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2006年08月05日

●FCソウル×FC東京 (テレビ観戦)

夜、MXテレビで首都対決(笑)親善試合。FCソウル 3-0 FC東京。プレシーズンマッチとはいえ、貴重な海外アウェイの経験を積める機会。我らがFC東京がどんな戦いぶりを見せてくれるか楽しみだったのだが……いつもどおりでしたな(笑)。当たり前っちゃ当たり前だけど。


完全なアウェイであったこと、U21代表招集で主力が何人か抜けていたこと、相手がKリーグの強豪であることなどを考慮すれば、結果は「こんなものか」といったところだろうか。2・3点目の連続失点(いいシュートだった……)で点差こそ開いたものの、互角にやれている時間帯も長かったし、惜しい場面もあった。でも悔しいよな、やっぱり。せめて1点は取りたかった。

最初の失点については、やっぱりどうなんだろう、とは思う。お見合い→交錯→こぼれ球をやられる、って、モニと土肥ちゃん何年一緒にやってんのよ、みたいな。引退するチェ兄さんへのプレゼントだったのか(笑)?茂庭は海外経験は積んでる方なんだから、アウェイの雰囲気に呑まれがちな周りをむしろ落ち着かせなきゃいかん立場のはずなのに。

そのしばらく後、赤嶺がグラウンダーのクロスに反応しなかった場面も残念至極。「狙ってれば余裕でゴールじゃん!」「柳沢かお前は?!」みたいな。あの場面で手なんか挙げて、一体何をアピールしたかったのだろう?彼に限らず、「1トップの役割」をこなすのに精一杯になってしまって、肝心の「ゴールゲッター」としてのプレーができなくなる選手は多いけども。

後半にあった「茂庭怒りの(笑)オーバーラップ→好クロス連発」は観ていて燃えるシーンだった。こういったDFの積極的な攻撃参加やポジションの流動化は、ガーロ監督がもたらした目に見える「良い方の」変化、とは言えるだろう。ただ、それが、アンポンタンなミスでリードを奪われ追い詰められてからようやく出る、というのがこのチームの悪い癖でもある。とほほ。

と、まあ、断片的な感想をつらつら書いてはみたけども、とにかくこれは一つの「良い経験」。普段はあまり試合に出られない選手たち(赤嶺、浅利、池上……)も出ることができたし、ぜひとも今後のチーム力向上につなげてほしいものだと思う。特に赤嶺なんて、「万能型」とか言われるワシントンが来るわけだから、こういう機会でアピールしないと終わっちゃうぞ、このチームでのキャリアが。


ちなみに。中断後芳しくない戦いぶりが続いていることもあって、あるいは「何でこんな遠征やるのよ?」と不満に思うファンもいるのかもしれない。確かに、リーグ戦へ向けた調整という観点からすれば、この遠征はマイナスに働いてしまう可能性が高い。しかし、僕個人としては、レアル・マドリーの「集金ツアー」みたいな無茶でない限り、こうした試みは積極的にやるべきだと思っている(もちろん程度にもよるが)。

なぜなら、石川も言っているように、このチームが強くなるためにはもっと色々な経験が必要であり、今苦しくとも、今すぐ役に立たなかろうと、将来の世界制覇(笑いたければ笑え(笑))の布石として必要なものは打っておくべきだと思うからである。日本の首都クラブとして韓国の首都クラブと交流しておくこと、Kリーグの強豪との実力差を測っておくことは、東京という若いクラブにとって決して無駄ではないはずだ。

まあ、クラブ自体がそこら辺のことをどこまで考えているか、という点がいささか心配ではあるが(笑)、毎年の定期戦にしてもいいくらいなんじゃないかな。僕も行きたいし(笑)。1年おきにホーム&アウェイにするという手もあるよな。あと、北京にはプロチームあるんだっけ?

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コメント

とりあえず反応してみるw

北京には北京現代というチームが存在するらしい。昔レアルマドリーがアジア遠征をしたときに戦ったことはあるらしいのだが強さは謎っす

北京現代……。

その「現代」って、「ヒュンダイ」と読むんじゃないだろうな(笑)。

つーか、レアル・マドリーが最初に東京に来た時も、向こうじゃ「FC東京とかいう謎のチーム」って言われてたんだろうね(笑)。

先日の三ツ沢ではどもです。
残念でした。

さて、北京のプロチームですが、

中国サッカーリーグ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0

によりますと

北京国安 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E4%BA%AC%E5%9B%BD%E5%AE%89

とかいうチームが有るみたいです。

公式サイトは
国安足球俱乐部 Beijing Guoan Football Club
http://www.gaf.citic.com/

自動車メーカーとしての現代グルー中国(北京)としては、
2006年に出資を取りやめてチーム名が元に戻ったみたい。

チームカラーが緑ですねぇ
首都対決としては絶好の相手かもしれませんw

金曜日はども。
もう少し時間が早くて、しかも勝ってれば「一鶴」で大祝勝会だったのですが。

いやあ、北京国安、公式サイトを見てみたら、いきなり緑色が目の前に広がって思わずダービーモードに入りかけましたよ(笑)。日本のかのチームは現在2部5位ですが……。

つーか、冗談抜きで「東アジア首都クラブ対抗定期戦」っていい企画だと思うんですけどね。少なくともA3よりは意味がはっきりしてるっしょ。いっちょどうっすか?>専務あたり

まあ、ウチが今みたいに弱弱のままじゃ、ソウルも北京も話に乗ってこないでしょうけどね(笑)。

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