●FC東京2015年シーズン展望 (戦力編)
2015年 FC東京トップチーム選手 (FC東京公式)
来たるべきシーズンのFC東京の展望を勝手に書く2回目。今回は戦力について。
最初に加入と放出(移籍)を一通り整理すると、
<加入>
前田遼一 ← ジュビロ磐田
奈良竜樹 ← コンサドーレ札幌(期限付)
榎本達也 ← 栃木SC
丸山祐市 ← 湘南ベルマーレ(期限付移籍より復帰)
林容平 ← 大分トリニータ(期限付移籍より復帰)
幸野志有人 ← ジェフ千葉(期限付移籍より復帰)
橋本拳人 ← ロアッソ熊本(期限付移籍より復帰)
佐々木渉 (U18より昇格)
小川諒也 (高卒)
<放出(移籍)>
エドゥー → 全北現代
渡邉千真 → ヴィッセル神戸
加賀健一 → 浦和レッズ
塩田仁史 → 大宮アルディージャ
椋原健太 → セレッソ大阪
廣永遼太郎 → サンフレッチェ広島
といったところか。
まず目につくのは、何といってもFWの出入りだ。J1得点王2回の前田を獲得する一方で、一昨年17得点の渡邉と昨季11得点のエドゥーを放出する形となった。平山が4月に復帰予定で林や幸野も戻ってきたとはいえ(あと中島もFW起用なのかな)、大駒2枚を失うのは影響が大きかろう。特にエドゥーはボールの収めどころとして攻撃の要となっていただけに、とても残念な移籍であった。
もう一つちょっと不安なのはDFの選手層か。将来有望な奈良を獲得し、いざとなれば高橋を回せるCBは大丈夫。ただSBは微妙かな。右の徳永はポジショニングや判断力のところで相変わらず甘さが残るし、左は絶対的存在の太田がコンスタントに代表に呼ばれるようになって、コンディショニングが課題の彼の控えがいないんだよね。小川もいきなり太田の代わりでは荷が重かろう。
GKは塩田の穴は大きいとしても、権田に不安はなく、ベテラン榎本で控えの手当てはできた。MFは元々人材が豊富なので、足りる足りないというよりどう組み合わせていくかの問題だろう。梶山や東といったテクニシャンと汗かきの羽生・米本・三田、丸山は高橋のバックアップということかな?楽しみなのは「憂太再来」の佐々木で、河野や中島とともに東京の攻撃を大いに光らせてほしい。
あ、スナイデルはどうなったんだ、スナイデルは(笑)。
それと、ポジティブな要素としては、期限付き移籍からの復帰が多いことだろうか。単にクラブにお金がないだけなのかもしれないけど、元々将来的に戦力になると見込んでいたからこそのレンタルだったのだろうから。特に林くんは、昨年の東京にはいなかったタイプなので、攻撃のバリエーションを増やす要素として期待したい。一昨年天皇杯の活躍は忘れちゃおらんよ。
しかし、それにしても……昨シーズンはフィッカデンティ監督が組織守備を整備してある程度の成果をあげたわけだけど、0-1というスコアで敗れることも非常に多かったんだよね。堅守速攻というスタイルからしても、FWの補強は必須だと思っていたんだが、見た目そこが小粒になっているからやっぱり不安は残るよなあ(フィットしてなかった千真を出すのは正しいと思うし、平山がブレイクすればまた話は別だけど)。
何日か前には、元コロンビア代表のFWを狙っているとかなんとかいう報道もあったような。実際外国人枠だって余っているわけで、そこは期待したいところである。まあ、ケリーとかカボレみたいに開幕の本当に直前になってから「大当たりを引き当てた」こともあるので、始まるまではブーブー言っちゃいかんのだろうな。ケリーなんて味スタこけら落としの段階では「謎の外人」だったもんな(笑)。
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