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2007年05月12日

●「良かった頃」の「東京らしい」東京 (FC東京×ジェフ千葉)


夜、味の素スタジアムでJ1第11節。FC東京 4-1 ジェフ千葉。ある意味「崖っぷち」で迎えた下位同士の一戦。ホームの大歓声に後押しされた東京が持ち味の攻撃的守備で終始圧倒、怒濤の4得点でジェフを粉砕した。「東京らしい」サッカーでの圧勝に、久しぶりに味スタが熱気に包まれた90分。本当に、これができるのならば、今まではいったい何だったんだ(笑)。


今日の東京はベンチも選手たちもよほど期するものがあったのだろう。最近の「守備から入る」やり方などどこへやら、キックオフ直後からどんどん前へ出てボールホルダーにプレッシャーをかけていく。ジェフはDFラインからサイドを経由したパス回しでこれをかわそうとするが、本来の攻守の切り替えの鋭さがない上にパスの精度も低く、「あっぷあっぷ」の印象。序盤に中央のコンビパスから羽生がCBの間を抜けた場面も、土肥が前へ出てセーブ。

26分、東京先制。ルーカスがDFを引きつれ左から中へ切れ込んで右足を一閃、ものすごいスピードで一直線に伸びたボールがゴール右上に吸い込まれた。目の覚めるような一撃!ルーカスは味方と抱き合いながら原監督の前まで駆け寄って喜びを爆発させる。スタンドももちろん大騒ぎ。その後も東京は前からのチェイスで千葉のミスを誘い、ボールを奪ってはショートカウンター、さらにSBの上がりも加わって波状攻撃に。東京ペースのままハーフタイムへ。

後半。開始直後、右サイドでボールを持った千葉DFが判断を迷ったところ、リチェーリが思い切りよく突っかけてボールを奪い、中でどフリーになっていたワンチョペへ。チョペさんは難なくGKを抜いてゲット、2-0。攻めるしかない千葉アタッカーはガンガン前へ出るが、その動きに後ろがついて行けない。48分、DFのバックパスが短くなったところをまたリチェーリが飛び込んでシュート、GKに当たったボールはそのままゴール内へ。3-0。

千葉はやけくそ気味に攻勢に出る。しかし、この日はフリーランの不足に加えて頼みの水野もミスが多く、クロスも土肥の安定したセービングに阻まれる。東京は梶山のキープ力も生かしながらアタッカーを走らせてきもちいー攻撃を連発。58分には右サイドを疾走する川口がクロス、スライディングでカットしようとした中島の足に当たったボールがゴール右隅へ転がり込んで4-0。結局、68分の佐藤勇人のゴールも焼け石に水、東京は4-1で勝利を収めた。



いかにジェフがだらしなかったとはいえ、今日の東京の攻撃的守備(そう、「原東京」の「攻撃サッカー」のキモはこれだ)は見事だった。特にルーカスは鬼神のごとく、前線における攻撃だけでなく相手DFへのプレスや中盤に戻ってのカバーなど大車輪の働き。他の選手も気迫に満ちた動きで、昨年や一昨年で言えば10~11月頃に見せるようなサッカー(笑)。まあ、少なくとも原さんになって以降の「東京らしい」サッカーではあったのかな。

東京ファン好みの内容だったせいもあるのか、今日はスタジアムの雰囲気もかなり良かったように思う。ゴール裏は中心部のみならず1階全体が熱気に満ちていて、声量もジェフ側を圧倒していた。コールも選手をしっかり後押しするもので、特に前半は近作のチャントがあまり聞こえず、古き良き東京(笑)を彷彿とさせる雰囲気になっていた。ま、バックスタンドの「眺めファン」にとやかく言われたくはないだろうけどさ。数千人のタオル回しは圧巻。

いや、ホント、繰り返しになるけど「今まではいったい何だったのか」と思ってしまう快勝だった。


で、そんな感じで東京ファンが大喜びをしているのを見て、ちょっと考え込んでしまったのだ、実は。このブログを読んでくれている人ならご承知のとおり、僕は05年以降の東京のサッカー(昨年の前半除く)に批判的なスタンスをとっている。正直なところ、今年の不調も「ほれみい。言わんこっちゃない」と思わないでもなかった。だけど、今日の熱狂を見ていると、「こんな感じで勝てるのならば、みんな本当はそれが一番嬉しいんだろうな」とも思う。

