うまねんblog

１０年前の最終戦の会場は新潟市陸上競技場。ビッグスワンとは逆に、新潟駅から北に数ｋｍ行って川を渡ったところにあります。最寄り駅は「白山」だったかな？陸上トラックもあるあまり大きくない競技場（右のビッグスワンの写真と比べると一目瞭然かと）ですが、当時からアルビレックスのファンクラブとかのテントがいくつも出ていて感心したのを覚えています。

当時、スタジアムの前で見かけた正体不明のマスコット。今で言うところの「ゆるキャラ」の走りみたいなもんでしょうか。未だに何という名前のキャラクターなのか知らないんですけど（笑）。おにぎりの形をしていますね。

試合中のスタジアム内の様子。入場者数は６，２１０人との発表でした。あの頃はこれでも「おお、よく入っている！」という感じだったのですけど（なにしろどちらのチームも１万人動員する力がなかったですから）、先日の同カードは３３，９８４人入ったということで、まあ一時に比べれば落ちてるにせよ、規模としては比べものにならないですね。

ＦＣ東京の「ゴール裏」サポーターの様子。なにしろゴール裏もバックスタンドも同じ自由席だったものですから、確か試合前に「ここじゃ見にくい！」とか言ってゴール裏からバックへと大移動したんじゃなかったかな。そういや、現地の警察官の方も何人かスタンドに座ってましたね。暴動の気配なんてかけらもなかったから、一緒にのんびり観戦してましたけど（笑）。右の写真はやはり先日の同カードのゴール裏で、「いやー増えものだな」と感慨深いっす。

で、東すか最終号にも書いたように、１０年前の試合は東京の勝利に終わりました。連敗中とは見違えるように良いサッカーを見せ、キレキレの奥原（現コーチ）や由紀彦が左右から新潟のＤＦを切り裂きまくって、でもアマラオがシュートを外しまくって（笑）、という展開。加賀見の反転シュートが決まらなかったら、もしくは後半のリカルドのＦＫが決まって（それこそ先日の試合のように）ドローに終わっていたら、その後の東京の歴史は全然違ったはず。うーん。

そして、なんとか１点差で逃げ切って、一方トリニータが山形に延長の末引き分けてしまったため、劇的なＪ１昇格とあいなったのでありました。いや、ホントこれは懐かしいというか。新潟側のゴール裏（現在の１０分の１以下の人数だったでしょうか）が「昇格おめでとう」の横断幕を掲げてくれたのが今でも忘れられないです。昇格記念Ｔシャツを着ている中にはペルーもサンドロも小峯も、もちろん浅利も藤山もいる。あー、あれからもう１０年もたったのか……。
　
　
まあ、そんな感じで、大掃除の合間に偶然見つけた写真で「１０年間」のノスタルジーにひたってしまったわけですが、それも今日限りにしないとね。来年はまたＦＣ東京も、それ以外の諸々も、とにかく今年よりも良い年になってほしいものです。ホントに。いや、たまにはこうしてさわやかに終わっておくのもいいかな、と思っちゃったりなんかして（笑）。

とにかく、皆様１年間色々とありがとうございました。良いお年を。来年もよろしくお願いします。
　
　
［付記］
今年のＦＣ東京、そしてそれ以外のフットボールの試合全てを合わせても、観戦した中でのベストゲームは１１月３日のナビスコカップ決勝ですね。本当に、選手・スタッフ・他のファンの皆さんと一緒に、心の底から喜ぶことができた素晴らしい試合でした。