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2006年10月31日

●大山鳴動して……

ネズミ一匹すらもなし。

バッソや全ライダー開放 オペラシオンプエルトの結末は「無」


えーい、腹立たしい。こんなに腹立たしいのは久しぶりだ。まったく、ツール・ド・フランス直前のあの失望はいったい何だったんだ。

ジロ・デ・イタリアを圧勝してツール優勝最有力候補と目されながら、出場さえできなかったバッソ。ツール・ド・スイスを見事制して上り調子、「今度こそ来るか」と思われたのに、やはり出場できなかったウルリッヒ。今年はポスト・ランスの年として、ファンとしては7月のツールをひっじょ~~に楽しみだしていたのだが……。

だいたい、疑惑の名前としてはやはりツールの優勝候補だったバルベルデの名前も挙がっていたのに、スペイン当局からは早々に「リストにバルベルデの名前はない」なんてウソの声明が出され、彼に対する捜査が行われなかった様子なのも釈然としない。スペインあたりだと、お国の英雄はやはり特別扱いですか。

結局、誤った情報に釣られ、功を焦ったスペインの捜査当局と、それを反ドーピング運動に利用しようとしたUCIとASO(フランス)の勇み足だったということなのだろうか。有力な証拠が出ないままズルズル数ヶ月も問題が長引いたのも、メンツを失うまいとする誰かの悪あがきだったのかもしれん。ホント、いったい何だったんだろう。

「いや、過去の事例からしても、自転車界にドーピングが蔓延しているのは間違いないのだから……」などという意見もあるかもしれないが、だからといってロクな証拠もなく選手たちの出場機会を奪ってしまっては本末転倒だろう。本当に大事なのは、選手と競技のはずなのに。今年がピークだった選手だっているかもしれないんだ。

「推定有罪」の厳罰主義と政治的思惑と当局のメンツとが人権侵害に至ったケース……ドレフュス事件か、これは。そういや、あれもフランス絡みの事件だったな。

アホか。


[追記1]
今思い返すと、「バッソ・ウル抜き」のツールが始まった時「これでようやく本当にクリーンなツールが始まるんです」とか言ってる人がいて、ランディスの陽性反応の時は大笑いだった。

[追記2]
ちなみに、大量出場停止については、JSPORTSで市川雅敏さんが「選手間の罵り合いを回避するためには賢明な手段」と解説していたことがあって、そちらは「なるほど」という感じだった。ボックレールの「インチキ野郎ども」発言なんか、ひどかったもんね。

[追記3]
バッソやウルリッヒについては、絶好のチャンスだったツールに出られなかっただけではなく、彼らが長年所属して頑張ってきたチームを出て行く結果になってしまったという意味でも、非常に悲しい……。

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コメント

>[追記3]
両者とも所属チーム(CSCとT-モバイル)とのつながりは深かったですからねえ。バッソはミルラム(あるいはイタリアが本拠地のチーム)なんかに行ったりして・・・。ウルリッヒさんはこのまま引退なんてことになるのかなあ?

最近の自転車界って選手と主催者及び協会(UCIや各国の自転車協会)の関係がなんかギクシャクしてるんですよね。この前のロンバルディアなんか、主催者側がプロツールの表彰式を行わないとかで、バルベルデがボイコットするとかしないとかで(レースには出たが、リタイヤ)、結局は選手の皆さんがバルベルデに賛同して、レースの表彰式をボイコットする後味の悪い結末になっちまったし(ちなみに勝ったのはベッティーニさん)。

>ウルリッヒさんはこのまま引退なんてことになるのかなあ?
だとしたら、寂しいですねえ。バッソも、蜜月だったCSCを追われるように去ることになって……ディスカバリーとか駄目なのかな?

>選手と主催者及び協会(UCIや各国の自転車協会)の関係
つーか、UCIは強権的に過ぎますね。UCIの会長、まだオペラシオン・プエルトの選手たちとは契約しないよう各チームに圧力かけてるみたいだし……ナニサマダテメエハ。

「疑わしきは罰する」だったら、全員クロですよ(笑)。みんな超人的だもの。プロツールの選手たちって。

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