« 疲れている時は酒の回りも早いので気をつけよう | メイン | 「ベスト」はない。「ベター」なのは…… »

2009年09月15日

●二日酔いの頭でFC東京の現状を憂う

9月13日(日)

11時起床。案の定というか、当然の如くというか、二日酔い。朝食に1枚だけパンを食べて、あとはひたすらゴロゴロしたり、たまに起きてネットを見たりしながら頭痛が過ぎ去るのを待つ。
 
 
鹿島×川崎戦の「降雨ノーゲーム」問題はネットのニュースで初めて知った。なんと後味の悪く、取り返しのつかない「結果」なのだろう。おそらく「0-0からの90分間での再試合」になるはず(同状況の再現は不可能)だから、川崎はほぼ手中に入れていた大事な勝点3(実質勝点6)を失っただけでなく、今後は超過密日程(ただでさえACL・ナビスコ杯もあるのだ)の不利を被る事になる。命拾いした鹿島の方だって、決して良い気持ちはしないに違いない。

報道によれば両チームとも続行を主張したにも関わらず(つまりピッチの悪さは「その程度」だったということ)、なぜ岡田主審はKY、というより状況を読まない決定をしてしまったのか。「この試合の事情だけに基づいて判断する。順位争いや日程は関係ない」という事なのだろうか。建前はそうなのかもしれないが、それにしたって人間のやることなんだからその位の「判断」は必要なんじゃないの、と思う。そもそも、「雨くらいでやめない」のがサッカーだろうに。

「Jリーグアフターゲームショー」の野々村さん、ペンを持つ手が震えんばかりに怒ってたけど、言葉の方は公正さを失わないようにきちんと抑制してましたな。ここら辺はさすがである。いや、ホント、川崎にはめげずに頑張ってほしいと僕も思う。ナビスコカップ決勝以外は(笑)。
 
 
あと、FC東京の負けの経緯も確認。

同点ゴールは、梶山らしい懐の深いラストパスを石川がこれまた彼らしいドライブのかかったシュートできれいに決めたもの。結局、今の東京で安定して得点を重ねられるのは石川だけなので、いかに良い形で彼にボールを渡すかが今後の鍵になる可能性は高い。当然徹底マークされるはずだから、それを全体の動きでどう引っぺがしていくか。羽生の飛び出しとSBのオーバーラップ、そしてボランチの押し上げ。石川と親和性の高い平山の先発は不動かな。

終了間際に奪われた失点は、しゃーないというか、金の思いきりの良さと足の速さを褒めた方が良いのかもしれない。ブルーノのプレーはいかにも軽いものだったが、あれは自分のスピードのなさを知っているから「一か八か」だったんだろうね。まあ、茂庭復権のチャンスが出てきたのは確かだとは思う。もちろん、ブルーノと茂庭という組合せもあり得るだろう。

残念だったのは、やはり赤嶺が前半のみで替えられてしまったこと。ある程度消えていても、90分のうちどこかでどデカい仕事ができる選手なんだが……この選手に関しては城福さん、ホントに我慢弱いんだね。なんというか、赤嶺は変に「今のチームのサッカーに合わせなきゃ」という意識が強すぎるように見えるし、チームはチームで彼の強みを生かそうとしているようにも見えないし。このままだとカボレ以上に不幸な結末を迎えてしまいそうな気配である。

現状では今季はもうナビスコカップ決勝(あとは天皇杯か)に全力を投入してタイトルを獲りに行くしかなさそうな形勢だが、それにしてもカボレはいない(そして補強はできない)事に変わりはなく、また来季へ向けてのチーム作りも必要なはずである。先日も書いたように城福監督としては「11月3日までは我慢して、今までの形を壊したくない」という考えなんだろうとは思うのだけれど、ちょっとこのままだとチームが劣化してしまう危険も出てきたように見える。

