2006年11月28日

●「なんか、見えてきた、未来が」 (FC東京×浦和レッズ)


一昨日の午後、味スタでの浦和戦。表向き気にしていないかのように振る舞っていたのだが、本当はこの試合での浦和優勝決定は絶対に阻止してほしいと思っていた。一番の理由は単純に嫌いなチームの優勝を目の当たりにしたくないからなのだが、もう一つ、本当にレッズが優勝してしまったら味スタの近辺が大混乱になるのではないかという危惧があったから。2年前の飛田給駅前の騒ぎはまだ記憶に新しい。

そして、浦和サポはやはり大群でやってきた。開門予定1時間前に東すかを転がして甲州街道を越える時、延々と続く赤黒の人々の大行列が見えた。どうなることやらと思えたのだが、結局開門時間を早めたのと、緩衝地帯は警官も出動してガードされていたので(田中組長、「板門店レポート」サンクスです)、浦和側に「エリア越え」の暴挙は少なく、とりあえずは平穏な雰囲気が保たれた様子であった。

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2006年11月26日

●東すか最終回御礼


東すか21号、浦和戦前に味スタのコンコースにて配布しました。今回は東すかの最終回ということに加えて、ホーム最終戦かつ(相手の)優勝のかかった浦和戦ということが大きかったのかいつになくはけ方が速く、キックオフ30分弱前には完配することができました。取りに来てくださった皆様、どうもありがとうございました。

今日は色々な方々に声をかけていただきました。その多くが、東すかの休刊を惜しんでくださるものか、もしくは「お疲れ様でした」「ありがとうございました」等々私たちをねぎらっていただくものでした。お菓子や鉢植(!)など、差し入れもいただきました。本来ならば、お礼を言わなければならないのは私たちの方なのですが……どうも皆さん、3年間つき合っていただいて、本当にありがとうございました。

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2006年11月25日

●いよいよ東すか最終号、でござる

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21、日曜日(11/26)の浦和レッズ戦@味スタにて配布します。


さすがに最終号なので、特集も何もあったもんじゃありません(笑)。


夏に「やめる」と言い出した時は「休刊」とか言ってたのががいつの間にか「最終号」になってるけど、まあ気にしないで下さいまし。とりあえずはこれでおしまい、ということ。

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2006年11月24日

●暗転した「灰色の試合」 (FC東京×横浜Fマリノス)


午後、味の素スタジアムでJ1第32節。FC東京 1-2 横浜Fマリノス。 ともに不振にあえぐ、関東の人気チーム同士の対戦。ややグダグダめの展開ながら、東京がPKで得たリードを守りきるかに思えたが……終盤、「元王者」マリノスが意地の2得点で逆転勝ち。このカードにしては少なすぎる観客数(わずか2万3千)でもあり、腹が立つというより「寂しい」試合であった。


序盤、東京は石川のシュートをGK榎本哲が弾いた場面で押し込みきれず、横浜は大島が浮き球を胸トラップからボレーで叩くもポストを直撃。ともに逸機となったが、とにかく横浜の出来の悪さが目立つ。動きに連動性がなく、いちいち足下に入れてからコースを探すために中盤のパス回しにリズムが出ない。守備も組織的な追い込みがないため、後手に回りがちでファウルも多い。CB今野の活躍もあり、東京ペースで試合が進む。

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2006年11月22日

●「あんなキッカー、ウチにもほしい」

クラブ史変えた中村の左足 FK弾、マンUを撃破 (スポーツナビ)

☆NAKAMURA SUPER FK☆ Celtic×Man U, CL, 21Nov,06 (You Tube)


ホームで、マンチェスター・ユナイテッド相手に、苦戦の試合展開で、後半36分という時間帯に、欧州CL決勝ラウンド進出を決めるゴール。これを「値千金」と言わずして何を言うのか、というところだろうか。録画するのをコロッと忘れてて試合全体を観られないのが残念だが、ハイライトだけでも必ずチェックすることにしよう。非常に楽しみである。


大きな試合、しかも大事な場面での直接フリーキックと言えば、真っ先に思い出すシーンが2つある。1つは、85年のメキシコW杯予選日本×韓国(国立競技場)。0-2とリードされた後半、木村和司さんが30m以上の距離からゴール左に突き刺した「伝説のFK」。その後の反撃空しく日本は追いつけなかったものの、W杯など遠い夢だと思っていた僕たちにその夢の舞台を垣間見せてくれた一撃だ。

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2006年11月20日

●最大値、最小値 (ジュビロ磐田×FC東京 テレビ観戦)

週末に親戚の葬式があり、今日の午後まで山口に行っていた。なので、磐田戦もMXの中継で録画観戦。ジュビロ磐田 4-1 FC東京。ここのところ3連勝と波に乗る東京。ヤマハスタジアム初勝利をかけて(なんと昇格以降未勝利!)磐田に乗り込んだのだが……あっけなく返り討ちに。変わらぬチームの「現状」をまざまざと見せつけられる敗戦だった。


