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2007年08月05日

●小金井で「下町夕涼み」


土曜日の夕方、Jリーグオールスターはテレ朝の最低中継だったのでペナルティボックス内の柳沢のごとく問答無用でスルーし、江戸東京たてもの園の「下町夕涼み」に出かけてみた。


新宿から中央線に乗って20分強、武蔵小金井駅からバスで数分の小金井公園内にたてもの園はある。意外と近いな、という印象。まだかなり明るく暑さがこたえる時間帯だったが、入口は浴衣を着た人々でごったがえしていた。入場し、特設のビアガーデン(?)でさっそく生ビールを購入。大きな焼鳥串とのセットでなんと500円。地元の商工会のバックアップとかあると、こういうところがいいよな。ビールも焼き鳥も、なかなかのお味だった。



園内をぶらりと歩いていくと、紙芝居をやっていたり、かき氷を売っていたり、消防車や昔の都電に子供たちが群がっていたり……さすがに僕はいい年こいてはしゃいだりしなかったのだが、しかし子供たちや親御さんたちが無邪気に喜んでいる様を目にするのは悪くない気分である。「万世橋交番」の前には古い警官の制服を着た写真撮影要員(?)のオジサンたちが立ってたけど、地元のボランティアさんなのかな?


奥に進むに連れ人の数も増え、ズラッと並んだお店の前には大行列が。さほど時間に余裕もなかったので、ここでの購入は断念。焼き鳥、たこ焼き、焼きそば、etc。ビールに合うメニューばかりだし、こういうのって夏の屋外で食べると本当に気分がいい(美味しい、と言えるかどうかは微妙だったりするけど(笑))ので、けっこう惹かれたのだが……残念。


一番奥にあるメインストリート。人、人、人でごったがえしていた。『千と千尋の神隠し』でおなじみ「子宝湯」の前では盆踊り大会。先週何度となく聞いた『東京音頭』、とても懐かしい『炭坑節』(僕の田舎は元々炭坑の町だったのだ)、あと『ドラえもん音頭』も流れていたな。ちなみに『ドラえもん』と言えば空き地の土管だが、この盆踊り会場の隅っこにも土管が積んであって、小さな子供たちが並んで座っていた。ちょっと、いや、かなりいい光景。


普段は展示物として扱われている古い商店や居酒屋、文房具屋といった建物も、この日は立派に本来の用途を果たしていた。やっぱり建物は「ただとっておく」だけではしょうがないような気もするので、保存の関係でしょっちゅうはできないのかもしれんけど、こういうイベントはいいんじゃないかな。「小寺醤油店」でビールを購入。「コップの生もいいけど、缶のまま持って歩いた方がお祭りの雰囲気になるじゃーん」みたいな(笑)。


てな感じで、40分くらいのあわただしい滞在だったが、お祭り気分を大いに満喫して帰路についた。門を出たら、何十メートルも行列が続いていてビックリ。あの後、中はいったいどれだけの混雑になってしまったのだろうか。うーむ。



いい気分のまま中央線から丸ノ内線へ乗り継ぎ、夜は赤坂のいつもの店で飲み会。ビアサーバー席が空いておらず普通のテーブル席に座ることになり、初めて気づいたのだが、「一番絞り」の他に「ラガー」の樽生もあるのねここ。大ジョッキで「一番絞り」を2杯ほど空けた後、中ジョッキで「ラガー」をいただいた。美味い……。つまみは秋刀魚やミル貝の刺身にネギレバ、鶏皮の炒め物、等々。これまた美味い。

そんな美味しい酒と料理をいただきながらの会話の内容は……よく覚えてないのよ、これが(笑)。たてもの園の2杯も効いたのか、かなりいい感じに酔っぱらってしまった。どうせサッカーの話(「オシムじゃ駄目だ」とか言ってる人には「じゃあ誰ならいいんだ」と言いたい、とか)をしてたとは思うんだけどなあ。途中で何回か、話の筋が狂って自分でもわけわからなくなってしまったのだけは覚えている。いい年こいて恥ずかしい……。

いつも思うのだが、それでもフツーに家に帰れるのだから、人間の帰巣本能ってすごいよな。
 

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