シーンが……。

ちなみに、コアファイターについては、以前、「脱出後」の残骸になったものの1/1モデルが上野の森美術館で開催された『ガンダム展』で展示されてましたね。

http://umanen.org/blog/2005/12/post1.html

http://www.artpark.or.jp/programs/event/files/22_1.jpg

>昨日のルパンの映画
あ、いかん、見逃した!マモーのやつですよね。

>今でも感心してしまう構図や工夫がてんこ盛りでした。
そうですね。製作経費の問題とか、そこから来るセル画枚数の制約とか……その中で工夫を積み重ねて、日本独自のアニメ文化ができあがったんですよね。おっしゃるとおり、絵はあまりきれいではないし動きがギクシャクしてたりしますが、それを吹き飛ばすようなパワーを持つ作品が多々あったように思います。

>「金さえ出してくるならガンダムはうちの会社で作れる」
何に使うんですか(笑)。あ、いや、無駄だからいいのか。そうか。一口いくらになるんだろう。

ニュース(文字のみ)では知ってましたが、夕暮れのどよんとした空をバックに立つガンダムはすごい存在感ですね!足元からの絵もいいですが、遠景も雰囲気があって素敵です。

上のコメントにあった『ガンダム展』レポートを初めて読んだのですが、これは見てみたかったです、残念!

>シュートは入らないさん
どうもです。

ちょうど曇り空だったのが、ガンダムのスケール感を浮かび上がらせていい感じでしたね。確かに、肉眼で見ても、見上げる角度よりも遠景の「ガンダムが本当に立ってる!」という感じで良かったように思います。

>『ガンダム展』
けっこう面白かったですよー。その際に展示された作品が、その後どこに収蔵されているのかがちょっと気になっているんですけどね。会田誠さんのザクの絵とか、レプリカを欲しいくらいいい作品でしたから。

えーと・・・一人で行くのもアレなので、更新係と二人で行こうかと思うのですが、ヤバいですかね。。
いろんな人が引き寄せられてるようです。(笑)

http://goteking.web.infoseek.co.jp/jyank/gundam_manual/gundam_manual.htm

いや、一人で行くとゆりかもめから降りるときに「まあ。あの人、一人でガンダム見に来たんだわ。オタクね。やーね」という感じで見られると思うので、やっぱり二人がいいんじゃないですかね。なんならご一緒しまっせ(笑)。

>いろんな人が引き寄せられてるようです。(笑)
そーか、ガンダムのマニュアルって、コクヨのパイプファイルだったんだ……、つーか、リンク先の写真を見ると、ガンダムのポーズが微妙に違うように見えるのですが、もしかして、動く?

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