« 大分遠征1日目 | メイン | '06J1・J2入替戦 »

2006年12月07日

●大分遠征2日目

大分旅行2日目。前日と同様、君の瞳に恋してる眼科医と奥様、カミさん、そして僕の4人旅。



朝は8時半に起床。朝食をマクドナルドで済ませてホテルをチェックアウトし、車でパークプレイス大分へ。ここは、ジャスコや様々な飲食店、映画館、子供の遊び場、そして「わんにゃん広場」等々が一体になったところ。地方にはこの手の複合施設はけっこうあちこちにあるものだが、パークプレイスはとりわけ規模がデカい。そして村田的には、中に観覧車があるのが高ポイント。さっそく乗ってみたよん。


パークプレイス自体が市内から上った所にある上に観覧車もかなり大きく、見晴らしは実に良かった。高いところはいいなあ……って、とりたてて見るべきモノは隣の九石ドームくらいしかなかったような気もするが。無理矢理つき合わされた他の3人は迷惑だったかもしれないけど、まあ、僕と旅行する時には一度は高い所に上らないといけないのである。仕方がない(笑)。


で、観覧車を降りてからは、かわいいワンコを眺めたり散歩したりソフトクリームを食べたり、なぜかジャスコでかぼすを買い込んだりしていたのだが、途中の中庭みたいなところで「トリニータ社」なるものを発見。もちろん近寄って見物してきた。鳥居の中にはゴールマウスのオブジェと、ビッグアイの形をかたどった賽銭箱が(「リトルアイ」だってさ(笑))。トリサポの人たちが試合前お参りに来るのだろうか?



そうこうしているうちにいい時間になってきたので、九石ドームと同じ大分スポーツ公園内にあるサッカー・ラグビー場へ移動。全国地域リーグ決勝大会最終日。会場に到着した時、第1試合のファジアーノ岡山×TDKは終盤戦に差しかかっていた。ここまで首位のTDKが圧倒的に攻めていたが勝ち越し点を奪えず、1-1でPK戦、という状況だった。しかしリーグ戦で90分終わったらPK戦って、一体どういうルールやねん。

勝ったのはTDK。2人ずつ決めて迎えた5人目、先攻の岡山が決めて相当に有利かと思われたのだが……TDKの5人目のシュートはGKが触りながらも、ボールはポストに当たってゴールイン。実に際どいシーンだった。PK戦というのは微妙なものだから、こうなるともう岡山は難しい。6人目は×○でTDKの優勝が決定。下馬評では「岐阜か長崎」と聞いていたから、これは伏兵の優勝ということになるのか。



続いて、お目当てのV・ファーレン長崎×FC岐阜。ジャスコで買った「トリニータとり天」をつまみながら試合前の練習を眺めていると、やはりある種の懐かしさに襲われる。もちろん、岐阜のメンツにである。小峯、伊藤哲、小島、森山……うーむ。小峯がやたら不敵なオーラを出しながらアップしているのを見て一瞬「さすが元J1」と思ったのだが、考えてみれば東京にいる時からあんなもんだったよな(笑)。


試合の方は、前半風上に立った長崎がボールを支配して攻めたてるも、岐阜が人数をかけた守りではね返し続ける展開。JFLとの入替戦出場権の2位に入るためには長崎は3点以上奪って勝たねばならず、岐阜の方はPK負けでも良い条件だったからこの展開は当然かもしれないが、岐阜の選手たちの落ち着きぶりはさすがであった。チャンスは長崎の方が多いように見えるも、1-1の同点でハーフタイム。

後半、今度は風上に立つ岐阜が余裕のサッカーを見せる。目立ったテクニシャンはおらず畳みかける攻撃力もないが、堅実な連携でチャンスを作っていく。1点決めれば「勝負あり」になる雰囲気。ところが、次々に撃つシュートが一向に入らない。一発勝負での仕留め損ないは致命的だが……と思いつつ眺めていたら、終了間際に池元が左足で巻き込む強烈なシュートを決めてようやく勝ち越し。そのまま2-1で試合終了。


部外者的にはどうしても「優勝候補の岐阜もやっとこさ2位確保か」てな感じの見方をしてしまうのだが、選手たちは抱き合っているし、駆けつけたファンも大喜びしているし、当事者にとっては満足の行く結果だったのだろう。確かに、入替戦に勝ちさえすれば同じだからね。試合会場はスタンドとピッチを仕切る柵もない状態だったから、文字通り選手・スタッフ・ファン一体となって喜ぶ姿が実に微笑ましかった。ちょっと羨ましい。

そういえば、第1試合の後、敗れて肩を落とすファジアーノの選手たちに向かって、岡山サポの1人が懸命に「顔上げろー!まだあるぞー!」と叫んでいた姿は印象的だった。その時はただの慰めとしか思えなかったんだけど、第2試合が長崎の1点差勝ちなら岡山が2位だったのだから、よく考えたら際どい勝負だったんだよな。99年の東京を持ち出すまでもなく、やはり勝負事は最後まであきらめちゃいけないということか。



この日は寒さがとても厳しく、吹きさらし状態のスタンドでの観戦ですっかり冷え切ってしまった。ということで、空港へ向かう途中、別府の鉄輪温泉で「海地獄」に立ち寄って足湯で暖まることに。いや~、じっつに気持ちよかった!!最初は熱いくらいだったお湯が次第に馴染んできて、足を浸けるだけでもポカポカに暖まるもんだねー、という。あまりに気持ちが良すぎてつい長湯してしまい、飛行機に乗り遅れそうになったのは内緒だ(笑)。


なんとか駆け込んで乗った帰りの飛行機、今度の機材はボーイング767-300だった。前日の機体に比べたら広いし新しいし揺れないし、快適度200%アップ!という感じだったのだが、これで同じ運賃なんだから不思議な気がしないでもない。追い風に乗ってわずか1時間弱で羽田に到着。南国酒家でサクッと夕飯を済ませ、京急から地下鉄に乗り継いで帰宅。



今回のお土産。かぼす、だんご汁カップ、「ズビズバ九州くん」(ただのスポンジながら、「九州の形をしているので持ちやすい」とか)、マルタイの棒ラーメン、「毎日が地獄です」うちわ。うちわは別府の「海地獄」の売店で買ったのだが、そういやミネさんも同じロゴの入ったTシャツを大喜びで買っていて、奥様に「本当に毎日が地獄にしてやろうか!」とか言われていたような(笑)。


ホント、初めての大分だったけど、とても楽しい旅だった。ぜひまた行こう。
 

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://umanen.org/mt/mt-tb.cgi/2156

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)