選手はとにかくガンガン前へ出て、攻められれば根性で守りきって、またガンガン前へ出る。で、ボールは縦に縦に速く動いて選手がバーンと飛び込んでガーンと鋭いシュートが決まる、と。つまり、東京ファンの多くはこういうサッカーが好きなのだろう。ついでに得点のたびにヒロミが飛び上がりながらガッツポーズすれば最高、みたいな(笑)。まあ、それがいつもできるわけでない(今回は「火事場の馬鹿力」か?)のが難点なんだけど。

リーグ優勝や安定した成績を求めるのでなければ、もしかしたら「このまま」でいいのかもしれない。少なくとも降格はしないだろうし……。そう思った瞬間、今の味スタにはどうにも自分の居場所がないような気分になってしまったのだ。4点差なら大丈夫という思いもあり、後半半ばで席を立った。「勝った時は素直に喜べばいいじゃないか」と言われるかもしれない。でも、「素直な気持ち」として、昨年の夏以来勝っても負けても釈然としないのだから仕方がない。


まあ、ちょっと、しばらく考えます。

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コメント

はじめまして。
最後のくだり、すごくわかります。
「長期的な目で見られず、そのときだけ楽しければいい」という考えのサポーターが増えてきたような気がします。時代の流れなのでしょうか。

はじめまして。ジュビロサポですが、お邪魔します。福西ファンで、東京在住ということもあり、たびたび味スタには出没します。いつも管理人様の深い洞察力と味わい深い文章には感心させられています。
 さて、今日(正確には昨日ですが)のジェフ戦の大勝はFC東京ファンからすると溜飲をさげたというか、ファン好みの試合だったのではないでしょうか。福西が戻ったら居場所はあるのか、少し心配になってしまいました。ただ、あえて身も蓋もない言い方をしてしまうと、今日の得点は1点目のルーカスのスーパーゴール以外はみんな相手のお粗末なディフェンスからですよね。福西が移籍会見のときにも言っていましたが、このチームは勢いに乗ると凄いが、波が激しすぎると。原監督の目指すサッカーがいまだに見えてこない気がします。シーズン当初はディフェンスラインを高くしてポゼッションを高めたいと言っていたような気がしますし、福西はジュビロでやっていたように中盤で周りを使いながらタメを作って全体を押し上げようとしていたと思います。FC東京ファンにはストレスだったかもしれませんね。今日みたいな試合を観るとそう思ってしまいます。でも今日管理人さんのコメントを読んで、FC東京サポーターにも今日の大勝に手放しで喜んでいる人ばかりではなく、違った見方をしている人もいるんだなと少し安心というか、考えさせられたのでコメントをさせてもらいました。シーズン当初はFC東京とジュビロで上位争い(優勝争いと言わないところがミソ (汗))をしてくれたら嬉しいなと思っていたので、原さんには福西をうまく使って順位を上げてほしいですね。ジュビロも人の心配をしている暇はありませんが…。

そう考え込まなくても、今日のような試合はそうそう出来ませんよ。リチェーリの出来がすべてだったと言っても、過言ではないでしょう。とにかく、これをきっかけに、選手もファンも気持ちの部分で失っていたものを取り戻せれば良いのではないでしょうか。

わたしそんな時は浮気をしちゃったりするんです。はじめは火遊び程度に。たまに勢い余って一線を超えちゃったり。真っ赤っかのゴール裏に赤い服着てはいっちゃったり。ウェーアーとか言ってみたり。そうすると妙な後ろめたさと、「やっぱりあなたは愛せない」って気持ちが沸いてきて、本来の所に戻ると、前よりも燃えます(笑)。もし、ウェーアーとか●んこた〜れ〜が心地よかったら、そのまま居座っちゃうかもしれません。今の所ないけど。東京都の関係はまだ恋人程度です。老夫婦になるまで長い目で追って行くつもりです(たぶん)。わたしの席はここにあるけど、目の前の若者たちはどんどん移り変わって行きます。

