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2007年02月10日

●『特命係長 只野仁』

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最近、テレビ朝日の『特命係長 只野仁』にハマり中。他のテレビドラマは一切観ない僕だが、「只野」だけは楽しみにしている……というか、もはや生活の一部として欠かせないほどだ。「週末のオアシス」といっても過言ではない。


以下、この番組のよいところを挙げてみる。

○ 素晴らしく荒唐無稽な設定 (昼間は窓際係長、夜は無敵のカンフー使い!)
○ 役者陣のノリノリおバカ演技(高橋克典、もう普通の役はできないのでは…)
○ 必ず出てくるおねえちゃんの裸
○ 必ず出てくる高橋克典と永井大のサウナシーン
○ 必ず出てくるメイドカフェ(りりたんとあいみんに萌え(笑))
○ 必ず出てくるカンフーアクション(時々『ドラゴンへの道』とか入ってます)
○ 三浦理恵子サイコー
○ エビちゃんマンセー
○ 「大抵の人間は金か女(男)に転ぶ」というリアルな人間観
○ ラストで黒川会長(梅宮辰夫)が必ずつぶやくわけのわからない人生訓
○ エンディングの「シングルベット」が泣かせる

全体的に、ひとことで言えば「くだらない」「ありえねー」のだが、そこがいいんだな、そこが。だって、良くも悪くも「作り話」なんだから、それを踏まえた上で思いっきり楽しませてくれないと。中途半端な「ありそーだけどない」ドタバタコメディみたいなのが一番ムカつくぜ!!
……なんちゃって。


まあ、単にくだらないだけじゃなく、世界観のあり方、キャラの立て方、各回の物語の構成(ここは原作モノの強みか)、そしてカメラ割りや効果音を含めたコミカルシーン・アクションシーンの見せ方に至るまで、チープになりがちな深夜枠のドラマにしては実によくできていると思う。見直したぞ、テレ朝。

あと、主人公・只野のキャラクター造型も素敵だ。昼間はダテ眼鏡をかけて堂々とダサい窓際係長を装い、夜になればダンディなスーパーマンとして大活躍。欲望むき出しの人々の中で決して金にも女にも転ばず、他人の小さな幸せを敢然と守っては一人微笑む。うーん、ハードボイルド。こういうのは好きだ。

只野はまさしくスーパーヒーローだ。つまり『特命係長 只野仁』は現代のおとぎ話であり、僕ら平凡なサラリーマンが「ここではにないどこか」に求めてやまない要素が詰まっているファンタジーなのである。この番組を観ると本当に癒されるし、メロウな気分で次の週を迎えることができる。「また一週間頑張ろう」と。


DVD、買おうかどうしようかねえ……全部揃えると7~8万は行きそうなんだよな(笑)。

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