正直、この結果を目にしても「今のチームならこういうこともあるだろ」と、特に驚きはなかった。元々、監督交代以降リーグ14試合で36点とられているのである。そして攻撃の方も、サイド速攻へ拘りすぎの後遺症もあるのか、まだまだ不安定な水物状態。うまくハマれば千葉戦やガンバ戦、川崎戦のような逆転劇になる一方で、噛み合わなければまあこんなものだろう。

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2006年11月17日

●複雑な心境、というヤツ


週明け月曜日の朝、浦和レッズファンの仕事仲間(以下「浦」と略す)と立ち話。


浦「土曜は援護射撃ありがとうございました。さいスタの人々も「さすが今野だ」と大絶賛でしたよ」
僕「……どういたしまして。これでレッズも優勝間違いないんじゃないの?」
浦「はっはっは。いやいや、まだわかりませんよ。はっはっは

引きつった笑いを浮かべながら「コノヤロウナグッテヤロウカ」くらいに思った僕だが、その次に彼がため息混じりにもらした言葉がちと引っかかった。

浦「いや、でもね。真面目な話、これで優勝して心底嬉しいかというと、微妙なとこで……」

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2006年11月16日

●彼らは確実に進歩している (日本×サウジアラビア)

昨晩、NHK-BSの録画でアジアカップ予選最終戦日本 3-1 サウジアラビア。今年最後の代表戦は札幌ドームにて、2ヶ月前にアウェイで負けているサウジが相手。持ち味の素早いパス交換から3点を奪い、相手の攻撃はPKの1点のみに押さえて快勝。見事予選リーグ1位通過を決めた。終わりよければ何とやら、ではないが、来年以降が楽しみになる内容と結果であったように思えた。


今の日本代表の良いところと悪いところが、わかりやすい形で見えた試合だった。良いところは、オーバーラップの繰り返しとテンポよいパス回しで相手DFを置き去りにする攻撃と、労を惜しまず寄せ続ける守備。特に前半先制してから2点目を奪うまでの時間帯は、まるで大人と子供の試合のようにサウジを翻弄し続けた。観ていて非常に楽しいサッカー。これに我那覇の決定力が加わったのだからそりゃキモチイイ。

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2006年11月13日

●苦い結末 ('06アジアユース決勝)

昨晩、BS朝日でアジアユース決勝をテレビ観戦。日本 1-1(PK3-5) 北朝鮮。苦戦の連続を乗り越え、ついにあと1勝で念願の初優勝、という地点までたどり着いた若き日本代表。決勝の相手は1次リーグで完勝している北朝鮮だったが……悪ピッチと疲労と相手のキツイ寄せに苦しみ、何とかPK戦までたどり着いたもののそこが限界だった。悔しい準優勝。


この試合、日本の出来の悪さは画面を通しても明らかだった。全体的に動きは鈍く、北朝鮮の鋭い寄せにボールキープもままならない。弱いミドルパスは読まれてカットされ、ロングパスもFWとの呼吸がバラバラ。頼みのコンビパス攻撃も、広い展開抜きではタッチ際に追い詰められるばかり。特に内田と森重の出来は酷かった。信じがたいようなミスが何度もあった。

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2006年11月12日

●なんだ、このトンデモナイ試合は(笑) (FC東京×川崎フロンターレ)


昨日の午後、味スタでJ1第30節。FC東京 5-4 川崎フロンターレ。ここ最近、大逆転→大凡戦→大楽勝と、内容にムラはあれど公式戦3連勝している東京。この試合でも、一時は3点差をつけられる苦境に陥りながら、相手の自滅と主審様のご乱心に救われ、あれよあれよの大逆転勝利。最近の味スタには魔物でも住んでいるのかもしれない……つーか、なんなんだ、このトンデモナイ試合は(笑)。



雨の中、序盤から落ち着かない展開。7分、ゴールへ向かうFKを土肥がうまく処理できず、何とかかき出したボールを谷口に押し込まれて川崎先制。14分には右サイドでクリアを拾った憂太がややアウトにかけたクロスをゴール前に入れ、GKがパンチをミスったこぼれ球にルーカスが反応して同点。東京の攻撃陣が生き生きとしているのに対し、川崎DF陣の動きは重そう。「点は取れそうだ」というのが立ち上がりの印象であった。

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2006年11月10日

●よくぞこのシンドイ試合で…… ('06アジアユース準決勝)

昨晩、NHK-BSでアジアユース準決勝。日本 2-2(PK3-2) 韓国。U20W杯出場も決め、アジア王者へ向かってばく進する若き日本代表。今回はサウジ戦に続き、いや、それをはるかに上回る大苦戦だったが、韓国の攻勢に対して数的不利に陥りながらも粘りに粘り、ついに最後まで戦い抜く。そして、ご褒美のようなPK勝ち。泥んこの中の、美しい勝利だった。