もちろん、昨日のようなサッカーは大好き(笑)ですが、このサッカーがいつも通用するわけないし、1年間通すこともできないことは、2004年-2005年にほとんどのサポが分かったと思います。
フロントも分かっているので、2006年に変化を求めたけど、(ゴール裏の妨害もあって)うまく行かなかった。

優勝争いできるようになるためには新しいサッカー(※)を身に付けなければならないことも、ほぼ共通認識だと思います。(優勝争いに絡まなくても、降格せずにたまに大勝してくれれば満足、という人は少数派でしょう。)

(※)「新しいサッカー」を、fct-fanとしては、「自ら能動的にスペースや数的優位を作り出すサッカー」と置きたいと思います。

で、今のサッカーと新しいサッカーですが、両者は二者択一なんですかね?
新しいサッカーを求めるために、必ずしも今のサッカー否定する必要はないと思うんですよ。
むしろ、新しいサッカーを身に付けることによって、従来からの美点である速いサッカーにも磨きをかけることができると思います。
東京の速攻が速攻にならず、バックパスに追い込まれるシーンをよく見ますが、あれはスピードが足りないんじゃなくて、動き方の工夫が足りないんですよね。新しいサッカーを身に付けることで、その辺も改善されないでしょうかね?
もちろん、机上で言うのは簡単で、実際にやるのは大変でしょうけどね。

そして、博実がいる間は、不安定な戦い方になるでしょうけど、腹をくくって応援していくしかないですね。
一見刹那的に見えるサポーターも、案外そんなものだと思いますよ。

はじめまして。

非常によくわかります。僕も2年前から、もやもやしたものを感じていたくちです。
上記コメントに非常に合意です。

昨日の勝ちは、僕は前線からのプレスもそうですが、今野・伊野波がセンターでうまく
機能したことが非常に大きいと思います。どっちがセンターバックでどっちがボランチなのか
よくわからないくらいの、激しいポジションチェンジ。これは去年の浦和の闘莉王、
鈴木の関係にも少し似ています。もっと全然イコールな関係ですが。

後はノリオの守備がかなり計算できるようになったこと。逆に金沢を入れた後のほうが左サイドのバランスは悪かったですね。

このように、守備ブロックは、控え層の問題はあるのものの
信じていいのかな、というふうに僕は思えました。

攻撃に関しては、まだ全然信用していません(笑)。昨日の勝ちも
まぐれの可能性は強いと思います。継続できるかは疑問だし。
梶山はリスキーを超えて、もろリスクだし(涙)。
ただ、決定力不足はうちだけの問題ではないし、まあそれほど深刻ではないのかなと。

福西、石川、金沢、茂庭抜きな今の状態ですが、今日のプレッシングの出来と
攻守の切り替えをみるとこれが基本形でいいんじゃないかなと思います。

---
「このままでは何もかわらん」と昨日はゴール裏で自ら派手に暴れてきました。
観戦4年になりますが、キックオフから全部たちっぱなし、
声上げっぱなしで、周りをあおって、というのは初めてでした。
まあ、自らのパターンを崩す、という意味が大きかったのですが、
若干ひざや腰を痛めましたが、自分的には結果が出たので(笑)、しばらくこのスタンスでいこうかなと。

---
試合終了後の今野の会場限定インタビューであったのですが、
「サポーターのみなさんも1つ勝ったくらいでうかれることなく」
だそうです(笑)。少なくとも今野は、ここ数年の東京の問題点が
よくわかっていると思いました。


えー、皆さん、コメントどうもありがとうございます。

>しょういちさん
はじめまして。
楽しい試合の時にハジケて楽しむのは当たり前だし良いことだしそれが悪いっつーわけじゃないんですけどね。でも、全体的には良くない成績なのに、たまの大勝で「まあいいか」となってしまう、というのが繰り返されているような気がするのですよ。

