●ということで ('07ナビスコ杯第6節 テレビ観戦)
横浜FC 1-2 FC東京 (ナビスコ杯予選第6節)
敵地においてPKで先制されながら、見事な逆転勝ち!
グループ順位も、大分が磐田に負けてくれたおかげでまさかの大逆転1位!!
さらに、これまで干されていた赤嶺が初先発で2ゴールの大活躍!!!
平日の夜にわざわざ三ツ沢まで足を運んだ熱心なファン・サポーターにしてみれば、きっとたまらない試合内容だったろう(わたしゃMXでテレビ観戦でしたが(笑))。おめでとう。
試合のMVPは間違いなく赤嶺。彼のいいところはボールの引き出し方の巧さや防御の弱点を的確かつ精力的に突く動きで、そこら辺は柳沢あたりに通じるものがある。ただし、柳沢と違って彼はゴール前でもスマートさにこだわらない泥臭さ・どん欲ぶりを持ち味にしているので、ストライカーとしての将来性は相当に期待できるだろう。つーか、どうして今まで平山の方が優先されていたのか意味不明。
東京は、チーム全体としても、一時期に比べれば試合内容はマシになっているようだ。今日は前からつっかけるプレスだけでなく、ぎこちないながらも後方でのパス回しからの組み立ても試みて、少なくとも「サイドへのタテポン」頼みからは脱却したいという意欲が見えた。赤嶺に栗澤、ルーカスあたりも加わったパス回しはかなり魅力的。一昨年の終盤戦や去年の監督交代直後を思い出した。
いや~、後半攻撃が行き詰まって「やっぱり駄目か」という雰囲気になりかけた時間帯はあったにせよ、終わってみれば文句のつけようのない試合となったのではなかろうか。ホント、選手たちはよく頑張ってくれた。
……で、こっからはいつもの愚痴(笑)。カップ戦に関して背水の状況下で東京がこんなに良い試合をして結果もしっかり出したというのに、やっぱり素直に喜べない自分がいる。特に、ゴール裏から「ハラトーキョー」コールが聞こえてくるとね。「ああ、これで結局今までの失敗も忘れて、「苦しいところからはい上がった」ことをもって良しとしちゃうんだろうな」などと考えてしまうのだ。「同じ事の繰り返しになるのか」と。
だって、僕自身、シーズン当初から「赤嶺使えー、赤嶺使えー」と言っていたにも関わらず、赤嶺がゴールして原さんがガッツポーズしているのを見た瞬間に思わず舌打ちしちゃったもの(笑)。なぜそうまでなってしまったのか、と不思議に思う人は昨シーズンからの経緯を、このブログの過去ログか横のリンク先のどこかのWEBサイトででも、もう一度追ってみてくださいな。
これは自分でもまことにアホらしいと思うし、周りからすれば(わざわざこのブログを観に来てくれた人にとっても)馬鹿馬鹿しいことでもある。なので、やっぱりこのブログは少なくともFC東京に関しては、しばらくは更新しない方がいいのだろう。同様の事を書いた千葉戦の後、励ましのコメントをくれた皆さん(特に長文メールをくれたfct-fanさん)、どうもごめんなさい。やっぱ駄目みたいっす。当分は、バックスタンドから静かに見守りますわ。
FC東京の選手たちも、そしてスタッフにも、変わらず頑張り続けてほしいと思う(って、遺言みたいだな(笑))。皮肉でも何でもなく、原監督のしぶとさには脱帽でもある。少なくともしばらくはWEB上で東京についてあれこれ書き連ねることはないだろうが、応援する事自体には変わりがないつもり。ま、忘れ去られた頃にこっそり復活するでしょう、多分。
ではまた。
コメント
なんかとっても寂しいです。うまねんさんの観戦記読んだのが、東京にハマった大きなきっかけだったもので。。
「書くのやめないで~!」って叫びたいところだけど、無理に書いても疲れるだけでしょうから、その気になったら復活してください。
原さんのコメントじゃないけど「フレッシュ」な気持ちになることを期待してます。そのときには東京もチームとして一皮向けているといいですね。
Posted by: Bull | 2007年05月23日 23:52
お気に入りに入れてますし、ツタヤディスカスでトゥモロー・ワールドとガス人間第1号を借りました。(なんのこっちゃ・・)
という訳で、このblogはTO*SCA無きあとの私にとって貴重なオアシスなのです。