前半立ち上がりから、日本にとっては「うまく行かない」展開が続いた。キックオフ直後、マークの確認にもたついているうちに守備の大穴を突かれ、いきなりの失点。すぐに得意のパスワークで反撃に出るものの、森島が何度かあった決定機を決められない。そうしているうちに叩きつけるような雨が降り始め、ピッチ状態も力のいる、いかにも韓国向きのものに。「いかんなあ」という雰囲気であった。

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2006年11月08日

●1人じゃないって~~ってか

ちょっと前の話。10月末のアウェイ大宮戦は、バックスタンドにて某東京中華管理人夫妻と、某Mendoza氏と4人並んでの観戦となった。いや、実は最初は完全に1人観戦の予定だったのだけど、乗り換えの赤羽駅でばったりMendozaさんと会って、じゃあせっかくだからと某ミネ氏を呼んで合流したわけだ。


いつも(というかこれまでずっと)フットボール観戦と言えば、バックやメインで1人ぽつねんと観ているか、カミさんと2人(最近あまり東京の試合は気が進まないようだが(笑))で観ているかなので、数人で並んで観るということそれ自体が、とても新鮮であった。そして、けっこう楽しかったんだな、これが。

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2006年11月06日

●若者たちはたくましい! ('06アジアユース準々決勝)

夜、BS朝日でアジアユース選手権準々決勝。日本 2-1 サウジアラビア。高温多湿に豪雨のコンディションと体調不良、アジアでは強敵の部類に入る対戦相手、そして厳しい試合展開に加えて停電まで。色々な悪条件に見舞われた試合だったが、たくましい若者たちはギリギリのところで持ちこたえてくれた。


前半、さすがに4試合目で現地のピッチにも慣れたのだろう、濡れた芝の上でも日本は落ち着いてパスを回し、相手の陣形が乱れたところでサイドのスペースを使ってチャンスを作る。日本の技術の高さに比べると、サウジの攻め手の少なさやボール扱いの拙さが目立つ。早くも6分、FKのクロスをニアに飛び込んだFW河原が頭で押し込み、先制。その後もこちらの優勢が続く。よしよし、という感じ。

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2006年11月05日

●これぞ怒濤の大勝!! (FC東京×バンディオンセ神戸)


昼間、味スタで天皇杯4回戦。FC東京 7-0 バンディオンセ神戸。どうもJ1昇格以降苦戦続きの感がある天皇杯初戦だが、今年は地域リーグの雄バンディオンセが相手。ベスト、とまでは行かずとも十分に良いメンバーを組めた東京の攻撃力が爆発し、なんと7得点を奪う大勝となった。こういう「実力通り、貫禄の勝利」は案外貴重なものである。


キックオフ後しばらくは神戸の意気込みの前にやや押され気味、増嶋と伊野波の若いCBコンビの走り回る姿が目に付くが、東京側も次第にパスがつながり始め、憂太の左足ミドルがバーを叩いたあたりから攻撃が加速する。17分、左CKで憂太が大きくドロップする弾道のキック、ファーサイドで増嶋が頭で叩きつけてゴール右隅に決まる。意外とあっけない先制点。あれこれ言われがちな増嶋が入れたのは、いいことだ。

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2006年11月03日

●アーセナル、ゴールマウスの防御力に屈する

スカパー!110で観た欧州CLアーセナル×CSKAモスクワはスコアレスドローに終わったのだが、この試合におけるアーセナルのシュートの外しっぷりが凄かった。「次はどんなシュートミスをするのか」と、思わず90分間画面に釘付けになったほど(笑)。


前半にアーセナルが放ったシュートは実に16本。スルーパスで抜けたファン・ペルシィはGKとの一対一を外し、アンリもセスクの浮き球でDFライン裏へ飛び出してGKと一対一になるも、流し込もうとしたキックは枠外。ロシツキとのワンツーでGKまでかわしたセスクのシュートはサイドネットを直撃した。崩しのパス交換は実に鮮やかなのに、フィニッシュだけがどうしても枠へ飛んでくれない。それも、惜しいところで……。

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2006年11月02日

●馬場憂太選手の守備と運動量について(10/29)

オフィシャル風のタイトルに、特に意味はない(笑)。



先週末の大宮戦@駒場はバックスタンドで観戦した。昨年の同じ会場での試合も同じ場所で観ていて、馬場憂太の的確なパス捌きを中心としたサッカーに歓喜を覚えたものだが、今年は全くの凡戦。出だしこそ良かったものの、前半途中から足は止まるわ、石川は空回りするわ、茂庭退場以降は引きっぱなしになるわ……大宮の拙攻に助けられた勝利であった。

まあ、それだけなら今年いくらでもあるトホホな試合なんだけど、後半東京が自陣に押し込められてからの時間帯、数m離れたところでやたら憂太の名前を連呼している人がいることに気がついた。連呼といってもポジティブなそれではなく、「ゆーたー!動けー!もっと、う、ご、けー!!」という、良く言えば叱咤激励、悪くいえば罵倒の類である。

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