●1人じゃないって~~ってか
ちょっと前の話。10月末のアウェイ大宮戦は、バックスタンドにて某東京中華管理人夫妻と、某Mendoza氏と4人並んでの観戦となった。いや、実は最初は完全に1人観戦の予定だったのだけど、乗り換えの赤羽駅でばったりMendozaさんと会って、じゃあせっかくだからと某ミネ氏を呼んで合流したわけだ。
いつも(というかこれまでずっと)フットボール観戦と言えば、バックやメインで1人ぽつねんと観ているか、カミさんと2人(最近あまり東京の試合は気が進まないようだが(笑))で観ているかなので、数人で並んで観るということそれ自体が、とても新鮮であった。そして、けっこう楽しかったんだな、これが。
別にそのメンツだとワイワイとバカ話三昧ってわけでもなく、みんな観戦に関してはもうベテランだし大人しく観てるんだけど、それでも個々のプレーとか局面や試合全体への見方、あるいは選手の好み。自分とは違う視点や価値観を持つ人の反応・意見を見聞きするのは、とっても刺激にはなる。
例えばMendozaさんなら、やっぱり「東すか」でもよく書いてるように戸田や藤山に注目していて、その試合の戸田の「幻のゴール」(微妙なオフサイド判定で取り消し)の場面では「え~~~~!!」と大声を上げ、しかし次の瞬間には「でもやっぱり戸田は脅威なんだな!相手にとって!!」と声をはずませたりとか(笑)。
前半半ば以降の試合の停滞ぶりを目にして、「ミネさんが眠くなってしまうのではないか……」と妙に心配になったりとか(ここの11月28日付記事を参照のこと)(笑)。あと、この日は不在だったが、東すか編集長が横にいたいすると、彼のスルドいコメント(90分間ずっと喋ってたりするのよ、これが)がとても勉強になったり。
WEBサイトを始めたり「東すか」制作に加わったりして間違いなく良かったな、と思うことの一つは、色々な人と知り合いになることができたこと。知り合いになり、友達になることができたからこそ、こうしてスタジアムで席を同じくする機会も生まれ、そして観戦の楽しみのバリエーションが増えたりもするのである。
まあ、別にいつもグループで観戦しているような人にとっては当たり前のことで、「何言ってんの?」という感じだろうけど、僕みたいにずっと「孤独のウォッチャー」だった(今でも基本的にはそう)人間にとっては、たまにそういう機会があるとけっこう素直に嬉しかったりするのよ。1人でメモとりながら集中して観るのも、嫌いじゃないけどね。
ちなみに、同じ「観る」という行為でも、例えば映画になると感じ方が違ってくるのは興味深い。映画館で観るのももちろん好きではあるけれど、それは僕にとっては1人部屋を暗くしてビデオを観る行為の延長線上にあるのであって、他の席が埋まっている必要はない。むしろ、他の観客の反応をノイズと感じることも多い。
それは、単に僕の映画の趣味が変わっていて、笑いどころや泣きどころ、作品に対する評価などが周囲の観客とズレがち(むろん、たまに同調することもある)だからそう感じるのかもしれない。でも、黒沢清さんみたいに「大勢で1つの映像作品を観る。」ことこそが映画である、と定義する人もいるくらいだから、人それぞれなのだろうか。
いや、明るい楕円形のスタジアムで他の観客の様子を目にし、歓声を聞くことが前提となっているフットボール観戦と、暗い部屋で全員一方向を向いてほとんどの場合押し黙って鑑賞に興じる劇場とでは、やっぱり性質が違うのかも……とは思うのだが、ここら辺については実はあまり深く考えたことがない(笑)。みなさんはどうだろう?
あと、ついでに言うと、その大宮戦の試合後みたいに、ミネさんやMendozaさんが都合悪い時でも飛び入りで某組系とかの飲み会に参加できるようになったということも、ネットや東すかのおかげで顔が広くなったことのメリットになるだろうか。飲む機会が増えてグー……って、なんだか話がズレちゃったな(笑)。
コメント
今日はなんでこんなにアクセス多いんだろう?って思ったら、コチラでしたw
リンクありがとうございます!
いろんなトコで呑み行きましょう!
Posted by: けんぴ | 2006年11月09日 07:50
>いろんなトコで呑み行きましょう!
まあ、本文でざーとらしいことを色々書いてますが、結局知り合いが増えたメリットは「飲む面子と機会の増加」に尽きたりして(笑)。
よろすこ!
Posted by: murata | 2006年11月10日 12:19
どうもです。
観戦のときには、ビール飲んでトイレ行くときの荷物のことを考えると、一人じゃないほうがいいのですが、最近、ホームでもアウェイでも、待ち合わせをする必要はほとんどないような。いいものです。
「1人じゃないって」てのは、ひょっとすると"You'll never walk alone"、更に考えれば、次のTo*scaのmurata氏のテーマにつながって行くのではないかと、ちょっと深読みしてみました。でも、実は天地真理の曲のほうが先に浮かんだのが「おじさん」の現実。
Posted by: Mendoza | 2006年11月11日 11:18
どうも。
あと、ビールを買うのに何度も行かなくても、交代で行けばいい、というのも複数名観戦のメリットかもしれませんね。
>ちょっと深読み
「ユルネバ」にはちょっとだけ引っかけたつもりですけど、To*sca云々はやや深読みしすぎかも(笑)。もちろん、元ネタは天知真理の曲でございます。
Posted by: murata | 2006年11月11日 22:13