と思っていたら、次のガンバ戦は平山が出場停止なんだね。赤嶺、近藤、ガンガレ!2人とも(というか特に後者は)、ここで頑張らずしていつ頑張るというのだ。
 
 
午後、少し頭痛が軽くなってきたので、玉子粥の昼食とハーゲンダッツのバニラアイス。

15時過ぎ、NTT東日本に委託された作業員さんがやってきた。申し込んでいた「Bフレッツ」の工事。アパートの共有施設と部屋の電話ジャックをいじくって、合わせてわずか30分足らず。こんな簡単にできるんならもっと早く申し込んでおけばよかったかな?でも、休日のたびに「NTTの代理店」なる怪しげな会社諸々から勧誘の電話がかかってくるので、「意地でも光回線なんかにしてやるか!」という気持ちになってたんだよな。元々はNTTシンパなのに。

工事終了後さっそく接続しようとして、今までの無線ルータが光回線に対応していないことに気づいた。ということで、新宿まで歩いて出かけてヨドバシカメラでNECの「Aterm WR8150N」を購入。今、無線LANの規格ってIEEE802.11「b」から「g」と来て、「n」ってのもあるんだね。よーわからんが、まあNECなら大ハズレはないだろう(笑)。あと、ついでにApple製品の売り場を見て回ったり。新しいiPod nanoってどうなんだろう。ビデオカメラ付ねえ。

家へ帰ってようやく接続。手動での設定が上手く行かず、NTT東日本の設定CD-ROMを使ったらあっという間に完了しやがった。「おお、これは便利だ」と素直に感心。で、肝心の接続速度は……前のADSLに比べると最初は「お、FireFoxの画面がサクサク表示されて、こりゃ速い!」と思ったのだが、慣れてくると「大したことないな」と(笑)。僕のパソコンは無線規格が「g」までしか使えないし、そもそも3年前のマシンだから描画性能の問題が大きいんだろうな。
 
 
夕食はカミさんが作ってくれた塩味の麻婆豆腐とキャベツのスープ、鰹のたたきで土鍋ご飯を食す。美味かった。食事(酒を含む)は僕の中で生活の楽しみの大部分を占めているといっても過言ではないので、体調不良(それ自体が暴飲暴食によるものであったわけだが(笑))から回復して食べられるようになったこと自体がとても幸せであったりする。
 
 
23時からはJSPORTSで、ブエルタ・ア・エスパーニャ第14ステージを観戦。山頂ゴール3連戦もいよいよラスト、ラ・パンデラ峠である。ゴツゴツとした岩肌が続く急坂はいかにもブエルタ、という感じで大変面白い。連日の激戦でさすがにどの選手も疲労の色が濃いが、一度遅れ始めたかに見えたバルベルデが猛スパートで先行勢をぶち抜いてリーダージャージを守ったのには燃えた。3年前は同じコースでヴィノクロフにちぎられたんだったよな……。

おそらく、変なアクシデントでもない限り、今度こそバルベルデがグラン・ツール初優勝を飾ることになるのだろう。ただ、そうなった場合でも例のオペラシオン・プエルトに関与した疑惑で彼の優勝は取り消される可能性があるそうな。うーん、またかよ、何だかなあ、という。
 

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://umanen.org/mt/mt-tb.cgi/2527

コメント

秋味の季節ですね、チームにも…。
(それは言ってはいかんか)
赤嶺の時はそれに合わせたやり方(クロス多用とか)をしないと双方活性しない結果になるって感じかと。
赤嶺と近藤って方が食い合わせが良いのかも?と期待しています。
困った時は何時もの達っちゃん投入で。

ナビスコはチケ難民で更に泣ける情況です…。

元々平山と達也以外のFWは、城福ポゼッションサッカーへの親和性は低かったと思います。

カボレもポストプレーでボールを受けるより、駿足を活かしたスペースへの飛び出しを相手DFに意識させることにより、逆サイドの石川の飛び出しを助けていた効果が大きかったと思います。

ガンバ戦のFWは赤嶺と近藤が先発、近藤から達也への交代ではないかと思ってますが、中盤のパスワークにFWがどう絡むのか、ちょっと不安です。

二人共前で張ってしまうと、縦パスを明神にカットされまくりの予感が・・・。(苦笑)

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)