うまねんblog

しかし、２３分にペナルティボックス正面でこぼれ球を拾ったジュニーニョのシュートが決まって川崎先制。そこからは川崎の前へ出る圧力が強まり、東京は苦戦を強いられることに。前半ロスタイムの加地のミドルシュート、後半早々加地の突破→クロスをダニーロが折り返してルーカスが押し込みかけるなど好機もあるにはあったが、決められず。

後半１０分に東京は文丈を投入、昨年までの基本形に近いフォーメーションで戦ってみる。しかし、アタッカー陣のスペースを作る、あるいはパスを引き出す動きの質・量ともに乏しく、サイドでも中央でもパスがつながらない。そこで消えていたダニーロに変えて祐介を投入し再び最前線の選手を増やすが、中盤を失って（パサーがいない！）縦に放り込むサッカーに堕するだけであった。延々続く後方でのパス回しにスタンドから不満の声が上がる場面も。

川崎も中盤のつなぎの精度が低く、チャンスはあくまで単発的。が、謎の外国人フッキの大げさな（笑）プレー、マルクスのオーバーヘッドなどそれなりにサポーターが喜ぶ場面はあったようで、ちょっと羨ましさを感じてしまった。

結局、ロスタイムに石川の強引な突破からつかんだチャンスも祐介のダイビングヘッドが決まらず、そのまま０－１で試合終了。スタンドからはブーイングも飛んだ。まだ結果を出すべき試合でも何でもないのだから、選手たちには可哀想ではあるんだけれども、しかし内容が内容だったからな…。

試合後の原監督挨拶。「今日はすみませんでした！」「（川崎に）少し花を持たせすぎてしまいました！」「フロンターレも頑張って下さい！応援しています！」「ブーイングじゃなくて応援してもらえるように頑張ります！！」とたたみかけるように喋り、スタンド（川崎側も含めて）大ウケ。まあしかし、結局このヒロミ・トークに騙されちゃってるような気がするんだよな。いや、僕も大笑いしてたんだけど。試合後に「ヒロミ＝ジゴロ」説を唱えている東すか編集部員もいたな（笑）。

てなわけで、正直なところ開幕戦は心配だ（笑）。新フォーメーションは今のところ即興的要素が強すぎるようだし、仮にモノになるにしても結構時間がかかるのではないかと思う。こういう予測だけはぜひとも外れてほしいのだが…。

ロングバージョンの観戦記はコチラ。