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2006年10月26日

●チェルスキーのゆかいな仲間たち

一昨日、JSPORTSの録画で観たチェルシー×ポーツマス戦はなんとも味わい深い試合であった。


今季のチェルシーは、開幕以来苦戦続きである。6勝1分1敗の2位と数字的には決して悪くないながら、怪我人が多い上にシェフチェンコやバラックといった新加入選手がなかなかフィットせず、内容もイマイチ。CLでバルサにこそ勝ったものの、正GKツェフは前節のアクシデントで今季絶望となってしまった。

この試合でも、(ロシア資金導入により)「第2のチェルスキー」とも言われる好調ポーツマスを相手に、何度も好機をつかんで枠内シュートを放ちながら、大当たりのGKジェームズに阻まれてなかなか得点できない。ジェームズ、代表だとポカばかりなんだがなあ……。シェヴァも、また決定機に決めきれず 。

んで、いつの間にやら後半も10分を過ぎ、ちょっとイヤな雰囲気になり始めた時間帯。ランパードのスルーパスでロッベンが左サイドを突破、マイナス方向にグラウンダーのクロスを入れる。ニアに走るドログバが囮になってDF2人を引きつけ、一拍遅れてどフリーで走り込んだのは……なんとシェフチェンコ!

キターーーー(・∀・)ーーー!!

今季補強の目玉とされながら、とれないとれないと騒がれ続けてきたシェヴァがついにゴール!喜びのあまりスタンドに上半身を突っ込みもみくちゃにされるシェヴァ、そこにチームメートたちも駆け寄って抱き付く。もちろん、これまで一貫して彼を擁護してきた相方ドログバも真っ先に。いい光景だなあ……。

さらに直後のプレー。またロッベンが左サイドを抜け、今度はライナー性のクロス。DFが触ってファーに流れたところをドログバが頭で折り返し、走り込むバラックがヘディングシュート!ゴール!!これまた移籍後プレミアの流れに馴染めずため息を誘っていた男の初得点。固く抱き合う選手たちの姿に胸が熱くなる。

そのすぐ後にドログバのゴール(オフサイドで取消)まで飛び出し、場内はえらい騒ぎである。興奮したモウリーニョ監督がラインを出そうなボールに駆け寄って、うっかりタッチを割る前に味方へパスしてしまう珍プレーまで飛び出した。主審に注意され、謝ってから照れ気味の笑顔を見せるジョゼさん。ちょっとかわいい(笑)。

いやあ、俺、この人たち好きだわ。チェルシーというのは、どうしてもアブラモビッチ(不倫がバレて大変らしいが)のロシア・マネーの話(「チェルスキー」!)やらモウリーニョの挑発的な言動やらが取り上げられがちだけど、追っかけてると非常に人間くさい、それこそファミリーのような雰囲気のあるチームということがよくわかるんだよね。


あと、そんな感動の空気に水を差す、主審のイエローカード(喜びの中、スタンドに体が入っちゃったのがダメ?遅延行為?)に対しては、我らが原博実が「え~~~!!」「いい光景なのに、空気読めないレフリーだな~」「審判にレッドカード出したいくらいだよ!」と攻撃解説(笑)。この人も、相変わらず、いい。

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