(校舎の陰から好きな子を遠目に見るような感じで) 止めないで・・
Posted by: 酔狂者 | 2007年05月24日 00:34
でも…それも込みで東京なのかなと…
Posted by: vita | 2007年05月24日 00:41
私も似たような経験があります。日本代表に対して、ですが(幸い今の東京に対してはまだその心境には至ってません)。
だからあえて言いますが、やめる必要はないと思いますよ。少なくとも私はmurataさんのエントリーを読んで”馬鹿馬鹿しい”とはこれっぽっちも思いません。
Posted by: へづか | 2007年05月24日 01:17
寂しくなります・・・数少ない、定期的に見ているブログですので・・・。
>ま、忘れ去られた頃にこっそり復活するでしょう、多分。
忘れ去られることなどないでしょうが、気が向いた時に復活して下さると嬉しいです。
Posted by: E.coli | 2007年05月24日 01:51
素直に喜べないお気持ちは、ものすごくよくわかります(自分も同じなので……)。自分はもともと海外サッカー&解説者ヒロミファンだったので、まさか「ハラトーキョー」の歌と「ピョンピョン」を好意的に見られなくなる日が来るとは思ってもいませんでした(笑)。わからないものですね。
それにしても、試合のレビューがなくなるのは大変に寂しいことです。残念です。今からでも翻していただけるとうれしいのですが……。
Posted by: つぴぃ | 2007年05月24日 02:58
楽しみが減ってしまいます…。自分的にはトーチューとかよりも、うまねんさんのブログを読む方が試合後の楽しみでした。ブログの前のHPの頃から観戦記は必ず読んでましたし。また気が変わったら東京の事も…ぜひ。
Posted by: 御殿場 | 2007年05月24日 08:18
はじめまして。
東京のJ1昇格時から毎試合かかさず観戦記を読ませてもらってました。
毎試合、楽しみにしてたので残念です。。。
昨日の試合、現地観戦組だったのですが、ゴール裏からは「ハラト−キョー」コールはなかったと思います。ゴール裏が、原全面支持というわけではない雰囲気は、試合開始から終了までの赤嶺コールからも伝わってきました。このままでいいとは、多分誰も思ってないですよ。
観戦記の復活、楽しみにしてます。JFLや関東リーグの観戦もリフレッシュにはいいかも。気長に待ってます。
長文失礼致しました。
Posted by: monmon | 2007年05月24日 16:46
か、勝手にしやがれっ!
Posted by: むーみん | 2007年05月24日 22:49
ひとつ前のエントリーで福西に対する過分なるお褒めの言葉をいただき(笑)、どう反応しようかと考えていた矢先、突然の休筆宣言。福西が東京に移籍することがなければこのブログに行き当たることもなかったと思います。「FC東京のことをもっと知りたい」という想いで今年に入ってからこのブログを覗かせてもらっているので、昨シーズンからの経緯についてはこれから過去ログを拝見したいと思います。
昨日は消化試合のジュビロではなく予選突破がかかっているFC東京を応援しようと三ツ沢に駆けつけました。引いてくる相手に対して、縦に蹴ってばかりでなく、つないでいこうという意思も感じられ、東京はメンバーが変わったこともあってたしかにぎこちない場面もありましたが、新しい可能性を感じさせる萌芽のようなものが見えた気がします。東京らしい速攻に加えてきちんとパスを繋いで崩していく遅攻もできなければ勝ち続けていくことは難しいと思います。(なまいきいってすいません。)でも、原監督の戦術はともかく、案外選手たちでなんとかしてしまうのではないでしょうか。あ、それが問題なんでしたよね。(汗)
今回の休筆宣言の反応をみても、いかにこのブログが人気があったかをうかがい知る事ができます。また夏が過ぎる頃にでも戻ってきて欲しいです。
あ、そうそう、福西「師匠」はやめましょうよ。某元日本代表のS木師匠を連想してしまうじゃないですか(笑)。
Posted by: ぺっぺ | 2007年05月25日 00:15
