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2007年09月10日

●「勝負はまだ先」か (サッカー北京五輪予選 サウジアラビア×日本)

U-22日本、敵地でサウジと分ける 勝ち点1を確保 (スポーツナビ)
 
 
土曜日の深夜、ラグビーW杯でのジャパン大敗の後、非常にブルーな気分でテレビ観戦(もちろんNHK-BSだ!)した一戦。なので、「正念場の一戦」にも関わらず、あまり集中して観られないのが申し訳ないな……などと沈んだ頭で思っていたら、試合の方も非常にダウナーな内容と結果になったのであった。これぞシンクロニシティってか(笑)。

前半はホームのサウジペース。初戦カタールに引き分けているサウジにしてみれば当然ここは勝ちたいところで、けっこうパスをつなぎながら前がかりに押し込んできた。それに対して日本は守りを固め、水野・家長の突破力を生かして逆襲を狙う姿勢。見慣れた「中盤パスサッカー日本×カウンターサウジ」とは逆の構図になっているのが興味深かった。

サウジのFWはいつも通りスピードと仕掛けのダイナミズムに優れ、組織力がやや足りない。日本DFは一対一で劣勢ながらカバーし合って食い下がり、GK山本も好セーブを披露。際どいミドルシュート数本に冷や汗をかいたものの無失点でしのいだ。28分、家長が右サイドをドリブル突破してクロス、フリーの水野がヘッダーを撃つもGKワリードが片手一本で止める。

後半は頭からサウジがペースアップして攻め立てるが、山本の堅実なセービングを前に得点ならず。すると後半19分、MFアル・タガフィが2回目の警告で退場。「勝ちに行く」サウジのプランは崩れてしまう。その直後、本田のクロスに飛び込んだ森島の惜しいヘッダーもあり、以後サウジは自陣に引きこもってカウンターを狙うように。逆に日本は中盤を支配して攻勢に。

日本にしてみれば、サウジを一気にどん底まで叩き伏せるチャンスである。ところが、ここで日本のペースが上がらない。おそらく高温多湿の環境で体力的に相当にキツかったのと、「アウェイで勝点3なら上出来」(おまけにカタールもベトナムと引き分けている)という意識、引いた相手を崩すことの困難さ……まあ、確かに無理して攻める気にはならなかったかな。

グダグダと時間は過ぎていく。70分、FWハサンの思い切ったシュートとFKにヒヤリ。日本は76分に梶山OUT青山敏INで少しボールに動きが出るも、終盤は完全に足が止まってしまい、パスミスも増えていった。サウジも「引き分けOK」という雰囲気。残り5分での平山投入も全く効果(というかチームとして平山を使おうという意図も)なく、結局0-0のまま試合終了。
 
 
この結果の評価はなかなか難しい。本来高温多湿のアウェイでサウジ相手に勝点1なら上出来の部類なのだろうが、この試合について言えば、相手の退場により日本は相当に有利な状況にあったのだ。後で後悔する事態にならなければ良いのだが……結局、選手も監督も、やはり次のカタール戦やその先の事が頭から離れなかったんだろうな。「勝負はまだ先だ」と。

そう、この試合を少なくとも負けなかったのはよしとするとして、問題は次のカタール戦@国立競技場である。残り4試合の対戦相手・会場から考えれば、ここは是が非でも勝って勝点3を獲らなければならない。中3日で非常に苦しいスケジュールではあるが、この世代の日本サッカーの総力を結集して勝たなければならない戦いだ。

この試合を見る限り、次の試合の鍵となるのは家長と水野のほか、彼らとSBに生きたボールを供給するMFの出来になるのだろう。今の梶山は実力の半分も出し切れていない印象なので、コンディション次第では青山敏の先発も面白そうだ。FWは……温存した形になった平山と誰か(李か?)、になるのだろう。平山には、是非ともここでバーンと男を上げてほしいと思う。
 

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