>ぺっぺさん
はじめましてー。
福西選手は、東京に「新しいもの」をもたらしてくれる存在として期待していたのですけれど、今季のコンセプトの中途半端さもあり、生かし切れていない印象です。しかも昨日の圧勝。「やっぱ福西いらないじゃーん」とかならないと良いんですけどね……。
東京ファンの一部は、昨年の経緯から「ポゼッション」という言葉自体にアレルギーがあるような状態かもしれないですので(笑)。

>飛田Q GO!! GO!!さん
どうもすみません。つい考え込んでしまう性分なもので(笑)。
とりあえず、昨日は選手もファンも気持ちが入っていましたね。感動的なくらいに。そこで考え込んでしまう自分がイヤになったんですよ、言いかえれば。

>mipolinさん
アドバイスありがとうございます。お名前を確認せずに書き出しの部分だけ読んで、思わず「スパムか?」と消去してしまいそうになりました(笑)。そう、色々なもの(サッカーに限らず)をあちことで見て「やっぱり東京」と戻ってきてまた見守る、そういう関係って素敵ですよね。

>fct-fanさん
どうもー。ご無沙汰しとります。
fct-fanさんのおっしゃること、おおむねその通りだと思います。特に、
>「自ら能動的にスペースや数的優位を作り出すサッカー」
のあたりはまったくその通りで、「今までのやり方」(それを「リアクション」と呼ぶかどうかはともかく)だけではなくて、引き出しを増やす、あるいは懐の深いサッカーを目指すことが必要なんだと思います。

ただ、同意できないのは
>2004年-2005年にほとんどのサポが分かったと思います。
の部分ですね。わかってたら、去年のあの大「ハラトーキョー」コールは何だったのよ(笑)。「ゴール裏の妨害」だけで片づけちゃいけないと思いますよ。だって、広島戦のあのバックスタンドも含めた大コール、聞いたでしょ。

04-05年あたりがまさにそうだったように、全体的には低調なのにたまにハジケて大勝すると「やっぱこれじゃん」とかなって悪い時の悪い部分を忘れてしまう。私は05年にマリノスに4-0で勝った時のことを思い出してしまったのです。で、素直に喜べない自分にイヤになった、と。

>で、今のサッカーと新しいサッカーですが、両者は二者択一なんですかね?
いや、そんなことはないでしょう。別に去年の前半だって、前からの守備や速攻自体を否定していたわけではなかった。

>むしろ、新しいサッカーを身に付けることによって、従来からの美点である速いサッカーにも
>磨きをかけることができると思います。
おっしゃる通りです。

>もちろん、机上で言うのは簡単で、実際にやるのは大変でしょうけどね。
そう、難しいことです。だから、監督というのは非常に大事なんです。いちがいに誰それは駄目、ということではなく。

>一見刹那的に見えるサポーターも、案外そんなものだと思いますよ。
そこで言うところの「サポーター」がどれだけ一般化できるのかが正直よくわからない。皆が皆、fct-fanさんのような感じ方をしてくれているのかどうか。


>MNKさん
コメントありがとうございます。派手に暴れましたか(笑)。ホント、お疲れ様です。昨日はバックスタンドで観戦していても、「今日のゴール裏は違う」と感心するような迫力を感じました。

守備の安定、というのは確かにそうかもしれませんね。先制点の前の時間でも危ないのは羽生の突破くらいだったし。規郎が水野を押さえ込んでいたのは笑えた、いや失礼、びっくりしました。「やるな、規郎!」という。

いずれにせよ、毎回でなくとも昨日のような試合ができるのであれば、2部に落ちることなどないでしょう。あとは、プレスをかわされた時どうするか、ってのはもう3年来の宿題ですね。

>「サポーターのみなさんも1つ勝ったくらいでうかれることなく」だそうです(笑)。
>少なくとも今野は、ここ数年の東京の問題点がよくわかっていると思いました。
まったくですね(笑)。

muratasaさん
いやだ。今見たら本当にスパム、しかも誤字だらけ(笑)。福西さん、SBにしちゃったらどうかしら(シロートの身勝手)。

昨年のフクアリの時もそうでしたが、東京が疲れている時、落ち込んでいる時に千葉戦は良く効くなあ、ありがたや。千葉のサッカーには変に擦れたところがないだけに、迷わず前に出られる、シュートを撃てるという気持ちになりやすいのかも知れません。