>Bullさん、酔狂者さん、vitaさん、へづかさん、E.coliさん、つぴぃさん、御殿場さん、monmonさん、むーみんさん、ぺっぺさん
皆さん、コメントありがとうございます。私の独りよがりなエントリーにもこれだけ暖かい反応をいただいて、本当にありがたいことこの上ないです。
00年にWEBサイトを始めて丸7年ですか。今回私がグダグダ述べているのも、要するに色々あって少し疲れたので、それこそBullさんのおっしゃるとおりリフレッシュしたいな、という気持ちがまずあります。
そして、05年あたりからFC東京とチームをとりまく状況に違和感を感じるようになって、昨年・今年と続く監督と「サポーター」の関係を軸にした歪んだ状況。一旦気を落ち着けて、ちょっと見直してみようではないか、と。
まあ、基本的には誰のためでもなく(もちろん、東京を楽しむ人が少しでも増えればいいな、という気持ちもありましたけど)、自分が東京の試合を観てあれこれ考えるのが好きでやっていることですので、これでやめてしまうことはおそらくないと思います。
もっと言うと、所詮は個人の1ブログなので、何も書かずにしばらくうっちゃっといても別にかまわないのでしょうが、「もしかしたら他にも同じように違和感を感じている人がいるかも」という思いもあり、あえてエントリーの中で正直な思いを書いてみた次第です。
しかし、「休筆宣言」とか書かれると、かえって復活しづらくなっちゃうなあ。大げさにするつもりはなかったんだけどなあ。ハッハッハ(笑)。ま、そのうちソッと戻ってきます。
>ツタヤディスカスでトゥモロー・ワールドとガス人間第1号を借りました。
あ、面白かったでしょ、その2本。どちらも超オススメ。世間的にはあまり知られてないけど。
>自分はもともと海外サッカー&解説者ヒロミファンだったので
私も同じです。リバプール×アラベスとか、忘れがたいですよね。でも、その原さんの人柄ゆえに虚像が一人歩きするような状況はどうにも耐え難いのです。そんな、無理にピョンピョン跳ぶことないんですよ、と言ってあげたい。
>JFLや関東リーグの観戦もリフレッシュにはいいかも。
あー、いいですね。私は偉そうなこと色々書いてるわりには、そこら辺の試合をあまり観ていないんですよね。
>福西「師匠」はやめましょうよ。某元日本代表のS木師匠を連想してしまうじゃないですか(笑)
確かに(笑)。
しかし、磐田出身の選手、すなわち文丈・金沢・川口・福西は、いずれも年齢以上に大人びて見える(た)のはなぜなんでしょうか。ということで、「福西先生」。ヤンキー先生ならぬ、筋金入りの不良教師ということで(笑)。
Posted by: murata | 2007年05月25日 02:26
一読者としては継続を希望しますが、7年間続けたからこそ至る心境というものが、あるのだと思います。だから、それを尊重したいです。
【ご参考】
http://b.hatena.ne.jp/fct-fan/schedule/
JFL・地域リーグもいいですよ!
Posted by: fct-fan | 2007年05月25日 16:48
こんにちは、こんばんは。お久しぶりです。
ここ2年くらい、FC東京とそれを取り巻く環境にモヤモヤした気持ちを持ってきたサポーターは、ここにもいますよ~。特に、去年の味スタ・花火の日で自分は心が折れちゃって、それ以来なんだか完全に復活できていない気がします。
その反面、自分は今ロンドンにいて味スタへ通えない環境にいるので、FC東京や味スタが恋しくてたまらないんです。厄介なもんを好きになってしまったんだなーと思います。
気分転換にヨーロッパのサッカーでも見にいらっしゃいませんか?お付き合いしますよ~。
Posted by: bumbum | 2007年05月26日 10:23
murataさんの生真面目なお人柄に好感を持ってをおります。そして、僕もこのクラブを見守ってかれこれ10年目。複雑な心中、お察しいたします。それでも、クラブの歴史は続いて行く。murataさんが、素直に筆を執れる日が早く訪れることを切に願っております。
Posted by: 飛田Q GO!! GO!! | 2007年05月27日 19:46