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2011年03月01日

●うまねん的2011年シーズンプレビュー(前編)

はい。というわけで、プライベートの方が(ちょっとだけ)落ち着いてきたので、久しぶりにブログの更新なんぞしてみようかと。皆さまお久しぶりでございます。
 
 
西京極における衝撃(いや、虚脱、だったかな)のJ2降格決定から約3ヶ月、気がつけば2011年Jリーグの、つまり僕たちのFC東京のシーズン開幕まであとわずか4日と迫っているのであった。キャンプもプレシーズンマッチも現地で観ていない僕があれこれ書くのも気が引けるんだけど、ここらで少しは頭の中を整理しておかないと、いざ始まって観戦記を書こうとした時に困りそうな気もするので、今週のうちにプレビュー的なものをしておこうっつーことで。
 
とりあえず今回は、今シーズンの東京の布陣を見てみることにしよう。
 
  
[GK]

まずは最後方のポジション。権田・塩田の2枚看板は残留し、阿部が移籍して廣永がレンタルから復帰、さらにザスパから常澤を獲得した。メンツ的には全く不安がないのだが、気がかりなのは権田がU22代表としてロンドン五輪予選に参加し、リーグ戦数試合を欠場する可能性が大きいこと。いや、場合によってはA代表の一員として7月のコパ・アメリカに帯同することになるかもしれない。そこでモノを言ってくるのが、言うまでもなく塩田仁史の存在である。

僕の見立てではGKとしての実力では既に権田が塩田を上回っており、おそらく今後その差は開いていくのだろう。とはいえ、塩田もJ1でも十分に出場機会を得られるだけの実力者であり、権田不在の折に彼がゴールマウスに立ってくれるのは本当に心強いことだ。キャリアを考えればこのオフに移籍する選択肢もあったであろう権田の残留もさることながら、「第2GKが塩田」という状況をキープできたことは、もしかしたら最大の強みかもしれない、と思う。

そういや、前にJ2で戦った1999年は不動の守護神・堀池がシーズン半ばに大怪我したことも苦戦の原因の一つだった。結果的には最終節の劇的な逆転昇格で「めでたし」となったわけだし、代役を務めた鈴木の苦闘がそれはそれで感動的だったのだが……。
 
 
[DF]

金英權が大宮へ去り長友がインテル・ミラノへ完全移籍する一方で、レンタルで実戦経験を積んだ阿部・吉本が復帰して福岡から柳楽を獲得。さらに平松・高橋が怪我から復帰し、徳永・森重が本来のポジションに専念できるとあって、一気に層が厚くなった印象である。おそらくファーストチョイスは椋原・森重・今野・徳永ということになるだろうが、状況によって色々な組合せができそうだ。阿部の攻撃力は魅力だし、代表のように今野をSBで使うこともあり得る。

個人的に注目しているのは徳永のプレーだ。昨季は米本の長期離脱により不慣れなボランチに起用され、何とかこなそうともがくうちに自身もチームも不振に陥ってしまった。もちろん彼だけの責任ではないにせよ、降格の原因の一つであるのは否めない。ただ、特に終盤の数試合、責任感溢れる表情でキャプテンマークを巻き、ぎこちないながらも懸命に闘う彼の姿に心打たれたのも事実である。今年はおそらく本職のSB起用。バシッとやってくれるだろう、きっと。

今野・森重は国内屈指のCBコンビ。ただし、今野もかなりの確率でコパ・アメリカに参加することになるはずで、となるとその穴は誰が埋めるか、というのが注目されるわけだが、タイプを考えれば吉本か平松か。徳永でもこなせるとは思うが、SBとしてボケてしまうのが心配……と思っていたら、「オーストラリア代表ジェイド・ノース獲得を検討」との報道が。おいおいACLにでも出るつもりかよ!とツッコミたくなる話だが(笑)、実現すれば凄いよな。はは。
 
 
(中編に続く)

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コメント

更新待ってました!

自分も小平に全然行ってないのでナニですが、練習試合の記録を見る限り、平松と吉本が全く出場していないのが気がかりなんですよね。なので、徳永のストッパー起用はかなりあると見ています。

どうもです。

なるほど、平松と吉本は全く出ていないんですね。平松はまだ怪我の具合が良くないんでしょうけど、吉本はどうなんでしょうね。

ジェイド君を呼んで来てるのは、そこら辺の事情も関係しているのかな。

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