>選手はとにかくガンガン前へ出て、攻められれば根性で守りきって、またガンガン前へ出る。で、ボールは縦に縦に速く動いて選手がバーンと飛び込んでガーンと鋭いシュートが決まる、と。
まあ、イングランドDayの趣向には最適の戦い方だったんじゃないでしょうか。ユルネバを歌って、イングランド的なサッカーをして、なぜかチャントはアルゼンチン風味たっぷりという図を見せられた英国人の観客たちが、東京のサッカーにどのような印象を抱いたのかが実に興味深いのですが……。

私などは、普段ゴール裏でいくらバモって熱くなって焦っても勝てないのなら、いっそ今日はちょっと引いて冷静に構えてみようと久しぶりにバックスタンド1Fでの観戦でした。恐らくはMNKさんとは真逆のベクトルだったわけですが、上手く行かないときはいつもとは違う見方をしてみる(サポートの姿勢を変えてみる)、というのは実はサポーターにとっても重要なことなんじゃないか、と思いました。

改革に手をつけようとしても長期的なガマンができず、短期的な結果を求めて同じことを繰り返す・・・。もちろん降格という現実的なリスクもあるし、東京と言う土地柄か、結果が出ないと観客がガタ落ちすることなんかもありますね。

ただ短期的な最低限の結果を出しつつも、長期的な改革だって難しいけど・・・出来ると思います。それだけのタレントがいますからね、東京は。

気持ちは良くわかります。

でも、俺個人はこれまでの手痛い試合の数々で、かなり気持ちが下がってから、昨日の勝利はありがたかったね。
今ちゃんじゃないけど、浮かれることなく、でも沈んだ気持ちじゃなく、ニュートラルにしてもう一度東京のあるべき姿や方向性について考えられるようになったかな。

これで、今までのが全部チャラとか言われても困るけど。

>福西さん、SBにしちゃったらどうかしら(シロートの身勝手)。
「SBなら走らざるを得ない」って感じっすか(笑)。


>東京が疲れている時、落ち込んでいる時に千葉戦は良く効くなあ、ありがたや
ありがたや。
いや、でもホント、千葉のサッカーは相性的にいいんでしょうね。基本的に守備はマンマークだから一対一の局面を作りやすいし、変に引いたりいなしたりしてこないし。

>まあ、イングランドDayの趣向には最適の戦い方だったんじゃないでしょうか。
確かに(笑)。ガンガンとつっかけるスピード感がすごくて、風味としては、イングランドっぽかったですよね。ナイトゲームだったのも良かったのかもしれません。

>上手く行かないときはいつもとは違う見方をしてみる(サポートの姿勢を変えてみる)
>、というのは実はサポーターにとっても重要なことなんじゃないか、と思いました。
なるほど。


>改革に手をつけようとしても長期的なガマンができず、
>短期的な結果を求めて同じことを繰り返す・・・。
まあ、おそらく、本当に「このままでは駄目だ」「優勝したい」と思わなければ、なかなか変わるのも難しいのでしょう。チームも、ファンも。


>これで、今までのが全部チャラとか言われても困るけど。
さすがにこの1試合でチャラにはならないとは思いますけど、帳尻合わせはうまいチームですから。来年の今頃も同じこと繰り返したりしてね。




しばらく旅にでも出ようかな(笑)。

>そう、色々なもの(サッカーに限らず)をあちことで見て「やっぱり東京」と戻ってきてまた見守る、そういう関係って素敵ですよね。

そう思って見に行った同じ日の昼の試合が、これがまた・・・(以下省略)

J1のFC東京以外のゲームを見に行ったらどうですか。首都圏なら選択も可能だし。

とりあえず…

>リーグ優勝や安定した成績を求めるのでなければ、もしかしたら「このまま」でいいのかもしれない。

2002年に磐田と戦って大敗した時に監督は『自分たちのサッカーは出来た』と言って本気でへこんだことがあったのだが…

東京が優勝を目指すために必要なことっていろいろとあるんだけど、

ベースがあって+αに何が必要なのか?というのがまだまだはっきりしていないのかなぁって気はします。

だけど、ここ数年はその+αにこだわるばかりにベースも失われつつあったわけで、監督が原さんだからとりあえずベースに戻してそこから再スタートといった感じでいいような気がします。

