« 思わず絶句の日々 ('07ツール・ド・フランス後半戦) | メイン | ここは日本だ、ブラジルではない »

2007年08月01日

●夏はやっぱりビールとナイター!! (プロ野球 ヤクルト×中日)


先週の土曜日の晩、友人数人と連れたって神宮球場でヤクルト×中日戦を観戦……というより、プロ野球を肴に夏の屋外スタンドで陽気な宴会(笑)。

昔は東京ドームも悪くないと思ってたんだけど、最近は「やっぱり野球は外が一番!」である。特に夏は。神宮球場はグラウンドは狭いけれどもなんたって立地が良いし、スタンドは試合が観やすい角度になってるし、食べ物や飲み物が豊富だし、実にいいスタジアムだと思う。この日は残念ながら見られなかったが、日によっては花火が上がったりもするし。

また、ヤクルトも営業方面で頑張っているようで、選手登場時のオーロラビジョン映像も凝った作りになっており、売店ではファン用の小さなビニール傘(先っぽにマスコットが付いている)や「代打、俺」という文字の入った古田Tシャツなどを売っていた。面白いな。ま、その割に中日ファンの方が数が多かったような気もするが(笑)、地味な努力はきっと今に効いてくるさ。

 

試合の方は、「この先発だと乱打戦になる」というヤクルトファンの友人の言葉どおり落ち着かない展開に。まず中日先発の小笠原が打ち込まれ、ヤクルトがガイエルの2ランなどで4点を先取。ところがヤクルト先発の藤井もコントロールが定まらず、谷繁の2ランなどで中日が追い上げ、ついに7回中村紀のタイムリーヒットで逆転。9回裏もヤクルトが2塁までランナーを送り込むが、そこは岩瀬が締めて4-5で中日の勝利。なかなか面白い接戦だった。

この日は福留が2軍落ち中ということで、優勝候補の中日はやや寂しいメンバー。しかし、岩村の抜けたヤクルトも青木とラミレスを除くとちょっと……。僕が無知なだけでいい選手は(特に若手に)いるのかもしれないが、メンバー表だけ見ちゃうと「大リーグと巨人への集中化」の行く先はちょっとあまり明るくなさそうな。そう考えると、中村紀みたいな「老駒」まできちんと使いこなして巨人に食い下がる落合ドラゴンズは、やっぱり凄いな。

試合中、前の席でうちわを叩きながら「ワッショイワッショイ!」「ガーイエル!ガーイエル!」と連呼しているオッサンが楽しかった。だが、どうも途中で帰ってしまったようだ。彼に限らず、終了を待たずに帰ったお客さんは(1点差ゲームなのに)けっこういたように見えた。サッカーファンの野人・林が隣の席で「フットサルと同じように4秒ルールとか作ればいいのに。はよやれ!」と叫んどったが、今のプロ野球は試合時間が長すぎるんじゃないかな。

それにしても、今年も木田と高津の姿を見ることができるとは……。



さて、肝心のビールだが、売店で買った「キリン一番絞り」は700円とお高めだったものの、でかい紙コップの上の方まで丁寧に注いでくれたのには感心した。スタンドではサッポロやらエビスやらアサヒやら色々な銘柄の売り子さんが行き交っており、タンク注ぎや缶売りの他、瓶を抱えて回っている人もいた。ここら辺はサッカー場は逆立ちしてもかなわんよな。特に味スタは。カシマスタジアムも量は多いけど、あそこは種類が少ないから。

ビールのつまみには最初スモークしたタンだとか「じゃがりこ君」だとかを食べていたのだが、試合中盤になって小腹が空いたのでカレーライスを食す。そう、『孤独のグルメ』にも登場する神宮球場のカレーライスである。残念ながら食券制は廃止され、ウインナーもなかったのだが、子供の頃から好きなんだよね、ここのカレーが。大人になってビールと一緒に味わえるなんて、なんて幸せなんだろう。思わずビールもおかわりを3度ほど。

ちなみに、「ビールとカレー」という組合せは定番の一つなのだが、人によっては意外に思うらしい。これについてはまた別の機会に。


で、上機嫌のまま(女性軍団は白ワインをがぶ飲みしとったな……)ゲームセット後には外苑前まで出て、「魚民」で日付が変わるまで飲んでしまった。僕は「キリン淡麗生」をジョッキで2杯ほど。そういや、この日はビールにせよ発泡酒にせよ、結局キリンのものしか飲まなかったんだな。別に、その時間アジアカップの3決で韓国と死闘を繰り広げていた日本代表にエールを贈ったわけでもないのだが……実際、負けたしね(笑)。
 

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://umanen.org/mt/mt-tb.cgi/2271

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)