次以降が本当の意味での戦いかなぁ
ベースから何も成長が無いとさすがに困るなぁ…

にしても、今野の発言があったせいなのかずいぶんネガティブな反応のブログが多いなぁって思ったりはします。

murata氏のようにネガティブな理由がはっきりと記載してあればいいのだけど

ネガティブにとりあえず言っておこう的なものはもちろん…じゃぁあなたの理想は何なの?と小一時間くらい問い詰めたくなる反応が今回は多い気がして少し凹み気味

長文失礼

>そう思って見に行った同じ日の昼の試合が、これがまた・・・(以下省略)
うん。あれはあれで、書く気が全く起こらない類の試合ですな。さらに加えて本日発表になったPNCのジャパンメンバーを見たら……自分のラグビー観にも自信がなくなってきました(笑)。

>J1のFC東京以外のゲームを見に行ったらどうですか。
そうですね。気分転換にそうしようかな。埼玉の彼方まで足を運ぶ気にはなりませんが(駒場ならいいっすけど)、日立台、フクアリ、等々力、ニッサン……色々ありますもんね。柏と川崎は良い時期(つまり今)のサッカーをもう少し観ておきたいですし。


>ネガティブにとりあえず言っておこう的なものはもちろん…じゃぁあなたの理想は何なの?
>と小一時間くらい問い詰めたくなる反応が今回は多い気がして少し凹み気味
まあまあ(笑)。

多分、私ほどウジウジしてない、あるいははっきりと言語化できてないんだけど、でもここ数年の経験知というか、「低調なシーズンもたまの打ち上げ花火で無反省に終わる」というパターンを警戒する人が多くなってるんでしょ。「嬉しい、でもここで喜びすぎるととヤバい!」みたいな。あるいは負けが込んでいるゆえに「どうせまぐれだろ」と斜に構えていたり。

ただ、確かに今野の発言は、(少なくともネット上では)みんな気にしているみたいだね。たかが1ファンのブログなんぞが、わざわざ冷や水浴びせることもなかったか(笑)。

大いに浮かれていますが、自分も04年以降の東京には行き詰まりを感じていますし、勝っても釈然としない気持ちはよく分かります。

去年ガーロを呼んで(シーズン通して安定した成果を得られるサッカーを目指す)熟成期に入ったはずで、凡戦が多いながらも磐田戦(H)と甲府戦(A)では進むべき道が照らされた思いを抱きました。
ところが観られない間に色々な問題があったようで解任され、戻ってきたら原さんも戻ってました。
それは良いとしても前とは違った深度でチーム作りをしてくれるものと思っていたのですが、自分はその期待を既に捨てました。

暗澹たる気持ちを加速させるのは、その原さんに「No」のアドバイスを言える人材がコーチに見当たらない事。
長澤さん、文丈は原さんにとって「よき理解者」ではあっても刺激を与える存在ではないと思います。
監督含めたコーチ陣をいじらない限り今年も03年より前へ進む確率は低いままでしょう。

では何で浮かれているかというと「今出来る事を精一杯やってくれたから」に尽きますね。
戦術どころか気持ちまで見えない試合ばかりで、もはや死に体か、と思い始めていたので。
例え素晴らしい人材を新たに迎えようとも肝心要の選手達が腐ってたら意味がありませんから。

やれる事やって結果が出た事で気持ちが前向きになれるでしょう。
今の環境でも進歩出来るかどうかは選手の自主性に全てがかかっています。
今野のように自覚した選手が多くなれば練習の意図や意義など勝手に設定してしまうのではないでしょうか。

局面局面の選択が選手に委ねられるのはサッカーの特徴の一つですよね。
言われなくてもやらなければ、と考える選手達が集まればどんな監督の下でも一定の力を出せるクラブになると思います。
これはこれで優れた監督の下では決して得られない機会かと。

まずは選手個々の努力次第であるセットプレー、クロス、そしてシュートの精度向上に期待したいですね。

>いぎーたさん
とても冷静で、それでいて前向きさもしっかり伝わってくるコメント、どうもありがとうございます。大げさではなく、ちょっと救われた思いです。

環境や状況はどうあれ、東京の選手たちは選手たちで、今の時間を無駄にしちゃいけないですよね。自分たちのためにも、チームのためにも。

流れぶった切ってすまん

>PNCのジャパンメンバーを見たら……自分のラグビー観にも自信がなくなってきました(笑)。

ハーフ団とFB?あとは浅野とか?

パス・キック・ゲームコントロールの全てにおいて中途半端なSOと、あとタックルのできないCTB。あえて固有名詞は伏せる。

FBは、個人的な好みの選手は「外された方」だけど、この選考はわからないでもないような気がしないでもないように思わないでもない(笑)。

>今野発言
あれはもしかすると、東京に関わる全ての人間にとって05年の最終節、06年味スタ川崎戦の「あの一発」よりも重みがあるかもしれないぞ、と思い始めています。あと、度々のシャー封印も、単に今野ははにかみ屋だから、で済ませちゃいけなかったんじゃないかと。

>いぎーたさん
>まずは選手個々の努力次第であるセットプレー、クロス、そしてシュートの精度向上に期待したいですね。
イギータと言えば、あの超攻撃型"SFGK(スーパー・ファンタスティック・ゴールキーパー)"……その昔子供ながらに「一体何者なんだ!?」とビックリさせられたことを覚えています。
それはさておき、アルゼンチンサッカーの放送を観るようになって、両サイドあるいはコーナーキックからのクロスボールの精度の高さと中にいる選手の決定力にはいつも驚きます。「このタイミングで、この弾道で、このポイント(「面」ではなく「点」)にクロスを入れれば、必ずこの選手がこのシュートでゴールを取れる」というイメージ、否、確信を持ってプレーしているところを、東京の選手たちには是非見て、日々の練習に生かしてもらいたいですね。

確かに、クロスとシュートは選手の努力次第でかなりの上達が望めますよね(もちろん限界はあるのでしょうけど)。

FC東京史上最高のクロッサーと言えば01年の佐藤由紀彦だと思いますが、彼もどちらかといえば20代も半ばになってからの猛練習でその精密クロスを身につけたくちでした。

昔、たま~に深川や小平に練習を見に行くと、必ず居残りで(小峯や喜名、あるいは長澤コーチと一緒に)クロス練習に打ち込む由紀彦の姿があったものです。

彼のように「努力を積み重ねてここまでレベルアップした!」という選手はどんどん現れてほしいものです。最近の選手だと、規郎君あたりにその香りがし始めているかな?


>今野発言
ファン以上に「当事者」として苦しんでいるはずの選手の言葉だけに、真剣に受け止めたいところです。なんか、今野だけにあんまり冗談でもないような気がするし。

うちのクロスって、なんであんなに曲がらないんでしょうね。我が家では、山なりクロスって呼んでるんですが(笑)。ゴール前の、誰の頭に触っただけでもゴールに吸い込まれるような〜ってのないですよね。

昔、稲本がフラムでコーナー蹴ってた時があって(それ自体すごい冒険w)、敵が「絶対に曲がる」と思って構えてて、曲がらないことを知ってる味方が山なりクロスに合わせてゴールする、っていうシーンが何度かありました。3回めくらいからバレちゃったけど(笑)

>うちのクロスって、なんであんなに曲がらないんでしょうね。
昔、J1に上がったばっかりの頃は、「曲がるCK/FK」を蹴ることのできる人が全くおらず、CKは由紀彦の直球が逆サイドに抜け、FKはツゥットの宇宙開発を毎回眺めることになりました。由紀彦はクロスだとものすごいカーブがかかったのに、セットプレーだとへなちょこボールになっちゃってたのは今考えても非常に不思議(笑)。

まあ、「曲がらない」だけでなく、「人を狙ってない」のが今の東京の選手のクロスの根本的な問題かと。規郎とかは少しずつ進歩してるみたいですが。

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